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「結局クールビズにはどのポロシャツを使えばいいのよ??」
「クールビズでポロシャツが必要なんだけど・・・ユニクロ品番多すぎて選べねえよ・・・」
そんなわけで「クールビズ向けユニクロのポロシャツ」
を今回はレビューしてみましょう。
クールビズで選ぶべきは「シャツカラー」から。
まずクールビズ向けで狙うべきは「シャツカラー」でございます。
ユニクロの「ドライコンフォートシャツカラーポロシャツ(ボタンダウン・半袖)」はクールビズをオシャレにする必携アイテム【ポロシャツの見分け方】
ちょうど昨年の記事でも「シャツカラー」のことを書いています。ご参考ください。
かいつまんで説明すると・・・
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/407945-55
これが普通のポロシャツ
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/407928-61
これが「シャツカラー」ポロシャツ。
違いは「襟」にあります。
通常ポロシャツには「台襟」がありません。
「台襟」とは襟を支える台部分のこと。ここがあるからシャツの襟は首の位置まで立ち上がるわけです。ネクタイを締めるために必要なパーツでもあります。
Tシャツやカットソーなどは基本的に襟部分に高さがありません。だからこそ首元が開いた印象になりラフでカジュアルなイメージとなります。シャツはその逆、首まで襟が届く高さがあるからこそフォーマルでドレスライクな印象が生まれます。
通常のポロシャツはつまりこのTシャツとシャツの中間的存在。襟はあるけど台襟がなく高さが足りないのです。
通常の日常着カジュアルならばこの「半端なデザイン」はメリットです。カジュアルは「キメすぎないように、かといって崩しすぎないように」とする「ドレスとカジュアルのバランス」こそが重要となります。(このへん未読の方は是非下記記事を読んでみてください)
ところがクールビズにおいてはこの「半端なデザイン」が仇となります。
クールビズの正解は「いかに崩さないか」
スーツに関わる有識者は皆同じように言いますが
「クールビズ」によって日本のスーツスタイルは10歩後退しました。
ジャケットを脱ぐ、ネクタイを外す、ポロシャツにする、スニーカーでいい・・・
そうした半端にカジュアルに寄せた「クールビズ」はスーツの完成度を下げる行為です。
上記記事の通り日常着であるカジュアルは「バランス」が必要です。
なぜなら街で我々が着ている街着は全て他の異なる目的のために作られた服だから。
デニムは労働用に
ミリタリージャケットは軍隊のミッション用に
スニーカーやパーカーはトレーニング用に、
マウンテンパーカーは登山用に、
ジャケットやスラックスはドレスやビジネス用に、
こうした異なる目的のものを寄せ集めて着ているのが「日常着」です。「日常使うためにデザインされた服」は実はほぼありません。
だからこそ「バランス」が必要なのです。
だって全身ミリタリーだったらそれは「街着」じゃなくてオリジナルの元どおりになるでしょ?軍人になっちゃいます。
全身ワークだったら「作業員」、全身ドレスだったら「パーティー」「ビジネス」です。
原型通りじゃないから「街着」なんです。異なる目的のものを混ぜ合わせているから「ミックス」が必要なのです。街着はミックスが宿命です。
では「スーツ」はどうでしょうか?
スーツは「原型」です。街着と逆に「原型は崩さないから原型」なのです。「原型」にはミックスなどありません、ただ正解があるだけです。
スーツは理想的な袖丈、理想的な色合わせ、理想的なサイズ感などが(ある程度)決められています。
文脈次第、トレンド次第で着こなしが変わるカジュアルとは大きく違うところです。
それなのに「クールビズ」はその完成形を崩そうとしているわけです。
「ジャケットはいいよ」「ネクタイはしなくていいよ」「ポロシャツでいいよ」
だから野暮ったくなるんです。正解をわざわざ崩しているのだから・・・。
そしてここまで読めばクールビズの正解がなんとなく理解できるはず。
そう、クールビズは「いかに崩さないか」「いかに原型であるスーツから遠くならないか」が勝負なのです。
ユニクロのポロシャツ3つ買ってみた
「クールビズだから」
と言ってカジュアルと履き違えてしまい、
ボタンがレインボーカラーだったり、
襟を裏返すとチェック柄が出てきたり、
襟が二重になっていたり、
「スーツにない装飾」を求めようとする人が沢山いらっしゃいます。
しかしそうすればするほどスーツの完成形から遠くなり、野暮ったく子供っぽく感じさせてしまう。
だからポロシャツを選ぶときも「完成形から遠くならないもの」をチョイスしましょう。
その方法の一つが「シャツカラー」なわけです。
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/407945-55
これが普通のポロシャツ
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/407928-61
これが「シャツカラー」ポロシャツ。
たった「台襟」一つの違いですが、意外と印象変わるでしょう??
シャツカラーの方は「シャツ」に近い印象を受けるはずです。
顔周りにある襟だからこそ印象の差は大きい。クールビズで選ぶときはよりフォーマルな「シャツカラー」を選ぶのがまず第一です。
で、今回3つ買ってみました。
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/407941-09
エアリズムポロシャツ(半袖) 1,990円
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/407941-09
エアリズムポロシャツ(クレリック・半袖) 1,990円
Photo by http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/408381-03
ウォッシャブルニットポロシャツ(半袖) 990円(限定価格)
以上3点。最後の一つはシャツカラーじゃないですが後で説明します。
シャツカラーのポロシャツ2点、これ本当に出来が良いです。
無地のポロシャツだけじゃバリエーションにかけるので、今回クレリック(襟とボディが切り替えになったもの)も買ってみました。
楽天市場などのとんでもなく安い価格のクールビズ用のクレリックポロシャツなどを見ると
「これ仕事で着たら普通にダメだろ・・・」と思えるくらい派手な色の組みあわせのものもありますが・・・
ユニクロはさすが。色の切り替えでバリエーションは作っているものの、過度にカジュアルにならないように襟とボディに派手な「色の差」をつけないようにしています
。こうすればクレリックでもフォーマルな印象に近づきます。
ビジネスでは「襟の素材」をちゃんと見ましょう
まず感心ポイントは「襟の素材」。
襟をグッと硬い素材で作っており、少々のことではシワやへたりが出ないようになっています。
先ほどから書いている通り襟は顔に近い印象の要です。
皆さんドレスシャツにアイロンをかける時、どこを重点的にかけますか??
アイロンをかける時、意識するべきは「襟」「袖先」「裾」です。お父さんのシャツに毎日アイロンをかけているお母さんなどは直感的にそうしています。(私の母もそうでした)
シャツ全部アイロンをかけるのが面倒なときはこの3点だけかけても良いくらいです。
先端部分だからこの3つは目立つのですね。逆にどんなにボディがシワなく綺麗にプレスされていても、襟にシワが入っているだけで簡単に印象は崩れます「だらしない人」になるでしょう。
顔周りで特に視線が集まる箇所だけに本当に重要です。
だからドレスシャツはどんなものも「襟が硬く」なっています。カジュアルのシャツと比べると襟の素材に違いがあるはず。手持ちのビジネス用シャツとカジュアル用シャツの襟を触って比べてみてください。・・・ね?全然素材感違うでしょ??
ユニクロのポロシャツも襟だけ硬く、シワが入りにくいようにしています。
細かいことですがこうした配慮がクールビズを正すことに繋がります。
ボタンはちょっと残念だけど・・・及第点
またボタンも秀逸。
ユニクロはコストと諸々の関係上、貝ボタンを使えないのですが・・・
それでもプラスチックでも「遠目には天然貝に見えるボタン」をちゃーんと開発しています。
これもう遠目なら見分けつかないんじゃないかな・・・。
こだわる人には物足りないでしょうが、まあクールビズで使う仕事用ならこれで十分すぎるでしょう。
日本人向けの袖のサイズ感が素晴らしい
そしてもう一つ特筆したいのが「袖の長さと細さ」。
ユニクロのシャツカラーのポロシャツは実はかなり袖が細く短い。
Photo by http://kurumani.com/wp-content/uploads/2014/06/225.jpg
Photo by https://shopping.c.yimg.jp/lib/attention-store/rcss7503-d.jpg
半袖シャツは腕が太い欧米人が着るとパツッとたくましく見えますが、
腕が細い日本人が着るとどうしても頼りない印象になってしまいます。
細腕に見えてしまう理由は「袖の太さ」にあります。
袖がゆったりしたサイズであればあるほど、対比で腕回りは細く華奢に見えてしまう。女子ならそれでいいですが、男性が華奢すぎると少々格好悪いですね。
だからこそ袖は短く細身の方が、日本人は似合います。
テキトーに作っている半袖シャツやポロシャツは「長袖を単にカットしただけ」なので、袖幅がゆるいんです。半袖をちゃーんと考えて作っているところはこうして袖幅を「半袖でも綺麗に見えるように」と調整するわけです。ユニクロの苦労がうかがえる部分。日本人でもたくましい腕回りに見せてくれます。GJです。
実は表と裏で素材が違うんです
それと着心地。
このアイテム、表側と裏側の素材が異なります。表は通常の鹿の子素材ですが、裏は肌あたりのよいツルっとした素材。これ写真じゃ伝えにくいですが、着心地抜群。汗をかいてもぺたりと肌にくっつきにくい素材感になってます。
この辺は日常使う労働着だからこそ必要なディティールですね。
サマに見えるのに1000円台ー!!これはホントすげえ
このへんが着用画像。
袖周りはたくましく見えるし、シャツの襟はピシッとシワなく整います。
これが1000円台で買えるのは本当にスゴイ。
ちなみにパンツはメルマガ会員向けに開発している「MBアイテム」の新型スラックス。12000円程度を想定してます。ワクワク。
てなわけでこのシャツカラーポロシャツ。
ほとんど文句ありません。あえて文句言えば「ここまで作り込んでるなら天然貝のボタンくらい使ってよ」と思うくらい。でもまあこの感じならほぼほぼ満足だけど。
長く研究開発して完成形になっている気がします。シルエットも文句なし。ユニクロすげえわ。
ニットポロもおすすめしたいけど、一点だけ不満が・・・
ウォッシャブルニットポロシャツ(半袖) 990円(限定価格)
シャツカラー以外にもう一つ選んだのはこのタイプ。ニットポロ。
台襟はないのですが、その分素材が「ポロシャツの鹿の子素材」ではなく「ニット素材」にしているのがポイント。
鹿の子素材は通気性を意識したスポーツ素材ですが、ニット素材はスーツのインナーなどに使うツヤのあるドレス素材。台襟がなくとも素材のドレス感で「クールビズ」を完成形にしようとするのがこのタイプです。
風合いもよく、日常使うものだけに自宅の洗濯機で洗える「ウォッシャブル」もポイント高い。
シルエットも袖周りはやはり細く綺麗。
しかし問題は裾。
こうしたニットポロシャツの場合、裾がリブになっていることがほとんど。
リブになって締め付けがあると歩いているうちに着丈が上がってくるんですよね。
「気がついたら腹が見えてた」
なんてことも。
実はユニクロの他のニットアイテムはこの対策がちゃーんとしてあります。
サイドにスリットを入れることで裾が上がってこないようになっている。
このディティール、ニットポロにも取り入れてくれたら良いのになあ。
なんか裾にシワよっちゃっているでしょ??
こうなるとお腹周りもが「中年体型」みたいに見えちゃって格好悪いんですよね・・・
こっちのスリット入ってるモデルなら問題なし。
これ是非ユニクロさん検討してくだせえ。
今の所ユニクロのシャツカラーが最強すぎる
いろんなブランドが現在クールビズ用ポロシャツを出していますが、
やっぱりユニクロがコスパ最強です。
私は別にユニクロの回し者じゃないし、「ユニクロトーマスマイヤーコラボ、明らかに時期外れなんだよー!アホー!」とブログやメルマガで書くこともしばしばです笑。ユニクロからびた一文もらったことはありません。
そんな私が公正な目で見て判断するに、クールビズ用ポロシャツはユニクロが最強です。
コレが1000円台ってホント奇跡ですよ・・・10年前くらい昔なら1万円してもおかしくないレベルです。
クールビズポロシャツに迷っている人は是非参考にしてみてくださいー。
あとMBスラックスもおたのしみに・・・。詳しくはメルマガで!(白黒茶色の3色展開です)
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試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
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