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今回は「三日坊主を卒業する方法」について。
「ギターが弾けるようになりたい」「痩せたい」「貯金をしたい」
と思って取り組んでもいつの間にか元の生活に戻っている、なんて経験が誰にでもあるはず。
今回はそんな三日坊主をやめる方法を大きく分けて2つお伝えします。
「継続する力」は今からでも身につけられる
例えば仕事や趣味で「こうしよう」と思っても続かないことは多いでしょう。
ただ、これは世の中の真理と言ってもいいと思いますが・・・
最終的には「継続」さえしていれば勝てるのです。
正直な話、50、60、70歳という年齢から方向転換することは
もちろんできるけれど目指す方向によってはハードルが高い。
楽器の場合は50歳からプロピアニストになった方もいるしビジネスはいくつからでも始められる。
ただ例えばプロのスポーツ選手など、身体的・物理的に50、60歳から目指すには限界があるジャンルも存在する。
そうした意味では年齢が若い方が可能性が高いとはいえるでしょう。
僕が思うのは年齢が若いときに「何にでもなれる」ということを知っておきたかったということ。
何でも誰も教えてくれなかったんだろう、といつも思うのですが・・・。
僕たちは何にでもなれるのです。
それは「継続したら勝ち」だから。
すごく単純だけれど真理だと思います。
もちろん世界で活躍して誰でも名前を知っているようなミュージシャンは最初から特別な才能があるのでしょう。
でも日本でそれなりに成功しているプロミュージシャンくらいなら、ぶっちゃけて言うとなれる。
例えば
ギターがすごく上手でプロのバッグバンドをやっていて何かしらのチャンスを得てデビューすることになった、という道の場合はまず「楽器が上手い」ことが前提。
つまり人より圧倒的に楽器が上手ければプロになる道がかなり開けてくるわけ。
そして「人より圧倒的に楽器が上手」になるには「人より多くの時間を楽器に捧げる」ことをすればいい。
もちろん冒頭で説明した特別な才能や年齢的な制約があるジャンルもあります。
でも世界的な大ヒットを飛ばすのは難しいけれど
ただプロになるくらいならやろうと思えばなれるのです。
スポーツの世界はそこまで詳しくないけれど、楽器の世界は少なくともそう。
他人よりも継続して時間を積み重ねれば絶対に結実する。
仕事やイラスト、話し方など何でもそう。
時間をかけて継続させることで相当な高みまで、天才の手前までは高められる。
継続と蓄積さえあれば我々は何にでもなれる。
時間をかけて続けられれば人生の全てを変えられるわけです。
けれど・・・ほとんどの人は「継続ができない」というジレンマを抱えている。
僕個人としては昔に比べると比較的継続できるようになってきました。
母親から言わせると僕は「何をやっても長続きしない子」だったそう。
対照的に僕の兄はしっかり継続ができるタイプ。
彼は中学生からバスケ部に入り、高校卒業まで6年間ずっと続けていました。
でも兄はスポーツが全然好きではないんですね。
むしろ勉強や研究の方が好きなタイプだった。
そんな中でも中学生のときに何らかのきっかけがあってバスケ部に入ることになった。
彼の気質を考えると続ける必要はないのに、6年間ちゃんと続けたんですね。
でも僕は全然ダメ。
小学生の頃はバスケ部。
中学生のときは最初卓球部に入って、その後放送部に入った。
高校生になったら吹奏楽部に入ったけれど最後までいなかった。
このように全く継続できない人間だったんですね。
何をやっても続かないからきっと社会に出ても仕事が続かなくて、就職しても辞めてバイトを転々とするような大人になるだろうな・・・と母親には思われていた。
なので今の僕の仕事ぶりを見ると「教えていないのにどうしてこうなったんだろう?」とすごく不思議なんだそう。
そういうわけで僕は気質的に継続できるタイプではなかった。
しかし後天的に継続できる術を身につけたわけです。
「継続」ができないのは当然のこと
そもそも人間というのは新しいことを拒否しがち。
人間にはホメオスタシス(生体恒常性)という傾向があり、体温や心拍数などは一定の状態を維持したがるもの。
心拍や体温がコロコロ変わると明らかに体にとっては良くないし一大事でしょう。
基本的に内蔵機関は一定を好む。
つまり本能的に人間は「変わらない」ことを望むのです。
今日と変わらない明日を望むのが私たちの体。
しかし心は今日とは違うより成長した明日を望むもの。
これは人間の抱えている大きな矛盾です。
本能は安定を望むけれど心は成長を望む。
そして社会的にも成長が求められる。
今は違うけれど旧来的な家族の観念としては、結婚して子供ができて孫ができて・・・と年齢を重ねるごとに養う人が増えていくもの。
だから昔は年功序列で歳を重ねるごとに給料が増えていくシステムが作られていた。
このように社会的には成長が望まれるけれど
本能的には成長も衰退も望まない、現状維持を望んでいるわけ。
だから人間は何か新しいことをやろうとしても本能が止めてくる。
「いつもと同じでいいじゃん」と体が止めてくるんです。
人間は社会的な自分が「成長したい」と望んでも、本能的な自分が足を引っ張っるようにできています。
この捉え方は結構役に立つので是非覚えておいてください。
「継続」を行う上で重要なのは
この社会的な自分と本能的な自分をどう引き離すか、もしくは説得するか。
わかりやすいよう人格化して考えてみましょう。
何か新しいことを始めようとしたときに
「絶対うまくいかないからやめとけよ」と止めようとしてくる人へ対処するためには、言葉で説得するか無理矢理振り払うしかないでしょう。
自分の頭の中にもそうやって止めてくる本能的な人格が必ずいて
その人が止めてくるなら「説得する」もしくは「振り払う」のどちらかで対処するしかない。
「振り払う」というのは割と根性的な話になりますね。
現実的にいうと例えば「期間を決める」。
1ヶ月は毎日本能的な自分を振り払って◯時間頑張る、と決めて実行する。
毎日頑張る方法は非常に簡単で「究極まで細分化する」こと。
いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように、という5W1Hまで細分化するとできるようになります。
毎日手をつけられないのは細分化をしていないから。
例えば夏休みの宿題は8/31にやる子が多いでしょう。
それは何日・何曜日に・いつ・どこで・何時間やるか、を決めていないから逃げるわけ。
ではなぜ夏休みの宿題は毎日できないのに学校には毎日行けるのか。
学校から求められているタスクという意味では夏休みの宿題も通学も同じなのに、なぜか夏休みの宿題は毎日できない。
でも毎日決められた時間に起きて準備をして家から学校に通うというハードルの高いことはできる。
夏休みの宿題は「夏休み中ならいつやってもいい」、つまり細分化されていないから最後まで残してしまう。
しかし通学は「何時までにどこに行って何をしていなさい」とタスクが細分化されていて本能的な自分を振り払う仕組みができているからハードルが高くてもこなせるわけです。
「本能」を説得して継続力を手に入れよう
これが本能的な自分を力技で振り払う方法。
続けるためには期間を区切った上でタスクを極限まで細分化する。
「1ヶ月毎日やる」と期間を決めたら
誰がやるのか、場所はどこか、時間はいつからいつなのか、どういう順番でやるのか・・・
と細かく決めておくとサボらなくなるのです。
ただ今回おすすめしたいのは根性で「振り払う」方法ではなく・・・
本能を「説得する」方法。
本能を振り払う方法は説明した通り、時間を区切り徹底的に細分化すること。
エナジードリンクを飲ませてドーパミンを出しながら根性で続けるイメージ。
そうすると本能的な自分が1ヶ月は大人しくしてくれる。
そうして段々と習慣化してくると本能的な自分が
「あれ?1ヶ月続いてるってことはコレは維持しなといけないことなのでは・・・?」
と錯覚してくれる。
ホメオスタシスに組み込んでいくわけです。
次は本能を「説得する」方法について。
この方法は簡単で報酬を設定すればいいのです。
報酬とは「本能に働きかける」ということ。
例えば「勉強しないと甘いものが食べられない」。
これはものすごく簡単な本能の説得の仕方。
「甘いものはおいしい」という感覚は極めて本能的でしょう。
口から摂取して胃で消化されてエネルギーになって・・・というのは内臓機関に直接働きかける極めて本能的な行為。
見る・聞く・嗅ぐ・味わうなど五感が刺激される本能的な行為に報酬を紐づけてあげましょう。
そして先程の例の場合だと普段から甘いものを断っておくとより効果的。
「甘い物を食べたい」というのは本能的な欲求。
対して仕事を継続したいと思うのは社会的な自分。
そして本能的な自分を説得するために「甘い物が食べられるのは仕事が終わった後」という条件をつける。
このように「仕事をする」ということが社会的な欲求も本能的な欲求も満たせる状況を作ると継続しやすくなるわけです。
これはあくまで方法論になりますが知っているとすごく有利だと思います。
継続できる「報酬」の設定方法とは?
仕事というのは本能的にはやらなくてもいいしむしろ疲れること。
ただその先に本能的な欲求を満たせる報酬を設定しておくと本能とは関係ない社会的な行動と結びつくことになる。
だから報酬を「甘いもの」に設定するなら普段は甘いものを食べないようにして、
仕事をした結果甘いものが食べられるようにするのがベスト。
実は僕はずっとこの方法をとっています。
基本的に起業してから休みを設定していないのですが、いくら仕事が好きとはいえ休みたいこともある。
「温泉に行きたい」「どこかへ旅行に行きたい」と思ったらそれを報酬に設定してあげるわけです。
ものすごく忙しいときは「ここまでやったら1日空けて泊まりで旅行しよう」と考える。
僕の仕事は基本的に月曜日に始まって日曜日に終わります。
メルマガの配信は日曜日だからそれまでに書かないといけないし、YouTubeの撮影も日曜日に翌週分をまとめて撮ることが多い。
ただもしスピードアップしてものすごく頑張ったらこれらを土曜日に終わらせることができる。
すると日曜日が空くので、その日曜日を利用して好きなことをするわけです。
すごく忙しくて撮影やら取材やらがたくさんあった心が折れそうになるときに
「今週めっちゃ頑張って土曜日までに終わらせて日曜日温泉行こう」と考えるわけです。
そう決めると意外とやる気が出て終わらせられる、というわけ。
普段は仕事中に疲れると10分休憩するつもりが気づいたら長引いてしまうことも多い。
50分仕事して10分で休憩するところを
あまりにも仕事が詰まりすぎているとやる気を失ってしまい、ダラダラと1時間休んでしまったりするんですね。
そうならないようあらじめ日曜日のTo Do リストに「熱海」と入れておくと
「頑張ったら日曜には熱海に行ける・・・!」と思えて頑張れるわけ。
報酬をつけて仕事を頑張ろうと言われても
「そうは言われても絵に描いた餅だし無理だよ」と思うかもしれないけれど・・・
本能的な自分と社会的な自分を同一視させるのはすごく重要なこと。
そのために普段から甘い物を控えておいて「〇〇すれば甘い物を食べられる」という条件を作っておくと比較的頑張れます。
僕はドラムの練習の場合
「この曲が全部叩けるようになったら、一緒に音楽をやっている友達に動画を送って自慢ができる」と考えていました。
かっこいい演奏ができてそれを見せて褒められたら嬉しいでしょう。
「褒められて喜ぶ」というのは生体反応があるから本能に近いもの。
こうした本能的な自分を満たす報酬を設定しておく。
簡単なのは五感にまつわることかな。おいしいもの、味とかかな。
すると比較的無理なく継続しやすくなるわけです。
ということで今回の内容をまとめると・・・
「続けたい」と思う社会的な自分と
「食べたい」「寝たい」「休みたい」と感じる本能的な自分の2つが存在していて普段はケンカし合っている。
そのときに継続の妨げになる本能的な自分をどう対処するか。
その方法は本能的な自分を「無理矢理振り払う」か「説得する」の2つ。
今回は三日坊主にならないためのこの2つの方法論についてお伝えしました。
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私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
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