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皆さん合わせにくいアイテムに苦労していませんか。
例えばロングコートが仕事帰りに見えてしまうとか、ツイードジャケットが老けて見えるとか、かわいいと思って買ったニットが田舎臭く見えてしまうとか・・・。
今日はそんな合わせにくい冬アイテムのコーディネートを解説していきます。
ロングコートを仕事帰りに見せないためには?
1つ目はロングコートの着こなし。
ロングコートはキメた印象のアイテムなので「よし、大人っぽい印象にするためにスラックスや革靴、ニットを合わせてみよう」とバシッとキメると、仕事帰りのようになってしまいます。
ロングコートを着こなすポイントは「どこかでハズす」こと。
洋服はドレスライクとカジュアルライクの2つに大別できます。
ドレスとはスーツで使うアイテムのこと。
ジャケット、スラックス、シャツ、ニット、革靴、ロングコートなど。
大してカジュアルとはスーツで使わないアイテムのこと。
マウンテンパーカー、スウェット、デニム、スニーカーなど。
そしてロングコートはドレスに属します。
デザインによっては例外もありますが、チェスターコートやトレンチコートなどキメた印象のものはドレスライクなアイテム。
なのでロングコートにシャツ、ニット、スラックス、革靴とドレスライクなアイテムばかりを合わせてしまうと、キメ過ぎで仕事着やパーティウェアのように見えてしまう
わけ。
そこで程よくカジュアルなアイテムを入れてバランスを取るのが本来のコーディネートなんです。
コーディネートで一番大切なのはドレスとカジュアルのバランスを取ること。
ドレスに寄り過ぎるとビジネスウェアのように見え、カジュアルにも寄り過ぎるとやんちゃに見えてしまう。
このようにイメージを偏らせると「おしゃれ」という評価から遠のいてしまうんです。
基本的におしゃれというのはたくさんの人に褒められることでしょう。
例えば電車に乗っていて「あの人おしゃれだな」と皆から思われるような、万人から強化されるおしゃれがしたいならイメージに偏りをつけない方が良いんです。
もちろん個性のある着こなしを否定しているわけではなく、やりすぎには注意ということ。
私は「too much」と表現していますが、ドレス、もしくはカジュアルに寄せすぎない、若くしすぎない、おっさんくさくなりすぎない、色使いすぎないなど・・・too muchな着こなしを避けイメージを分散させて偏りをなくすのがコーディネートの基本的な考え方なんです。
ではロングコートはどのようににハズせばいいのか。
私がおすすめしたいロングコートの一番簡単なハズし方のはスニーカーを合わせること。
足元だけ革靴ではなくスニーカーを入れてみてください。それだけでずいぶん印象が変わります。
コーディネートにおいて一番目立つところは視線が集まる場所。
そして人間の体の中で視線が集まる場所というと顔周り、足元、腕周りの先端部分です。
3次元の立体世界において人間は視線を動かしながら周りのものを確認しています。
で、視線が動くということは当然留まるところがある。
その視線が留まる足元などの先端部分はコーディネートにおいてものすごく重要度が高いのです。
昔から「おしゃれは足元から」と言うでしょう。
それは本当のことで、目立つ部分だから大切にしなければいけないという意味。
なので足元を変えるだけでイメージはある程度変えられます。
だからロングコートにニット、スラックスを合わせて全部ダークトーンにしても、足元さえカジュアルで色の入ったものを入れれば、モノトーンの地味な印象もドレスのキメた印象もなくなります。
なのでロングコートを買ってみたけれどどうしてもうまく着こなせないという方は、足元だけスニーカーにしてみてください。これで解決できます。
あとメンズは基本的に上下とも黒などのダークトーンにすることがすごく多い。
おそらく皆さんもコートを買うときは黒やネイビーなど濃い色のもの選ぶと思います。
なぜ黒を選ぶのかというと、黒は全ての色を内包する色でどんな色とも相性が良いから。
なおかつ黒は収縮色で体を細く見せる効果があるため、他の色と着比べたときに黒が一番スマートでかっこよく見える。
コートなんて大体1シーズンに1枚買えば良い方でしょう。
1シーズンに1枚となると「たくさんあるわけじゃないし何にでも合わせやすいものが欲しい」と当然考えるので、ネイビーや黒を選んでしまうわけ。
これはパンツも同じです。
ご自身のクローゼットを見てみると、パンツはほとんど黒やネイビーなど濃い色ばかりなはず。
これもコートと同じでパンツもめったに買わないものだから。
例えば半年で10枚洋服を買うとしたら7枚くらいがトップス、3枚くらいボトムスだと思います。
トップスと比べると圧倒的に買わないアイテムなんですね。
なのでボトムスを買うときも「できるだけどんなトップスとも合わせやすいものが欲しい」と思いながら選ぶので、結果的に黒など濃い色で揃えてしまうわけ。
するとコーディネートを組んだときに、アウターもパンツも暗い色で地味な印象になっちゃう。
なのでスニーカーは少し色の入っているものを選んでみてください。
アウターもパンツも暗い色だとしても、足元のスニーカーに色を入れれば地味な印象を解消が払拭されます。
ただあまりにも明るい色だとスニーカーだけが浮いて抵抗感が出てしまうかもしれないので、濃い色味のスニーカーを選びましょう。
この着こなしのスニーカーは暗めな赤、ボルドーカラーです。
パンツが暗めでシューズも暗めだと繋がっているように見えて脚長効果が発揮されます。
なのでロングコートに着こなしに困っているという方は明るすぎない濃い目の色物スニーカーを選んでみてください。
こうすればロングコートは着こなせるはずです。
ツイードジャケットをおっさん臭く見せないために
続いてツイードのジャケットの着こなし方について。
ユニクロ含め様々なブランドがツイードやホームスパンなど素材にムラや表情のある素材でジャケットなどを展開しています。
お店でツイードのジャケットを見て「かっこいいなぁ、こういう大人っぽいジャケット着てみたいな」と思って買ってみる。
で家でとりあえず無難な黒パンツと黒ニットで合わせてみると、妙におじさん臭く感じる。
ツイードのジャケットを黒1色でまとめると、おっさん臭く野暮ったい印象になるんですね。
ではどう着こなせば良いかというと・・・一つ覚えておいてほしいのはデニムを合わせることです。
そうすると意外とツイードのおっさん臭さが抜けてくれます。
これもバランスの問題で、基本的にツイードはくすんだ色で古臭いアンティーク調の風合いなため、おじいちゃんっぽい印象になってしまう。
そこにベージュのニットやカーキ、チャコールのパンツなど同じようなくすんだ色のアイテムをどんどん重ねていくと、老いた印象がさらに強まってしまう。
若い印象と老いた印象の2つを織り交ぜてバランス取らなければいけないのがコーディネート。
なので老いた印象のアイテムには若さを感じるアイテムを入れてバランスを取るのが大事なんですね。
では若さを感じるアイテムが何かというと・・・一番簡単なのは色物。
オレンジや赤、ブルーなど明るめな色をアイテムだと若さを感じられます。
色にはぞれぞれ役割があり、くすんだ色には老いた印象があって明るい印象には若い印象がある。
もちろんベージュやチャコールやカーキなどくすんでいる色自体が悪いわけではなく、まとめ過ぎるとおじいちゃんのようになってしまうという話。
何度も言っている通り、コーディネートはバランスを取ることが一番大事。
だからくすんだ色ばかりで集めたり、明るい色ばかりで合わせるとバランスを逸しておしゃれに見えないわけ。
それぞれの要素をバランスよく混ぜ合わせたときに皆から褒められるコーディネートができるんです。
ただそうは言っても「明るい色なんて使いたくないよ」という方がメンズには結構多い。
特にツイートのジャケットを選ぶような渋めなものが好きな方は明るい色に抵抗があると思うので、それなら是非デニムのシャツ選んでみてください。
デニムというのはワークアイテムで活動的で若々しいイメージがあります。
なので老いた印象のツイードに若々しい印象のデニムをマッチさせると、意外とコーディネートとしてはバランスを取れるわけ。
で、面白いことにスーツ屋さんに行って「ツイードジャケットには何を合わせればいいですか」と聞いてみると、大概シャンブレーやデニムなど若々しい印象のシャツをおすすめされます。
Googleで「ツイードジャケット」と検索をかけると、商品写真の画像でデニムシャツを中に入れているスタイルがすごく多いんですよ。
なぜツイードジャケットにデニムシャツを合わせるかというと、イギリスのカントリーな着こなしであることはもちろん、ツイードの老いた印象にデニムの若い印象をマッチさせるとイメージが緩和されてちょうど良くバランスが取れるのが皆わかってるから。
着こなしとしてはすごく定番的な合わせ方ですが、実はそうした理由があるわけですね。
というわけでツイードジャケットにはデニムのシャツ合わせると意外とすんなり着こなせます。
あと先程明るい色を入れようと話しましたが、色物に抵抗ある方は白でもOKです。
なのでこの着こなしでも足元に白を入れているわけですね。
こうして足元の目立つところに明るい色を入れて若さをプラスする。
それも子どもっぽく見えない真っ白を選んでいます。
真っ白というのは明るい色の中でも唯一スーツで使われるドレスライクで大人っぽい色。
そして明るい色でドレスな印象を持つ色は白しかないんです。
なので明るい色に抵抗がある方は大人っぽい印象のまま明るさをプラスできる白を先端部分の靴下に使うと、ツイードの渋い印象が少し緩和されるので試してみてください。
野暮ったいニットをおしゃれに着こなすために
最後はニット。
モコモコした素材で例えばダークブラウンなど暗い色のニットはちょっと田舎臭く感じてしまうことありませんか。
そんなときは先程のツイードジャケットの話と近いですが、明るい色を入れてあげるのが一番簡単です。
くすんだ色やブラウン系のモコモコしたニットに、同じようなダークトーンのネイビーや黒のスラックスを合わせるともっさりした印象になってしまう。
これもやはりバランスが大事で暗い色ばかりで合わせてしまうと地味で田舎臭いイメージに偏ってしまうわけです。
かと言って明るい色だけで合わせると、今度は派手になりすぎる。
なので丁度中間を取るためにインナーに明るい色入れてあげましょう。
「明るい色はちょっと苦手だな・・・」というにおすすめしたいのが明るい色のシャツを選ぶ事。
これ大事なことですが明るい色のTシャツと明るい色の襟がついたシャツは全く別物です。
Tシャツはカジュアルなアイテムですが、シャツはスーツで使うドレスなアイテム。
なので色がカジュアルでもドレスなデザインのシャツを合わせることで、意外と大人っぽさが出せるんです。
このように明るい色が子どもっぽく見えて抵抗感がある方は、ドレスライクなアイテムで色を取り入れるということを覚えてみてください。
この着こなしのようにオレンジ色のシャツを入れると、全体に色味が入ってバランスが取れます。
明るい色を使うときにシャツなどドレスライクなアイテムを使うことを意識すると、綺麗にコーディネートができると思います。
コーディネートとはパズルのようなもの。
大人っぽさと子どもっぽさ、派手と地味、老いた印象と若い印象、そういうアイテムをどう組み合わせてかっこよくするかを考える。
その組み合わせ方に個性が生まれるわけですね。
赤を使うのか、グリーンを使うのか、ニットを使うのか、ジャケットを使うのかなど何を選びどう組み合わせるかで個性が決まるわけです。
いずれにせよ「バランスをとる」ということを意識するとコーディネートは捗ります。
カジュアルすぎる、地味すぎるなどの「too much」を避けて中庸を意識するのが大切です。
ということで着こなしにくい冬のアイテムのコーディネート術を解説しました。
是非参考にしてみてください。
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