雑記

通販業務でお店が空っぽ・・・洋服屋さんは本当にそれでいいの??

 

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本日訳あって地方におります。
私は地方にいても都内にいても変わらずに、洋服屋さんをとにかく周る様にしています。
本日も1日かけてぐるぐると色々なお店を周っていました。

 

そしてとても悲しい気持ちになりました。

地方の洋服屋さんは今本当に余裕がない。余裕がないからこそお客様姿勢が欠けてしまっています。
もちろん全てのお店がそうという訳ではありません。
周ったお店の中でもとても真摯に営業をされて、きちんとお店を成り立たせているところもありましたが。

 

 

去年のモノを新作と混ぜて売っているお店・・・

 

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Photo by https://item-shopping.c.yimg.jp/i/l/label-store_n04-70_2

 

ひどいなあと思ったのはまずコレ。

去年の春夏品を新作コーナーとごちゃ混ぜにして売っているお店。

 

アパレルでは売り期を過ぎた去年モノ、一昨年ものなどのことを「キャリー品」と呼びますが、
新作のフリをしてキャリー品を売るなど、もちろんご法度です。お客様を騙していることと同義です。

 

もちろんドコとは言いませんが・・・幾つかお店を周った中で1店舗だけではありませんでした。
「バレなければいい」「気づかなければ変わらない」そりゃそうなのかもしれませんが、
お客様は新作だと思って手にしています。
洋服はトレンドがあるものです。去年のものと今年のものでは価値が違います。
売り期を逃すと割引をするのがアパレルですから。

 

それでも定価で売るならば「去年のものだ」「新作ではない」と分かる様にしなければいけません。
「新作」コーナーにゴチャっと置いてあるなど言語道断。

見間違えでもなんでもないです。
実はコレをやっているのは「個人商店」だけでなく「ブランド」でも一部ある様です。

 

 

通販業務に手一杯でお店は空っぽ・・・

 

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Photo by https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/736x/2c/e0/79/2ce079b92fc4e815a1e69c37faec404b.jpg

 

お店が汚く陳列も雑なところが多い。
売上が悪いからとネット通販に力を入れているところが多い様で店員さんは電話にPCにとバタバタと忙しそう。
知り合いのお店で話を聞いても「注文をさばくのに手一杯で接客まで回らない」と。

 

売上が悪いから人員を増やせない、
売上が悪いからネット通販も店舗の人員で賄うしかない、
店舗がおろそかになり人は来なくなり固定費ばかりが無駄になる・・・
と悪循環です。

 

どのお店も陳列は雑、「いらっしゃいませ」もロクに言えない、ホコリやゴミがある、
ダンボールが積んである、納品時の袋がレジカウンターに山積みになっている、
個人情報が書いた伝票が丸見えの位置にある・・・などなど枚挙に暇がないくらい。

 

店舗が回らないなら店舗を閉めてネット通販専業にすればいい。
「作業集中時間」を作って一気に終わらせるなりすればいい。
中途半端が一番悪循環を生むでしょう。店舗も通販も成り立たなくなります。
通販兼業のお店が通販専業のお店に勝てるわけがないのだから。
効率的にどちらも回る仕組みを考えるか、どちらかに専業するかの二択しかないはずです。

 

 

売りつける接客が目立つ。「インセンティブの奴隷」

 

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Photo by https://kigyotv.jp/wp/wp-content/uploads/2016/03/BA-BF020_trusts_G_20140502155111.jpg

 

露骨に「売りつける接客」もありました。
私はお店に行くと接客を受けることがほとんどないので、周りの人が受けている接客をいつもなんとなく耳で聞いているのですが・・・

「これ買ったほうがいいよ」
「見ているだけじゃなくてちゃんと試着した方がいいよ」

などなど明らかに学生さんが怯えているのに、ガンガンくる「売りつける接客」。

 

これって典型的な「インセンティブの奴隷」だと思うのですが。
有名な「コブラ効果の例」があります(mineでも書きました。)。

 

かつてコブラに悩まされたインドでは「コブラを捕まえると賞金を与える」というインセンティブを導入したことがあるそうです。インセンティブの結果、なんとコブラは逆に増えてしまったそうです。

それは何故か?賞金目当てでコブラを飼育・繁殖させる人が出てきてしまったからだそうです。
この話は「インセンティブは必ずしも正しい方向に導くことができない」という例えとしてよく語られます。

 

ショップスタッフのインセンティブも同じかもしれません。
そもそも「お金」とは「満足」しているから支払うもの。「対価」です。
良い洋服を提案し、お客様が満足しているからこそお金を支払い、また次回も来店してくれるわけです。

 

ところがこの「満足度」は簡単に計測できる指標ではありません。
ですから企業は「満足度」ではなく、「対価」を指標として使うほかありません。
「お客様を喜ばせなさい」と言いたいところですが、それでは「どのくらい喜ばせれば良いのか」基準が不明確です。だからこそ会社は「売上をこのくらい作りなさい」と目標を与えます。

 

するとスタッフは「満足度」など無視して直近の「売上」ばかりを目指すようになります。
まるで人参がぶら下がった馬のごとく。然して「売りつける」という行為が生まれ、顧客の「満足」は置き去りにされ、年月を追うごとに顧客は離れて行くのです。コブラの例と全く同じ、「インセンティブの奴隷」が生んだ失敗例です。

 

 

・・・地方のお店はどこも余裕がありません。
ファストファッションに駆逐され、ZOZOに圧されて、昨年対比を超えることなど夢の夢です。
これからもどんどんお店は潰れていくでしょう。中規模以下の都市は本当に顕著です。

しかしそれにしても、お客様を騙したり、モノを売りつけたりしないでほしいもの。
地方が生き残る手段だってあります。zozoやファストファッションには出来ない差別化された経営だってあるでしょう。既存のサービスをそのまま考えなしに継続して「売上が下がったから」とお客様を騙すのは言語道断です。

アパレル過渡期の悲惨な状況を見た気がしました。改善されることを願います・・・!!

 

 

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