流行解説

ユニクロでもGUでも今年やたらと「ボア」が多い?その理由とは?

 

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「なーーーんか地味なんだよなあ」

 

自分のコーディネートを鏡で見て、そんなふうに思っちゃってる人多いんじゃないでしょうか?
大丈夫あなただけじゃないんです。

世界的にみーーーんな同じことを考えているんです。

 

今日は「トレンド」と「脱地味」の話。

 

去年や一昨年買ったアウターにいまいちトキメかない理由

 

 

シンプルにシンプルに・・・と傾倒していったトレンド「ノームコア」。昨年・一昨年までメンズレディースのファッションを席巻していた流行です。

ただし「おしゃれ」とは絶対評価でもないし不変の価値観があるわけでもありません。「多くの人と異なる状態」だからこそ「おしゃれだ」と区別されるわけで、相対評価であるのがファッションです。だからこそ「常におしゃれの価値」とは流動しているものであり、シンプルな服装が流行れば徐々に装飾のあるものが認められ、Vネックがカッコ良いとされて普及されれば徐々にクルーネックが今度は褒められ・・・と「波」が存在するものです。

 


「価値観は変わるもの」

 

このことについてどうも直感的に認められない人は多いですが、実際去年や一昨年の服を鏡の前で着てみれば誰だって理解できるはず。去年や一昨年と比べると少しだけ「輝きを失っている」様に感じるでしょう?余程審美眼に優れたモノ選びなら3年も4年も5年も価値の下がらない服を手にすることもできるでしょうが、普通に買い物している限りでは年々価値が落ちてくるのは当然です。洋服は残念ながらナマモノです。

 

80年代のバブルファッションは当時は凄まじくおしゃれだったけど、今はどうですか?街を歩いていたらただの古臭いダサい人でしょ?「シンプルな服装は廃れない!」と考えている人もいるでしょうが、「シンプルな服」にもトレンドがあります。ユニクロは同じアイテムでも毎年わずかに採寸を変えてます。同じ品番のパンツでも股上の深さ・裾幅などを実は毎年微妙に変えています。トレンドに合わせて対応させているのです。もし仮に「誰もがおしゃれに見える”絶対評価”のシンプルなスタイル」があるとしたら全員それを着るわけだし、ある程度洋服を見てきたお父さん世代なんかは皆おしゃれであるはずです。でも実際は「昔おしゃれだった人」も今は野暮ったくなっているわけです。

 


「価値観は変わるもの」

 

直感的には理解できないでしょうが、極めて客観的に見ればおしゃれとはそういうものです。無論だからといって「毎年新しく服を買おうぜ!ウェーイ!」と言ってるワケじゃありません。「着こなし」でもそれはある程度カバーできます。んで、モノの価値と審美眼、そして着こなしの技術を教えてるのが私の毎週配信しているメルマガでございます。

 

 

同じシンプルでも「素材」で一工夫

 

・・・さてそんなわけで「ノームコア」が一巡し、徐々に価値を失っている昨今。

去年の服や一昨年の服を引っ張り出して着てみるも、
なーーーーんか納得いかないでしょ??
地味な印象が目立ちませんか??
これが「価値観の変化」なのです。

 

では今のトレンドに合わせて「新鮮に見せるために」「おしゃれだと褒められるために」はどうするべきか?
何も「ギラギラに装飾しようぜ!」という話じゃありません。

 

トレンドは急角度で変わるわけじゃありませんから。徐々に変わるものです。だから今年もシンプルで結構。しかし「一工夫」があるとなお良いでしょう。その「一工夫」とは例えば「素材」です。

 


Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/28416/MaisonMargiela_2017aw_man_018.jpg

 


Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/28379/kolor_17aw_33.jpg

 


Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/32455/nhoolywood_17aw_23.jpg

 

世界のトレンドを牽引する主要コレクションルックなどを見ていれば一目瞭然。
今季はとにかく「表情ある素材」が目につきました。ボアにデニムにツイードなど。無地でシンプルなデザインであってもこうした「変化のある素材」が多かった。

 


Photo by https://lohas.nicoseiga.jp/thumb/2126602i?

 

デニムは凹凸と色むらがあるもの・・・

 


Photo by https://www.photolibrary.jp/mhd5/img317/450-2013112615454043803.jpg

ボアはふさふさと表面に変化があるもの・・・

 


Photo by https://i1.wp.com/k-plaza.com/wp-content/uploads/2017/07/BoA.jpg?resize=640%2C640

 

BOAはタイトなジーンズにねじ込むもの・・・

 


Photo by https://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2014/10/shutterstock_360637424.jpg

 

ツイードも同じように表面に柄のような織りが見られます。
いかにシンプルな組み合わせであってもこうして素材で「表情」を出すことで地味さを消してしまおう、同じようなノームコアスタイルでも少し印象を新鮮にしてあげよう、としているのが今年の流れです。

 


Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/img/feature/uq/UniqloU/men/171006-lookbook-slide-06.jpg

 

何もパリコレなどのスタイルに限らずユニクロやGUなどのファストファッションでもこのトレンドはきちんと反映されています。

ボア系アウターやレザー系アウターなどが今年やたら多いと感じませんか?

その理由は「トレンドにあり」というワケ。

 

こうした変化のある素材を意識的に織りまぜることで、コーディネートはグッと新鮮に。去年・一昨年のスタイルも今年らしくまた際立っておしゃれに見え、褒められるようになるでしょう。

 

コートは去年のでも一昨年のでもOK!!ただし・・・

 

例えば去年着用していたコートなどを引っ張り出す時も・・・

 

 

もちろんこんな風に去年の通りに着ても全然OK、「価値が落ちる」と言っても一気に急落するわけもありません。
ただし去年初めて袖を通したあの時の様な「あ、俺おしゃれかも・・・!!」と思った高揚感を得るためには、

 

 

こんな風に「表情のある素材」を意識していれてあげると良いでしょう。
手持ちのものでももちろん構いません。
こんな風に色むらと凹凸のあるインディゴデニムをインナーに入れてあげればコートの印象も激変します。今年らしく表情や装飾の印象が生まれ、「地味」なイメージは消え去ります。

 

 

柄のあるストールなどをササッと巻いちゃうのも手ですね。これが一番簡単かも。

 

柄物でも色物でも、
はたまたデニムでもボアでもジャガードでもヘリンボーンでもツイードでも・・・。
なんでも良いのですが「のっぺりとした無地の地味素材」だけで固めてしまうとちょっぴり物足りなくなってしまうでしょう。今年はこんな表情のある素材を意識的に一点プラスすればOKです。

 

なんども繰り返しますが別に必ずしも新しい洋服を買わなきゃいけないわけでもありません。
タンスの中を一度ひっくり返して使えるものがないか、素材に表情のあるものがないか、探してみるのも良いでしょう。是非ご参考に・・・。

 

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