スポンサーリンク
つうわけで私が監修するファッション漫画「服を着るならこんなふうに」(KADOKAWA)の最新話が更新されました。おかげさまで累計50万部突破。猛烈に支持されておりますー!!
今回はそんな「服を着るならこんなふうに」、漫画の補足をしておきます。特に今回は補足がないと伝わりにくい箇所があるので・・・!!
初心者〜中級者がブチ当たるハードル「地味・無難」と戦う決意をした祐介!!
前回の話の中で自分のスタイルを「地味・無難」と揶揄された祐介。そこで地味な印象からの脱皮を決意しました。
おしゃれ初心者〜中級者くらいまでは当然服の数も揃っていない分「使いやすい服」を集めることに傾倒します。「使いやす服」は「どんな組み合わせをしても大失敗しない」という反面、どうしても「地味・無難」な印象がくっついてくるものです。もちろんそういった無難な服も「着こなし次第」でいくらでも印象を変えることはできますが、初心者の間はなかなか着こなしで印象の変化をつけることも難しい。ファッションを好きになり、おしゃれが好きになり、1,2年経つとまずブチ当たるのがこの壁ではないでしょうか。
「地味・無難から脱出するには??」という課題、まさに今祐介はこのハードルと戦わんとしています。
無論「地味・無難からの脱出」と言っても華美なワケノワカワン服装をするわけではありません。おしゃれは「多くの人が理解できる範囲」でなければ評価されにくくなり、自己満足で終わってしまいます。自己満足が悪いわけではありませんが、どうせおしゃれをするなら他人から褒められた方が良いに決まっています。「これがおしゃれだ!」と我が道を突っ走って刺繍や柄や色などのデタラメに派手なスタイルなどにすると、褒められにくくなってしまうもの。そこで「褒められる程度に装飾を入れ、無難な印象を脱出する」のが重要になってきます。(「客観的視点」はおしゃれにおいてもっとも重要です)
「地味・無難から脱出するにはブランド品だろう」
と祐介は考えてしまいます。実はこれは「祐介の曲解」であり決して正しくはないのですが(次話以降で解説予定)、ともあれ祐介は「いつも無難なファストファッションを選んでるから悪いんじゃないか?」「ブランド品をGETしてみることが良いんじゃないか?」と考えて、「歩くブランド辞典」である友人リカの登場と相成ります。
そしてリカと高級品の聖地「ザギン」へと旅立ち、幾多の銘品を体感することとなります。
GOODデザインの柄バッグ「MARNI×PORTER/マルニ×ポーター」
まず最初に登場したのが「MARNI×PORTER/マルニ×ポーター」のバッグ。
フランスのハイブランド「MARNI/マルニ」と日本の職人鞄ブランド「PORTER/ポーター」のコラボライン。数多くのハイエンドセレクトショップで扱われる高級ブランドバッグです。価格は3万円~10万円くらいまで。
今回祐介が手に持っているのがこちらのモデル。実際に私のメルマガでも何度か登場しているアイテムです。
こちらの画像は着用しているスウェットが1000円ほど、パンツもシャツも2000円ほどで購入可能。靴も9000円ほどのものです。どれも格安・ファストファッションで購入できるものばかりです。カバンがなくてもスタンダードでおしゃれではありますが、どこか地味で無難な印象も。
しかしこうした柄バッグがあるだけでグッと印象はおしゃれに。無難・地味からの脱却が図れます。
地味な印象からの脱却という意味では「柄バッグ」「色のあるバッグ」などが実は一番簡単。何しろバッグはコーディネートから一歩外れた存在であり、派手なものを持ってもさほど違和感を覚えません。
コートやインナーやボトムスで「派手な色」「総柄」などを選ぶのはやはり少し勇気が必要ですが、バッグならば問題ない。
Phot0 by https://img.fril.jp/img/16209228/m/39084475.jpg?1423291804
例えば洋服屋さんでもらう「ショッピングバッグ」には派手な色合いのものも少なくないですが、font color=”red”>みなさんショッピングバッグなら明るい色でも大して抵抗も違和感もないでしょう?
派手色・派手柄でもコーディネートから一歩外れてしまえば、体との接触点が少なければさして気にならないものです。(リュックは接触点が広いため少し気になるでしょう)
そう言った意味で「MARNI×PORTER/マルニ×ポーター」のバッグは実に絶妙。「全部派手色」というわけではなく、ダークトーンを織り交ぜながら「華美」にならいようにバランスをとっているのがこのブランドの良いところ。地味スタイルに合わせても「浮くほど派手じゃない」あたりもよくわかっている。font color=”red”>柄バッグは子供っぽい印象があるものも少なくなりですが、「MARNI×PORTER/マルニ×ポーター」は配色でそうさせないあたりデザイナーの手腕を感じます。
抵抗なく柄を使える「MARCOMONDE/マルコモンド」の靴下
続いて「MARCOMONDE/マルコモンド」のソックス。
こちらも知名度はさほど高くないですが高感度ショップで扱われる高級品。靴下でも一足3000円ほどもします。
デザイナーが旅をした国の壁面や街の色などをイメージして作るオリジナル柄がポイント。他ブランドにあるような「チェック」「アーガイル」などのオーセンティックなものではなく、このブランドならではの味があります。しかも毎年テーマが違うのも面白い。
こちらは祐介が実際に購入した靴下を使ったスタイル(2015年のメルマガ掲載)。靴下はほんの小さい面積ではありますが、足元は視線が止まる箇所だけに目立つもの。柄使いはきちんと目に入り印象の変化に気づかせてくれます。・・・と言っても大きな面積ではないので抵抗も感じにくい。印象を変えるにはとても良いアイテムです。
実際に柄靴下を試すと理解できます。たかが靴下、されど靴下。柄のソックスは印象がかなり変わるもの。今回のラインナップの中ではもっとも安価で試しやすいもののはず。是非。
ちなみに私のコラボ品もちょいと出しちゃいました笑。もう販売終了し購入できないモノなので宣伝にもならん、完全自己満足です笑。(リカが僕の名前を呼んでくれたっ!!)
このへんですね。リカ、気にしてくれてありがとう。。。
借金地獄へと誘う悪魔「3.1 Phillip Lim/スリーワンフィリップリム」のバッグ
そして次は「3.1 Phillip Lim/スリーワンフィリップリム」のバッグ。
10万超えのリュックなんて誰が買うねん、とツッコミたくなりますが・・・このブランドは毎度リュックやバッグが素晴らしい出来で容赦なく借金地獄へと誘ってくれます。
祐介が手に取ったのはこちら、「3.1 Phillip Lim/スリーワンフィリップリム」ストライプ柄バッグです。実は昨年のモデルですが。(今年はヒョウ柄だったかな)
柄リュックというと子供っぽいイメージですが、このバッグはストラップがオールレザー、さらにボディの素材はツヤ感のあるヌメヌメした風合いの高級素材で大人っぽい印象に。
上の画像はどちらも全身ファストファッション。コートスタイルは全身GUだし、Tシャツスタイルは全身ユニクロです。ですが柄リュックがプラスされるとコーディネートの完成度はグッと高まります。もちろんバッグがなくても十二分におしゃれですが、バッグが加わると印象が「地味」から完全脱却できます。
たださすがに10万円以上のバッグは現実的じゃないので・・・メルマガでは1万円台くらいの柄リュックも紹介しています。確か先週Q&Aでも出てきたんじゃなかったかな?
クリスマス的マフラーじゃない「ETUDES/エチュード」のストール
こちらは「ETUDES/エチュード」のストール。
最近私お気に入りのブランドです。こちらは2万円ほど。上述を読んだ後だと安く感じるから不思議ですが、冷静に考えれば「巻物で2万円」もなかなかの高単価です。アパレルマジックに騙されないように・・・
例えばこんな無難なスタイルも・・・
ストールなど小物を足すとこんなに印象が変化。ここまで集積させなくても「柄ストール」だけで印象は随分変わります。
「柄」といっても派手なクリスマス的なタータンチェックなどではなく、こうしたモノトーンのチェック柄ならば大人っぽい印象も維持できるというもの。大判ストールならば顔を小さく見せる「小顔効果」も期待できます。
価格はヤンチャだけど印象は大人っぽい。「M・A・R・S/マーズ」のブレス
最後は「M・A・R・S/マーズ」のブレスレット。
シルバーアクセサリーはゴテゴテしていやだ、という人も多いと思いますが、こんなシンプルパターンのシルバーブレスなら抵抗も少ない。
つけてみると案外ほら、派手な印象もやんちゃすぎる印象もないでしょう?ただ価格は「やんちゃ」そのものなのですが・・・。
夏場は特に「手元にアクセサリー」をつけてほしい時期。どうしても手元にアクセサリーがないと半袖の袖から手先までが生まれたままの姿で露出することとなり、寂しい印象を与えてしまいます。特に腕回りでもっとも目がいくのが「手首」です。くびれがあり上半身でもっとも細い箇所である「手首」は目立つ故に放置厳禁。夏場はヘアゴムで良いから手首に何かをつけましょう。
シルバーアクセサリーは高いものが多いので、メルマガ読者限定の「MBアイテム」では度々オリジナルのブレスを作っています。アンダー1万円で買えるものがほとんどで人気を博しております。
環ちゃんは次話で何を語るのか・・・!?
そんなわけで「服を着るならこんなふうに」、今回出てきたアイテムの実際の画像と一緒に補足をしてまいりました。
さて珍しく伏線で引っ張って今回の話は終わり。環ちゃんは一体次回何を語るのか?それにしても環ちゃん回を重ねるごとにカワイクなってきている。縞野先生GoodJobです。
スポンサーリンク