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物事には「文脈」というものがある。
近年、何事においても「文脈を無視して部分的に捉えること」が多すぎではないでしょうか。
物事は多面的であり、いつも「文脈」が必要となる
何事も「良い面」「悪い面」は当然ある。
物事はいつも多面的であり右から見れば正しいことも左から見れば間違っているということは多々ある。
問題は「文脈に応じて正しいかどうか」。
例えば経済ニュースでも「どこそこの売上激減」なんてのはよく見かけるが
蓋を開けてみると「確かに売上は下がっているけど利益は上がっている」なんてこともある。
都合の良いようにニュース側が情報を部分的に切り取り、面白おかしく報じている例なんて山ほどある。
「この人は間違っている」
「このレストランが美味しい」
「このサプリは効き目が良い」
「この家電製品は素晴らしい」
どれもこれも部分的に切り取るだけでは意味がない。
その文脈を意識して「どういった場合に良いのか」を常に考える必要があるのです。
ビジネスにおいても「これをすれば儲かる」「成功者はこれをする」「年収1000万円以上の人が実践する3つのこと」なんてのはよく見かけるが。一見有用で耳当たりの良いキーワードではあるが、これも「文脈」が大事。
「万事においてコレで成功する」なんてものがあれば皆がそれを実践するわけで、世の中億万長者だらけになってしまう。そうならないのは「成功法(但しこういった文脈においてのみ機能する)」という但し書きが裏にあるからです。
私が毎度語っている「ドレスとカジュアルのバランス」といったメンズファッションオシャレの法則もそう。メルマガを読んでいる人にはすっかり理解されていると思いますが「こういった文脈において、こんなふうに機能する」と必ず文脈が重要となる(だから長文になる)。至極当たり前の話ではあるが「スキニーパンツを穿いてさえいればどんなものを合わせようが200%オシャレ」というわけではない。
あくまで「おしゃれを限りなく作りやすい」というだけであり「唯一無二の正解」「水戸黄門の印籠」には成りえないのです。
そもそもそういった万事ウマくいくアイテムがあるのであればこのブログでそれを紹介するだけで私の社会的な役目はすっかり終わる。そうじゃないからメルマガを毎週配信しているわけです。文脈とトレンドを私の文章とコーディネート画像でケーススタディしてもらい、抽象概念である「ドレスとカジュアルのバランス」をあらゆる文脈に応じて使いこなせるように理解してもらう役目があるのです。そしてそれは3ヶ月も読めばすっかり使いこなせるようにもなるでしょう。
「アメカジアイテムが好きだから、アメカジアイテムをオシャレに使うには・・・」
「トラッドが好きだから、トラッドでオシャレに見せるには・・・」
「モッズコートをオシャレにするには・・・」
「女子ウケ良いオシャレを実現するには・・・」
TPOやカテゴリやアイテム縛りや体型隠し優先か。
いろいろな文脈が存在しますが、そういった前提条件を見ながら正解を導くことが重要であり、それを理解してもらうために配信しているのです。
そして上述の通りですが。
これはファッションだけじゃなくてビジネスや恋愛など、実に実にあらゆる面において同じことが言えます。
ファッションには全てが詰まっている
とかく人々は「唯一無二の正解」を求めたがる。
情報過多になり供給過多になりサービス過多になり、「私は一体何を買えばいいのか」「私は一体どうやって生きていけばいいのか」そういった疑問を感じやすい世の中なのかもしれません。
グノシーなどは「〜〜する唯一の正解」なんて記事を量産していますが、悪いサービスじゃないと思いますが時に文脈を無視した曲解を招くこともあるでしょう。
「キムタクは悪人」
そう決めつけてしまえば簡単で無思考で終わる話。
しかしキムタクに良い面もあれば悪い面もおそらくあるでしょう。
ひとくくりで決めて終わる話ではないはずです。
芸能情報や雑多なニュースであれば別に文脈無視した面白おかしい話で終始しても何も問題はないでしょうが、実際に私たちの生活や人生に関係してくるビジネスやファッションや思考法などにおいては少しここを慎重に考えても良いでしょう。
アパレルビジネスもこの「成功法」に右往左往されて潰れていくところが少なくない。
隣の店で「格安のクラッシュデニムが売れているから」と自店も真似する
隣の店で「スポーツアイテムが売れているから」と自店も真似する
隣の店で「ポイントサービスで集客が倍増しているから」と自店も真似する
情報収集に積極的なのは非常に良いことかと思いますが、
果たしてあなたの店の「文脈」において
それは本当に機能的なのでしょうか?
そして真似をすぐに実践しやすい通販サイトではそれがとても顕著に出ている。
「ZOZOではこうやっているからこれが正解なんだ」と疑わずに真似する劣化コピーZOZOの地方サイトが多いこと多いこと。
ZOZO風のバナーを作って
ZOZO風に撮影して
ZOZO風にレイアウトして
ZOZO風にサービスして
ZOZO風にコメントする。
本来客商売は競争ですから。他店と違う魅力を見いだしてメリットを作り出していかなければ自分のお店には人は来なくなってしまう。まして勝負にならないくらいの大資本を持っているZOZOに「模倣」で立ち向かおうとは命知らずも良いところです。
あなたのお店の「目的」は何ですか?
それに伴う「文脈」は何ですか?
この問いを常に地方店は求めなければならない。
「地方アパレルは死んだ」と最近よく聞きますが、田んぼのど真ん中で月産数千万を達成し利益を確実に生んでいる地方ショップもあるんです。目的と文脈を意識すればまだまだ生きる道はあるはずです。
ブランドも「ウチはテーラードブランドだから」といってスラックスやジャケットやドレスシャツばかり作っていたのに、急にデニムやチノやダウンベストを作ったり、今度はスウェットパンツやパーカーやマウンテンパーカーを作ったりと右往左往してどんどん顧客離れを加速させ規模を縮小させていくところも。
こうして「右へ行ったり左へ行ったりすること」が必ずしも悪いことではないですが、「目的」と「文脈」を無視して売れているからと飛びつくのはあまりに危険です。どことは言いませんけど・・・。
こうした「目的」と「文脈」。
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