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今回は絶対にやってはいけない衣類の保管方法ワースト10をお届け!
いざ1年後に冬物を出したら型崩れしていた、虫食いが発生した、黄ばみが出ていた・・・などのトラブルで悩んだことはありませんか。
そもそも布というのはアナログで扱い方次第では簡単にダメになってしまう。
そうならないよう今回は絶対にやってはいけない衣類のしまい方10個と正しい保管方法を解説します。
洋服の黄ばみは見えないところからやってくる
やってはいけない衣類のしまい方1つ目は
「洗わずにしまう」
例えばこの冬に2~3回しか着ていないパーカーがあったします。
パッと見は大して汚れていないし「そのままでいいや」と思ってクローゼットにしまう。
で、1年経ち「そろそろあの冬物のパーカー着ようかな」と思ってクローゼットから出すと・・・なぜかしまうときにはなかった黄ばみが首元に出てきた、なんてこと結構あるんです。
なぜ黄ばみが出てくるのかというと
目に見えないレベルの皮脂の汚れなどが首元に付着しているから。
しまう段階では知覚できなくても、1年の間に生地の中へ皮脂の汚れが浸透していくと徐々に黄ばみとして表れるんです。
だから油断せず1度でも着用したら洗濯機で洗う、もしくはクリーニングに出してからしまいましょう。
とはいえ黒系のコートなら正直そこまで気にならないと思います。
濃い色だと黄ばみが出ても大して気付かない。
そこまでシビアには考えなくていいや、という方は黒系のアイテムに関して言うとそこまで気にしなくていいとは思いますが・・・
一番気をつけるべきはシャツです、特に白系。
シャツは油断すると簡単に黄ばみが出ます。
1、2回着たシャツの場合洗わずに1年しまえば必ず黄ばみが出ると思った方が良いでしょう。
なぜかというとシャツには首元に当たる「台襟」が存在するから。
Tシャツは首にぴったりフィットしないけれど、
シャツは台襟によって高さが出るため首にぴったりフィットして皮脂の汚れがつきやすい。
しかも首元って結構汗をかくでしょう。
汗をかいて皮脂の汚れがついたまま衣替えをしてしまうと、1年かけて皮脂の汚れが黄ばみとして出てくるので
シャツとTシャツは1度着用したら洗ってからしまうのがセオリーです。お忘れなく。
〇〇〇〇での長期保管は型崩れの原因に!
NGな衣類のしまい方2つ目は
「ハンガーにかけてしまう」
これはウールのアウターを幅の広いジャケット用ハンガーで保管するならそこまで型崩れはしないでしょう(もちろんモノによりますが)。
しかし細いアルミハンガーにニットをかけて保管すると、肩の部分に圧がかかってポコっと膨らんで跡がついてしまいます。
ニット類は基本的に型崩れしやすいので畳んで保管するのが基本です。
アウターやジャケット類は幅の広いジャケットハンガーを使えばそこまで型崩れは起きないけれど、当然地球には重力がある。そしてどんな服にも必ず質量が存在する。
質量と重力があるということは必ず下に引っ張る力が出るということ。
何気なくハンガーに服をかけているけれど、それだけでも少しずつ下に引っ張る力が働いているため全ての衣服は型崩れしている可能性がある。
もちろん化学繊維で型崩れしないものもあるため一概には言えませんが・・・基本的にはハンガーにかけておくと型崩れしやすいと覚えておきましょう。
1番気をつけるべきはニット。
ニットは目で見てわかるくらい編地が粗いでしょう。
シャツは編み地が高密度で糸と糸の隙間がないため伸びる余地がそれほどないけれど、ニットは糸と糸の隙間があるためグッと引っ張られると伸びてしまうんですね。
肩もポコッと膨らみやすくなかなか型崩れを直しにくいのでニットは特にハンガーにかけて保管するのは避けた方が良いでしょう。
素材によっては短期間、例えば1週間だけ保管するのにハンガーにかけるくらいならモノによっては問題ないとは思いますが、
基本的に衣替えで長期間保存するときにニットをハンガーにかけるのはNGです。
畳んで保管することを心がけましょう。
NGな保管方法3つ目は
「ジャケットのボタンを留めたまま保管する」
これ意外とやりがち。
テーラードジャケットのボタンを留めたまま保管するのはあまりよろしくないです。
これに関してはそこまでシビアではありませんが、なぜボタンを外した方が良いのかというと・・・
例えばユニクロで売っているようなカットソージャケットやイージージャケットの類ならボタンを留めて保管しても全く問題ありません。
しかしビジネスやフォーマルで使うスーツのジャケットは普通のTシャツと違って立体的に作られているものが多い。
ジャケットってよく見ると実は前身頃が少し膨らんでいたり袖が少し浮いていたりする。
なぜかというとジャケットはシワが出ないよう人間の体の形に沿って仕立てられているから。
体に沿ったシワの出ない状態がスーツでは1番美しいとされている。だから世の中にオーダースーツが普及しているわけです。
人間が衣類を着用したときにシワが出ないためには、当然人間の体に合わせた立体的で膨らみのある形にする必要がある。
人間の体は胸筋の膨らみや肩のせり出しや腕の曲線など立体的な構造になっているからこそ平面的な服に袖を通すとシワができるわけ。
Tシャツは基本的にどれでもシワができますが、それはTシャツのパターンが平面的だから。
でもスーツのジャケットはシワが出ないよう立体的に作られていて、胸に少し膨らみをつけたり腕が曲線になっていたり肩も少しせり出しているんですね。
そんな立体的な構造のジャケットをハンガーにかけてボタンを留めた状態で保管をすると・・・人間が着用しているシワのない状態ではないため無駄に布が余り、余った布がヨレてシワになってしまうんです。
ジャケットのボタンを留めてハンバーにかけるとヨレて変なシワがつくため、保管するときはボタンを外して前を重ねておくとシワがうまく逃げてクセがつかなくなります。
もちろん短期間保管をするくらいならボタンを留めてもそれほど気にならないとは思いますが、長期間保管しておくシワになる可能性がある。
スーツはほんの少しでもシワがつくと安っぽい印象が出てしまうので、なるべくジャケットはボタンを外し前を重ねて保管しましょう。
いつもやっている保管方法、実は間違ってる・・・?
NGな保管方法4つ目は
「ぎゅうぎゅう詰めでしまう」
ニットやTシャツを畳んでしまう方は多いと思いますが、畳んでがっつり積んでぎゅうぎゅう詰めにすると当然1番下の服にグーッと圧がかかって型崩れやシワの原因になります。
だからぎゅうぎゅう詰めではなく適度な分量を心がけましょう。
とはいえ適度な分量がどれくらいかを説明するのは難しいのですが・・・できるだけ重ねない方が賢明かな。
当然モノにもよるから「何枚まで」とはすごく言いにくいけれど、私はTシャツなら10枚は絶対に重ねません。
5枚重ねると1番下のものがそろそろ怖いかな、という感覚。
当然Tシャツ1枚にしても重みがあるもの、型崩れしやすい天然素材など様々あるので一概には言えませんが・・・あえて言うなら型崩れしにくい化学繊維のものを下にしてコットンやリネン、ウールなどの天然繊維のものを上にすると効果的だと思います。
「あまり重ねない」
「天然繊維のものを上にする」
この2つを覚えておくと良いですね。
NGな保管方法5つ目は
「ビニールシートのまましまう」
クリーニングに出すとビニールシートが被さって返却されますね。
「せっかくクリーニング屋さんが綺麗にしてくれたからこのまま保管しよう」と思いがちですが、これ実はNGです。
ものすごく悪いというわけではないけれど、ビニールシートに入れたままだと湿気がこもりカビの原因になります。
だからビニ―ルはできるだけ外しておいた方が賢明です。
防虫剤を侮るなかれ
NGな保管方法6つ目は
「防虫剤を使わない」
洋服をたくさん持っている人は特にムシューダなどの防虫剤を使いましょう。
畳み積んで保管しているニットやTシャツには一番上に防虫剤を置く、アウターを保管しているハンガーラックの中に防虫剤を適当に挟むと良いですね。
洋服って保管中に意外と虫に食われます。
特にウールやコットン、リネン、カシミアなどの高級天然素材は要注意。
ワンラックに1つでも構わないのでなるべく入れておきましょう。
こちらにとっては都合が悪い話ですよね。
だって比較的値段の安い合繊は食べないのに、天然の高級素材ほど食べられる。すごく残酷です。
せっかく高いお金を出して長く使おうと思って買った高級ニットに限って虫食いが起こることが多いのでなるべく防虫剤は置いておきましょう。
Photo by https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71NgYN1ZsTL._AC_SL1500_.jpg
NGな保管方法7つ目は
「防虫剤を下に入れる」
洋服を畳み積んで保管するときに「防虫剤がちゃんと全部の洋服に行き渡るように」と思って真ん中や下の方に入れることは意外と多いと思いますが・・・実は間違っています。
防虫剤は積んだ服の一番上に置いておくのが正解です。
なぜかというと防虫剤に含まれているガスは空気よりも重いから。
そのため積んだ服の一番下に入れるとガスが下にしか溜まらないため上の洋服が犠牲になる可能性がある。
というわけで置くタイプの防虫剤は一番上に置くことが基本的には推奨されているはずです。
もちろん防虫剤によって適切な使用は異なりますが、基本的に置くタイプは積んだ洋服の一番上に置くことを推奨しているはず。
これ意外と間違っている方が多いと思うので気をつけてください。
収納場所の管理は意外と大切
NGな保管方法8つ目は
「ダンボールに収納する」
収納ボックスを買うのがもったいないからダンボールに収納している方は意外と多いのではないでしょうか。
実はダンボールって結構スカスカなので防虫剤を入れてもガスが漏れてあまり意味がないんです。
だからきちんとプラスチックの収納ボックスに入れてから防虫剤を入れるのが正しい保管の仕方です。
Photo by https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91Dvor2R4HL._AC_SX522_.jpg
NGな収納方法9つ目は
「収納ボックスを掃除せずに使う」
プラスチックの収納ボックスは毎年繰り返して使うことになると思いますが、できれば衣替えの度に掃除してください。
なぜかというと虫の卵が潜んでいる可能性があるから。
収納ボックスの中に害虫が卵を産み時間をかけて孵化して害虫になり衣類を食べてしまう可能性があるので、1シーズン終わったら簡単でいいので掃除しましょう。
NGな保管方法10個目は
「雑にたたむ」
ニットやTシャツは簡単にシワがつくのでなるべくシワにならないよう畳んで保管しましょう。
袖を内側に織り込むときにヨレたままだと圧がかかってシワになるんですね。
だからたたむときはピシッとヨレがない状態で畳むのが基本です。
すると上から服を積んでもそこまでシワになりにくいのでなるべく綺麗に畳みましょう。
ということでやってはいけないNGな保管方法10のことをご紹介しましたが、衣類の管理を面倒だと思う方もいるでしょう。
そんな方のために実は衣類の保管をしてくれるサービスがあります。
例えば私も一時期使っていた「リネットPREMIUM CROAK」というサービス。
値段はちょっと高いですが使わない衣類を管理してくれます。
虫食いがなくシワもつかないよう保管してくれて、さらにはアイロンがけやクリーニング、シミ取りもしてくれる。
そして必要になったら配送してくれて、シーズンが終わって着なくなったらまたリネットに送るというサービス。
都内だとなかなか洋服を収納できるスペースが確保できないこともあるため、利用する方も多いですね。
ちょっとお金はかかるけれど洋服の管理が面倒ならこうしたサービスを選ぶのも1つです。
高級服や長く使いたいものだけをリネットのサービスで保管するのもアリですね。
洋服は糸と布で作られているものなんで割と脆い。
だからできるだけ気をつけて扱うことより洋服を楽しめると思います。
面倒くさいと思うかもしれませんが・・・「大切に扱う」という心がけがファッションの楽しみの1つでもあると思うので、是非ファッションの文化として収納やケアも楽しんでもらえると嬉しいです。
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タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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