MBの思考

学生服を改造していたMBの青春時代

 

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私の通っていた高校は、強烈に校則が厳しくて有名な学校でした。
「下着以外は全部指定」と揶揄されるほど厳しい私立高校で・・・
カバンや靴やコートなどはもちろんですが「靴下のワンポイント」さえも許さない学校でした。

 

洒落っ気が出てきた生徒たちからするとこれがどうにも我慢ならない。
私も例外ではなく高校時代、アニメやゲームなどに没頭していましたが兄の影響でファッションに興味が出てきた頃。この自由なファッションを阻害する「校則」が邪魔で仕方ありませんでした。

 

しかも実は私は高校の時は生徒会長をしていました。
それだけに校則を率先して破るわけにもいかない。「校則内でいかにオシャレをするか」「校則内でいかに差別化するか」を考えました。
それはもうありとあらゆる工夫をしました・・・笑。

 

 

image110512
Photo by http://blog-imgs-12-origin.fc2.com/t/a/m/tamac30/image110512.jpg

 

まずネクタイ。
うちの高校はブレザー&ネクタイで、
ネクタイはワンタッチ型だったのですがこれがどうにもダサく感じて仕方なかった。

「緩めて少し首元が開いたネクタイの状態がかっこいい!!」

と感じていたのですが、当然これも学校指定。ネクタイはワンタッチのものしかありません。緩めることはできず「パッチン」と止めることしかできない。
そこで私(と私のコミュニティ)はネクタイを3本買って分解し縫い直して1本にすることで、緩めるスタイルを可能にしたり・・・笑。今考えると涙ぐましい努力です。

 

 

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Photo by http://img-cdn.jg.jugem.jp/247/1982214/20140407_879288.jpg

他にもブレザーの袖のボタンを3つだったものを一つ増やして4つボタンにしてみたり・・・

 

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Photo by http://hacks-your-life.com/wp-content/uploads/2016/01/suits-front-button.jpg

 

制服にボタン穴を増やして、ボタンを一つ付け足して

「2つボタンジャケット」から「3つボタンジャケット」に改造したり・・・

 

hqdefault
Photo by https://i.ytimg.com/vi/FQATd_jyPEQ/hqdefault.jpg

 

うちの高校は制服をあえて大きく着たりあえて小さく着たりできないように
採寸時にしか注文できない仕組みになっていたのですが・・・
先輩や後輩と交換をしあって、「パンツは大柄な人からもらい」「ジャケットは小柄な人からもらう」ことで学ランの「ボンタン風」に着こなすことをしたり・・・(今考えると「Aラインシルエット」だコレ!)

 

 

今考えると「そんなのどうでもいいだろ・・・笑」と思うようなことばかりですが、

当時は必死で「差別化」を考えていたのです。

 

オシャレとは「誰かと違うから」オシャレだと評価されるのであって
その他大勢と同じではなかなかオシャレだと認識されません。

 

学生時代の私たちは校則というごく限られた自由度と選択肢の中で
なんとか「差別化」しようとあらゆる手を使ったものです。

 

 

不自由な中でこそ成長は促進される

 

制服の例からも分かる通り、実は人は「制限された状態」でこそ成長するものです。
完全自由な状態で何かを追求しようとすることほど難しいことはありません。

 

例えばなんでもいいですが・・・「PHOTOSHOPをマスターしなさい」「CADを覚えなさい」「英語を喋れるようになりなさい」などとざっくりとした目標を与えらると、一体何から始めて良いものかと戸惑う人の方が多いはずです。

 

しかし「この英単語の本を暗記しなさい」など制限された状態にした方がタスクが明確になり行動が進むはずです。

人間は選択肢や行動をあえて限定的にすることで、

不自由な状態に身を置くことで行動をスムーズにすることができるのです。

 

ファッションをまるで知らない人が「今からオシャレになろう」と思うと
何から買っていいのか、何を手にとっていいのか、どんな風に着ていいのかまるで分からなくなるはずです。
しかし指針や方程式を差し出して「この中の範囲から考えてください」と言われると途端にオシャレが進むようになるのです。まるで制服という足枷の中で差別化を進めていた学生時代の私の様に。

 

デタラメな差別化は明後日の方向に進んでしまいがちです。
例えば制服の例で言えばヤンキーでしょうか。「昇り竜の入った学ラン」などは徹底的に差別化した末の賜物ではありますが、これが多くの学生からみて「格好良い」と見えるかどうかは甚だ疑問です。

 

差別化は一定のルールの中で行うからこそ正しいベクトルで進みやすいものです。
私のメルマガはこの論理を提示して、その論理の中での差別化を実践し、最速でオシャレになろうというもの。

 

不自由だからこそ成長は促進され、オシャレが進むのです。
興味がある方は是非。

 

ところで今の学生さんはどんな風に制服を着こなしているんでしょう・・・
私の時代は「制服=ダサい」という認識だったけど、今は「あえて制服を着てディズニーに行く」なんて文化もある通り、少し認識が変わってきているのかもしれませんね。

 

 

 

「現役メンズバイヤーが教える洋服の着こなし&コーディネート診断」

 

 

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