流行解説

10月11月に売れてるトレンドアウターってどれ?ZOZOTOWNランキングから見る人気アウター解説・紹介

 

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今回はZOZOTONWの売り上げランキングをチェック。秋冬シーズンが本格始動しそろそろアウターが気になる季節。巷ではどんなアウターが動いているのかチェックしてみましょう。

 

※10月10日付ZOZOTOWNアウター売れ筋ランキングから抽出しています。

 

アウター人気1位.ローズバッドの3WAYミリタリーコート

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/035/7853035/7853035B_8_D_500.jpg

 

ブランド:ROSE BUD COUPLES/ローズバッドカップルズ
ユニセックス MANY WAYS N-3B型 ミリタリーコート[N-3B×MA-1] 19,980円

 

大規模閉店&大規模リストラで一大ニュースとなったアパレル大手TSIホールディングス傘下のブランドローズバッド。親会社のリストラなどどこ吹く風かレディース市場では人気上昇中のローズバッド。2014年度の売上も前期比成長率110%越えと好調。いつの間にか「ローズバッド・カップルズ」なんて名前でメンズラインも始めていました。

 

レディースブランドがメンズ服を始めて成功を収めるケースは近年少なくなく、バロックジャパンリミテッドの「AZUL by Moussy」などが典型例。イオンなどの大規模ショッピングモールに多く出店しているブランドだけに「親子連れ」「カップル連れ」の客層が多く、かつそういったショッピングモールではメンズファッション店舗の出店が寂しく市場に穴が空いている状態。そこを埋めるかのようにメンズラインを始めて売上を伸ばしているブランドが増えてきています。

 

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Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/19257/img_75019_2.jpg

 

最近では渋谷109にて伝説的な売上を叩き出したモード系レディースブランドの代名詞「EMODA」がユニセックスライン「SHARED/シェアード」をスタート。イオンなど大規模ショッピングモールに狙いをさだめて穴の空いたメンズ市場向けに展開していく様です。

 

 

これらレディースブランドは既に生産背景がある程度整っている会社が多いのです。

20,30台向けに新宿ルミネエストなどを中心に展開する「トレンド追従型レディースブランド」などは特にそう。H&MやZARAが日本進出し、数多くの安価なトレンド追従型ブランドが駆逐されてしまいました。「今流行のものが着たい!」という女子の願いを中程度の価格帯で叶えていたブランドは、H&MやZARAなどの「超格安でトレンド品が手に入るファストファッションブランド」の猛勢で壊滅状態に。

 

世界規模で展開するH&MやZARAなどのファストファッションは、商品企画からわずか数週間で商品を作りお店に並べることができる超スピードの生産背景を持つもの。「今着たい」というトレンドに関してはこれ以上なく的確な供給が可能なのです。

 

それらに揉まれつつも未だに生き残っているブランド達は、ファストファッションの勢いに負けまいと必死で自社の生産背景を構築したところばかり。格安で迅速にトレンド品を供給できる体制やまたそれに次ぐ何らかの優位性を備えたブランドが多い。

そういったブランドがメンズをスタートすれば当然、生産背景が整っている分「良いものを手頃に」作りやすい。メンズファッションのノウハウや動向を読めるかどうかがキーポイントですが、ベーシックアイテムなどはレディースと同じようなもの。手頃で良品を作ればある程度の売上は期待できるでしょう。

 

このローズバッドもその類でしょう。賢いのは「ユニセックス」としてメンズもレディースも同デザインの多サイズ展開で作っているところ。こうすればメンズアイテムの生産ロットが少なくともレディースと一緒くたに作ってしまうため、値段を下げることが出来る。アパレル以外でもそうですが「モノは多く作れば作るほど安くなる」のが通例です。

 

ローズバッドはまだユニセックスラインを展開する店舗は2店舗のみ。売上で言えばおそらくレディースの30%にも満たないまだ小さな市場でしょう。しかしこうした安価で提供できている理由は、ファストファッションに揉まれることで洗練された生産背景と、レディースと合体させてモノ造りをしているあたりです。

 

また以前まではレディースの方がメンズよりも1,2シーズンほどトレンドが早い、なんて言われてきましたが。最近ではメンズとレディースのトレンドに差がなくなってきています。そのあたりもユニセックスで展開できる追い風となっているのでしょう。

 

さて肝心のこちらのミリタリーコート。見れば見る程おっそろしいほどにコスパが良い。単純にメンズ・レディース共通のトレンドである「ミリタリー」を意識しているだけでなく・・・

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/035/7853035/7853035_b_69_500.jpg

 

まずフードをとればトレンドのノーカラーアウターに。

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/035/7853035/7853035_b_70_500.jpg

 

そしてなんと着脱式のライナーが内側についており、単体で着用するとこれまたトレンドアウターである「MA-1」になる仕組み。どこまでトレンド追いかけるねん。

 

こういった「2WAY」「3WAY」といったアイテムは実際は「2種類3種類で区別して着る」ということはあまりしません。気に入った一種類の着こなししかしない人が多いですが・・・(リバーシブルもそうですね)、着るか着ないかは別としてここまで考えて作って19,980円という破格を打ち出しているのは凄い。

 

良いか悪いか、お洒落か否かは別としてこの値段は単純に驚くものがあります。これはZOZOにて人気1位も獲るワケです。

 

 

アウター人気4位.ナノユニバースレザーライダース

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/950/8433950/8433950B_8_D_500.jpg

 

nano universe(ナノユニバース)
リブブルゾン 15,000円

 

同じくTSIホールディングス傘下のナノユニバースのレザーブルゾンが人気4位にランクイン。

 

今期メンズファッション(レディースもそうですが)ではあまりレザーは盛り上がっていない模様。例年以上に各ブランド展開数が少なく、またリリースしているアイテムも市場であまり受け入れられていないようにも感じます。

 

このレザーが受けている理由はただ1点、「値段」でしょう。なんせ15000円。通常であればこの10倍してもおかしくないアイテムだけに破格です。しかし「ビニールっぽい艶だなあ」と思って素材名をよく見ると「合成皮革」。そりゃそうですね。15000円でリアルレザーのわけもない。

 

ただ学生や若い方などの「フェイクでも良いからレザーを着てみたい」という要望には応えられているでしょう。型もトレンドに則したMA-1タイプになっています。

 

レザーライダースは普通、ZIPやスナップなどの金具が多いもの。

 

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Photo by http://imgc.zozo.jp/goodsimages/3818556/3818556_8_D.jpg?w=500&h=600

 

これら装飾が多いほど「カジュアル」な印象を与えてしまいます。今回のナノユニバースのレザーはZIPは目立たないように黒をチョイス、スナップなどの金具は抑えて、デザインもシンプルにまとめているので、特にあれやこれやと考えずともテキトーに羽織るだけでもそれなりに見えるところがポイント高い。

 

これで15000円ならまあコスパは良いかもしれませんね。ただ艶感が完全にナイロンですが・・・。

 

 

アウター人気11位.UPSTARTのMA-1

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/633/8937633/8937633B_8_D_500.jpg

 

UP START(アップスタート)
ポリツイル袖迷彩MA-1 8,532円

 

こちらは11位にランキングしているUP STARTのMA-1。一昨年くらいから「メンズのトレンドアウターはMA-1が来る」と騒がれていましたが、一昨年去年といつまで経ってもトレンドが来ない。今年はついに来るか?と思ったら案の定、ZOZOのランキングでもMA-1が上位独占。50位までのラインナップで10点がMA-1。ようやくトレンドが来たんです。MA-1の老舗アルファなどはさぞかし喜んでいることでしょう。

 

こちらのMA-1。「ミリタリーだから迷彩だろう」と単純な発想で袖を迷彩に切り替えたなんとも派手なデザインにしてあります。

 

「ドレスとカジュアルのバランス」について未読の方はまず下記記事を読んで頂きたいのですが・・・MA-1はミリタリーに源流を持つ「カジュアルアイテム」です。

 

 

※「ドレスとカジュアル」についてはこちらの記事をご参考ください。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?

 

ただでさえカジュアルなアイテムをカラフルな迷彩柄の袖切り替えでデザインしているため、カジュアル感が強すぎて少々子供っぽいイメージ。バランスを綺麗にとってコーディネートするにはかなりハードルが高いアイテムです。

 

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Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/633/8937633/8937633_b_11_500.jpg

 

値段は手ごろで買いやすいですが、洋服の着こなしに自信がない人には少し難しいアイテムかもしれません。MA-1トレンドで多くのバリエーションが生まれていますがこんなアイテムも出てきていますね。最初の一枚はシンプルで着まわしやすいものをオススメします。

 

 

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