オシャレになる前の基礎知識

ファッションにお金はかけるべきなのか?

 

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ファッションにお金をかけるべきか否か。

今はユニクロやGUやH&MやZARAなど超低価格服が市場に溢れており、Tシャツやデニムだけでなく革靴やマフラー、コートやスーツまで価格破壊が起こっています。

 

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例えばこのスタイル。アウターとストールとパンツの主要アイテムだけなら3点で1万円以内で揃えられます。ファストファッションでも選ぶ審美眼さえあればOK。10年前と違い今はお金をかけすともおしゃれになれる時代なのです。(このコーディネート、詳しくは2017年1月のメルマガで解説しています)

 

しかし同時にファストファッションじゃないハイブランドも市場には多くあります。ストール一枚で3万円、ニットで5万円と「一体適正価格とは何なのか?」と思えるくらいの乖離がある現状です。

 

これらブランド品は無論ファストファッションにはない魅力があるからこそこの世から淘汰されていないわけですが・・・では一体ファッションとは「お金をかけるべきなのか」「お金をかけないで良いのか」どっちなんでしょう??

 

 

トレンドのお話、「トレンド」って一体なんだ??

 

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Photo by http://solife-a.com/wp-content/uploads/2015/07/ユニクロ1.jpg

 

簡単に説明しますが実はコーディネートには「お金をかけるべき箇所」と「かけなくてもバレない箇所」があります。

 

はっきり言ってコート、ニット、パンツなどの身に着けるアパレルアイテムはユニクロでもかなりのクオリティになっています。カシミヤ、デニム、ファインメリノ、ダウン・・・などなど。年を重ねるごとに価格不相応なほど高品質となっており、高級ブランドとの区別はもはやつきにくいのです。

 
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Photo by http://livedoor.blogimg.jp/nowhereman333/imgs/b/8/b8188f6e.JPG

 

例えばユニクロのロングセラーアイテム「エクストラファインメリノニット」と、
高品質ニットの代名詞ジョンスメドレーのニットと、
パっと見て区別がつく人がどれだけいるでしょうか?

 

多分GACKT様でも吟味して見ないと判別がつかないはずです。プロでもない一般の人からすればほぼ同じ風合い質感に見えるはずです。しかし値段は雲泥の差があります。ユニクロなら3,000円程度で購入でき、ジョンスメドレーなら時に30,000円することも。

 

「いくら質が高いと言ってもユニクロは面白いデザインがない!!飽きるじゃないか!!」

と思うかもしれません。そしてその通りです。
ユニクロは「高品質」ではありますが、デザインまでは尖ることはできません。万人に向けて作るため「デザイン服」の類を作ることができず、基本的には「ベーシック品」ばかりです。

 

 

しかし「デザイン服」って本当に必要なのかな・・・?

 

メンズファッションはレディースと異なり非常に保守的です。毎年生まれるトレンドはあるものの明確に「これは去年の服だ」などと判別できる人はごく稀です。細身のデニム、艶のあるニット、シワのない綺麗な形のジャケットなどは毎年変わらず使えるもの。私でさえお気に入りのジャケットは5年続けて使っているくらい。トレンドは確かにあるけれどなんだかんだでワードローブの7割程度は「ベーシック品」となっている人がほとんど
でしょう?

 

相当トレンドにうるさい人でも「去年の服」「3年前の服」「今年の服」などと区別がつく人は稀なはずです。

 

もちろん「トレンド」も大事ですが、それはあくまで「初心者以上」の話。
初心者以上となると「ベーシック品」だけでは飽きて来ます。

 

「トレンド」とは要するに「今最も差別化が進む服、着こなし」のことです。
トレンドとは一部のおしゃれな人が取り入れているもの。マスに落ちた時点でそれはトレンドではなくベーシックとなるのです。トレンドというと言葉の印象から「誰もが着ているから取り入れるべきもの」と思う人が多いでしょうが・・・ファッションにおいて特にメンズにおいてはそうではなく「一部の人が取り入れているおしゃれな服、着こなし」がトレンドです。

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/274/6797274/6797274B_8_D_500.jpg

 

例えば「今年のメンズはワイドパンツがトレンド」とどの雑誌を見ても書いてありますが、実際渋谷を歩いてどれだけの男性がワイドパンツを着用していますか?100人すれ違って4,5人程度じゃないでしょうか。普及したら「トレンド」として取り上げられなくなるので、

取り上げられているうちは「一部のおしゃれな人が取り入れているもの」なのです。

 

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そして「トレンド」はベーシックから脱却できる「差別化」となります。

おしゃれとは「周りの人と違う」からこそ褒められるものであり、差別化が必要なものです。「ネック」などはトレンドがわかりやすいですが・・・例えばクルーネックを皆が着用し出したらおしゃれな人が「ちょっと差別化してみよう」とVネックを取り入れだします。するとそれを見た一般の人も徐々に同調しはじめて、いずれマス層までVネックが広がります。そうすると一部のおしゃれな人は今度はクルーネックに戻ったりするわけです。

こうした「差別化の波」を「トレンド」と言うのです。

 

(そしてこのトレンドの波を「自らの感覚」まで落とし込む訓練となる様に、私のメルマガは作っています。)

 

 

「ベーシック」だけでも十分おしゃれになれます。しかしおしゃれ中級者以上・・・例えばアパレルショップでプロから褒められる様なレベルであれば「トレンド」を少し取り入れて「差別化」を図る必要があるでしょう。

しかしそこまで望まないのであれば、もはやファストファッションでも十分おしゃれはできるのです。

 

 

しかしそれでも「お金をかけるべき場所」はある

 

では「ファッションはお金をかけなくても良いのか」?

 

実はそうでもありません。お金をかけるべきところもあります。
それは「小物」です。

 

指定してしまうと・・・靴、ストール/マフラー、バッグ・・・この3カテゴリに関しては少なくとも「お金を投資する価値がある」と断言できます。

 

まず「靴」。
革靴でもスニーカーでもそうですが、まだまだファストファッションは十分なクオリティのものが作れていません。スニーカーに関してはNIKE、adidasといった既に巨大なマーケットを網羅しているブランドがあります。みなさんなんとなく「スニーカーって1万円くらいだよな」と思っているでしょうが、実はあれはNIKEだからできる価格なのです。

 

世界中にマーケットがあり巨大な生産背景を持っているからこそ商品単価を極めて安く設定できるのです。モノはたくさん作る土壌があると当然単価に跳ね返ります。NIKEと全く同じ靴を普通のブランドが作ろうとすれば倍以上の値段となるのです。実際アパレルブランドが作るスニーカーって「妙に高い」でしょ??

 

そして「革靴」。ここはそもそもそこまで需要が大きくない。日常私服で革靴を履く男性はまだ日本にはそこまで多くありません。皆スニーカーが多いでしょう。実際ユニクロやGUもカシミヤもデニムもあれだけ高品質低価格で出せているのに革靴は未達です。パイが大きくない分、数をさばくことができないので、「良い生地を低価格で」が通用しないのです。靴だけでなくレザー全般そうです、例えばユニクロの「ネオレザー」とかちょっと洋服見ている人なら全然惹かれないでしょ??

 

「バッグ」も革靴と同様です。日本人男性はポケットに財布を突っ込んで歩く人が多いためバッグの需要があまり大きくない。バッグは数をさばけないので安くしようがありません。「デイパック」なら可能ですが「レザーバッグ」などは需要も限られているためどう頑張っても安くは作れないのです。

「ストール」も同様です。ストールを巻く男性はあまり多くないので安くしにくい。できるとすれば無地でシンプルでスーツに使えるような無個性なマフラーくらいです。

 

 

しかし実はこの3カテゴリは案外目立つものなのです。特に「靴」「ストール」は顕著です。

ストールは顔に最も近く目につきやすいところ。
靴は昔から「おしゃれをするなら足先から」と言いますが、先端部分だけに視線が止まる箇所なのです。「ファッションコーディネート」においては頭の先と足の先は最も目立つところでありこの二箇所の処理で印象は大きく変わります。

 

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例えばこんな感じ、ミリタリージャケットとデニムパンツなどカジュアルなアイテムの詰め合わせでも・・・「足先に革靴、頭の先にハット」とドレスライクなアイテムを両先端に置くと上下の服によって作られた「子供っぽさ」は綺麗に消えてくれるのです。

 

そしてしかも「靴」も「ストール」も「バッグ」もたいしてトレンドがありません。
もし高いものを買ったとしても「来年使えなくなる」なんてことはおよそありません。

 
 


値段の差が確実に出るジャンルであり、

また目立つ部分であり効果が期待できる箇所、

加えてトレンドがなく長く使い続けることができる・・・

 

 

こう考えるとお金を投資すべきは・・・この「小物カテゴリ」にあるのです。
洋服はユニクロでも十分。もしトレンドアイテムが欲しければたまにデザイナーズブランドを手にしても良いでしょう。

 

その上で「差別化」を図るならば、「どこかにお金を投資したい」と思うならば、

靴・バッグ・ストールの3カテゴリがオススメです。

 

毎週のメールマガジンではこれら3カテゴリの買うべきアイテムなども綴っています。
例えば私が使っているアイテムなどをオススメすることもあります。
私も5年使っているブーツ、3年使っているバッグ、4年使っているストール・・・などなど。これだけ洋服を毎年購入してトレンドを追いかける職業の私でさえ、小物は長く愛用しているものがほとんどなのです。

 

「一張羅」と言いますが、実はお金を投資すべきは「小物」。
今はコートもジャケットもファストファッションで「それなり」の出来のものがあります。

 

実はこれから2月3月はアパレルショップで「小物」が多くラインナップされる時期です。「長く使えるおしゃれアイテムを」と思うのなら今年は「高い小物」にも少し目を向けてみましょう。

 

例えば5万円のバッグを10年使うのと、

1万円のバッグを2年で使い捨てるのと、

年間あたりの金額で考えたら全く同じでしょ??(年間5000円)

 

「それ良いバッグだねー」と言われ続ける10年間か
テキトーに使って買い換える2年間か、
どちらを「すべき」とまでは言いませんが、私は前者の方が賢いと思います。

 

是非ご参考に・・・。

 

 

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