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ユニクロU夏物新作が発売されました!
というわけで3月9日はユニクロUの新作発売日でした。
メルカリでは転売がさっそく盛り上がってる様です笑
さて前回お届けした通り、着こなし指南や論理的な考察はメルマガでお届けしますが、
ここではサクッと今回発売されたもののレビューを行います。
今回もなんと10万円
ほどもお金を使って全型(しかも複数サイズや複数色購入してます)購入していますので、
着用した画像も交えてお届けします。(メルマガではもう少し整えた着用画像でお届けしますね)
今回最大のマストバイ品「オッサン化しない」のは明確な理由がある
こちら予想通り大変良い出来でした。今回の発売における最大注目の「マストバイ品」でしょう。
おっさんくささ&作業員っぽさはほとんどない。
メンズファッションの難題「スイングトップ」の問題点を見事に解消し、スタイリッシュに仕上げました。
いくつかポイントはありますが、まずは「パッカリング」
があまり無いことが大きい。
Photo by https://itemimg-crc.adss-sys.com/itemimg/CC0K0/A1CC00001QE4/02_F23-432.jpg
縫い合わせの部分のシワを「パッカリング」と呼びます。これは糸で縫い合わせた時に糸の張力強すぎて、生地がひきつれることにより起こるもの。また加工や洗いなど生地の縮みによっても起こります。
一般的なスイングトップの素材はパッカリングが起きやすい。もちろん着こなしや捉え方によっては「そのシワ感が良い」とも言えるのですが、街着におけるスイングトップでこうしたパッカリングがあまりに多いとワーク感が強すぎて「作業員」に感じることが多いはず。
今回ユニクロは素材にパッカリングが出にくいものを選んでおり、シワ感が他のスイングトップと比べると圧倒的に少ないのですね。上の参考画像と比べると理解できると思います。
また裾のリブなどを排除し縫い合わせの箇所を少なくすることによってパッカリングを出さないようにもしています。
さらに生地はベージュだけでなく黒が混ざったような複数種類の糸を使った素材を採用しており、そのおかげでツヤ感の強い表情となっています。実物を見ると理解できますがヌメッとした滑らかな輝きがあり、そのツヤが「ドレスライク」な印象をつけており、作業員のイメージを払拭できているわけです。
素材を見る上で重要な「ツヤとシワ」については上記記事をご参考に。
袖も先に向かって綺麗にテーパード(徐々に細くなる)した細身の形。
細かいことを書くと・・・
首元から袖先まで一直線に縫い合わせている(ラグランスリーブ)ため、肩が広い人や狭い人なども肩が「ポコッ」と突っ張ることがなく美しく自然なサイズ感が獲得できます。(肩で縫い合わせたものはサイズ感を間違うと肩周りがポコッと浮いてしまうことも多いです)
ちなみにさらに細かいことを書くと、このスイングトップ前側はセットインスリーブ(肩で縫い合わせた通常の袖付け法)で後側はラグランスリーブ(肩の縫い合わせがないスポーティーな袖付け法)。マルジェラなどのハイブランドでよく見られる仕様です。全面ラグランにすると機能性が高く肩を動かしやすい上に上述の肩周りの「ポコッ」も抑えられるのですが・・・そのかわりちょっとスポーティーでラフな印象が強くなります。(トレーニングウェアなどは機能性重視のためラグランスリーブが多い。)
だから前側はセットイン、後側はラグランにすることで両者の良いところをどっちも採れる仕組みになっているのです。
・・・文章が長くなっちゃいましたが、このスイングトップ間違いなくマストバイ品です。
3月のメルマガではこのスイングトップの着こなし指南も行います。ご期待ください。春のイチオシアウターです。
ちなみに175cm64kgの私でMサイズがジャスト。
昨年の方が良かった・・・けど悪くない!
昨年のモデルを持っている人は是非比べてみてください。
これが昨年のモデル、もっちりとしてツヤの強い高級感のある素材でしたが・・・
今年はあれ・・・?心なしか少し薄くなってねえか・・・??
今年もツヤ感があり大変良い素材であることには変わりないのでこの値段なら「買い」ですが、去年を知ってるとちょっとだけ期待はずれ感が・・・。もっとも去年の素材はもっちりと膨らみが強かった(だからこそ高級感があった)から、真夏に着るのが少し厳しかった。暑苦しさがあったのそのあたりを改善したのでしょうか。見た目と機能性どっちを取るかですが個人的には昨年の方が良かったな。
もちろん悪くないので今年半袖シャツを探している人は一度見に行くと良いでしょう。
昨年と比べて少し着丈が長くなったのも特徴かな。
この長さならタックインしても良さそうです。
ちなみに私はLサイズ購入していますが、ジャストで着るならMですね。
ツヤ感あるドレスライクなシャツなので私は大きめが好きですが。
2年前の方が良かった・・・けど意匠が詰め込まれた構築的なデザインが魅力!
これも悪くないのですが、2年前にあったモデルの方が良かったかな・・・
これが2年前に「ユニクロアンドルメール」から発売されたモデル。
今回は両サイドにポケットがついておりワークテイストな作り。ポケットは通常ある位置よりも少し下方向についています。服は通常あるディティールよりも下方向につくとリラックスしたルーズな印象を与えてくれます。
普通の服と比べると理解できますが、このシャツはポケットの位置が少しズレている。
こういったわずかなところで「シャツ」のカッチリとしたイメージを崩している。
無意識レベルの領域で見る人に「リラックス感」を与えているわけですね。
このディティールやデザインを「ズラす」テクニックについてはこちらの記事でも触れています。
割とよくあるテクニックではあります。デザインをズラしてリラックスした印象を与えること。
例えば今年はVALENTINO/バレンティノなどのハイブランドでも・・・
Photo byhttps://media.yoox.biz/items/41/41783935ir_14_n_f.jpg
これが通常のミリタリーブルゾン。腕のサイドにポケットがありますが、
Photo byhttps://www.vogue.co.jp/uploads/media/2017/06/22/VALENTINO_2018SS_Men_s_Collection_runway_gallery-40.jpg
今年のバレンティノのモデルは腕のサイドのポケットがかなり下位置にズレています。
(コレクションの画像だとわかりにくいですが)
また袖付けの部分、肩の線もかなり下方向に落ちているのが理解できますね。
(それを表現するためにわざわざ肩部分だけオレンジの裏地が見えるようにしているのがこのデザインです)
こうした意匠は感じるものの、素材はもう少し肉感があった方が良かったかな・・・。
それと少し透けがあるので気になる人は注意です。(私は気にしませんが)
ハズレなしのテッパンアイテム
これはやっぱりハズれなし。
毎度の定番ですが、今回は特に柔らかい素材を使っており夏でも快適そう。
ニット特有のツヤ感もあるし「子供っぽくならない半袖」として大変重宝しそうです。
少しだけ首元が高く設定されているのも素晴らしい。
首の位置って高いほどドレスライクな印象になります。
スーツは「襟や首を高く見せる」着こなしをします。
シャツは襟が高いものほど重厚で格式を感じさせます。
オフィスカジュアルでも畏まった着こなしほど「クルーネックニット」ではなく「タートルネックニット」を使います。
このように「襟が高い」とはドレス要素の一つです。
だからこそこのニット、通常のTシャツよりもわずかに首の位置を高くしています。
ラフでリラックス感のある半袖アイテムですが、ニットと首のわずかな高さで大人っぽさが表現できており、
ショートパンツなどで合わせても十分サマになるアイテムとなっているわけです。
こちらLサイズを購入しましたが、ジャストサイズならMかな。
ニットなのであまりピッチリ着たくなくて少し大きめにしてます。
リラックス感のあるシャツ
スーピマコットンプルオーバーシャツ(長袖)+E 2,990円
素材感も形も文句なし。
長袖ですがTシャツのように軽く薄い素材なので夏直前まで使えそう。
リラックスしたシルエットですが、シャツのデザインを組み込んでいる(ボタンのある前立て、着丈の長さなど)のでカジュアルな印象はあまり強くありません。
白や黒などドレスライクな印象の色を使えばショーツと合わせてもサマになります。
おもわず全色購入。こちらも着こなし指南メルマガにて徹底的に行います。ご期待ください。
こちらはLサイズでリラックス感を強めにして選んでいます。
ビジネスには不向きです
スーピマコットンオープンカラーポロシャツ(半袖)+E 2,990円
まあまあかな・・・。
前回の記事で説明しましたがやはり襟に縫い糸がないだけで印象はグッと品良くなりますね。
ただ身幅はゆるくて、襟もオープンカラー。結構リラックスした印象なのでクールビズなどには向いていません。
あくまで街着用として考えると良いでしょう。ビジネス用としては不向き。
ボーダーTはパネルがおすすめ
うーん・・・サーフ感の強いボーダーも悪くないけど・・・
このカラーブロックの方が良いかな。
黒ベースなので大人っぽい印象がありつつ、派手な色で変化もありつつ、
またあまり見かけないデザインなので「サーフテイスト」などのイメージもない。
(サーフテイストのイメージが強いと着こなしが制限されちゃう。例えばショーツを合わせたり色落ちデニムを合わせたりサングラスをかけたりすると「サーファーっぽい」で片付けられてしまうので・・・)
sacaiを見習え!
トリム部分が安っぽくてしかも派手色なのでちょっと子供っぽい・・・。
前回の記事で説明した通りトリム部分はツヤのある高級感のあるものを使うと全体の印象が格上げされます。
ちなみにトリム部分にこうした高級素材を使っても「そのまんま」だとあまり目立ちません。
だから少しトリム部分に「ヨレ」を作るのです、このMBカットソーもそうですね。
ヨレを作ることで生地の風合いやツヤ感をさらに強調できます。いわゆる「ドレープ」です。
素材は動きがないと風合いが出せません。のっぺりと単に貼り付けるだけでなくこうして一手間加えると高級感が生まれます。
Photo byhttps://anton.ocnk.net/data/anton/_/70726f647563742f32303138303231345f6263666262342e4a5047003533320000740023666666666666.jpg
トリムTの名作といえば「sacai/サカイ」のカットソー。
sacaiのカットソーもいつもこうしてトリム部分にヨレを作っています。見え方を考えると同じ答えにたどり着くもの。ちなみにサカイのカットソー、むちゃくちゃオススメ。高いけど格好良いですよ。
問答無用にマストバイ!
説明不要でした。
前回の記事同様、下手なブランドで7,8000円のカットソー買うくらいならこれで十分です。
大きめサイズを選べばヨウジヤマモト風に
前回の記事の予想通りものすごい短足感が強いパンツでした。
ただ・・・
あえてオーバーサイズを選んでサルエルっぽくしてあげれば、膝下部分あたりまで丈が伸ばせます。こうするとあまり短足感はない。ウエストはベルトで絞れば良いわけで。
ちょっとヨウジヤマモトみたいで素敵笑。
詳しくは再来週のメルマガで解説します。
脚長に見せることができるグッドデザイン
予想通り良い感じ。
膝上丈とボリュームのある裾幅で足の形がとても綺麗に見えます。
リラックスしたカジュアルな印象なので、シャツライクな上のカットソーを合わせるのがオススメ。
横幅のあるフォルムが残念・・・
んー。。。
悪くないんですが・・・
やっぱりちょっと横幅がありすぎて野暮ったい。
この手のスポーツサンダルは野暮ったさとの戦いなので、もう少しフォルムを細くしないと綺麗に見えません。
横幅が太いとクロックスみたいな見え方になっちゃう・・・。
もちろんフォルムを細くすれば履けなくなる人が出てくるので、ユニクロとしてはこれが限界なのだろうけど。
作りはベルトの接触部にウレタン素材をつけていたりと本当に丁寧です。
このへんはさすがですね。
以上、サクッとレビューしました!!
詳しい着こなし指南や論理的考察は再来週のメルマガを予定しております。
お楽しみに・・・!
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試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
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