メンズファッションでは定番中の定番「ミリタリーアイテム」。

ミッションのために必要最低限だけに削いだデザインは機能性だけでなくシンプルで力強い、男性が憧れる「華美にならない見た目の美しさ」を備えています。

実は多くのデザイナーズブランドやトップメゾンなどもミリタリーアイテムをモチーフにしてアイテム製作をしています。「”モチーフ”ってだけでしょ?」と思うかもしれませんが、実は面白いことにトップブランドになればなるほどミリタリーデザインを特に変更させず、デザインそのままで形を現代的にしたり、シルエットを整えたりしてリリースしているアイテムが多いんです。

 

楽天などで見る格安900円などでシャツが買えるようなブランドは意外にも「ミリタリーモチーフ」で、ごちゃごちゃとポケットをつけたりベルトを足したりスワロフスキーを入れたりといじり倒すものですが・・・。例えば誰もが認める海外のトップメゾン、マルジェラなどはドイツ軍のスニーカー「ジャーマントレーナー」などをほぼそのままの形で出したりも。

 

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こっちがマルジェラのジャーマントレーナー。

 

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こっちがドイツ軍が実際に使用していた実物。
ほとんどデザインに違いはありません。このほかにもアウターやカットソーやパンツなど多岐にわたりミリタリーアイテムは「ほぼそのままの形」でファッションアイテムとしてリリースされていたりするのです。

 

「・・・じゃあ軍実物の古着を買えば安くておしゃれになるじゃないか!」

 

と思うかもしれませんが、

全くその通りです。

 

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日本で一番有名なミリタリーショップ上野アメ横にある「中田商店」にはミリタリーマニアやサバイバルゲームファンなどだけでなく、スタイリストやデザイナーなどファッション関係者もこぞって来店しているのです。

 

デザイナーズブランドがリデザインしたものではないため、シルエットが少しゆるかったり、素材が安っぽかったり色々ですがそれを補って余りある魅力が詰まっています。リデザインせずともそのままでも十分オシャレに着ることが出来るアイテムが盛り沢山。しかも軍卸し物の大半は一般的なブランド品などに比べると格段に手頃なもの。アウターで1万円以下、カットソーなら千円程度、パンツも数千円ととにかく安い、ユニクロ並み。

 

しかも去年今年などはメンズファッションはミリタリーブームときた。格安でプロが認めるくらい格好良く、なおかつ今年のトレンドとあれば、セレクトショップはさておいて中田商店などのミリタリーショップで揃えるべき!!

 

というわけで今回はミリタリーアイテムを幾つか紹介します。

「M65とかMA-1とかモッズコートでしょ?知ってるよ!」

と思う人もいるでしょうから、今回はあえて「アクセサリー」を3つほど紹介いたします。
ほとんどの人が軍物として認識していないアイテムのはず、ミリタリーなら格安で良品が手に入るんです。是非参考に。

 

 

この記事の考え方

  • 細身の手袋を探す選択肢として、筆者はウールとレザーのコンビのノーメックスグローブを紹介。細い形の分、防寒性はやや劣るとし、色で迷う人にはコートと合わせる案を挙げている。
  • ワッチキャップも軍物から探せる小物として紹介。色の選択肢が少ない点を弱みとして挙げている。
  • 執筆当時のベレー帽提案では、ハットを否定せず、飽きた人や服装が地味と感じる人の表情付けの選択肢として紹介。無地を探したい場合に軍物も候補としている。

「細身グローブ」はミリタリーにあり!

 

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Photo byhttp://img01.militaryblog.jp/usr/okinawa/IMG_2222.JPG

 

ノーメックスグローブ。

難燃性素材を使った米軍のグローブ。「難燃性」とは読んで字のごとく「燃えにくい」素材です。レザーとウールを切り替えて作ったデザイン性のあるアイテム。まるでファッションアイテムの様ですが、実際に米軍のほぼ全軍で使用されていたものです。(「ノーメックスグローブ」と一口に言っても色々ありますがここではウールとレザーコンビのモデルを指します)

 

このグローブ何が良いのか?
もちろんウールとレザーの切り替えデザインも魅力ですが、声高に主張したいのはそのシルエットの良さ。

 

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Photo by http://8-eight.jp/pic-labo/aw-09-06.jpg

 

一般的にグローブは防寒性を考えて厚手で作るもの。
またあまりに細身にしてしまうと指が入らず多くの人が着用できなくなってしまう。
結果どのブランドもグローブは「ちょいユルシルエット」になりがち。お店に並んでいる時はレザー素材で格好良いけれど実際着用してみるとなんだか「キャラクターの手」みたいに大きく見えて不恰好・・・そんな経験をしたことはありませんか?

 

実は「細身のグローブ」って探してもなかなか無いものです。お金を出してグローブの老舗、イギリス製のブランド品などを探せばもちろんありますが、1万円超えがザラ。高いと3万5万も珍しくありません。手頃で探そうと思うとなかなか見つかりません。どれも指周りが特にブカッとしており格好悪い。

さらに困ったことにオンラインサイトのグローブ画像はどれも巧妙。「奇跡の一枚」的に細身に見せているものばかり。「あれ?これ細身でいいじゃん」と思って届いたものをはめるとやはりユルめで不恰好・・・そんなのばかりです。

 

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ところがこのノーメックスグローブは元々パイロット用のグローブとして開発されたものだけに、指先のフィーリングが伝わりやすくなるよう細身に作られているのです。その分防寒性はやや劣りますが日本の気候なら十分でしょう。細身でキレイなシルエットのグローブは探さずとも軍物でOKなんです。

値段はお店によって差がありますが、概ね2000〜5000円くらいでしょう。色も黒やカーキなど様々なカラーがあります。グローブはコートと色を合わせてあげると手がが長くスタイル良く見えるもの。

 

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何色を選んでいいか分からない、という人は手持ちのコートの色と合わせてあげると良いでしょう。

 

 

1000円で格安ワッチキャップが手に入る

 

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ワッチキャップ。

巷でもよく見かけるシンプルなニット素材のワッチキャップ。元々は軍隊のアイテムです。
言葉の通り「Watch cap」ですね。”見張り(watch)”のために作られたキャップがこちらです。
見張りに就く軍人に通常使われるツバ付きの帽子をかぶせたんじゃ視界が悪くて仕方ありません。そこで視界を妨げるツバを取り除いたのがワッチキャップ。落ちないようにフィットする伸縮性あるリブ素材を使い、耳まで隠せて防寒性も高い。

 

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ちなみに巷で良く見かけるこの「ネームタグ」がついたもの。これも元々は軍隊の仕様。1940年代頃のワッチキャップには官給品であることを証明するタグをつけたものが多く見られた様で、多くのブランドはこれをトレースしているものと思われます。

 

ブランド品を買おうとすればシンプルなワッチキャップでも4000、5000円とするものも多い。下手すりゃ1万円もするアイテムも少なくはありません。しかし軍卸物の米軍実物ワッチキャップなら1000円程度がザラ。決して粗悪品なこともなく素材も頑丈で形もキレイ。深すぎず浅すぎず程よい形で使用になんらネガティブなポイントはありません。強いて言えばカラーバリエーションが少ないということくらい。黒かカーキかネイビーくらいしか選択できないのでそこだけマイナスでしょうか。

 

 

トレンド最先端の「ベレー帽」もミリタリーなら格安

 

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最近トレンドのベレー帽。

 

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昨年のトレンドはツバ広のハットでしたが、ここから徐々にトレンドはベレー帽に移行しています。

 

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もちろん「ハットはもうNG」なんてことはありませんが、「かぶりすぎて少し飽きちゃった」なんて人も多いでしょう。そんな人は今ベレー帽がオススメです。(これはレディースでも同じ流れを汲んでおり、ハットとベレー帽はいずれもレディースで多く見られたアイテムです。流行は概ねレディースの後にメンズに流れてくるものです。)

ハットほど「キメてる」印象もなく、キャップほど「カジュアル」な印象もない。程よいバランスのベレー帽は「ドレスとカジュアルのバランス」(下記記事参照のこと)を崩すことなく単なる表情づけのアイテムとして機能してくれます。考えてコーディネートを作ったけど「ちょっと地味になっちゃったかな?」なんて時は最後の味付けにベレー帽を使うと良いでしょう。バランスを崩すことなく表情をつけてくれます。

 

※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は下記記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?

 

 

そんなベレー帽、メンズは特に流行り始めたばかりのため良品が市場でそこまで多くありません。「無地のベレー帽が欲しいけど、見つからないからしょうがないワンポイント入ってるものでも良いか・・・」と

 

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KANGOLなどを選ぶ人も少なくないはず。(別にKANGOLのワンポイントが悪いわけじゃありませんが、「無地の方が良い」という需要は多いはずです)

 

そんな時に軍物です。

 

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フランス軍やドイツ軍、アメリカ軍と様々な軍隊で採用されているベレー帽。
「画家」のイメージもあるベレー帽、元々の出自はミリタリーではありませんが、第二次大戦頃からエリート向けにベレー帽が採用されて次第に普及していった様です。

 

軍モノのベレー帽はワッペンなどが付いているものもありますが、無地のものも多いです。ミリタリーショップに探しに行けば無地の黒やカーキのベレー帽が山ほどあるはず。サイズ感も素材感も特に際立って悪いわけではありません。しかも値段も市場で売られているベレー帽よりもはるかに格安です。最先端のトレンド品もミリタリーで揃えられる。「メンズファッションは軍物がベースになっている」と言っても過言ではないほどです。

 

 

この様に格安手頃で良品が揃えられるミリタリーアイテム。毎週配信のメルマガでは1月度も「1万円程度で購入できるデザイナーズもビックリのオシャレ防寒アウター」などを紹介したばかり。アイテム紹介だけでなく実際に私が着用してコーディネートした画像に加え、コーディネート構築のポイントまで論理的に説明した内容となっています。興味ある方は是非ご登録ください。

 

このほかにもミリタリーアイテムはまだまだ良品が沢山あります。近くのミリタリーショップ、セレクトショップ周りをする前に一度覗いてみることをオススメしますよ。

 

 

 

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