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実はここ最近じわりじわりとジャージがファッションアイテムとして復権を果たしているのです。
それも街中の若い子の話だけでなく、ファッションの最上位階層とも言える海外のトップコレクションブランドでも見かけます。
あなたの家のタンスに眠っているジャージがオシャレアイテムとして使えるかも・・・?
今日はそんな話。
トレーニングウェアが人気の「アスレジャー」
「アスレジャー」トレンドの影響からスポーツウェアをオシャレ着として使う着こなしは日本でも頻繁に見かけるようになりました。「アスレジャー」はNY発祥のトレンド。ラフなデニムやTシャツなどシンプルで肩肘張らない普段着をオシャレ着として使うトレンド「ノームコア」の延長線上にあたる流行です。
ここ数年のスニーカーブームやスウェットブームは「アスレジャー」トレンドとしてまとめることができます。実際レディース市場では特に顕著ですが、アローズでもシップスでもビームスでもどのセレクトショップにいっても「スウェットパンツ」が鎮座しています。一昔前だったら「スウェット??家着でしょ??」という認識の人も決して少なくなかったのですが、最近はすっかり市民権を得ています。
トレンドの流れとしても「普段着」であるノームコアから、「トレーニングウェア」であるアスレジャーに徐々に切り替わっていくのは自然に思えます。
トレンドは波のように揺れ動き少しずつ変化を繰り返していくものです。ファッションは「他人と違う」からオシャレと認められる訳ですから、「差別化」が一つのキーワードです。差別化が前提である以上どんな流行もいずれ収束することになります。感度の高いオシャレピープルはマス層まで流行が行き渡れば「他の差別化手法」を探し出すからです。ただ差別化と同時にオシャレは「他人に認められ、褒められ、評価されて」成り立っているものですから、「理解不能」な突飛な着こなしなどは流行になりえません。
ですから「差別化しながら、他人が理解できるように」という・・・ある種ジレンマの様なものを抱えながら流行の波は揺れ動いているのです。「差別化」だけが命題ならば滅茶苦茶な色合わせや着こなしで済むはずですが、そうでないのは「他人が理解できる格好良さ」が必要だからです。だから他人が理解できないくらいの流行は出てこず、基本的にはゆっくりゆっくりと流行は揺れ動くものです。
だからこそいきなり「ノームコア終わり!」とはなりません。
「普段着っぽいのが流行だったから、同じ肩肘張らないウェアでも今度はもうちょっとスポーツライクに・・・」とアスレジャーに進んでいるわけですね。この流れはとてもスムーズです。
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/
ユニクロも今回のコレクションでは「アスレジャー」を強く意識しています。
CMでも打ち出しでよく見かける「ジョガーパンツ」もその例ですね。ジョギング用の様なジョガーパンツ。裾がキュッと絞ってあり運動の邪魔にならず、シルエットもややゆったり(ウエストはゴム製)、素材も動きやすい物が多いです。値上げ著しいユニクロですのでトレンドをなるべく早く取り入れてファッション感度の高い層への働きかけも強めているのでしょう。「マス層」を代表するブランドのイメージですが、今回のコレクションはやや早めにトレンドを反映している様に感じました。
そんな「アスレジャー」トレンドを好機としてadidas/アディダスはガンガン攻めています。売れ筋であるスニーカーなど惜しげなく限定モデルなどを展開して話題性を作ったり、他スポーツブランドの数倍と思える様な大量の「コラボ企画」を打ち出しています。
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/13487/OriginalsbyRitaOra_05.jpg
ファッションアイコンでもあるUKのシンガー「リタ・オラ」とのコラボレーション企画や・・・
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/17855/whitemountaineering_2016ss_04.jpg
日本の新世代ファッションブランドの中でも指折りで勢いのある「WhiteMountaineering」とのコラボレーション企画など。
数多くのコラボ展開であらゆる層にアプローチをかけています。
実際街でも足元のスニーカーはアディダス率が高い。スタンスミスやスーパースターなど定番のスニーカーなら石を投げれば当たるほどです。それに加えてアパレルも多く見かけるようになってきました。ジャージパンツやトラックジャケットなどですね。
Photo by http://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2015/01/20141029200129216_500.jpg
昔からジャージパンツはカジュアルアイテムの代表格として海外のファッショニスタによく愛用されています。
着こなしとしては上の画像のように「ドレスとカジュアルのバランス」を意識した物が多いですね。
日本ではアメカジの影響が強く「ジャージといえば色落ちデニムにスニーカーでしょ!」とカジュアルづくしのコーディネートが連想されがちですが、オシャレの論理で言えば海外スナップのごとくドレスライクなジャケットやシャツやコートなどを合わせるのが正解。この「ドレスとカジュアルのバランス」に関しては下記記事をお読みください。メンズファッションにおいて最も重要なことが書いてあります。
※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は下記記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
「ジャージ」がファッションアイテムとして復権します!
それでも、
「ジャージをオシャレに・・・?どう着てもダサくない?」
と疑問に思う方もいらっしゃるとは思いますが、ファッション流行的にはますますジャージ人気が加速するはずです。海外トップブランドでもジャージを使った着こなしはこの春夏や次回秋冬などで多く見かけるようになってきました。
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/17727/AMIAlexandreMattiussi_2016ssmens_27.jpg
こちらは近年評価の高いパリコレクションブランド「AMI Alexandre Mattiussi/アミ アレクサンドルマテュッシ」の2016春夏ショーピース。「テーラードジャケットにスラックス」といったスーツスタイルを「アスレジャー」的にスニーカーとジャージでカジュアルにバランスをとっています。ジャージも黒などのシックなカラーリングではなく「体操着」的なグリーンカラーでカジュアル度を一層強めていますね。
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/21065/BURBERRY_2016aw_002.jpg
トレンチコートの元祖として有名なロンドンのトップブランド「BURBERRY/バーバリー」でもドレスライクなトレンチコートを「ジャージ」でカジュアルダウンする着こなしが見られます。昔からロンドンは古着を上手に着る文化、ちょっと洋服の歴史に詳しいひとならわかりますが「古着といえばロンドン」です。バーバリーはロンドンのブランドだけにジャージを着こなしに取り入れることに抵抗も無いのでしょう。
そもそもこういった「ジャケットにジャージ」「コートにジャージ」といった着こなしは何もこの「アスレジャー」トレンドから始まったことではなく、10年も20年も前から当たり前にロンドンやパリなどの着こなしではありました。ドレスライクなアウターを、カジュアルに見せてくれる名脇役として使うのです。
日本ではデニムに合わせて野暮ったく着る印象しかない「ジャージ」ですが・・・実は着こなし次第で活かすことができるアイテムです。
あなたのタンスの中で眠っている
古めかしいアディダスのジャージも、
実は今トレンドの最先端として
注目されているものなのです。
さらに「ジャージ」ですから。古着じゃなく新調してもさしてお金はかかりません。アディダスなどのジャージは高くても1万円少しくらい。古着を漁れば2000円程度のものもあるでしょう。
このジャージを取り入れた着こなし、実はこの春からオススメしたいのです。
毎週配信のメールマガジン、3月20日配信号では「ジャージの着こなし特集」を敢行します。
あなたの持っているジャージの
正しい使い方お教えします。
是非ご期待ください。
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