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下着や靴下やルームウェアなど
見えない服までこだわるべきか否か。
私は下着が大好き
実は私は下着や靴下やルームウェアが大好き。
「見えないところまでこだわるのが粋だ」とか
江戸っ子的なことを思っているからではなく、たまたま下着も靴下もルームウェアも凝るのが好きなだけ。
下着はちょっと頭のネジが飛んでるくらい好き。
20歳くらいの頃「万年金欠症」と「洋服依存症」を併発させてしまっていて、それはそれは苦しんだものです。
そんな時に「コレなら買えるか・・・」と満足度を満たしてくれていたのがアンダーウェア。
なんせアンダーウェアならブランドモノでも安ければ2000円くらいでも購入可能。
当時楽天などのネット通販もないしファストファッションもない。洋服が本当に高かった時代でした。
それなりにかっこいいものを買おうと思ったら、カットソー1枚7000円は出さないといけなかった。
パンツなら20000円、アウターなら50000円は覚悟しなくちゃいけなかった。
今なら「ファストファッションを着まわしでカバーする」という逃げ道が存在するけれど
当時は安いものは「本当に心底安っぽい」ものばかりで、今の様に恵まれていなかったんですね。
そんな中唯一といって良いくらい手頃に良品を手に入れられるのが下着でした。
ありとあらゆる下着を揃えていく中で徐々に認識が「手頃で満足できるから買っていた下着」から「洋服よりも下着が面白い!」となっていきました。
10000円もするイタリア製の高級シームレス(縫い目がない)アンダーウェアなんかを買ったりして・・・。全然手頃じゃない。もはや本末転倒です。その頃の名残で今でも下着にはこだわりが幾つもあって、収集癖も治っていません。
ボクサーブリーフなどはもちろんですが、ビキニやTバックなども何枚も持っています。
スーパーローライズのビキニやTバックなどは女子に引かれることもしばしば。
「な・・・なに穿いてるの・・・?」
と戦慄した表情で尋ねてきたあの時の元カノの顔を今でも忘れることができません。
(女物のパンツを穿いていると思ったらしい)
下着泥棒にも2,3回遭いました。
すみません下着ドロさん。あなたの盗んだシースルーのTバックはメンズです。
かぶった瞬間に股間に膨らみがあるから分かるはず。(かぶるタイプの変態かどうかは知らないけど)
何枚もの下着を盗んだあなたならすぐに分かるはず。
「女性ものでこんな膨らみは存在しない・・・ということは・・・?」と。
気づいた時にはトラウマです。「もう下着ドロはやるまい」と下着ドロの人生をもしかして知らぬうちに更生しているかもしれない。
また靴下も病的に好き。
特に「ソックス見せスタイル」が流行(今ではもう定番だけど)となってからは
とにかく面白い柄物などを集めるのが趣味になってしまいました。
Photo by http://maps2002.up.n.seesaa.net/maps2002/image/DNGL1020236.jpg?d=a1
ルームウェアも大好きです。
夜は一人で過ごすことが多いので誰に見せるわけでもないのですが・・・。
多分一生涯で着ることのできる洋服の数はもう限られていて、
だったらルームウェアも「中学生のときに使っていたジャージ」じゃなくて
「目一杯楽しみたい」と思っている節があります。もちろんこれは皆に主張することではなくてあくまで「私のささやかな趣味」の話でしかありませんがね。中学のジャージを着て悪いことはありませんよ。
洋服は他人のためのもの
時にこういった「下着、靴下、ルームウェア」などの基本的に人に見えない服を
「こだわらないのは勿体無いですよ!」
「え?オシャレなのに、家ではジャージなんですか?」
と押し付けがましく主張してくるショップスタッフがいる。
上述のように私は頭おかしいくらいこだわるけれど・・・
見えないところに手を抜いて何が悪いんだろう。
いやもちろん「いざという時」のためにこだわるのは重要です。
例えば下着やルームウェアなどは「対女子用」としての「勝負着」は1セットくらい持っておいたほうが良いでしょう。
いざという時の下着が「チャルメラ」がプリントされているトランクスじゃなんとも忍びない。
その女の子にも失礼というものです。
ピシッとサイズを合わせたフィット感のあるミニマルなボクサーパンツ1着くらいがあったほうが良いでしょう。
服も下着もフィットさせると肉体は大きく見えるものです。
フィットさせると大きく見えるものです。
大事なことなので二回言っております。
ルームウェアも「ねーねーおうち遊びに行っていい??」なんて言われた日のために
一着はそれなりに見えるものを持っておくべき。
過剰に高いものではなくとも、スタイリッシュに見える無地のパジャマだったり。
「かわいいー!もこもこー!」と言われること狙いでジェラードピケのメンズラインなどを持っておくのも良いだろう。
「ほら、もこもこで触り心地いいでしょ?」とタッチを促せるから・・・という姑息な手段もアリです。
Photo by https://d1mw0bupavq30y.cloudfront.net/images/uploads/summary/image/2916/1441344850-1419915713-1419909043-20131018_gelatopique_01.jpg
こういった「いざ」という時のための勝負服を
男として1セットは揃えておく必要があるかもしれない。
それは「自分のこだわり」では決してなく
「相手の女性へ失礼がないように」という配慮である。
私は洋服を
「自分のためのもの」と思ったことはない。
洋服は実は「他人のためのもの」です。
他人にいかに良く見られるか、
他人がいかに驚いてくれるか、
他人がいかに評価してくれるか、
こういった意味で「洋服は他人のものである」と思っています。
客観的に評価してもらいたいから実践するのが「オシャレ」です。
いやもちろん「自己満足的」にオシャレを追求する人はそれはそれで良いと思うし否定することもありません。趣味ですから。
しかしそういった方も心の隅で「他人に褒めてもらいたい」という欲求が根源にあるのではないかなとも思うのです。
「洋服は他人のためのもの」
であるならば見えないところを節約して良いんです。
下着は勝負の時以外は気を抜いていい、どうせ見えないんですから。
靴下も「見せソックス」の時じゃなければ気を抜いていい、靴を脱ぐ居酒屋に行ったりチラ見えが考えられるスラックスなら違うでしょうけども。
ルームウェアも普段はノーパン全裸でも構わない。どうせ誰も見てないんだ。
10年前と比べて洋服は安く手頃に良品が買えるようになりました、
しかしとはいえまだまだ高価だし、「コーディネート」なんて言葉があるくらいある程度数を持たなければいけないものでもあります。3年以上持つTシャツはそれほど多くないし、買い替えも必要でしょう。
だとしたら「見えないところを気を抜く」くらい良いではないですか。
「洋服は他人のためのもの」
であるからこそ、まずは他人が見えるところをこだわること。
他人にほめてもらえるように、トップス・パンツ・シューズ・アクセサリーにリソースを割くこと。
そこでもし余ったら「見えないところ」に気を配れば良いのです。
そんな極めて細かい部分に至るまで「すべてを研ぎ澄ませていなければオシャレじゃない」なんてことはありませんよ。
そんな無根拠な論を展開するのは「とにかくモノを売りたがる」ショップスタッフくらいのものです。
もっと肩の力を抜いて楽しんでいいんです。
見えないところはこだわりたい人だけこだわればいい。
「洋服は他人のためのもの」なのですから。
「これからオシャレをしよう」
という人がそんな話を耳にすると、ちょっと怖さを感じるものです。
「下着も靴下もこだわらないといけないなんて・・・一体お金がいくらかかるんだろう・・・」
「やっぱりオシャレなんてするもんじゃないな・・・」
と思ったら人生損です。
別にお金なんて必要ない、無駄にとぎすます必要もない。
いつも定期的に買っている洋服に「ほんのわずかなロジック」をかませるだけで
オシャレになれます。オシャレはお金もセンスも必要なく楽しめるものです。
「現役メンズバイヤーが教える洋服の着こなし&コーディネート診断」
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