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今回はセレクトショップについて。
セレクトショップには主要ブランドから派生した様々なラインやオリジナルレーベルがあるんです。
それらがどう違うのかを簡単に解説しつつ、MBおすすめのセレクトショップなどもご紹介します。
セレクトショップと言えば「BEAMS(ビームス)」
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まずは1976年に創業した「BEAMS(ビームス)」。
日本のセレクトショップの代表格で今では世界展開もしている大企業です。
テイストとしては創業当初から今も変わらずアメリカンカジュアルがベースでワークウェアやミリタリーウェアを軸としたベーシックアイテムを展開しています。
そんなビームス、実は一覧ページを見るとわかる通り驚くほどたくさんのラインがあるのでいくつかピックアップして特徴を解説していきます。
まずセレクトショップというのは
様々なブランドからアイテムをセレクトし買いつけて販売し、独自で開発したオリジナル商品も展開しているのが特徴
です。
セレクトしたアイテムはデザイン性やトレンド性を意識したものを取り揃え、オリジナル品では誰でも手に取りやすい価格帯の商品を提供しているのが一般的。
つまりアパレル関係者がよくいうところの「見せ筋」と「売り筋」を用意するビジネス構造になっているわけ。
セレクトしたアイテムのブランドネームや影響力で集客をかけ、お店に来たお客様には手の届きやすいオリジナル商品を手に取ってもらい売上を作る。
「見せ筋」と「売り筋」の2本体制がセレクトショップの基本的な構造です。
そしてセレクトショップは年代や傾向によってお店を分けています。
例えばBEAMSの場合、主要ブランドであるビームスは全年齢層向けでカジュアル好きな方にアプローチできる品揃え。
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対して別ラインの「International Gallery BEAMS(インターナショナルギャラリービームス)」では世界で活躍するデザイナーズブランドのアイテムを取り扱っています。
で、肝心なのはここから。
ビームスで展開しているオリジナル商品とインターナショナルギャラリービームスのオリジナル商品はどう違うのか。
セレクトショップのオリジナル商品というと「安いだけであまりよくないしユニクロ買った方がマシ」と言う人もいますが・・・インターナショナルギャラリービームスなどハイエンドなセレクトショップのオリジナル商品を見てそう言う人はいないでしょう。
インターナショナルギャラリービームスのオリジナル商品は海外ブランド並みのクオリティで作られているのに、40%オフくらいの価格で販売されているんです。
例えばインターナショナルギャラリービームスが展開している「QUATTROCCHI(クアトロッキ)」というオリジナルレーベル。
ツヤと高級感のあるTシャツやカットソーが人気のブランドですが、一般的には2万円くらいしそうなアイテムが1万円ほどで買える。
デザイン性やクオリティが非常に高いアイテムがあるので、値段はそれなりにはするけれど海外ブランドが高くて手が出せないという方がチェックしてみる価値はあります。
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あとは「BEAMS LIGHTS(ビームスライツ)」。
こちらはファミリー層向けでショッピングモールなどでもよく見かけるライン。
比較的安い値段でユニクロよりクオリティとデザイン性があるアイテムが買える。
アウターは1万円台~、パンツは5,000~6,000円ほど。
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そして「B:MING by BEAMS(ビーミング by ビームス)」。
こちらはビームスライツと同じく低価格帯ですが、ロングコートやスラックス、ニットなど比較的大人っぽいアイテムを取り扱っています。
個人的にはインターナショナルギャラリービームスがクオリティも高くオリジナル商品も充実していておすすめです。
セレクトショップの二大巨頭「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」
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続いては「UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)」。
ビームス創業当時からのバイヤーである重松理さんが立ち上げたセレクトショップ。
ミリタリーやワークな印象が強いアメリカンなビームスと比べると、ユナイテッドアローズはヨーロッパライクでスーツや革靴にも力を入れているのが特徴です。
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そしてアローズは「BEAUTY&YOUTH(ビューティ&ユース)」というラインを展開しています。
ビューティ&ユースはドレスライクなアローズと比べると少しカジュアルな路線で買いやすい価格のオリジナル商品をたくさん展開しているのが特徴。
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「green label relaxing(グリーンレーベルリラクシング)」はファミリー向けで30~40代のビジネスマンにも提案しているライン。
当然30~40代のバリバリ働いている年代には一旦洋服に興味がなくなる方も多い。
そんな働く男性やお父さんに向けた「お手頃な価格でそれっぽいものが欲しい」「オンスタイルでも使えるものが欲しい」という希望に沿った提案をしているのが特徴。
実際に家族で買い物に行くようなショッピングモールなどに出店していることが多く、奥さんが買い物をしているついでに自分のものを買う、そして日常で使うようなアイテムがしっかり揃っているという痒いところに手が届く提案がとても上手なラインですね。
このようにコンセプトの違いによって出店場所やアイテムも変えています。
アローズ系列はブランドを見る限り、客層やコンセプトが巧みに被らないようしっかり区分けがしてあってとてもマーケティングが上手な印象です。
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そしてアローズよりもさらにハイエンドなラインが「H BEAUTY&YOUTH(エイチビューティ&ユース)」。
一般的にセレクトショップのオリジナル商品はコートが2~3万円、ニットで1~2万円、パンツで9,000円くらいの価格帯。
しかしHビューティ&ユースのオリジナル商品はコートで10万円台、ニットやシャツでも6~7万円、パンツは2万円を下回るものはほとんどないというセレオリとは思えないほど高価格帯なのが特徴です。
ただモノは海外のトップブランドが展開しているようなアイテムで相当レベルは高い。
18~19万円してもおかしくないようなクオリティのコートなどを10万円ほどで展開しています。
値段を見ると高いと思うけれど実際に触れて試着してみると納得できるクオリティなので是非チェックしてみてください。
ひとつ残念なのは通販で見ていると良さがわかりにくいこと。
大人に向けたアイテムが多いのでデザイン性に富んでいるというよりも比較的シンプルで素材の風合いやシルエットで差別化している。
なのに写真1枚だとどうしてもそうした良さが伝わらない。
ただかなりレベルの高いモノづくりがされているので一見の価値アリです。
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あとは「District(ディストリクト)」。
こちらは渋谷ー原宿間のキャットストリートに店舗を構えています。
コムデギャルソンやラフシモンズ、ドリスヴァンノッテンなどかなり尖った洋服好きに向けた提案をしている個人的にも大好きなブランド。
かなり値段は高いけれど良いアイテムが揃っています。
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そして「UNITED ARROWS & SONS(ユナイテッドアローズアンドサンズ)」。
こちらはデザイン性の高いハイエンドでインターナショナルなものが多い印象。
最近では「N.HOOLYWOOD(エヌハリウッド)」のデザイナーである尾花大輔さんとコラボしたアイテムが人気を集めましたね。
セレクトアイテムはハイエンドで値段の高いものが多いけれど、オリジナル商品は意外と価格がやさしく設定されているので是非チェックしてみてください。
日本ブランドにこだわる「STUDIOUS(ステュディオス)」
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続いては「STUDIOUS(ステュディオス)」。
TOKYO BASEが運営するブランドで洋服好きへ向けたセレクトショップ。
路面店やルミネ、パルコなどに出店しています。
ステュディオスは会社名からもわかるように日本のブランドを意識してセレクトしています。
もちろんオリジナル商品も存在しており、コートで2~3万円、ジャケットだと1万円台、パンツは1万円以下と比較的買いやすい価格設定。
ビューティ&ユースのオリジナル商品と同程度の価格帯なので、欲しいアイテムが合ったらステュディオスと見比べて選ぶのも良いですね。
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「PUBLIC TOKYO(パブリックトウキョウ)」。
こちらはステュディオスより品質にこだわり価格も少し高めな上位業態。
デニムやパーカー、Gジャンなどカジュアル寄りなアプローチをしているのが特徴。
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「UNITED TOKYO(ユナイテッドトウキョウ)」。
こちらはステュディオスとテイストは似ていますが、さらに素材感や作りをアップグレードしたデザイナーズブランド的な攻めたモノづくりが特徴です。
他にも多数!セレクトショップの色々
「URBAN RESEARCH(アーバンリサーチ)」でも様々なラインが展開されています。
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「URBAN RESEARCH DOORS(アーバンリサーチドアーズ)」はイオンモールやららぽーとを中心に展開されていて、低価格帯で手に取りやすいアイテム展開が特徴。
誤解を招くような表現になってしまうかもしれませんが・・・アーバンリサーチは良い意味で軸がないブランド。
ビームスはカジュアル向け、アローズはきれいめ、シップスはビジカジが強い、などわかりやすい軸がある程度存在しているけれどアーバンリサーチは軸らしい軸がなく様々なことにチャレンジして売れているものを伸ばす、という方向性を感じます。
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ハイエンドラインは「URBS(アーバンリサーチバイヤーズセレクト)」。
店舗はなくECサイトでハイブランドやデザイナーズブランドのアイテムを取り扱っています。
機能服で有名なテアトラやドイツの新興ブランドポリプロイドなどレアなブランドがあるのも面白いところ。
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そしてアーバンリサーチは「SENSE OF PLACE(センスオブプレイス)」というファストファッション業態も展開しています。
ユニクロ、GU、H&M、ZARAなどを競合とした超低価格ライン。
当初は若年層向けの展開でしたが、最近は大人っぽいアイテムも増えてきていてジャケットは1万円以下、パンツなら5,000円以下とかなり手頃。
もちろん本家アーバンリサーチと比較すると若干質は劣りますが、トレンドライクなアイテムを安く手に入れたいときにとても便利です。
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続いては「FREAK’S STORE(フリークスストア)」。
近年売上を伸ばしているミリタリーやワーク系が強いセレクトショップ。
聞いた話によると昨年ダウンジャケットで有名なカナダグースを日本で一番売ったのがフリークスストア。
他にもグラミチやワイルドシングスなどのアウトドアブランドはフリークスストアがかなりの数を販売しています。
日本では今アウトドアのジャンルはかなり人気があり、順調に売上を伸ばしているブランドですね。
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あとは「nano universe(ナノユニバース)」。
こちらは大人向けのスタイリッシュなブランド。
セレクトもオリジナル商品も豊富に展開しています。
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「EDIFICE(エディフィス)」はフレンチトラッドをベースにしたブランド。
こなれた品のある大人な装いが得意で、セレクトはなかなか面白いアイテムを扱っています。
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「JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)」はカジュアルなアプローチが特徴で、実はエディフィスと同じ会社のベイクルーズが運営しています。
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あとベイクルーズは「LECHOPPE(レショップ)」というラインも展開しています。
東京の青山にお店があり、なかなか尖ったセレクトをしていて見たことがないようなレアなブランドも置いてある注目度の高いショップ。
オリジナルでLEというレーベルがあり、シャツが2~3万円、アウターが8~10万円程とかなり値段はお高めですが・・・実はディレクターを手掛けているのが人気ブランド「COMOLI(コモリ)」のデザイナーである小森啓二郎さん。
低価格でコモリのようなトレンド感を楽しめるアイテムがレショップのオリジナルレーベルで販売されているわけですね。
洋服好きでお金が追いつかないという方は是非チェックしてみてください。
ということで今回はセレクトショップについて解説しました。
是非お買い物の参考にしてみてください。
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試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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