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12月に入ると「もうちょっと待てばセールになるしなぁ・・・」とついつい考えてしまいます。今日は冬のセールについて少しおさらいしましょう。
セール早すぎ問題
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冬のセールは全国ほぼ一斉、1月1日か2日からスタートです。
伊勢丹などの一部の百貨店は「定価で販売できる期間を長く保とう」とする意向があり、セールの時期をあえて遅らせる傾向があります。確かに洋服のセールは考えれば考えるほどおかしいんです。年に2回のセールは多くのお店が7月と1月に設定しています。夏のセールは7月、冬のセールは1月ですね。
しかし7月はまだ「ようやく半袖を着始めた」くらいの時期、夏の本番はまだまだこれからです。1月も同様、確かに12月は寒いですが1月2月3月と冬本番の気候は続きます。本格的なシーズンに入る前に30%OFFになってしまうのだから当然消費者は買い控えを起こします。
またセールの数週間前からは「特別セール」「VIPセール」などと称して一部の顧客たちに先行して値引きを行います。VIPセールを顧客でなくとも来店したお客様全てに提案するお店も少なくなく、「実質冬のセールは12月半ばから」なんてお店やブランドもあるくらいです。
夏物の最終入荷は大体4〜5月。冬物の最終入荷は大体10~11月です。たった1~2ヶ月程度しか定価販売期間を設けられない商品も存在します。それでは始めから消費者も「どうせすぐセールになるだろう」と考えてしまいますね。伊勢丹などの一部の百貨店はこれを「適正な状態ではない」とし、是正に向けて取り組んでいるというわけです。
・・・と言っても他のお店が伊勢丹に足並みをそろえるわけはありません。お店にとって一番避けるべきことが「売れ残り」です。一点でも早く他の店よりも売りさばきたいと思うのが内情です。在庫は「お金」です。在庫が残ってしまうということは、「お金を倉庫に塩漬け」しているのと同義です。実に多くのアパレル小売店はこの「塩漬けされたお金」を処理できずキャッシュフローが痛み、新しい商品を仕入れる資金繰りに困った末閉店に追いやられてしまうのです。
「業界健全化のためにセールの時期を後回しにしよう!」なんて悠長なこと言っていたらセールを実施している他のお店にお客様をとられてしまいます。後回しにするどころか、「自分の店が先に売らなきゃ在庫が残ってしまう!!」と焦るのが普通ですね。こうしてどんどんセールの時期は前倒しになってきたのです。
・・・少し話が逸れましたが、そんなわけで多くのお店は冬は1月1,2日にセールを開始します。
セールは初日に期待をかける!
「セールだとどうしても良いものが残っていないイメージがある」
と思う方は多いでしょう。確かにその通り、セールに残っているものって結局「定価時期の余り物」ですから。サイズはMが欠品していたり、使いやすい色である「黒」がなかったり、変なデザインのものが残っていたりと散々なケースも少なくありません。
しかし実は初日はそうでもありません。セール初日、つまり1月1日か2日は多くのお客様が来ることが予想されます。お店としては「売れる商品」が少しでも多くあったら売上が獲れるわけですから、なるべく在庫を潤沢にしておきたいものです。
またせっかく期待して来た人が「売れ残り在庫」だらけのお店を見たら、そのお店の評価も下がってしまいます。セールも2,3日が過ぎたくらいならばお客様も「まあしょうがないか・・・」と思うでしょうが、初日くらいはある程度「売れ筋」の商品を並べておかなければ、せっかく正月返上で買い物に来てるのに納得できないでしょう。
そこでお店側はセール初日に向けて少量ですが「目玉品」を確保しておく場合があります。定価販売時期にも「セール用」として少量残しておいたり、またメーカー本部に「セール初日用に少量でいいから在庫を分けてくれないか」と交渉するお店も少なくありません。そのため初日の早い時間は結構オイシイアイテムが揃っていることが多いのです。
「え!?これが30%OFFでいいの!?」みたいなものに巡り会えるのが初日のOPEN間もない時間。ただし少量であるケースがほとんどですから、2日目や3日目のセールにあまり期待をかけないほうが良いでしょう。
セールは初日の早い時間
これを肝に銘じておくと良いかと思います。
ちょっとセコイけどVIPセールを活用する方法
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また「セールで良いものを手に入れる裏技」として「VIPセール」があります。普段お買い上げ頂いていた顧客様限定で招待するVIPセール。多くのお店は「赤タグ」「青タグ」などのシールを貼り付けて顧客にメールやDMでこっそり伝えます。「赤タグの商品は30%OFFで、青タグの商品は20%OFFで販売できます」と。
一見さんには「なんだ?この赤いシール?」と思われるだけですが、顧客さんにはそれが30%OFFの目印。大体この「シークレットセール方式」でVIPセールを行うところが多いかと思います。
VIPセールの開始日は今年の冬なら
大体12月19日の土曜日。
私の情報では都内や地方の多くのお店がこの日付で顧客限定セールをはじめています。
「VIPセールって普段から何度か買い物に行かないとダメなんでしょ?」
「そんなに何度も買うほどお金ないからなあ」
と思うかもしれませんが大丈夫です。方法はあります。
一つは「聞いてみる」方式。
12月19日の土曜日などにお目当てのお店に行き、「セールってやってたりしますか?」と聞けばOKです。店員さんは当然全ての顧客さんの顔を覚えているわけではありません。こういった質問が来ればかなりの割合で「えーと・・・今日からVIPセールをやってまして・・・」と教えてくれます。
そもそも今どのアパレル店も売上の困窮しています。19日くらいになると定価販売はもう大して期待できないもの。「セール待ち」の人が多くなり、営業中も「セールの下見」的な人が出てくる始末。
「セール価格でも買ってくれれば有難い」そんな風に思うお店のほうがほとんどのはずです。
だからこそ何の気無しに聞いてみましょう。「セールってやってたりしますか?」「セールっていつからですか?」なんて質問で割とすんなりVIP価格で買わせてくれたりします。
12月中から買えるなら、まだまだ良いアイテムや売れ筋のサイズ色も豊富に揃っているでしょう。セール品も選びたい放題。賢く買い物が出来ます。
もう一つは「今から少額の買い物をしちゃう」方式。
ちょっとセコイですが、12月の今時期にお店に一度行って靴下や小物などを悩んだ挙句買ってしまいましょう。クロージングの際に「プレセールとかVIPセールとかってありますか?」なんて聞いておけばOKです。「あ、じゃあお手紙でご案内お送りしますので、こちらに住所を・・・」の流れが始まります。
どちらも少々セコイやり方ですが・・・冬モノはとにかく高い!量販店ブランドならまだしも、デザイナーズブランドならなおさらです。アウターで5,6万円、ニットで2,3万円なんてところもザラです。5,6万円を何の気無しにポンと出せるような人はそう多くないでしょう。であるならば少しでも賢い買い方をして節約したいもの。5万円の20%OFFなら実に1万円安くなる計算です。1万円あればインナーがもう一枚買えるわけですから、できる手立ては打っておいて然るべきです。
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