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今回は2015年春夏の着こなしトレンドについて。
トレンドの解説だけでなく着こなし指南まで。
2015年の春夏のメンズファッション構築を徹底的にサポートします。
「ノームコア」とは一体どこから来た流行なのか?
「トレンド不在」とも思えるほど盛り上がりに欠ける2015年春夏シーズン。
例年であれば「⚪︎⚪︎が今年は流行だ!」「××がマストバイだ!」などと
雑誌からお店からスタイリストまで大騒ぎなものですが、今年はあまりそれが見られない。
その理由は「ノームコア」トレンドのせい。
「ノームコア」とは2014年頃からNYを中心に発生しているトレンドの一つ。
その実は「スタンダードな普通の服を過度に飾らず上手に着ましょう」という流れ。
要するに構成しているのは「普通の服」なので、
「これがトレンドだ!」というパンチのあるアイテムが無いんですよね。
そのため盛り上がりが欠けるよに見えるのです。
さて、そもそも「ノームコア」とは
普通、標準を表す「normal(ノーマル)」と
ハードコアなどの「core(コア)」を繋げた造語。
「究極の普通スタイル」などとも表現されるトレンドです。
この流れは時代を追っていくととても分かりやすい。
80年代のゴージャスでデコラティブなスタイルから、
徐々に時間をかけてミニマル(最小限の)ファッションへと回帰した90年代〜2000年代の流れは
当時のファッショントレンドの中に確かにありました。
バブル期の写真を見れば、煌びやかな洋服に身を包んだ男女ばかりが目立ちます。
80年代ってやたらとカラフルな洋服、キラキラとした装飾がありましたよね。
そんな中、「ヘルムートラング」に代表されるトップデザイナー達は、
80年代後半から徐々にミニマリズム、今で言う「ノームコア」へと静かにシフトしていきました。
こちら1998年の「HELMUT LANG/ヘルムートラング」コレクション。
装飾がなく、モノトーンスタイル、加工デニムなどを使った「ノームコア」なスタイルが確認できます。
もちろんファッションには色々な流れがありますが、
数年前から続く、80年代、90年代のリバイバルブームで装飾の強いアイテムを楽しみ尽くした市場は、
徐々にミニマルな方向へ「そぎ落とした」デザインへと移行し、
2015年春夏は「ノームコア」という形で集約している様です。
かつて90年代にヘルムートラングが提唱したコレクションの様に。
「歴史は繰り返す」と言いますが、ファッションはまさにそう。
「⚪︎⚪︎年代のファッションがリバイバルブーム!!」なんてことを繰り返していきます。
ただそこは全く同じ流れではなく、新しい要素が何かしら入ってくるもの。
スパイラルの様に微妙に異なる流れをらせん状に描き続けているのがファッションのトレンドなのです。
なので「ノームコアは90年代スタイルを参考にしよう!」と謳う方もいらっしゃいますが、
もちろんそれはそれでアリなのですが、2015年と90年代の「ノームコア」トレンドが全く同じ内容、という訳ではなく。
「繰り返しているけど、似て非なるものだ」ということを認識すると良いでしょう。
「90年代に着てたあの洋服がついに復活する時だ!!!」
なんてのはちょっと難しいのかもしれません。
そういえば2,3年前にクラッチバッグが流行し出した時(今やすっかり定着しましたね)、
「お父さんからもらったセカンドバッグ」の様な古い雰囲気のものを持っている方をたま〜に見かけました。
ダメではないんですが、やっぱりバレちゃいます。
トレンドはいくら「リバイバル(復興)」とは言え、
微妙に異なるものであることを、覚えておくと良いでしょう。
「ノームコア」を野暮ったくしない着こなし法とは
さてそんな「ノームコア」ブーム。
では現代のトレンドは何なのか?というと、
マストアイテムは「デニム」と「スニーカー」この二軸です。
実際の着こなし例を見てみましょう。
・・・勘違いされている方も多いと思うのですが、
「ノームコア=普通な服ならなんでもいい」
「ノームコア=オシャレなんて気にしない」
「ノームコア=できるだけ野暮ったく」
とか、もちろんそういったことではないので注意です。
あくまで
「過度な装飾に頼らない」
「無駄を削いだベーシックなスタイル」
「シンプルでカッコつけた感のない自然なオシャレ」
というイメージです。
無論メンズファッションの根底の要素である、
「ドレスとカジュアルのバランス」は意識する必要があります。
※「ドレスとカジュアルのバランス」については未読の方は下記記事をまずお読みください。
最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
何度も言いますが、
「ドレス」は「緊張」。
「カジュアル」は「余裕」です。
緊張しっぱなしでもダメ、余裕しゃくしゃくでもダメ。
緊張の中にわずかな余裕が見えた時に、メンズファッションの色気が出ます。オシャレを感じさせます。
「ドレス」とはスーツスタイルのことです。
要素としてはテーラードジャケット、細身スタイル、モノトーンスタイル、レザーシューズ、シャツなどです。
「カジュアル」とはリラックススタイルです。
要素としてはデニム、スウェット、パーカー、スニーカー、ルーズシルエット、カラフルな色味などです。
この2要素を織り交ぜることで、メンズファッションのオシャレは成立します。
カジュアルで着る「テーラードジャケット」には普通何を合わせますか?
大体の人は「デニム」と答えるでしょう。
ほとんどのショップスタッフがそう答えるはずです。
「テーラードジャケットにデニム」というスタイルはもう何年もメンズで愛されている定番中の定番スタイルですが、
これは「ドレスとカジュアル」をちょうどよく織り交ぜたスタイルだからこそ、
永続的に愛されているのです。
「スーツスタイルでネクタイをゆるめた時のしぐさが素敵」というのは女性からよく聞く話。
緊張の中の緩和をファッションの中で表現すること。
ドレスとカジュアルのバランスをとることで、
「あの人オシャレだね!」と周りから評価されるスタイルが構築できるのです。
※「ドレスとカジュアルのバランス」については未読の方は下記記事をまずお読みください。
最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
「ノームコアスタイル」は流行の一つです。
流行は要するに「うわべ」の話です。根底である「ドレスとカジュアルのバランス」には変わりありません。
デニムやスニーカーを使ったノームコアスタイルも、
きちんと「ドレスとカジュアルのバランス」を意識して構築しないと、
ただの「普通の人」になってしまうので注意です。
単なるカットソーとデニムとスニーカーの合わせも、
シルエットに気をくばることでドレス感を与えることができます。
先ほども書きましたが「ドレス」とはスーツスタイルのことです。
スーツスタイルのシルエットは「細身」。シュッと綺麗な縦長シルエットは「ドレス」の要素を表します。
逆にゆるめのデニムやゆるめのスウェットパーカーなどが連想されるように、
「カジュアル」とはルーズなシルエットです。
このスナップでは、カジュアルなデニムやカットソーやスニーカーを使いながらも、
細身のドレスライクなシルエットで構築することで、
バランスをとっているという訳です。
ただし、外人は顔つきも大人っぽく、スタイルも非常に良いので、
「生まれつき、ややドレスよりに見える」ことを忘れてはいけません。
日本人は童顔であり、また私を代表として胴長短足です。
外人と同じスタイルを実践すると、体型と顔の分やや子供っぽく、カジュアルに見えてしまいます。
(カジュアルとは子供っぽさ、ドレスとは大人っぽさを要素として含んでいます)
そのため日本人はこのスナップよりももう少しドレス寄りに構成する必要があるでしょう。
例えばこちらです。
「ドレス」の要素として「黒」「白」「モノトーン」が挙げられます。
先ほどと同様に細身のスタイルですが、
シャツを使ったり、黒のパンツにしたりと、
ややドレス寄りの構成。
日本人ならばこのくらいのバランスの「ノームコア」が綺麗に見えるでしょう。
「普通のスタイルだけど、どこかカッコイイ」
というノームコアスタイルの真髄が分かりますでしょうか。
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