流行解説

ポーターのリュック、DEAN&DELUCAのバッグ・・・街で見かける定番スタイルからファッションを考察する

 

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今回は街を歩くと見かけるもの、何故ここまで多くの人が着用しているのか謎なものなどを集めてファッション的に解説してみました。

 

ポーターのリュックが流行る理由

 

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Photo by http://d361th36gy3k4v.cloudfront.net/19788/414SOsBOduL.jpg/normal?1414301907

 

もう何年も前から持っている人を街で見かけるロングセラー中のロングセラー。吉田カバンのブランド「PORTER/ポーター」が誇るデザインリュック「UNION」。一昔前は米軍MA-1の素材を使ったバッグ「TANKER」を持つ人で溢れていましたが、ここ数年は人口減少、その分このユニオンの人口が激増している様に感じます。

 

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Photo by http://image.rakuten.co.jp/galleria/cabinet/porter-tanker/622-09388_i2.jpg

 

PORETRの代名詞的存在の「TANKER」。表がナイロンで裏がオレンジのレスキューカラーというMA-1から着想した斬新なデザイン。

 

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Photo by http://image.rakuten.co.jp/jalana/cabinet/alpha3/ka-ma1-sage_p1.jpg

 

意識して使っている人はもしかして多くないかもしれませんが、非常にわかりやすいデザインです。ミリタリーデザインを落とし込んだカジュアルなバッグ。耐久性の良い素材、使いまわしやすいシンプルデザインに加えて「吉田カバン」というブランドも手伝って幅広く愛されたました。・・・しかしあまりにも普及しすぎて安売りするショップも出てくる始末。結果大学生などを中心に「無難なバッグ」として大量に市場に普及。デザイン的には洒落ているなと感じるものの、「イメージ」が「大学生御用達」になってしまった感があります。

 

こういった「異なるジャンルのアイテムを解体・再構築してデザインする」という手法は多くのデザイナーが採用しているアプローチ法です。

 

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Photo by http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-6a-d5/margielamarni/folder/779966/36/32244936/img_6

 

有名なところで言えばマルタンマルジェラのアーティザナルライン。世界中から集めた中古品やデッドストック品(使われなかった新品の意)をデザインの要石として使用。解体・再構築して新しいデザインを作り出したマルジェラの仕事の中でも際立って芸術的なコレクションです。

 

写真はヴィンテージのネクタイを解体し、ベストに生まれかわらせたもの。アイテムそのものは「日常着(リアルクローズ)」の文脈から離れるものではありますが、デザインのアプローチとしては共通するものです。

 

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Photo by http://im7-a.mbokimg.dena.ne.jp/3/7/591/471322591.1.jpg

 

もっと分かりやすいものであればマルジェラの師匠にあたる存在、アンファンテリブル(恐るべき子供)の異名を持つジャンポール・ゴルチエのデザイン。バックパックで有名なEASTPAK(イーストパック)とゴルチエのコラボレーション企画で誕生したバッグがこちら。

 

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Photo by http://auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/ra234/users/3/5/4/1/littlegreenmen511-img600x600-1432796875nzk2ul18117.jpg

 

PORTERタンカーと同じく、MA-1を解体・再構築したデザインが特徴。MA-1のナイロン素材、内側にはレスキューオレンジ、サイドポケットはMA-1の腕周りからデザインを拝借したり、ZIPもMA-1のものを模してあります。

 

多くのデザイナーが採用しているアプローチ法「解体・再構築」でマス向け製品を作り出した顕著な例がPORTERのタンカーシリーズかもしれません。「ミリタリー」や「スポーツ」「ワーク」「ドレス」など異なるジャンルをバランス良くミックスしてコーディネートする街着カジュアル、リアルクローズにおいて、「異なるジャンルのアイテムを混ぜ合わせて新しいデザインを作る」というアプローチは文脈としても納得できるものがあります。

 

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Photo by http://d361th36gy3k4v.cloudfront.net/19788/414SOsBOduL.jpg/normal?1414301907

 

話が脱線しましたが、そんなタンカーシリーズに代わって人気が集中したのがこの「ユニオン」。タンカーシリーズと比べると値段が手頃で手が出しやすい、またメインポケットには大容量の収入を実現しており教科書など荷物が多い大学生にはちょうど良い、デザインも癖がなく使いまわしやすい・・・と3拍子揃って日本中の大学生に愛用されているのでしょう。

 

山手線に一周乗れば一人は目撃できるくらい(もっと?)都内では大量に見かけます。多くが10〜20代の学生とおぼしき若い男の子達。デザイン的には悪くないし、値段も手頃なものの「大学生」のイメージがつきすぎてしまって、学生さん以外には抵抗を感じるものとなった感があります。

 

 

女子5人に1人は持っている?DEAN&DELUCAのバッグ

 

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Photo by http://pds.exblog.jp/pds/1/200809/06/61/c0171461_1429423.jpg

 

レディースの話になりますが、謎なくらい大量に見かけるのがこちらのバッグ、「DEAN&DELUCA」。誰か仕掛け人がいるんじゃないか?と勘ぐりたくなるくらいの普及率。女の子の5人に一人くらいは持っているのではないでしょうか・・・?

 

女の子はお弁当を入れたり化粧品を入れたりとにかく細々とした荷物が多い。このくらいのサイズのバッグは「バッグinバッグ」としても活用できるし、「ちょっとお出かけ」程度ならこれだけでも十分、それにモノトーンのシンプルデザインでコーディネートも選ばない、値段お手頃、キャンバス素材で頑丈で長持ちする・・・と複数のメリットが重なってここまで愛用されているのでしょう。電通さんの仕業でもないとするとこのくらいしか思いつきません。

 

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Photo by http://livedoor.blogimg.jp/yyrr0916/imgs/f/0/f0da7383.JPG

 

おそらくこれがもう少し世代が上になると紀伊国屋のバッグになるのでしょう。

 

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Photo by https://image-kinarino.ssl.k-img.com/system/press_images/000/378/244/5cbce968850620c1a30ddab78dd6ea02ce2fe6c4.jpg?1432894886

 

そして中目黒あたりのオシャレ女子となるとこれが「MHL」のバッグに変わります。考えてみると「ブランドエコバッグ」に何を選ぶかでその子の服装や趣味嗜好の傾向や世代までもが理解できる様な気も・・・

 

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Photo by http://portal.nifty.com/2014/06/17/a/img/pc/top3.jpg

 

ただあまりにも「ブランドロゴ」の認識が強くなりすぎると「イメージ」がついてしまいます。BEAMSのオレンジのショップバッグはBEAMSがまだ世間一般まで浸透しきっていない時代であればまだよかったでしょうが、今BEAMSのオレンジバッグ(もうデザイン変わりましたが)を持っていれば「ショップバッグを普段のバッグ代わりにするなよ」と突っ込まれること請け合いです。(昔はBEAMSのショップバッグがアイコン的に格好よかった時代がありました)

女子であれば109系のブランド、EMODAやmoussyなどのショップバッグは重宝されていたでしょう。未だにサブバッグ的にちょっとお弁当入れたりする時に使う子は多いと思いますが。

 

「DEAN&DELUCA」はそろそろ「皆持っている食べ物屋さんのバッグ」というイメージが強くなりすぎているきらいがあります。まだまだ街では山ほど見かけますが、そろそろイメージが強すぎて衰退時期に入るでしょうか。

 

 

デニムシャツにチノパンツ、大学生の御用達スタイル

 

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Photo by http://daigaku-fashion.com/wp-content/uploads/2013/08/デニムシャツ%E3%80%80Twitterで話題に.jpg

 

話を少し洋服に寄せます。大学生スタイルの代名詞と言えばこの「デニムシャツにチノパン」スタイルです。ネタ画像なのかそれとも偶然こうなったのか分かりませんが、確かにこのスタイルは日本全国どこに行っても高確率で見かけます。

 

アメリカンカジュアルの定番スタイルであるデニムシャツとチノパンツ。両方とも頑丈な素材感でタフで長持ち、かつブランドによっては手頃な価格で手に入るとコスパ的にも大学生向きなのかもしれません。

 

しかし何度かこのブログでも語っている通りですが「カジュアルすぎる」スタイルはどうしても野暮ったく子供っぽく見えてしまいます。「ドレスとカジュアルのバランス」ですね。未読の方は下記記事をご参考ください。

 

※「ドレスとカジュアルのバランス」について未読の方はこちらをお読みください
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?

 

 

しかし何も「デニムシャツにチノパンツ」が200%NGだと言っているわけでもないのです。大学生の定番コーディネートであるこの組み合わせを活かす方法が無いわけでもありません。

 

例えば上下のシルエットを細くするだけでも随分と印象は綺麗に見えます。

 

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Photo by http://www.river-nagano.com/upload/save_image/style/xl/08271050_503ad2728a7f0.jpg

 

このように。
何故大人っぽくドレスライクに見えるのか?それは「ドレスとカジュアル」を決定付ける要素はデザインだけではないからです。

1.デザイン
2.シルエット
3.カラー(素材)

 

この3軸によってドレスかカジュアルかのテイストは決定されます。シルエットはスーツを連想すれば分かる通り上下すっきりと細いものがドレスライクです。カラーはモノトーンや上下黒がドレスライクです。デザインが仮に100%のカジュアルスタイルでもこのいずれかをいじってあげるだけでも随分印象は変化します。

 

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Photo by http://livedoor.blogimg.jp/mrsnap/imgs/1/f/1f02278c-s.jpg

 

さらに言えば「裾のシワ感」を取り除いてあげるとよりシャープに見えドレスライクな印象に。上記画像は足元がシワシワとルーズな印象でした。足元は視線が集中するポイントですから、ここにルーズに見えるシワ感をつけておくとカジュアル感が増します。ここをロールアップしてすっきり見せるだけでも印象は変化するのです。

 

 

世の大学生は皆このデニムシャツにチノパンツを愛好していますし、ショップスタッフなども「この組み合わせが定番なので〜」と無思考・条件反射的にオススメすることも多いでしょう。ですがどこかの要素をドレス寄りにするという観点で物選びをすると友人と差をつけることも出来るのです。

 

 

「多くの人が選んでいるから良いものだ」ということはありません。むしろ「おしゃれ」とは他との差別化である以上、「多くの人が選んでいるものに疑問を持つ」ことからスタートした方がおしゃれの発想としては、もしかすると早いかもしれません。当たり前に疑問を持つ、何故なのか考えてみる、論理や理屈を知る、そんな工夫があなたを有りふれた街のスタイルから脱却させ、おしゃれへと導いてくれるでしょう。

 

 

 
 

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