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賢くオシャレになりたいのなら、
少しでも安く格好良くなりたいのなら、
是非「古着」に着目してください。
「臭いから嫌だ」ならそれでも良い
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「古着なんて臭いから嫌だよ」
「他人が着たものってなんだか抵抗がある」
と思う人もいるでしょう。
そういった人はもちろん無理に手を出すべきではありません。
どんなジャンルにおいても
「誰に対しても適合する正解」はありますが、それがその人のパーソナリティに沿うとは限りません。
ファッションにおいても「こうすればオシャレになる」というある種の定理法則は存在します。本KnowerMag、毎週のメルマガで説明し続けている通りです。この世に存在する物事のほとんどは体系化・論理化できるものです。もっとも体系化しにくい絵画や音楽ですら一定のロジックがあるものです。
オシャレも同様、「オシャレになるには正解がある」のです。
しかしいくら正解があると言っても「これだけはダメ」「これは抵抗がある」などのその人のパーソナリティもあるものです。「古着がダメ」「なんとなくヒョウ柄は着たくない」「白ソックスは苦手」「スキニーはちょっと」などなど。別にそういった嗜好は無理に解決する必要などありません。星の数ほどアイテムが存在し、無数の組み合わせの可能性があるファツションです。別に一つ二つダメだからといって「オシャレになれない」わけもありません。
古着が苦手な人はそれで良いのです。
ただし。
「古着」に特に抵抗がないのであれば是非取り入れるべきです。
世界トップクラスのデザイナーの「着想源」は一体どこか??
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古着をオススメする理由の一つは、「古着こそがあらゆる洋服のルーツ」だからです。
ちなみにここで言う古着とは「ブランド古着」ではありません。
現在普通に売っているものを下取りし安く売っている「セカンドストリート」「ラグタグ」などのブランド古着ではありません。
80年代70年代などのアメリカ・ヨーロッパ古着などのことを指します。
あの独特の香りのする古着屋さん・・・分かりますよね?
下北沢や吉祥寺に立ち並ぶあの感じです。雑多でチェックシャツやスウェットやジャージやGジャンやミリタリーモノが並ぶあの「古着」です。お間違えなく。
そもそもパリコレクションなどに出ている世界トップofトップのデザイナーたちは一体どこから着想して洋服を作っているのだと思いますか?
作詞家の様に「天から頭にイメージが降りてくる」のでしょうか?・・・もしかしたらそういったデザイナーさんもごく少数いらっしゃるのかもしれませんが、実はほとんどのデザイナーが「過去のアーカイブ」からデザインを着想しているのです。
「過去のアーカイブ」とは、そう「古着」です。
70年代に流行ったもの、80年代に流行ったもの、40年代の洋服・・・などなど。
トップデザイナーでもパリの古着市などに赴き、そこからアイディアソースとなる服を漁るのです。
ジャンポールゴルチエもマルタンマルジェラもコムデギャルソンの川久保玲も。世界中のトップデザイナーの多くが古着からアプローチしてデザインを着想しているのです。これは私が脚色しているワケではなく、洋服の歴史に詳しい人なら「当たり前」レベルの話です。
もちろん古着から、過去のアーカイブからではなくまったく新しいデザインをゼロから作りだすこともあるでしょうが・・・人類の長い歴史の中であらゆる「洋服のデザイン」はすでに生み出されてしまっているのです。だからこそ「流行は繰り返して」いるのです。
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80年代に流行った「セカンドバッグ」は、わずかに形を変えて現代では「クラッチバッグ」として再び定番化しました。
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90年代に「エアマックス狩り」などの社会現象を生んだ「ハイテクスニーカー」は、また再び2010年代に脚光を浴びています。それもデザインも色もほとんど変えずに。
優れた洋服は長い長い歴史の中ですでに生み出されてしまっています。
今は、それらのアーカイブの中から「他の要素」をわずかに組み合わせることをしているのです。
繰り返す流行の中でもわずかに新しい要素を組み込んで、「微妙に進化し続けるスパイラル」を作り出しているのが現代のファッションです。
だから多くのデザイナーは古着を漁るのです。
とりわけトップクラスのファッションデザイナーほど古着を集めたがります。
デザイナーが描くTシャツのプリントはどこから来ているか知っていますか?
かなりの割合で古着のグラフィックから着想したものが多いのです。
デザインや色だけでなくグラフィックや柄に至るまで、古着を参考にすることが多いのです。
・・・ならば。
いっそ「古着」を探した方が「格安で良品」にあたる可能性があるわけです。
星の数ほどある古着から当たりを引くのはなかなか難しいかもしれませんが、
審美眼さえあれば「超激安」で最新トレンドとなるものを手にすることができるのが古着なのです。
ではどんな古着を買うべきなのか??
では審美眼はどう鍛えるか?
残念ながらそう簡単な話ではありません。
トレンドやファッションに対する考え方を正しく知ることが近道ですが、そういったものを体系化した文章はあまり多くありません。
例えばパリやミラノのコレクションなどに目を通し、歴史を学び、市場にある洋服をしっかり吟味して・・・と訓練すれば「良品を発掘する審美眼」が獲得できるでしょうが、なかなか大変な話です。時間もお金もかかります。
そのために私は体系化・論理化した情報を毎週メールマガジンで配信しているわけです。
が、さすがに「審美眼つけるためにメルマガ読んでね」じゃあまりにもあまりなので笑。
ここでは「今年のトレンドで、古着で良品を見つけるためには」を少し紹介しておきます。
今年古着で当たりを引くためには「ミリタリー」に着目してください。
今年のトレンドのキーワードは「ビッグシルエット」「ミリタリー」などですが
特にミリタリーは古着で見つけやすいトレンドです。
何せミリタリーは他のカテゴリよりもずっと「デザインの変遷」が少ないものです。
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M65はどのブランドが作っても大体同じだし・・・
MA-1はユニクロが作ってもほぼ忠実再現になります。
ミリタリーは「軍人がミッション遂行するための必要最小限デザイン」しか組み込んでおらず、ここに機能美が存在します。完璧すぎて崩すことができず、デザインを付け足す隙が無いのです。
スポーツウェアのトレンドやアウトドアウェアのトレンドなどは
デザインの変遷があるものですがミリタリーに関してはほとんどが原型のまま。
ですから極端な話、古着を買おうとも新品のデザイン服を買おうとも「大差ない」のです。
だったら格安で手に入る古着の方が賢いじゃん、って話ですね。
ではどんなミリタリーを古着屋さんで探すべきか?
一つ覚えていただきたいのは「ミリタリーは”シルエット”のことなど考えていない」ということ。
いくら機能美によりデザインが優れたものであったとしても、
さすがに「敵から見て体型が綺麗な兵士の方が良いよねー!」なんてノンキなことは考えませんね笑。
ですからシルエットは基本的にあまり綺麗じゃないものが多いのです。
ここが街着でミリタリー古着を使う「唯一の罠」かもしれません。
デザインは優れているけどシルエットはイマイチなのです。
日本人はもともと体型に恵まれていません。胴長短足・顔デカと欧米人に比べて二歩も三歩も劣っています。(もともと洋服は「洋」のものですからね)
ですから「シルエットを綺麗に整える」というのは日本人が抱える宿命でもあります。ここを無視すると初心者はとくに「おしゃれ」から遠ざかったしまうのです。
さて、そう考えると「どんなミリタリーを選べば良いか」おのずと答えが出てきますね。
それは「体型が美しく見えるミリタリーアイテムを選ぶこと」です。
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例えばMA-1。
これは「初心者が選んではいけないミリタリー古着の代名詞」と言って良いかもしれません。
今年はミリタリートレンドとあってMA-1が空前のブームです。
しかしながらMA-1は2つの大きな難点を抱える「着こなし最難関アイテム」でもあります。
それは
・ボリュームがありすぎるデザイン
・何もない寂しい首元
以上2つです。
MA-1はフライトジャケット。航空機乗りのジャンパーです。
狭い機内で計器に引っかかることがないように極めてシンプルなデザインにしてあります。
そのシンプルデザインが現代の街着においても評価されているのですが、問題は「シルエット」。
防寒着としての意味合いが強いため、ボリュームが大きすぎるのです。
腕回りはやたらと太く、身幅は過激に太い。どうしてもルーズな印象になりがちな形作りなのです。
加えて首元に何もないデザインです。
首元は顔に近く極めて目立つ部分です。同じ素材形のニットでも「Vネック」「クルーネック」「タートルネック」と3種類作ったりするでしょう?たかが首のデザインだけであんなにバリエーションを作るのはなぜか?それは首元だけで印象が激変するからです。そうじゃなかったらそんなに何種類も作りません。ユニクロなどはこの手のバリエーションをとにかく作りますね。着丈や身幅などではなく「首の形」でバリエーションをつけることがやたらと多いはずです。それだけ「首元の印象」は重要なのです。
そしてMA-1はこの「重要な首元」に何も無いデザインなのです。
羽織ってみれば納得ですが、首に高いエリのあるM65と、何もないMA-1では印象がまるで違います。
明らかにM65の方がカッコよく見えるでしょう。
冬のウェアでは特に首元に何もないと、目立つ部分だけにひときわ寂しく見えてしまい「何か足りない」「何かサマにならない」印象となりがちなのです。
長くなるのでこのあたりにしておきますが、
こうしてシルエットを考えると「MA-1がいかに難しいか」が理解できるかと思います。
では逆にどんなものを選ぶべきか?
シルエットを綺麗に見せてくれるものなわけですから・・・例えばM65、ファティーグジャケットなどは簡単で良いですね
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こちらがM65。
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こちらがベトナム戦争などで使われたファティーグジャケットです。
このあたりはMA-1と異なり「エリがある」デザインです。
また加えて「エリを立たせることができる」デザインの物も多いです。
エリがあると、また立たせられると何が良いのか。
それは先程の「寂しい印象がなくなる」という意味でもそうなのですが、
「小顔効果」という意味でも優れています。
顔の近くにエリなどの布があると、対比効果で顔が小さく見えて体型が綺麗に見えるのです。
「顔が小さく見えて・・・って、顔の大きさってそんなに重要??」
と思うかもしれませんが、実は超重要です。
プロモデルさんの採用基準では「顔の造形」よりも「顔の小ささ」がまず求められます。
顔の大きさは「八頭身」という言葉通り、体のバランスを見る基準となる箇所なのです。
顔が小さいと自然と手足が長くバランスよく見えて、すらりと美しい体に感じます。
女子はストールやマフラーをよく巻きますが、これも同じですね。対比効果で顔を小さくみせてバランスを綺麗に、洋服が似合うように整えているのです。
エリなどが顔近くにあればこの対比効果が進み、小顔効果が生まれます。
また実はエリが高ければ顔周りに視線が集まりやすくなるため、身幅のゆるさなどに意識がいかなくなるものです。
ルーズな服でも「エリがあるもの」を選ぶと案外サマに見えるものですが、これは視線誘導が機能しているからなのです。
長くなってしまいました。まとめます。
・格安良品を手にいれるには「古着」に着目しよう
・今年は「ミリタリー」に注目しよう
・ミリタリーを選ぶ時は「シルエットが綺麗に見えるもの」を意識しよう
こんなところです。
ちなみに冒頭で「古着に抵抗がある」人に朗報。
古着屋さんで売っているミリタリーアイテムのほとんどが実は「新品」です。
誰かが着たものではありませんのでご安心を。
ミリタリーは軍が放出したものがほとんどですが、
それらは「作ったけど使わなかった」いわゆる「デッドストック品」がほとんどです。
ですから多少古めかしくても実は新品であることが多い。抵抗を感じる人もミリタリーならイケるかも。オススメです。
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騙されたと思って読んでください。
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