こんにちは。
MBです。
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今日は『シルエット』についてお話します。
シルエット作りを難しいと思っている人も多いでしょうね。
でも、だからこそKnowerMagの読者にはぜひマスターして欲しい内容でもあります。
というのもシルエットは「合わせ」の核になる知識なんです。
これがキマってないと、いくらきちんと合わせてもしっくりこない、なんて羽目に陥ります。
(・・・あえて崩したシルエットで「ハズ」すという技も存在しますが、ここでは省いてまた次の機会に話しましょう。話がややこしくなるので。)
「オシャレには論理が存在する」と初回で小難しそうに語りましたが
シルエットに関しては、一言で済みます。
「かっこ良く見えればそれでいい」
「テイストだとか、ロンドンだとか、よくわかんねー話ばっかしてんじゃねーよ!」
とここ数回の記事を見て思っている人もいたかしら(笑)
今日は簡単な話なのでご安心を。
もちろん「かっこ良く見えればいい」といってもセオリーは存在します。
ただ「シルエットのセオリー」はそんなに多くないんです。すぐ覚えられます。
20種類から選ぶより、5種類から選んだ方が簡単ですよね。
素材とかまで意識しだすと本当にそうなってくる。大変に聞こえるかもしれませんが大丈夫。
その頃にはあなたもわかるようになってます。私が素材にまでこだわるのは嫌々なんかじゃありません。
それが楽しいからです。きっとあなたもそうなれます。
つい熱くなってしまいました(笑) さて話を戻しまして、今日はそんなシルエットのセオリーの中でも 基本中の基本であり、
ものすごく応用が効く、、、まるでステータスのバランスが取れた「勇者」のようなシルエット作りを教えましょう。
これ引き出しとして覚えておくだけでかな?り簡単にオシャレになれますよ。
街中でオシャレな人を見かけたと思ったら、このシルエットだったなんてザラにあります。
その名も…
Aライン シルエット
「あ!聞いたことある!」と思った人も多いでしょうね。
シルエット作りの基本中の基本です。
要は「アルファベットのAのようなライン」を作るシルエットのことです。
トップスが細く、ボトムスが太い
それだけです。
このシルエットは簡っっ単に外国人っぽい、筋骨隆々とした美しいボディバランスに見せることができるので、
オシャレの取っ掛かりとして マジでオススメです。
Aラインシルエットの布教者と言えば、間違いなくデヴィット・ベッカムでしょう。
ベッカムのファッションスナップはAラインシルエットばかり。
中田英寿も多い気がします。サッカー選手はAラインシルエットが好きなんでしょうか??
このスナップなんてAラインシルエットの典型ですね。
アンダーウェアのようにキュッと細いプリントTシャツに、太くルーズなワイドシルエットのデニムを合わせています。
上下のメリハリが非常に大きいですね。このくらいシルエットの差をつけるとかっこ良く見えます。
「外国人だからかっこよく見えるんでしょ?」
と、ちょっとでも思った方は今すぐ試してみましょう。行動し、自分の身体で実感する。オシャレの秘訣です。
家にある最細のカットソーと 家にある最太のパンツを合わせてみてください。
明らかにボディバランスが良く見えるはず。
これは最も簡単に身体のラインを綺麗に見せるシルエット作りです。
ミリタリースタイルなどに多いですよ。映画などでもよく見かけます。
軍人っていつも細いピッタリとフィットしたカットソーに、ぶっといカーゴパンツを履いているじゃないですか。あの感じです。
そうそう。こんな感じです。
またベッカムさんですけど(笑)
ちょっと話が横道に逸れますけど、
「ミリタリー」ってメンズファッションにおける必須要素の一つです。
メンズファッションにおいてはトップクラスである「マルタンマルジェラ」や「ディオールオム」など「ミリタリー」をモチーフにしたスタイルが非常に多いです。
「ミッションを達成するために戦う男」ってやはり魅力的なんですね。
無駄の無い機能性だけを追求したスタイルはスタイリッシュで、かつ色気を感じます。
「ミリタリー」は大変重要なお話、また次の機会にじっっくりと語りますので覚悟してください。
ではAラインについて続けましょう。
こんな感じ。
なんか不思議なくらいカッコいい男性っていませんか?
「Tシャツとデニムだけなのになんでこんなカッコいいんだろ?」
「イケメンはずるいよな」
「運動やってる奴は身体のライン綺麗だよな」
なーんてやっかむ必要なんてありません。
Aラインシルエットを作れば誰だってTシャツにデニムで十分かっこ良くなるのですから。
簡単で、しかも誰でも似合う。
すぐにでも取り入れるべき着こなしです。
シルエット作りの性質上、春夏のスタイルの方が作りやすいです。
春夏はトップスが薄着で良いので、細いカットソーと太いデニムだけで作れますからね。
カットソーはアンダーウェアっぽい細いものを選びましょう。
今はどのブランドでもそういったアイテムを作っていますからお好みでかまいません。
自分の好きなブランドの中から探すのも面白いと思います。
「まだブランドまでは詳しくない、具体的なアドバイスが欲しい」という方におすすめブランドを挙げると…
アンダーウェアならmiller/ミラーというアメリカの老舗ブランドが有名です。私も割と好きで10枚以上は持ってます。…というのも3枚パックで1000円とかなんですよ。秋冬シーズンはあまり売ってないですが、春頃になると楽天などでも出てきます。
そうしたら検索してみましょう。季節になったらKnowerMagでも紹介しますので。
ただし、丈が若干短いのと、ボーダー柄が多いの気になります。
丈は少し長めの方がバランス取りやすいです。柄もない方が使いやすくて良いですよね。
で、もう少しお金を出せるならNハリウッドのアンダーウェアが良いかもしれません。日本のハイカジュアルブランドの中では代表格と言ってもいいくらいのブランドです。
ここのアンダーウェアは質も高いですし、シルエットも非常に綺麗です。
デザイナーである尾花大輔氏自身がミリタリー好きですので、タグを初めとしてミリタリーを意識して本格的に作り込んでいます。値段は高いものだと10000円以上しますが、6000〜7000円くらいのものも多いです。非常に使いやすく質も高いので費用対効果はかなり高いですよ。オススメです。
あとほんとに金欠ならユニクロでもいいのあります。
シルキードライシリーズです。細い形だけでなく艶感もあり、着心地も文句なく素晴らしい。
わずか900円程度。夏には大変重宝しますよ。
ボトムはまずは太いノンウォッシュデニムなどを選んでみましょう。
オシャレ初心者ならばユニクロのリラックスフィットデニムでもいいです。これを恥ずかしがらずに、ベッカムのように少し腰で落として履きましょう。簡単にサマになります。靴は適当なスニーカーでもかまいません。例えばコンバースのオールスター白でも良いでしょう。
「オシャレ中級者」くらいを自称する方であれば
A.P.C.のデニムなどはいかがでしょうか。
バランスの取れた綺麗なシルエットと、上質なデニム素材はクセになります。
一つ一つのパーツに至るまで丁寧に作り込んであり高級感もあります。
値段は16000円ほど。ユニクロと比べると4倍も5倍も違います。
でもデニムは長ーく愛用できますから、このくらいの金額は抵抗なく出せると良いですね。
さて、Aラインシルエットは別に春夏しか使えないテクニックではありません。
こんな感じです。
キュッと細めのジャケットに太いパンツを合わせてもカッコいいですよ。
私も秋になると、このスタイルでよく出かけます。
さらにここで注目して欲しいのが 色合わせでもAラインを表現しているところ。
色には「膨張色」があることはご存知ですか。
明るい色ほど「膨れて見える」訳ですね。
黒は「細く」 白は「太く」見えます
上のスナップは2枚とも
トップスに「細く見える」黒をチョイス。ボトムは太く見えるように「トップスよりも明るい色」をチョイスしています。
シルエットのボリューム感に加えて色もメリハリを意識して、Aラインシルエットをさらに強調している訳です。
これ覚えておくと非常に便利ですよ。特に体型に自信が無い人はオススメです。
あと例えばこんなテクニックもあります。
左側の男性に注目(ちなみにこの二人DOLCE&GABBANAのデザイナー)。
トップスに細いジレ(スーツ地のベスト)を持ってきていますね。
これでトップスに黒が加わったので キュッと締まって見えています。
ボトムにはややゆるめの色落ちデニムを置くことでメリハリのあるAラインシルエットが完成しています。
このように、ジレやストールなどを使ってAラインを表現する方法もあります。
ちなみにジレはかなりタイトめなものを選ぶのが吉です。
ゆるめのジレは「おぼっちゃま」の様な見え方になってしまい、子供っぽく見えてしまいます。
街でそんな人見かけませんか?高校生・大学生などには特に多いですよね。
ジレは色気たっぷりに細く着こなすのが吉ですよ。
さてさて、今日はこんな感じ。
オシャレの基本中の基本「Aラインシルエット」を覚えましたね。
具体的なアイテムまで紹介したので明日からでも実践できるでしょう。
余談ですが、だんだんこのKnowerMag、反響が大きくなってきました。
ツイッターやメールなど様々なご意見、ご感想などを頂いております。
近々、新しい取り組みも発表できると思いますので、是非ご期待ください。
オシャレになりたい人をとことん応援しますよ。
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