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今回は努力の仕方についてお話しします。
どうすれば「努力」できるのか?
努力の仕方については僕にもよく相談が来ます。
「この件に関してどう頑張ればいいですか」
「ビジネスでこういうことを思いついたのですがどうやればいいですか」
頑張り方ややり方がわからない、という方はすごくたくさんいるしすごく共感できます。
僕も当然そうだったし今でもそういうことがあります。
例えば新しいジャンルに進むときや新しい事業をおこすときは右も左もわからない状態で進めないといけない。
そういうときにどう解決すればいいのか。
具体例を出して説明すると
僕の場合最近どうすれば良いのかわからなかったのは「TV出演」。
実は3年ほど前に「TVに出ないといけない」と強く思いました。
MBを始めてからちょくちょくTVに出るようにはなりましたが・・・
ある程度知名度が上がってきて「そろそろちゃんとTVに出たいし自分の番組をもちたいな」と思い始めた。
でも僕の知名度はマスに向けてはゼロ。
けれどどうしても「TVに出ないといけないな」とタイミングだった。
正直TVに出るような目立つことはあまりやりたくない。
はっきり言って自分が前に出ても良いことは特にないし、できるだけ静かに暮らしたい。
でも僕はメンズファッションの文化や価値観を提供するためにはマスメディアに出てないといけないとずっと思っていた。
MBを始めた目的は「日本のメンズファッションの文化を変えること」だったので。
そんな「文化を変えたい」と言っている人間がマスメディアの代表格であるテレビに出ていないというのはおかしい。
ただ5年以上前はまだ言い訳をすることもできていました。
「そうは言ってもまだ知名度をコツコツ稼がないといけないしその段階じゃないよな」と。
でもいよいよ5年ほど前に「さすがにそろそろTVに出ないとおかしいんじゃないか」と思い始めて「TVに出る努力をしてみよう」と思ったのです。
・・・とは思ったものの芸能やTVのことは全くわからなかった。
そこで僕はまず「TV業界の人にアプローチしよう」と思って
知り合いや取引先の方に「TV業界に繋いでくれる方知りませんか」と聞き回りました。
もちろん仕事をもらいたいけれどいきなりは失礼なので
「食事会があれば参加したいしお会いできるなら打ち合わせをさせてください」
とコツコツ人脈を辿っていった。
まずTVのことを知るために「業界の人たちに聞かないとな」と思って地道に行動していったわけです。
それを重ねていくとだんだんと内部事情が見えてきて「こうしないといけないな」ということがわかってきた。
TVというのは「出たい」と思ってコンタクトを取れば出られるほど楽なものではなかったんです。
というのも視聴率が取れるかどうかも大切ですが
TVというのは広告業だからこそ事故が起こらないことが最優先。
安定して高いコンテンツを作れることが何よりも大切なのです。
つまり視聴率が取れることはもちろん、スポンサーに申し訳が立つよう安定して仕事ができる人が求められる。
で、安定して仕事を任せられる人かどうかはどんな人か知っていないといけない。
となると当然繋がりのある人に頼むことになるわけです。
TV局というのは100%の営利企業ではなく電波法に守られているから国営的な要素が入っている。
だからやってはいけないことなどがたくさんあるわけ。
「これは言ってはいけない」「これはやってはいけない」とガチガチに締め付けがある。
そうした公共の電波だからこそTV業界の人たちは安定したものを望むわけです。
そして安定したものを提供できる人間だと証明するには
実際に会って話をして「この人なら大丈夫だな」と思ってもらわないと難しい。
なのでポンポン新しい人に仕事を頼む、ということはあまりやらないんですね。
それよりも「前仕事を頼んだあの人なら安心できるからあの人に頼もう」という発想が強い業界なわけ。
なので
何とか僕のことを知ってもらって1回TVに使ってもらい、その1回が想像以上の満足度と安定感が叩き出せればリピートしてもらえて少しずつ仕事が増えるのではないか
、と思ったわけです。
実際に僕がゴールデン帯や昼帯で出ている
「ヒルナンデス!」「ラヴィット!」「得する人損する人」「世界一受けたい授業」この4番組は実は全て制作会社が同じ。
つまりリピートなんです。
「あのときよかったからもう一回やってくれませんか」と頼んでもらえて少しずつTVの仕事が増えていったわけ。
「努力」とは成功への最短距離ではない
このように努力の仕方なんて最初はわからない。
だから非常にシンプルな答えになりますが最初はとにかく思いついたことを実際にやってみるしかない。
考えてみると思いつくことや行動すべきことがいくつか見えてくるはず。
行動したらまた思いつくことがあるのでまた行動する、それを繰り返すしかないわけ。
何も思いつかないならその業界にいる人やすでに成功している人に話を聞くことはできる。
では話を聞くためにはどうすれば良いか、と考えると方法論に行き着くようになる。
こうして努力は積み重ねていくものだと思います。
実際に僕も昔からそうやって動いています。
まだサラリーマンだったとき、社内ベンチャーで通販事業を立ち上げたことがありました。
その当時はまだ洋服の通販なんてほとんどどこもやっていなかった。
その中で僕が「通販事業を立ち上げたい」と言ったら任せてもらい、終業後に自分の時間を削って進めていました。
とはいえネットのことも撮影やカメラのことも何もわからなかった。
「これは一つひとつやっていくしかないな」と思ったんですね。
なのでネットの通販システムを作るにはどうすれば良いのか、と考えたときに
まずは通販のシステムを作っている会社に連絡を取って話を聞かせてもらい、ざっくりも概要を教えてもらいました。
次は商品の撮影について。
当時小さなデジカメで撮影していたけれどイマイチだったので一眼レフを使わないといけなくなった。
じゃあ一眼レフどう操作すれば良いのか。
ストロボも経費で買えそうだけどどう使えば良いのか。
何もかも全くわからなかったのでカメラ屋さんに行って
「こういう事情でカメラとかストロボの使い方を知りたいんですけどもちろん料金はお支払いするので教えてほしいのですが」
と言ったらすごく嫌な顔をされて・・・今でもその顔はよく覚えています。
当然カメラ屋さんからしたら変な人だな、と思うから当たり前なのですが
「うちではそんなのやってないから」と断られて
また別のカメラ屋さんに向かってお願いして・・・と繰り返したわけです。
そんな中で教えてもらえるカメラ屋さんに出会って一眼レフやストロボの使い方を教わり、少しずつ通販サイトが動き出していった。
動き出したらデータが見えてきて
「こう動くなら次はこう作ってみよう」とPDCAを回して少しずつ動かしていき3年後にはその通販サイトが年商2億売り上げるまでに成長しました。
そこで事業部として成立し、新卒社員も取れるようになった。
このようにTVや新規事業の話をしてきたわけですが・・・。
どちらにも共通することとしては最終的には「脚で稼ぐ」しかないということ。
「努力の仕方がわからない」という人は大抵「最短距離の正解を教えてほしい」とおそらく心のどこかで思っている。
それがあれば苦労はしませんが残念ながらそんな方法はなかなか見つからないもの。
学校の先生のように一から道筋を全て教えてくれる親切な人はいないし、そんな重要な情報を教える人もいないし、そもそもこれをすれば絶対にうまくいくという正解論は存在しない。
ではどうすれば良いかというと思いついたことを1つずつやっていくしかない。
ただ「何も思いつかない」という人も割とたくさんいるはず。
実はそれは嘘で「思いつかない」ということはない。
これは何度も言っていることだけれど1日1時間しっかり考える時間を作ること。
寝る前とかお風呂入りながら、とかではなく「考える」ことだけをする時間をしっかり確保して1ヶ月続けてみてください。
そうすると1ヶ月で30時間は考えていることになる。
丸1日以上分しっかり時間を設けてそのことだけを考え続けて1つたりとも方法論が思いつかないならやめた方が良いです。
ちなみにこのアドバイスを始めてから「しっかり考える時間を設けたけれど1つたりとも思いつきませんでした」という人は1人もいません。
1日1時間考える時間を設けて1ヶ月間続けると1つの方法論も思いつかないということはない。
だから思いつかないというのは嘘です。
それこそバイアスで「自分なんかに思いつくはずがない」「どうせ思いつかないだろう」というところで諦めている。
1ヶ月間とは言いましたが大体1日目でやることが思いつくんです。
難しければ「わからないからわかる人に聞こう」で良い。
そうしてあらゆる人脈を辿ると1人くらいは誰か見つかるわけです。
自己実現のための努力に必要なのは?
ウダウダ考えても時間がもったいないから知っている人に話を聞くのが1番だな、と思って話を聞きに行く。
そうして行動したらヒントが生まれて、そこからまた行動して次にヒントが生まれて・・・と繰り返したら徐々にうまく回るようになってくるわけ。
「努力の仕方」と考えると
これをすればうまくいくという成功法を探し始めるけれどそうではなく
もっと泥臭く動かないとうまくいかない。
思いつかないなら考える時間をしっかり作る。
何か思いついたらすぐ行動する。
ただそれだけの話でしかないんですね。
あまり実りのない話だと思われるかもしれませんが・・・
魔法みたいな答えはないし誰も提供してくれないわけです。
「努力ってこうすれば良いんだよ」と言えれば良いけれどそんなものは存在しなくて
結局のところ「考える・行動する」この2つしかないと思います。
コツコツと思いついたことをやって成し遂げていくしかない、というのが結論です。
最近はメルマガやラボなどの有料コンテンツで人生相談を受けていますが
その中でも「やり方がわからない」という方がすごく多い。
やり方がわからない、という気持ちは僕自身もずっとそう思っていたのでものすごくわかる。
ただ「やり方がわからない」ことは意外とない、というのが今回お伝えしたいこと。
「努力の仕方」と考えたときに最短距離を期待していませんか。
もっと泥臭くて良いのではないでしょうか。
しっかり考える時間を作り思いついたことを行動に移し、わからなければ人に聞く。
ただこれだけです。
とはいっても「わからなければ人に聞く」と言ったときに「相手に失礼なんじゃないか」と思う人もいるかもしれません。
例えば会社員時代に僕の後輩や部下だった子たちも
「MBさん有名になったし忙しそうだから僕が聞くのは迷惑なんじゃないかなと思って聞けないんですよね」
と言われることがある。
そう配慮してくれるのはすごくありがたいけれど
自分の目標を達成することと僕に多少の迷惑がかかることを天秤にかけたらどっちが大事なのか、という話。
僕に多少の迷惑がかかるくらいなら自分の理想を追求してほしいと思う。
逆に言ってしまうと「その夢は僕に迷惑をかける程度で諦めるものなのか」という話。
誰かに話を聞くときに「迷惑なんじゃないかな」と当然思う。
でも達成したいことがあるなら多少の迷惑をかけても「申し訳ない・・・!」と思って話を聞くしかないでしょう。
「ちょっと迷惑かもな」という配慮で自分の夢を簡単に諦めてほしくない。
だから「全然聞いていいよ」と僕は伝えています。
僕たちは「和」を乱すことや人に迷惑をかけることを極端に嫌うでしょう。
それはすごく良いことだけれど
構造として「自己実現」というのは利己的なもの。
もちろんビジネスは利他を考えないと最終的に利己は回ってこないけれど・・・
自己実現というものは他者が介在していないから基本的には利己的なもの。
だから他人に「ちょっと迷惑で申し訳ないけれど話を聞かせてください」ということが必要になってくる。
皆助け合いの中で生きているし
何よりそれで理想が叶うなら「あとで殴っていいんでお願いします!」と言えばいい。
努力というのは泥臭くある瞬間には利己的に動かないといけないことだと僕は思います。
ということで今回は「努力の仕方」についてお話ししました。
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タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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