ユニクロで買えるオシャレアイテム

UNIQLOU/ユニクロU2021秋冬先行発売2型を徹底レビュー!

 

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ユニクロユーから2020秋冬の商品が2型先行発売されました。

今回は2型とも全色購入したのでレビューしていきます。
 

ユニクロとコラボするクリストフ・ルメールとは?

 


 

Uniqlo U (ユニクロユー) 2020年春夏コレクション|UNIQLO
Uniqlo U 2020年 春夏新作コレクション。ユニクロがおすすめするジャケット、スカート、ジーンズ、Tシャツ、ブラウス、リネンやバッグなどをご紹介。クリストフ・ルメー...

 

まずはそもそもユニクロユーとは一体何かをご存じない方のためにご説明しますと、ユニクロユーはユニクロとエルメスのデザイナーを務めたクリストフ・ルメールとのコラボラインです。
世界最安のユニクロと世界最高峰のデザイナーであるクリストフ・ルメールがタッグを組んだ形がユニクロユーというわけですが・・・ユニクロユーを語る上で外せない、デザイナーであるクリストフ・ルメールについて説明します。

 

クリストフ・ルメールは世界で5本の指に入ると言われてもおかしくないデザイナーの1人。

そもそも「エルメスのデザインを手がけた」という時点で、デザイナーとしてはトップオブトップの地位にあると言っても過言ではありません。
エルメスと言われてもピンとこないかもしれませんが、エルメスは様々なハイブランドの中でも、頭ひとつ抜きんでた格上の存在なのです。
多くの人は、ルイヴィトンもセリーヌもフェンディもエルメスも全て横並びで「高級ブランド」と認識されているかもしれませんが、エルメスはそれらの高級ブランドの中でも価格帯が一つ飛びぬけています。
 

例えばルイヴィトンでバッグを買うなら、数十万円代で買えます。もちろん数百万円代の品もありますが、基本的には10~50万円程で購入可能です。
しかしエルメスのバッグというのは数百万円代の品が多い。物によっては1,000万以上のバッグもあり、それだけ他のメゾンブランドと比べてクオリティや価格に差があるのです。
 

加えてエルメスは、他のメゾンブランドの中でも極めて職人的なモノづくりを行っています。
近年のメゾンブランドは、LVMHやケリング、リュシモンのような大資本に買収され、ブランドコングロマリット(複合企業)として世界的に展開していくというのが基本的な動き方ですが、エルメスはその動きと一線を画しています。
このブランドコングロマリットの買収劇から常に逃れ、必死に抵抗してきた稀有な存在。大資本の力によって自分たちのクリエイションが左右されないようにする職人気質な一面と、ブランドを守ろうという気質が強く、孤高の存在であり頭一つ抜けた存在として認識されているのがエルメスというブランドなのです。
 

そんなエルメスのデザイナーやディレクターに就任した人物というのは、歴史に名を残す偉人であることが多い。
例えば2004~2011年エルメスのデザイナーに就任したジャンポールゴルチェは、様々なデザイン手法を生み出し、多くのデザイナーに影響を与えた天才的なデザイナーです。その技術力の高さとセンスの高さは世界中誰もが認めるところ。
1997~2003年に就任したマルタン・マルジェラは、メゾン・マルジェラの創業者兼デザイナー。マルジェラ就任期のエルメスはクリエイションが尖っており、斬新なアイテムが数多く作り出されました。
 


 

Uniqlo U (ユニクロユー) 2020年春夏コレクション|UNIQLO
Uniqlo U 2020年 春夏新作コレクション。ユニクロがおすすめするジャケット、スカート、ジーンズ、Tシャツ、ブラウス、リネンやバッグなどをご紹介。クリストフ・ルメー...

 

そして今回ご紹介しているクリストフ・ルメール。ルメールはエルメスの他にラコステのデザイナーも担い、多くの名作を残しました。その後ユニクロと縁があり、ユニクロユーというコラボラインが生まれたというわけです。
 

このコラボは服好きからするとものすごい大事件で、「ルメールのデザインした洋服が千円で買えるってどういうことなの?!」というくらいのコスパなわけですよ。もちろんコラボラインのアイテムは、素材やデザインが本家ルメールとは若干異なるかもしれませんが・・・それでもルメールが考えたバランスや色味で作られたアイテムが1,000円で楽しめるというのは本当に凄い取り組みですし、おそらく服飾の歴史に名を残すくらいインパクトの強いコラボラインだと思います。
 

それほど偉大なコラボであるユニクロユーの2020秋冬先行発売で2型商品が登場したので、1型ずつレビューしていきます。
 

ユニクロユー2020秋冬先行商品レビュー

 

2型のアイテムは、一見同じようなTシャツに見えますが、実はそれぞれに特徴があります。

細かく観察すると、よく考えて作られているのが分かる構造になっているのです。
 


UNIQLOU
クルーネックT(長袖) 1,990円


 

まずはこちらの長袖から。今トレンドのビッグサイズで肩幅・身幅ともかなりゆったりしています。
割と硬めの素材が使われており、体の線を拾いません。硬めの素材というのは意外とポイントが高くてですね・・・素材というと、すごく大きな括りで分けると、柔らかい素材と硬い素材の2種類があります。
そして例外はありますが、基本的に硬い素材は体の線に沿わないので、体形を隠しやすいというメリットがある。なので太り気味・痩せ気味の方は、硬い素材のアイテムを選ぶと、体の線が出にくいのでおすすめです。
 

反対に柔らかい素材は、体にフィットしすぎて体の線を拾ってしまう。
なのでどうしても体型があらわになってしまうのですが、実は例外もあります。それは柔らかい素材の中でも落ち感があるものを選ぶこと。落ち感があると、柔らかくても体の線が出ないのです。
 

このように素材の硬さにフォーカスした場合、硬い素材の方が体の線に沿わず、体型を隠してくれます。
そしてこの長袖のTシャツはまさにかなり硬い素材になっており、肩幅・見幅とも広いため、体の線ほぼ全く出さずに着られるというわけ。なので太り気味・痩せ気味な方にもおすすめできるアイテムです。
 

そして生地の硬さの甲斐あって、何度洗ってもあまり風合いが変わらないというメリットもあります。このアイテムはユニクロユーが始まってからもう5~6回目の展開ですかね。毎年購入して、何十回と洗濯しながら使っていますが、それほど毛羽立ちもないし起毛感も出てこないのでかなり丈夫。毎日ガンガン使える便利なアイテムです。
 

ただビッグサイズだと、どうしても子どもっぽく見えてしまうことがある。
だからこのアイテムでは、あえてツヤのある素材を使っています。
 

 

ぜひ店頭で生地を見てほしいのですが、ツルッとした光沢感があり大人っぽい印象になっています。なぜ素材にツヤを出しているかというと・・・例えばスーツで使うアイテムには、ツヤの強い素材が選ばれます。
ネクタイはシルク、シャツにはブロード、スーツにはウールを使い、革靴は擦り切れるくらいに磨いてツヤを演出するのがドレススタイルの典型です。
そしてこのTシャツは、ビッグサイズでカジュアルな印象になっている分、素材にツヤをつけることで大人っぽい印象を獲得しているわけです。
 

この辺りのバランスの取り方が非常に素晴らしい。
カジュアルなビッグサイズだけれど、素材にツヤをつけてドレスライクにすることで、ちょうどよく帳尻を合わせているわけですね。
これがもしザラザラした起毛感のある素材を使っていたら、カジュアルな印象がすごく強くなり、野暮ったくなってしまいます。
ビッグサイズがもつルーズ感と子どもっぽさを、素材の良さで持ち上げているのがこのアイテムの特徴です。
 


UNIQLOU
クルーネックT(半袖) 1,000円


 

続いてはこちらの半袖のTシャツ。これは長袖の方と比べるとわかる通りなのですが、素材が全く異なります。
普通のブランドなら、もったいないから同じ生地で半袖バージョンと長袖バージョンを作るところなんですよ。ところがユニクロユーでは、半袖と長袖でわざわざ素材を変えている。
これにはきちんとした理由があります。
 

まず半袖の方は、長袖のようにビッグサイズではありません。
ジャストサイズで細身なシルエットです。そしてシルエットを細身にしているということは、つまりスーツに近いということ。スーツというのはオーダーしてまで細さを際立たせますよね。
シルエットというのは二項対立的になっており、細くなるほどスーツライクで大人っぽい印象になり、反対に太くなればなるほどカジュアルでラフな印象になる。こうした印象差があるわけです。
 

そしてこの半袖Tシャツは、カジュアルな印象が強いザラザラしている素材が使われているけれど、シルエットを細くして大人っぽさを担保しているからこそ、絶妙なバランスが取れているというわけ。
長袖の方も、ツルっとした素材で大人っぽいけれど、シルエットはゆったりでカジュアル感もあり、キメ過ぎにも崩し過ぎにもならないちょうど良い使いやすさになっていると先程説明しました。
 

このように、半袖Tシャツはシルエットが細い分、素材をガサつかせてバランスを取っているというわけ。
もしこのアイテムが、シルエットが細いだけでなく素材もツルっとしていたら、かなりキメた印象になってしまう。そうなると着こなしを少し考えられる人じゃないと着にくくなったり、ある程度洋服が好きな人じゃないとサマに見せられなかったりするのです。
細身のシルエットで素材がガサガサしていてバランスが取れているからこそ、デニムを合わせても崩しすぎにならず、スラックスを合わせてもキメすぎにならない。特に何も考えなくても、サマになるように仕上げているのですね。
 

もちろん洋服好きな人なら、ツルっとした素材で細身のアイテムでも上手に着こなせますが、ユニクロのアイテムは老若男女問わず色んな人が手に取るもの。
なので何も考えずパッと着ても、どんなパンツを合わせても、それなりにサマになるように作りたいわけです。
そう考えて、素材とシルエットを考慮してわざわざ2パターン用意している。
1つはジャストサイズで素材感をちょっとラフにしてみよう。もう1つはルーズなサイズ感で体の線を拾わないけれど、綺麗な素材にしてみよう・・・こうして誰が何のパンツと合わせても、それなりにバランスが取れるよう上手に作っているのがルメールなわけ。
この2アイテム、本当に何度もリピート生産されるぐらい良い出来だと思います。非常にシンプルではありますが、間違いのないアイテムです。
 

秋冬ならではのおすすめカラーはこの2色!

 
半袖Tシャツの色展開は、ピンク、ワイン、マスタード、ネイビーの4色。
秋冬の先行発売なので、やはりどれも秋冬チックな暖かみのある色になっています。
 

 

おそらく一番人気があるのは、こちらのピンクかな。
こうした薄ピンクは、メンズアイテムの中では割と珍しい色ですね。これ以上色彩が強いピンクだとレディースライクになってしまいますが、ややくすみのあるグレーに近いピンクという新鮮なカラーです。今までにないような印象を与えてくれるのではないでしょうか。
 

明るめのピンクだと使い方が結構難しいですが、これくらいの薄いピンクならデニムを合わせてもカジュアルになりすぎず、スラックス合わせてもキメ過ぎにならない。バランスの取れた使いやすい色だと思います。
 

 

対してこちらワインカラーは少しクセが強いので好みが分かれそうですね。
 

ピンクなら白やグレーの延長線上として使いやすいカラーなので、普段からモノトーンスタイルが多い方がアクセントとして選ぶのにおすすめです。
 

そして長袖の方は、ホワイト、ブラック、ダークオレンジ、アイボリー、ダークブラウン、マスタード、ネイビーの7色展開。
 


 

好み次第だとは思いますが、個人的にはこのオレンジカラーがおすすめです。ツヤのある風合いなので、ある程度色で遊んでもそれほど子どもっぽく見えません。
 

ザラザラしている素材で色物を選ぶと、本当にカジュアルで古着のような印象になってしまいがち。しかしこのTシャツのようにツルッとした素材で色物を選ぶと、ニットのように見えて野暮ったくならないため、あえて色味で遊ぶというのもツヤのある素材ならではの醍醐味なのでぜひ試してみてください。
 

特に秋冬はこうした色の上に黒のアウターなどを合わせると、ちょうどいい具合の差し色として使えます。なので今から秋冬のことを考えて、こうした色物をチョイスしてみるのもおすすめです。
 

ということで今回はユニクロユーの先行発売商品2型を紹介しました。
長く展開されているだけあって非常に魅力的なアイテムなので、ぜひチェックしてみてください。

 

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