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夏服が真っ黒に
なりがちな中級者へ。
今日はちょっと中級者向けの話。
メンズのオシャレの大原則は「ドレスとカジュアルのバランス」だと本サイト、もしくはメルマガでは再三述べております。
日本人男性はカジュアルすぎる。アメリカンカジュアルの影響で、Tシャツやパーカー、デニムにスニーカー。。。とラフで子供っぽくなる「どカジュアル」なアイテムばかりが市場では目立ちます。
また日本人は欧米人に比べて胴長短足顔でかの幼児体型が多く、顔つきも童顔傾向。アイテム的にも体型的にも「子供っぽく」なりがちなのですね。
そこで「簡単におしゃれに見せるため」には「大人っぽく見せること」がまず第一。
オシャレとは差別化です。他人と違うから、その他大勢と違うから評価されるものです。だとしたら市場が皆子供っぽい服装をしているのなら、自分は「大人っぽい服装」に舵を切れば良いわけです。
そしてスーツなどのドレスアイテムは「大人っぽさ」の象徴であり
上述の通り日常着リラックスウェアなどのカジュアルアイテムは「子供っぽさ」を表します。
このドレスとカジュアルをうまく配合することがオシャレの肝。
皆カジュアルすぎるからと、ドレスばかりに傾倒すると今度は「仕事帰り?」「パーティー帰り?」にも見られてしまい「キメすぎ」にもなってしまいます。この両軸の上手な配合を目指すことがメンズファッションの面白いところ。
詳しくは下記記事をごらんください。
この大原則についてさらに詳しく書いています。
※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は下記記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
さて、夏場は「カジュアル」からなかなか脱却しにくい季節です。
例えばドレスライクな細身パンツを穿け、と言われても暑苦しいから短パンを選びがちですし。
例えばドレスライクな長袖シャツを着ろ、と言われても暑苦しいからTシャツを選んでしまいます。
・・・これでは「ドレス」要素などいれられるはずもありません。
しかし実は上述の「カジュアル」or「ドレス」のテイストは
何もデザインだけで決まるものではありません。
洋服の要素は3つあり・・・
1.デザイン
2.シルエット
3.カラー(素材)
以上の3つです。
デザインがカジュアルなもの・・・例えばTシャツ短パンサンダルになるのなら、
せめて色は「黒」にしてあげるなど他で調整するのも手です。
礼服やスーツの色は「黒」がベース。配色をモノトーンにしてあげるだけで随分印象は「ドレス」になるものです。
さてそう考えて多くのファッション中級者は・・・
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こんな風に黒づくめのスタイルに、ついついなってしまうものです。
いや、もちろん「黒づくめ」が悪いわけではありません。
ただ夏場は少々暑苦しい印象も与えてしまうでしょう。
そこで季節感を出すために「小物」で味付けすることをオススメしたいのです。
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一つオススメしたいのが「トートバッグ」です。
キャンバス素材で生成り色などのトートバッグは夏らしさ抜群。
色も明るい白や、赤のラインなどのものが多く、
黒づくめの服装も夏らしく彩ってくれるでしょう。
「トートバッグってなんかダサいイメージない??」
「大学生のイメージがある」
と思う人もいるでしょう。
確かにメンズでトートバッグと聞くと少々「野暮ったい」イメージがあるかもしれません。
ただ別に「トートバッグ自体がダサい」わけではないのです。
市場での合わせ方が間違っているから・・・つまり「野暮ったい組み合わせでトートバッグを持っている人が多い」から、
「トートバッグ=野暮ったい」というイメージが出来上がっているだけです。
大学生などの若い人はカジュアルなTシャツやデニムやスニーカーにトートバッグを合わせがちです。
それでももちろんオシャレを成り立たせることもできますが、
多くはちょっと「カジュアルすぎて子供っぽい」印象に偏ってしまっていて、どうもパッとしないもの。
トートバッグはドレスかカジュアルか考えたら完璧に「カジュアル」寄りなアイテムです。
生成り色のナチュラルなキャンバストートならなおさら。スーツでは絶対に使わないアイテムですね。
そんなカジュアルなトートバッグを、カジュアルな組み合わせの中で使ってしまえば、
そりゃ野暮ったくもなります。
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なので実はキャンバストートバッグなどは
シャツやコートなど「かっちり系」「ドレスライク」な着こなしの「ハズし」として使うのが
簡単にオシャレに見せれるのです。
日本人はまだまだ洋服の歴史が浅いため、
どうも同じカテゴリで揃えたがる傾向があります。
カジュアルにはカジュアル。
スポーツにはスポーツ。
ドレスにはドレス。
しかし本来、街着はミックスすることが前提です。
ミリタリーから来たカーゴパンツ、ワークから来たデニムパンツ、ドレスから来たシャツ、スポーツから来たスニーカー・・・
そういった異なる用途のものを組み合わせてバランスをとるのが街着なのです。
混ぜないで一つのカテゴリでまとめようとするのは、本来の街着の考え方から思い切り外れたものなのです。
キャンバストートバッグはカジュアルなアイテム。
だからこそドレスライクなスタイルに組み合わせるのが簡単なのです。
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転じて「真っ黒でドレスライクな夏服」には
「カジュアルなキャンバストートバッグ」を一点足してあげるとサマになることが多いです。
適度なカジュアル感がプラスされる・・・という意味もあれば、
真っ黒で季節感のないスタイルに夏らしさが加わる・・・という意味もあります。
中級者ほど「ドレスライクに」と夏を真っ黒にしたがるものです。
それはそれでもちろん良いですが、そこに「季節感」が加わるとなおよしです。
そしてそんな時は「キャンバストートバッグ」などがオススメです。
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