アイテムの基礎知識

【MONCLER/モンクレール?DUVETICA/デュベティカ?】ダウンジャケットのオススメと歴史とコーディネートの考え方

 

「今年の冬はダウンジャケットが欲しいな…」

そう考えている人も多いでしょう。
今回はダウンジャケットのお話です。

 

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冬アウターの代表格「ダウンジャケット」

 


Photo by Moncler 2012 Collection by foeock

 

そもそもダウンジャケットとは何でしょう?
ダウンフェザーを中綿に使用した防寒着のことを総じて「ダウンジャケット」と呼んでいます。

タウンウェアとしてダウンジャケットを発売したのはどうやらアメリカのブランド「Eddie Bauer/エディーバウアー」が最初の模様。1936年に発売した同ブランドの名作「スカイライナー」が元々の始まり。
その後、スキー用品やミリタリーウェアなどからも広がりを見せ、徐々に定着が進んで行きました。

 

日本では90年代からトレンドとして浸透し始め、2000年代にはドラマ「HERO」で木村拓哉さんが着用した影響で瞬く間にストリートに浸透していきました。

 

 

ダウンジャケットの大きな特徴としては防寒性。
中綿に保温性の非常に高いダウン、フェザーを装備したアウターは、
ウールコートなどと比べても圧倒的な暖かさを誇ります。

 

その機能性を維持するために、外見を多少犠牲にしているところもポイント。
ウールコートのような「ドレスライク」な表情は無く、
モコモコとした凹凸と、機能性を重視したディティールが目に付きます。
冬の「カジュアルウェア」の代表格とも言えるでしょう。

 

 

ドレスとカジュアルのバランスが必要

 

本KnowmerMagで再三述べている通り、メンズファッションの肝は「ドレスとカジュアルのバランス」にあります。
スーツやシャツに代表される「ドレスライクなスタイル」と、
デニムやスウェットに代表される「カジュアルライクなスタイル」。

「ドレスとカジュアル」、「正装と街着」、「緊張と弛緩」…
これらを程よくバランスをとったものがオシャレな印象を生み出します。

 

スーツスタイルならビジネスやパーティーに見られ「気合い入り過ぎ」な印象に。
スウェットスタイルなら街着や部屋着に見られ「だらしなさ過ぎ」な印象に。
この2軸を織り交ぜ、「緊張の中に余裕」を感じさせてこそ、
大人っぽいけど遊びのあるスタイルとなる訳です。

 

女性は「スーツ姿でネクタイを外す時に色気を感じる」と言います。

緊張の中の弛緩、ドレスの中にカジュアルを見いだした時に、
メンズファッションは成立するのです。

 

 

では「ダウンジャケット」はどうでしょうか?

 

 

「ダウンジャケット」におけるドレスとカジュアルのバランス

 

まず先述の通り「ダウンジャケット」はカジュアルウェアです。
防寒性を重視した故の外観。
モコモコとしたボリューム感のあるシルエットはある意味「不格好」です。

 

シャープでスラリとしたスーツスタイル、ジャケットスタイルなどとは
まさに対極に位置する存在です。

 

ダウンジャケットは「カジュアルウェア」。
だとすると、合わせるアイテムはどこかに「ドレス」要素を入れなければいけません。

このように「合わせようとしているアイテムがドレスなのか?カジュアルなのか?」と
まず考えて、コーディネートを構築することが肝です。

 

アメリカンカジュアルにおける「ダウンジャケット」の着こなしは、
カレッジプリントのスウェット、色落ちのデニム、スニーカー、その上にダウンジャケット…といったところ。
しかしこれでは「ルーズ」「だらしない」「野暮ったい」印象になってしまいます。

 

とりわけ胴長短足、幼顔の日本人がこのようなアメカジ直球のスタイルを実践してしまうと、子供っぽく見え「オシャレ」に見せる事は困難でしょう。

 

ではどんなアイテムを合わせれば良いのか?
ドレスライクな合わせをするためにはどうすれば良いのか?

 

例えば…
アメカジライクに、ダウンジャケットにデニムを合わせても悪くはないですが、
デニムを「細身」で「ブラック」にしてあげるとか…。
合わせる靴をスニーカーではなく、「レザーブーツ」にしてあげるとか…。
インナーをスウェットではなく、「ハイゲージのニット」にしてあげるとか…。

 

迷った時は「スーツ」を思い出してください。

スーツの要素を頭に思い浮かべると良いでしょう。

「細身シルエット」「全身黒か白」「インナーに艶のあるニット」「インナーにシャツ」「レザーシューズの足下」「シワの出ないスラッと長いパンツ」「胸の開いたネックライン」…それらは全てドレス要素として表現されます。

 

 

現代のダウンジャケットにおける考え方

 

しかし、現代のメーカーは直球でアメカジライクな野暮ったいダウンをあまり作りません。
むしろダウンジャケットとは思えないくらい綺麗な細身シルエットや、艶のある素材、まっ黒でシックな表情など「ドレス要素」を始めから組み込んでいるものが多いです。

 

参考画像はこちら

 

こんなド直球のカジュアル風ダウンジャケットは今はあまり見かけません。
最近は…

 

参考画像はこちら

 

このような細身で艶のある素材、
綺麗で都会的な印象の「ドレス寄りのダウンジャケット」の方が多いです。

 
 

こういった「ドレスライクに調整したダウンジャケット」は直球のアメカジ風ダウンよりもずっとサマに見えやすいですが、
「カジュアルなダウンジャケットだからスラックスでドレス寄りに調整しよう!」と、
一辺通りに考えてしまうといけません。

 

「ダウンジャケット=カジュアルウェア」というのはあくまで基本の話。
ややドレス寄りのダウンジャケットであれば、それなりに調整する必要があります。

 

例えば、艶のある極細のドレスライクなダウンジャケットに、
インナーにシャツを入れ、ボトムはスラックス、シューズはレザーのシャープなものを合わせれば、

ドレスにより過ぎてしまい「キメすぎ」な印象になってしまうかもしれません。

 

ドレスにより過ぎると「キメすぎ」「嫌み」となり、
カジュアルにより過ぎると「野暮ったい」「子供っぽい」となってしまいます。

 

その絶妙なバランスを探すことが肝心です。
同じダウンジャケットでも
どの程度ドレス寄りなのか?どの程度カジュアル寄りなのか?
綺麗に見えるシルエット/素材なのか?ルーズに見えるシルエット/素材なのか?
などを見定めて合わせるアイテムを考えるのが筋道です。

 

少し難しい様にも感じるかもしれませんが、始めはなんとなくで構いません。
意識するだけで随分正解に近づきます。
他の人は「ドレスとカジュアルのバランス」なんて話すら知らない訳ですから、
ちょっと考えるだけでも差は出ます。

 

手持ちのダウンジャケットが一体どの程度ドレスなのか?カジュアルなのか?
そのあたりをちょっとだけで良いので意識して考えてみてください。

 

 

ダウンジャケットの代表的なブランド

 

ダウンジャケットの代表ブランドは下記が挙げられます。

 


Photo by Moncler 2012 Collection by foeock

 

【MONCLER/モンクレール】

フランス発祥のダウンジャケットメーカー。
「ダウン」と聞いたらここを連想される方も多いでしょう。
私が20代の時は「モンクレール?何それ?」てなもんでしたが、
最近では私の母親世代にすら浸透している程、有名なメーカーに成長しました。

 

歴史は1952年発祥とかなり長いものです。
日本では2000年代に八木通商さんがモンクレールを扱い出してそこから日本に流通する様になりました。
なので日本での知名度はそのあたりから普及してきた様ですね。
実際私もそのくらいの年代に名前を聞きはじめた記憶があります。

 

徹底した品質への拘りと、ダウンジャケットらしからぬ抜群の細身シルエット。
20代の私も初めて着用した時「これがダウンか!」と感動したものです。
いかにしてアーム(袖)を綺麗に見せるか、
いかにしてダウン特有の凸凹を隠すか、
かなり研究し、部位によって中綿の量を細かく調整しています。

 

一ダウンメーカーとしての活動だけでなく、
トレンドファッションにも多大な影響を与えるべくデザイナーとのコラボレーションも活発です。

 

アメリカを代表する…いやトラッド界を代表するデザイナーとも言える超大物、
Thom Browne/トムブラウン氏との協業である【MOCLER Gamme Bleu/モンクレール・ガムブルー】

 

マウンテンスタイルをモードに昇華し、世界中から注目を浴びる現代日本デザイナーの代表格、
【WhiteMountaineering/ホワイトマウンテニアリング】のデザイナー相澤 陽介さんとの協業である【MOCLER W/モンクレール・ダブリュー】

 

【JUNYA WATANABE COMME des GARCONS/ジュンヤワタナベ コムデギャルソン】の立ち上げ、ブランド【sacai/サカイ】の設立など、
輝かしい経歴を持つ阿部 千登勢さんとの協業である【MONCLER S/モンクレール・エス】

 

他にも最近では【MIHARA YASUHIRO/ミハラヤスヒロ】デザイナーである三原 康裕さんとの協業や、【VISVIM/ビズビム】のデザイナーである中村ヒロキさんとの協業なども注目を浴びています。

 

 

【DUVETICA/デュベティカ】

【MONCLER/モンクレール】と並んで評されることが多い【DUVETICA/デュベティカ】。
それもそのはず、創業者は元【MONCLER/モンクレール】の社長ジャンピエロ・バリアーノ氏。
2002年にモンクレールから独立し、【DUVETICA/デュベティカ】を立ち上げました。

 

個人的な話で申し訳ないですが、2002年の【DUVETICA/デュベティカ】リリースはよく覚えています。
当時働いていたインポート主体のセレクトショップがいち早く【DUVETICA/デュベティカ】の取り扱いを開始していたからです。

 

オーナーは自慢気に「これからはモンクレーじゃないよ。オシャレな人はデュベティカだよ。値段も手頃だしな。」と語っていました。

 

確かに品質の高さもデザイン性の高さもモンクレールに全く劣らないものでした。
また当時はモンクレールに比べると随分安い価格設定であり、
「これなら俺でも頑張れば買えるな…」と思った記憶があります。

 

デザイナーと協業し新ブランドを量産するモンクレールに対して、
【DUVETICA/デュベティカ】は既存ブランドとのコラボレーションが多いのが特徴。
日本でも【AKM/エイケイエム】や【JUNYA WATANABE/ジュンヤワタナベ】、アローズやビームスなどの大手セレクトショップとの協業も目立ちます。

 

個人的には「リモンタナイロン」と呼ばれる【PRADA/プラダ】が使用したことで有名な特殊なナイロン素材を使ったシリーズが大変に好きです。
「ナイロン」というカジュアルなスポーツ素材を、モードとして昇華したのが【PRADA/プラダ】です。
これは「ドレスとカジュアルのバランス」の好例でもありますね。

 

その「リモンタナイロン」を使ったダウンジャケットは、
カジュアルウェアの表情を残しつつも、非常に洗練された艶を持っており、
何とも言えない「バランス感」を覚えます。

 


Photo by Inside Pattern With Nylon Lining by Taekwonweirdo

 

他にも色々ありますね。
【CANADA GOOSE/カナダグース】、【TATRAS/タトラス】、【THE NORTHFACE/ノースフェイス】などなど。枚挙に暇が有りません。

 

 

具体的にどれを買えば正解なのか?

 

「じゃあどのダウンジャケットが良いの?」

「ダウンはどのブランドを買えばいいの?」

「海外ブランドなんて高くて買えないよ…安いのは無いの?」

 

そんな疑問は全てメルマガにてお応えいたします。

 

次回11月30日配信のメールマガジンは

「ユニクロtheマストバイ!! これがユニクロで買えるの!? ユニクロの名作を紹介!!」

を予定しています。

 

またQ&Aコーナーでは、

「一流ブランドに負けない国内ブランド渾身のダウンジャケットが3万円台!!」

という内容も。

 

月額500円。
初月無料となっています。
登録月での解約も可能。

 

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