服を着るならこんなふうに

2019年夏のメンズファッショントレンド3選

 

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漫画「服着る」で学ぶ2019年のメンズファッショントレンド

 

 

私MBが企画監修する漫画「服を着るならこんなふうに」最新話が更新されました。今回はちょっとやるのが遅れちゃったけど夏のトレンド話。今年2019年のトレンドは一体どんなもんかいな?と簡単におさらいしてみましょう。

 

なぜか人気の金子くん再登場回

 

 

なぜかツイッター界隈で謎の人気ぶり後輩・金子。そんな人気を受けて再登場です。メインキャラの位置獲得なるか。

 

普段は環orリカor奈那など女性が指南することが多い本作ですが、今回は珍しく希少な男性おしゃれキャラ金子が祐介にファッショントレンドを教えてくれます。また買い物場所も池袋、何気に服着る初登場の地か?(違ったらすみません) 風俗店から飲食店、乙女ロードまである雑多な街ですが何気にファッションブランドは一通り揃っており比較的買い物がしやすい場所が池袋。

マスコットキャラである「イケフクロウ」がいるユニクロ大型店もありまっせ。今回はユニクロの出番はないけど。

 

 

今回は金子くんだけじゃなくリカも同行。同じ服好き同士サクッと仲良くなれています。

・・・ちなみに余談ですが。私が主催するオンラインサロン「MBラボ」などを見ていても思うけど、仲良くなるのに「共通言語」があるとてっとり早いです。合コンとかでなかなか会話が弾まないのはアナタが悪いわけじゃない、共通言語が無いから話にくいんです。そういった意味で初対面の方とサクッと仲良くなるには共通言語を早めに見つけると良い。

女性の場合ファッションに興味がある人が多いから、上記の意味において「服好き男子は簡単に女子と仲良くなれる共通言語」を持ってると言えるでしょう。金子、どこまでもスキがないぞ…!!

 

アロハシャツが流行り?・・・でもハワイアンはNGよ!

 

 

まず2019年夏のトレンドとして挙げておきたいのは「アロハシャツ」

ええ〜アロハなんて日常で着れねえよ〜恥ずかしい・・・

と思う人も多いでしょうが、大丈夫。トレンドとなっているのはリゾートライクなアロハではなく、あくまでトーンを抑えた「地味アロハ」。カラフルないかにも「ハワイ帰りやで!」といったアロハはトレンドじゃありません。



UNITED TOKYO
ボタニカルパターンオーバーサイズシャツ 19,440円

 

作中紹介している実物はこちらです。池袋にも店舗があるブランドですから、是非チェックしてみて。

オープンカラー(開襟)シャツで、フラワー柄と確かにアロハではあるけれど従来の派手派手アロハとは一線を画しています。トーンが抑えめで柄がそこまでドぎつくなく、自然な印象で使えます。少なくとも「ハワイ帰り」には見えません。

こんな風にセットアップスーツのハズしとして使うのも。典型的な「ドレスとカジュアルのバランス」ですね。ダークスーツでキメすぎな印象をアロハ柄で崩したスタイルです。

なんでいきなりアロハシャツがトレンドになったの??

と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。実は急でもなんでもありません。数年前からその前兆はありました。

お洋服が好きでトレンドをきちんと見ている人、毎年足繁くショップに足を運んでいる人はとっくに気がついているはず。・・・数年前から妙にオープンカラーシャツが増えてきましたよね?

ユニクロでも「オープンカラーシャツ」が出てきたのが3,4年前ほど。それも普通のオープンカラーじゃありません、出てきたものの大半がアロハ調の「サテン素材」「ツヤツヤの素材」だったはずです。

で昨年一昨年くらいかからは無地のオープンカラーシャツから柄物のオープンカラーが増えてきました。無地よりストライプになり、より装飾的になってきたのです。

 

そして今年はアロハ。まずオープンカラーシャツが流行り、その中でも無地が流行り次にストライプが流行りその次にアロハが来ているわけ。徐々に柄が激しくなっているあたりに、「トレンドの変遷」がなんとなく繋がって感じませんか?

洋服をちゃんと見ている人ほど「トレンドの変化」に気がつくはず。唐突に理由もなく登場するトレンドってそんなに多くなくて、ちゃんとどれも時間の経過とともに生まれた必然性があるんです。ここ数年のファッショントレンドは「装飾」がキーワード。無地でシンプルなスタイルにすっかり市場は飽きてしまっていて、いわゆる「インスタ映え」する派手な服が好まれるようになってきています。夏場のシャツトレンドも無地からだんだん柄が強くなってきており今年になりそれは爆発、最終的にアロハに落ち着いたというワケ。

ただしアロハといってもあまりにも派手なものは保守的な日本人には受け入れがたい。そこでダークトーンの落ちrついた柄を使っているものが多い、というワケです。トレンドってちゃんと見ると面白いんですよ。理由もあるし流れもわかる、これになれると来年さ来年に来るものも見えてくるので賢い買い物ができる様になります。

 

今年のビッグサイズは「メリハリ」を大事にしよう

 



STUDIOUS
プレミアムコットンビッグシルエットTシャツ 5,400円

 

こちらが作中紹介されている商品。こちらも池袋に店舗ありますのでチェック。

ビッグシルエットのトレンドはいつまで続くのか?

さんざこの質問をここ数年でされていますが、断言しますがまだまだ続きます。海外のコレクションなどを見てもまだまだ終わる気配がありません。

ビッグシルエットの流行はいつ終わるのか?

こちらで流行解説していますので是非チェックしてみてください。「ビッグシルエットは終わらない」その大きな理由に「通販需要」があるのです。ちょっと面白い話なので是非目を通してみてください。何故ビッグシルエットが終わらないのか納得できるはずです。

 

さて、しかし「ビッグシルエット」と一口に言っても例えば4,5年前のビッグシルエットと今年のビッグシルエッとは微妙に異なります。今年は「どこか締めた印象」メリハリのあるビッグシルエットが多いです。

 

作中紹介しているアイテムもそうですが、「ビッグシルエット」と言っても身幅や肩幅や着丈や袖丈など全部大きい・・・わけじゃ実はありません。身幅や肩幅は大きいけど「実は着丈は短い」などのバランス調整されたものが最近増えてきています。

これが「メリハリ」ですね。

全部大きく作ってしまうと単にだらしないだけの印象にもなってしまいますが、着丈を短くしたり袖を短くしたりどこかでメリハリをつけてどこかで締めることで「大人っぽい印象を少し残したビッグシルエット」となるのです。ダボダボでコンビニに行くスタイルにならないメリハリのあるビッグシルエット。今年はそんなシルエットがトレンドです。

 

XLやXXLなどサイズを大きくすれば良いのか?

なんて取材される時に質問を何度か受けたことがありますが、今年はそうじゃありません。あまり野暮ったくならないようにメリハリを意識して。今年出ているTシャツ類やカットソー類などは軒並みメリハリをつけてあるので試しに手にとってみてください。大きめサイズだけどだらしなくならない独特のサイズ感があるはずです。ビッグシルエットが一般化してきたからこそ、細かいところにちょっと気を配ってみましょう。他と差別化できるはずです。

 

この夏、緊縮財政の方は「小物」に投資が賢いか

 

 

あとは小物の話ですね。
夏になると使えるアイテム数が少なくなるので相対的に小物の重要度が増します。

 

特に今年はデザインを求められる装飾性が強いトレンド。各ブランド腰回りや腕回りなどの小物を強化して展開しています。逆に言えばトップスやボトムスに新しいものを買わずともシンプルな無地T無地パンツに「小物」を買い足すだけで今年っぽくなるとも。この夏お金周りが悪い人は小物に逃げるのが賢いかもしれません。

 

小物はいわゆるシルバーアクセサリーもまあ多いのですが、少し品のあるレザー小物などが結構売れている様です。

例えばミニショルダーも昨年はナイロン系のサコッシュが売れていましたが、今年はレザー素材のものが飛ぶように売れている。品のある小物でラフな夏のスタイルを整えようとする人が多い様です。

 



MB×SLACK×ABAHOUSE
CALMER キャンバススリッポン 7,020円

 

 

あとはネオンカラーですね。NIKEなどのスニーカーで見られる傾向ですがネオンカラーがワンポイントで入ったデザインは今年は多め。派手な色だけに面積を抑えてワンポイントで使うデザインが多い。シンプルなスリッポンも良いですが、ワンポイントでクセをつけたものが好まれています。まさに装飾的。

 

シンプルな毎年のスタイルもこうした小物遣いを意識することで今年っぽくなる。服にかけるお金がそこまでない人はこのへん意識してみてはいかがでしょうか。

 

「やってダメならやめりゃいい」ファッションは軽さが大事

 

 

でトレンドの話をすると必ず出る反応が・・・

「おっさんにはこんなの無理だよ」
「え〜?アロハ?ネオンカラー?そんなの着なきゃおしゃれになれないの・・・??」

という抵抗感。
いやいや違うんですよ。別に嫌いなら着なきゃいいんです。

確かにトレンドは意識した方がおしゃれにはなりやすい。なにしろトレンドってのは「今一番差別化が進むモノor着こなし」なわけで、ここを取り入れた方が楽なのは確かです。・・・でもね、誰にだって好みもあるし個別の趣味嗜好がある。抵抗感あるものをイヤイヤ着て不満足なままで街を歩いたって良いことなんてありませんよ。どうしても嫌いなら別に選ばなきゃいいんです。1つ2つトレンドを無視したからって別にダサくなるわけじゃない。おしゃれってそこまでルールでガチガチのものでもないですから。そんなに深く考えて心配しないでください。大丈夫ですよ。

 

ナチュラルボーンおしゃれな二人に語らせていますが、まさにコレ。
チャレンジしてみて嫌なら着なきゃいい、ただそれだけなんです。

少しでも気になるなら試着してみればいい、それでダメならやめればいい。常におしゃれな人ってある意味この「こだわりのなさ」が強いんだと思います。

「え?別に着ればいいじゃん?それでダメならやめればいいじゃん?」

この軽い発想がおしゃれを強固なものにしてくれる。おしゃれな人って「センスが良い」とか色々あるとは思うんですけど、それ以上に「軽い」んですよ。無駄なこだわりや抵抗感を持たないんです。「とりあえず試してみて、それでダメならまあいいや」と考える。おしゃれじゃない人に限ってあらゆる抵抗感を持っていて自分を縛っているからおしゃれになれないのです。

 

なんでも肩肘抜いて気軽にしましょう。
別におしゃれじゃなくても死ぬわけじゃないんだし、おしゃれだと大金持ちが金くれるわけでもない。どっちにしたって大したことないんですから、楽に楽しみましょう。そういう文化がファッションなんですから。

 

というわけで今回はトレンドレポート回でした。金子くんが好評ならこのままレギュラー化なるか・・・?乞うご期待です。

 

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