アパレル業界裏話

あなたが知らないアパレル用語の世界

 

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今回はあなたの知らないアパレル用語について解説します。
 

お店にいるときショップスタッフ同士の会話で聞き慣れない言葉を耳にすることがありませんか。
ショッパー?パッキン?ファサード?クロージング?ハンギング?

 

そうしたアパレル用語と共にアパレル業界の裏側もチラッと解説していきます。
 

マネキンは1日で何度も変わる?

 

まずは「トルソー/ボディ」という用語。
これはご存知の方も多いと思いますが要するにマネキンのこと。
 

トルソーとは正確に言えば足や腕のない上半身だけの素体を指しますが、最近はマネキンと呼ばずに全身だろうが上半身だろうがトルソーと呼ぶことが多いかな。
あと店によってはボディとも呼びますね。
 

実はトルソーやボディの洋服は時間帯で変わります
特にイオンモールやららぽーとなど集客の多い店だと1日2回、多ければ3~4回変えるところもあるくらい。
 

それだけたくさんトルソーを変える理由は時間帯によって客層が変わるから
例えば月曜の昼間に買い物に来る方というのは美容師さんが多い。
美容師さんは月曜日休みなことが多いでしょう。
 

だから感度の高い美容系の方が買い物に来る月曜日の昼間はある程度トレンドを反映したトルソーにしておく。
夕方以降は帰宅途中の会社員や学生さんが多くなるので、その客層がパッと見て欲しくなる物を着せたトルソーを変える、ということをやるんですね。
 

店舗を運営して1~2週間くらいデータを集めると、どの時間帯にどんな客層が来るのかが大体わかってくる。
そのデータを元に「この曜日のこの時間はこういう客層に向けたトルソーを作ろう」という感じで1日の中でトルソーが変わることはよくあるんですね。
 

洋服を選ぶのが面倒だし難しいからマネキン買いをしている、という方もいるかもしれませんが・・・
 


Photo by https://girlfriend-boyfriend.teshiyan.com/wp-content/uploads/2020/10/84596472-C555-4539-9B7B-2BCB1E2139E2-e1603615218384.jpeg
 

正直言うとマネキン買いはあまりおすすめしません
マネキンが100%おしゃれかと言うと実は全然そんなことはないんです。
 

お店の前方、入店するお客様の目に入る目立つ場所にあるマネキンは基本的に入店を促すため目立つよう作ります。
 

例えばイオンモールやららぽーとなどのショッピングモールは通路の遠くから早い段階で自分の店を見つけてもらえるかどうかが集客にとって重要なポイント。
となると店の前方にあるマネキンは派手な色を使って目立たせなければいけない。
 

メンズの着こなしは基本的に黒が多いでしょう。
でも黒や白が多いマネキンは全く目立たない。
遠くから見たときに黒や白のスタイリッシュな格好をしたマネキンだと目に留まらないから入客を促せないんですね。
 

だからあえて赤や黄色などの派手な色を使って目を惹くようにするのが基本。
これはVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の基礎的な知識でアパレルなら誰でも知っていること。
 

そういうわけでマネキンを作る基準は基本的におしゃれかどうかではありません。
特に店前方にあるマネキンはあまり真似しない方が良いと個人的に思います。
もちろん例外もありますが
基本的にマネキンは目立たせて入店を促すことが主な目的であり、「この着こなしがすごくかっこいいからぜひ真似してください」という主旨ではないんですね。
 

特にメンズは黒を中心とした着こなしが好まれるけれど、白Tシャツに黒パンツのマネキンがあっても地味で目に留まらないでしょう。
目立たないとマネキンの存在意義が果たせていないので、赤や緑などカラフルな色を使ってとにかく目立たせようとします。
だから何も考えずマネキン買いをしているとやけに派手な人になってしまう。
 

誤解を恐れずに言うと、六本木の成金社長にはハデハデな人が多いんです。
なぜかというと服を買うことが面倒で時間を費やさないためにマネキン買いをするから。
すると目立つ色を使った派手な着こなしができあがり遠くから見たときに「あ、あの人〇〇社長だ!」とバレるわけ。
 

もちろんおしゃれを重視してマネキンを考えているお店もあるので一概には言えませんが、基本的にマネキン買いは推奨しません。
 

店内で聞こえてくるあの言葉、実はこういう意味だった!

 


 

続いての用語は「ショッパー」
 

これはショップ店員さんがよく使っているしご存知の方も多いでしょう。
ショッパーとはショッピングバッグ、洋服を買ったときに入れてくれる紙袋のこと
 

基本的にショッパーは大中小で分けているお店が多いと思います。
ショッパーの発注係が必ずいて、うっかり発注を忘れて金曜日に中ショッパーの在庫がなくなると店長にキレられますね笑。
中ショッパーに入れるものは大ショッパーに入れることになりますが、大ショッパーの方が原価は高いので。
 


Photo by https://cpw.imagenavi.jp/preview_in.php?id=24020489&size=700
 

続いては「パッキン」
 

パッキンはおそらく「パッキング」からきていると思いますが、ダンボールのこと。
お店に新しい洋服が入荷されるときは当然ダンボールで届くわけですが、この商品が入ったダンボールのことをパッキンと呼びます
「ダンボール」で良いような気がしますが、なぜかパッキンと呼びますね。
 

「朝パッキンきたから検品して並べておいてー」とか「パッキンから出して各1出しといてー」
という感じで使います。各1というのは各色1枚ずつ店に出すこと。
 

大体入荷があるのは木曜日で検品をして、金曜日に準備をして土曜日に発売することが多かったかな。
 


Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/25292/shop_02.jpg
 

次は「ファサード」
 

ようやくアパレル用語っぽくなってきました。
ファサードとは建物の正面デザイン、お店の場合は入り口のディスプレイを指す言葉
例えばイオンモールなどの書ピングモールは通路の両側にバーッとお店が並んでいるでしょう。
 

で、通路を歩いている人の目に留まるよう洋服を打ち出さないといけないわけで、その通路側から見える一番目立つディスプレイをファサードと言います
お店によっては「打ち出し」とも言いますが、このファサードには通路を歩いている見込み客の関心を最も惹ける商品を並べるのが一般的です。
 

通路を歩いているお客様に「うわ、これすげーかっこいい」とか「これめっちゃ安い」と思ってもらわないと入店のきっかけにならないので、ファサードには今一番イケているアイテムや今一番店でおすすめしたいものを並べることがとても多い。
 

というわけでファサードにはおすすめの商品が多いので、スッと店内に入るよりはしっかり見ておく方がお店の強みや傾向が分かると思います。
 

 


 

次は「クロージング」
 

これはどちらかというと営業用語ですね。
購入の終わり、アパレルで言えばレジのことを指します。
例えば接客がすごく優れているカリスマ店員さんが忙しいときはクロージングを別の店員に任せることもあります。
 

例えば土日でものすごくお客様が多いとき、接客が優秀なショップ店員は「これください」と言われてクロージングの対応をするよりもフロアに出た方が売上は取れる。
だからクロージングは別の人に任せて接客が優秀な店員はフロアに出る、ということがあります。
美容師さんでいうところのシャンプーみたいなものかな。
 

もちろんクロージングも大切です。
レジの間にお話しすることで、お客様との信頼関係を築くきっかけになるからクロージングもすごく大切な要素。
 

ただものすごい繁忙期でお客様が絶えない状態で販売スキルの高い店員がクロージングに時間をかけると営業効率が下がるため、クロージングになると「レジはこちらのスタッフが対応させて頂きます」と言って販売スキルの高い店員はフロアで接客をする、ということは割とあることです。
 


Photo by https://netshop.impress.co.jp/sites/default/files/images/article/2014/uragawa/2015/ura9_40A6785.jpg
 

次は「バックヤード/ストック」
 

バックヤードはお店の裏側。洋服の在庫が並んでいる、もしくは従業員が休憩するところ
在庫が並んでいる場所なので「ストック」と呼ぶこともありますね。
 


 

続いて「ハンギング」
 

ハンギングはハンガーにかけて並べておくこと
なんでing形になるんでしょうね。
 


Photo by https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcTeNuWprgLbOqMHyWgYbSrLBwDzGz6Mj9aD3Q&usqp=CAU
 

そして「フェイス」
 

ハンギングは洋服を横向きにしてラックにかけますが、フェイスは洋服の正面が見えるように並べることを指します
ハンギングの中で打ち出したい洋服だけをフェイスにするわけです。
陳列を作っているときに「そこのアイテムだけフェイスしといて~」という感じで使います。
 

店舗運営に欠かせないアパレル用語

 

次は「客注」
 

客注はお客様が注文された商品のこと
例えばお客様の欲しい商品が新潟店にはないけれど東京店には在庫がある。
そんなとき新潟店が東京店に連絡をすると「じゃあ客注在庫出しますね」と言って在庫を送ってくれるわけです。
 
 

次は「店間」
 

店間は店舗間移動のこと
例えば東京店ではあるアイテムが全く売れていないけれど新潟店ではそのアイテムがものすごく売れている、ということが割と起こる。
すると在庫を管理している本部から「東京店のあのアイテムの在庫を新潟店に店間してください」と指示がくるわけですね。
 
 

「社販」
 

これは社員販売のことですね。社員購入で社購(しゃこう)と言うところもありますね。
社販は基本的に割引で購入でき、定価の20~40%OFFが一般的な割引率だと思います。
40%だとかなり太っ腹、20%だとちょっとケチなお店ですね笑。
 

基本的にアパレルは薄利多売の商売なので利益率はものすごく低いんです。
もちろん福利厚生の1つだから社割はやるけれど、とはいえ社員販売だからといってあまりにサービスすると店側としてはちょっとキツイ。
 

例えばセレクトショップなどは基本的にブランドさんが作ったものを卸してお客さんに売るというビジネスモデル。
大体定価の60%くらいでブランドさんから仕入れてお客様に販売しているのでセレクトショップ側の利益は定価の40%ほど。
 

だから社員販売で40%OFFにするとプラマイゼロだし事務手数料や送料などを込々で考えるとむしろマイナスになるわけ。
だからセレクトショップの場合、定価から40%OFFの社販だと結構キツイ。
だから25~30%におさめているところも割とあります。
 

あとこれは販売員さんなら見聞きしたことがあるかもしれませんが、社販の管理がズボラで最終的には横領のようになってしまう事案もある。
 

社販するときは商品タグをとってレジで読み込み「社員販売として計上します」という処理をします。
その場で支払いをするところもあるかもしれませんが、大体はその月の給料から天引きされるわけです。
 

この天引きが発生するのはタグを読み込んだタイミング。
でも「社員販売で買います」としながらその場でタグを読み込まない。
それは盗もうと思っているわけではなく、今月の支払いが厳しいから来月に社員販売として計上しよう、だからタグはまだ保管しておこう、とするんですね。
 

ところがこれをやると棚卸しのときに差異が出ます。
まだ社販で支払いをしていないので本来あるはずの在庫がないわけですからね。
 

社販で来月に売上計上しようと思いタグを隠しておくと「何でこれ1個ないんだ」という話になる。
ただ予め店長に話を通して「すみません、今月厳しいから来月売上計上するので在庫あることにしておいてもらえませんか」ということを承諾してもらったはいいけれど・・・いくつもの商品を社販計上しない状態で来月も再来月も支払いをせず、溜まりに溜まって何十万という金額になり本部にバレてクビになった人を知っています。
 

どこの会社にもそれぞれ決まりがあるので販売員さんは気をつけて下さいね。
 
 

次は「上代/下代」
 

上代は売値、定価のこと。下代は仕入れ値のこと
 
 

「プロパー」
 

これは定価販売のこと。セールの対義語ですね。
 
 

「キャリー品」
 

これはなぜキャリー品と呼ばれるようになったのかはわからないけれど、型落ち品のことです。去年、一昨年に展開していた商品をキャリー品と言います。
 
 

あとこれはちょっと説明しにくいけれど「〇番」
 

〇には数字が入ります。
例えばトイレに行くときに「トイレ行ってきます」だとお客様に失礼なので何番という表現をします
今まで働いたお店だと4番がトイレなところもあれば10番がトイレだったこともあったかな。
 

あと百貨店の場合はレジに行くときにレジに割り振られた番号で呼ぶこともあります。
「5番(レジ)行ってきます」という感じ。
お店にいると入るとショップスタッフ同士が「〇番行ってきまーす」と言っていることがありますが、それはトイレや休憩、レジなど色々あります。
 

ということでアパレル用語を豆知識も織り交ぜながら解説しました。
参考になれば幸いです。

 

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