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「服を着るならこんなふうに」最新話更新されました
私MBが企画監修する漫画「服を着るならこんなふうに」の第60話が更新されました。
今回は長らく続く環のトラウマ解消回。
前回から続いていた幼馴染「奈那」との仲直り回。
兄祐介が仕組んだ出会いにより、奈那は環に謝罪することが出来ます。
「かっこいい」って何だろう?
第59話の回想シーン。奈那の一言が胸に刺さります。
今回の第60話はこれの謝罪回なワケですね。成長した奈那は自分の言葉で環を傷つけてしまったことを深く反省し、謝ります。
このあたりは私の処女作である「最速でおしゃれに見せる方法」(扶桑社)から長年触れていることです。
「最速で〜」のあとがきに詳細があるので是非読んで頂きたいのですが・・・私はおしゃれに興味が出て追いかけ始めた学生の頃、とある洋服屋さんのスタッフに「そんなダサい服装でウチにきたの?」と言われたことがあります。
今だったら「いやぁ・・・すみません笑」とあしらうことも出来るでしょうが、当時思春期だった私にはこの言葉がひどく胸に突き刺さりました。「かっこいいって、おしゃれって、そんなに偉いことなのかな」「人を馬鹿にしていいくらい凄いことなのかな」と涙ながらに思いました。思えばそれがきっかけで私は洋服の研究にのめり込むことになるわけですが。「クソッたれ!!思い切りおしゃれになって見返してやる!!」みたいな。当時は感情だけで生きていました。若かったです。
今思い返すとこのショップスタッフさんには感謝しかありません。この一言で実に様々な想いに至ったからです。一つとても大きなことが今回のテーマ「カッコイイって何だろう?」ということです。
こちらの記事が詳しいので是非読んでみてください。
私は他人を馬鹿にしたり、喧嘩したり、罵ったり、煽ったり、SNSで見も知らない他人を簡単に傷つけたり、そんな「他人のことが考えられない人」が「カッコイイ」とは微塵も思いません。いくらその人が際立ったおしゃれであってもです。
私は内面も外面もカッコイイ人になりたかったし、多くの人にそうあって欲しいと願っています。
外見がツンとしておしゃれな服装をしているけれど、内面はとても優しく余裕があって笑顔を絶やさない・・・・そんな人がモテるだろうし「カッコイイ」って言葉通りでしょう?
「おしゃれ」とは何か?
ファッションは他人との違いで区別され、初めて評価されるものです。
皆と全く同じスタイルでは「おしゃれ」どころか区別もされないでしょ?その他大勢と何かが違うから区別され、「おしゃれ」と認識されるわけです。おしゃれに絶対不可欠なのがこの「差別化」です。
しかしこの「差別化」という要素が時に暴走してしまい「俺は他と違うんだ」と優越感と奢りを生んでしまう。
「差別化」だけに「他人を見下すような言動」をついしてしまうのもなんとなくは理解できます。
しかしそうした人に欠けているのが「客観性」、つまり「他人のことを考える心」です。
実は差別化と同様におしゃれに欠かせないのがこの「客観性」です。
「差別化」だけで終わってしまい性格もねじくれてしまっている人はファッションアディクト(中毒者)の中でたまに見かけますが、そうした人の着こなしは明確にわかるし、そうした人は実は内面だけでなく外見も「おしゃれ」になりきれていません。
何故「差別化」だけじゃなく「客観性」が大事なのか。
それはファッションが「ただ人と違えば良い」わけではないからです。
本質的にファッションは他人から評価されるものです。「ファッションは自己満足だ」と主張する人もいますが、そうした人は是非胸に手を当てて考えてみてください。他人の視点を意識せず本当に「自己満足」だけで服を着ていますか?自分が気に入った服ならば「パジャマ」でも外出できますか?・・・多くはそうじゃないはずです。
差別化だけでおしゃれが成立するなら「デタラメな配色やデタラメなデザインが格好良い」ということになります。しかし現実はそうじゃありません。何故か?それは「おしゃれは他人が評価するものだから」です。「他人の理解の範疇で差別化しなければ」おしゃれと認めてもらえないのです。つまり「客観性」ですね。
ここをちゃんと認識しておしゃれを構築する人は、知り合う人ほとんど全てに褒められます。
何故か「今日会う相手はどんな服装だったら喜んでくれるか」と他人のことを考える習慣がつくからです。
デートの時は彼女のことを考えて、仕事の時は部署の皆のことを考えて、飲み会の時はくる友人のことを考えて、そうしてコーディネートを作るから「誰からも褒められる」のです。
「俺は他と違うんだ」と優越感と奢りばかりを感じている人は本質的におしゃれになれません。
客観視する視点が足りないからです。まさにそれは自己満足的であり、気がつけば裸の王様。おしゃれだと思っているのは「あなただけ」です。
世の中はよく出来ています。
私は世界的に有名なデザイナーさんやスタイリストさんと何度もあったことがありますが、そうした人に限って心優しく丁寧でいつも気にかけてくれるもの。「フンッ」と鼻息を荒くしている人は中途半端な人ばかりです。
「外見も内面もおしゃれ」
これは綺麗事でもなんでもない。客観性と差別化を両立すると「他人の気持ちを考えざるを得ない」のです。
他人を思いやる気持ちが結果につながる優しい世界
「でも、そうは言っても他人目線とか客観性とかどうやって考えたらいいのか?」
「会う人によって考えていることも違うでしょ?どうやって合わせたらいいの?」
だからこそ私は考える材料として「方程式」を渡しています。
「ドレスとカジュアルのバランス」という至極シンプルなモデルを使って、考えやすいように手がかりとなるようにしています。「これを着てれば誰からも褒められる」「これさえ着てれば絶対カッコイイ」実はそんなの無いんです。
肝心なのは相手の気持ちを考えること。
明日会う相手のことを想像することです。
想像したのちに、服装で表現する際に、私の方程式が役にたつでしょう。
SNSでは喧嘩ばかり、見も知らぬ他人を心無い一言で罵り、他人目線がいかにも無視されがちな昨今。
「他人を思いやる気持ちが結果につながる」というこんなにも素晴らしい文化であるファッションを、より多くの人に知ってもらいたいと願っています。
最終回じゃないですよ?笑
なんか祐介がまとめっぽいコメントをしていますが、別に最終回じゃありません笑。
まだまだ続きますのでご安心を。
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想像してみてください。
周りの友人から「最近なんでそんなおしゃれになったの?」と言われているあなたを。洋服屋さんに入ってショップスタッフに話しかけられてもビクビク臆せず対応できるあなたを。普段なら気負う様な高級レストランでも彼女を堂々とエスコートできるあなたを。
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