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「今年はワイドパンツが流行りだって?」
「タッキーって何?ノームコアはもう終わり?」
今日はトレンドの話をします。
トレンドとどのように付き合っていくべきか?
お話します。
トレンドとは人の気分を「予測」したもの
2000年代頃には「セレブカジュアル」。
ラグジュアリーな素材を使ったニットや「プレミアムデニム」などが大流行。ハリウッドセレブを真似たスタイルが街中で増えてきました。
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カシミヤで作られらたドクロ柄のニット「ルシアンペラフィネ」の大流行もこのあたり。「クロムハーツ」「ドルチェ&ガッバーナ」などがトレンドブランドとして挙がり、トレンドは最終的に「ギャル男ファッション」という形でマス層まで収束しました。
※参考記事
流行のシャワー効果、流行はどこから来てどこへ行くのか。
Photo by http://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2015/01/db53084f8eef29ab2574b23c94f4cfea-680×1024.jpg
そんな過度なラグジュアリースタイルの反動から徐々に日常的なスタイルに魅力を感じる人が増えてきて、今日の「ノームコア」トレンドが形成されました。「日常着のようなスウェットやTシャツやデニムをオシャレに着る」というスタイルは2000年代に見られた「きらびやかでキメる」というものから一転「肩肘張らず頑張らない」というもの。ある種世相を象徴している様にも思えます。
※参考記事
「ノームコア」とは?一体どこから来たのか?デニムを穿けばいいの?着こなしは?2015年春夏メンズファッショントレンドを徹底解説!!
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/19579/DRESSCAMP_2016ss_087.jpg
今年は早いトレンドだと「タッキー(悪趣味な)」なんてものが流行り中。言ってしまえばまた10年前のセレブカジュアルに近いトレンド。ノームコアの反動から今度はまだ過激な柄物など派手なスタイルがトレンドに。ボーダーにストライプを合わせる「柄×柄」の組み合わせだったり、「パッチワーク」だったりが増えてきました。
※参考記事
2016年春夏のトレンドは「タッキー(悪趣味)」?柄同士の組み合わせやビビッドな赤などが流行に!
さて、これらのトレンドはどのようにして変わっていったのでしょうか。
またこれらのトレンドとどのようにして付き合うべきなのでしょうか。
そもそも「トレンド」とはすぐに変化するものではありません。前にも述べましたが「はい今日からノームコア終了ね!今日からタッキー!柄物柄物!」なんてなりません笑。少しずつ変化していくのがトレンドです。そして実は意外かもしれませんが「トレンド」とは意識して変わっていくものではなく、
無意識に変わっていく人々の気分を予測したものが「トレンド」なのです。
例えば上で述べたここ10年くらいのトレンドの変遷は顕著ですが、すべて「反動」による波でトレンドは形成されています。派手だったセレブカジュアルが流行って増えてきますよね?そうすると増えてきた分「没個性」となるんです。「オシャレ」とはそもそも「差別化の論理」です。他人と違う、他人より目立つ、他人より優れている・・・からオシャレという評価が成り立つわけです。皆同じだとオシャレには成り得ません。
だからトレンドがあるのです。
「オシャレ」な人がいたとしてその人が真っ先にセレブカジュアルを着ているとします。しかし5年経って周りが皆同じ服装を実践しだしたらその人は「なんかもうちょっと違う格好がしたいな」という気分になるでしょう。「皆が派手だからもうちょっとシンプルな方が良いな」となります。するとネクストトレンドである「ノームコア」がでてくるわけです。なんのことはない、トレンドなんてこんなものなんです。
でこのトレンドが分かっていると、オシャレが一歩先に進めます。
例えば今も市場の7割以上が「ノームコア」で占められて、街ではノームコアで溢れている中で。自分は同じようなスタイルでもちょっと「タッキー」を入れてあげる。すると差別化の論理、オシャレとして認識されやすくなるわけです。
自己満足ではない「客観的に褒められたい」という意味でのオシャレを求めるならば、実はデタラメにトレンドを追いかけない方が良いです。上述の様に周りの服装と近いくらいのスタイルで、「ちょっと差別化」がコツです。
例えば・・・
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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/003/10290003/10290003B_131_D_500.jpg
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こんなアイテムを選ぶとかですね。
無地で地味なアイテムばかりを好んで着ていた市場にとって、こういった柄物をどこかにはさむだけでも随分印象は変わってみえるはず。量産型のメンズファッションの中で少しオシャレに感じられるでしょう。
自然なトレンドを目指せば良い
トレンドは「人々の気分を予測したもの」です。
「柄×柄なんてどこが魅力的なのかわからない」と多くの人は思うでしょうが・・・それはもう四六時中服のことだけ考えている海外のデザイナーやバイヤーが「これ素晴らしい!」と思うだけで、多くの人はまだその気分にはなっていないだけです。
おそらく今の日本の多くの男性女性の気分は「無地で地味めなノームコアが心地よい」くらいでしょうが、2016年の今になって「ちょっと無地だけだと物足りないかもなあ」と思い始めているくらいの感覚だと思います。
ブランドやメーカーはそれらトレンドや人々の感覚を数字で測り敏感に対応するものです。実際にお店にラインナップとして並んでいるものが人々の気分と概ね合致します。
こういった柄ものやパッチワークなど、去年と比べて随分増えてきた感はあります。それらを一点だけ取り入れるなどが「今の我々の気分(トレンド)」でしょう。トレンドとはむやみやたらに追いかけるものではありません。無意識の気分を予測したものである以上、そこまで頑張らない方がむしろ周りから評価されやすい「自然なトレンド」と付き合えるでしょう。
またトレンドは着こなしでもある程度カバーできます。
例えば私自身毎年数百万円単位で資料として洋服を購入していますが、その反面「5年使っているパンツ」「10年使っているコート」なんかもあります。どんなにトレンドが変わっても着こなし次第でなんとかなる「スタンダード服」というのは存在します。例えば白シャツなどが分かりやすいでしょうか。
これからオシャレをする人はそういったベーシック服、スタンダード服を最低限揃えるところから始めると賢いかもしれません。5年以上使えるような「着まわしの幅がある」洋服です。また先日の記事でも述べた通りそういったスタンダード服は意外にもファストファッションで十分に揃えられてしまいます。実際私は海外のデザイナーズブランドが大好物でよく着ていますが・・・10万円以上のイタリアブランドのコートに、インナーはユニクロのスウェットだったり、パンツがユニクロのスラックスだったりなんてことがよくあります。スタンダード服は優秀なものがファストファッションで十二分にあります。無理に高いお金を出すこともありません。
「トレンドが変わるたびにお金を使わなくちゃいけないの?」と思うかもしれませんがそれはあくまで極論です。
保守的なメンズファッションにおいてはスタンダード服ベーシック服が多く存在しますから、それらを着こなしでトレンドライクにすること、またシーズンに1点くらいはトレンドライクなものを手に入れること。それだけでも十分に「街で振り返られるオシャレ」くらいなら実践できるのです。
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