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「大学入試センター試験が廃止される」という記事を読みました。
2020年から大学入試事情が大きく変わるそうです。CBT方式(Computer Based Training-コンピュータを利用して学習を支援するシステム)が取り入れられるとのこと。しかしながらまだまだ中学高校レベルではITにネガティブであり、「勉強は紙とペンを使って行うものだ」という固定観念が先行している様です。
実際私の周りでこの話をした時も、
「えーPC使って勉強?なんだか嫌だねー」
「単語とか漢字って書き取りしないと覚えないでしょ??」
と比較的ネガティブな反応が多かったです。
私も古い世代の人間なのでなんとなく「タブレットを使って勉強する」という姿勢に「ゲームじゃねぇんだから・・・」と条件反射的に思ってしまいますが、よくよく考えるとあらゆる面で非合理的だと気付かされます。
「紙の消費が減る」だったり、「全ての情報が可視化されてノートをとる必要がなくなる」、など単純なメリットはもちろん「社会において必要な技能を早い段階で身につけることができる」などITリテラシーの面でも有益なはず。
「漢字や単語などを覚えないのではないか?」
などのデメリットもあるけれど、そもそも単語や漢字は検索して調べれば出てくるものだし、覚えさせたいのならそこだけ紙に書くなどすればいい。
また大学入試などは今後、論理的思考力を問うような「正解のない問題」に移行を検討しているという。視点によって正解が変化する実社会において杓子定規な考え方を量産しがちな「暗記学習」はデメリットも多いはずです。そこにこだわりすぎる必要もないでしょう。
そもそもメリットデメリットは紙にもITにも存在するもの。必要に応じて合理的に取り入れることが良いのであって、固定観念で条件反射的に拒否することはあまり賢いとは言えません。
固定観念に縛られないこと
「急になんの話だ?」と思ったかもしれませんが、
私が言いたいのは固定観念で条件反射的に拒否するのは賢くないよって話。
人間は何かにつけてこだわりや固定観念を使って無思考で判断しがちですが、よくよく考えるとそれらが間違っていることも多いもの。フラットな目線で必要な場面で必要なものを選べるように常に思考を巡らせたいものです。
洋服の世界でもコレって多いにあって。
特に日本は「高いものは良い、安いものは悪い」という価格信仰が強い。
「安いものでも良いものは良いし、高いものでも悪いものは悪い。」
こんな当たり前のことが固定観念によって思考が閉ざされていたりするのです。
「良い」「悪い」というのは視点や目的によって容易に変わっていくものです。
自分が求めるもの、選ぶ目的などをきちんと認識していれば値段に関係なく、本当に必要なものが選べるはずです。
例えば「自分の収入を誇示するためのアイコンアイテムが欲しい」という目的においては1万円未満の「チープカシオ」などは適さないでしょう。そういう意味においては「悪い品」であることになります。
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例えば「万人に褒められるようなスタンダードなオシャレスタイル」という目的においては別にユニクロや無印良品でも十分実現可能です。「安いから悪い」ということもないでしょう。
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むしろ逆に「高いから悪い」こともあります。
例えば高級ウールを使ったジャケットなどは基本的に脆い。スーツは顕著ですが、基本的に高級素材になればなるほどツヤを出すために糸が細くなっており脆くなるものです。10万円以上のスーツはきちんとケアが必要であり長持ちさせる様なものではありません。「高いものを買って長く着る」なんて概念がありますが、実は「高い物ほどすぐダメになる」ことも少なくありません。カシミヤやシルクなどの素材もそうですね。「良いものを長く着る」というのであればシルエットとデザインが極上で「多少粗悪な肉厚素材」くらいの方が良かったりするのです。10万以上のスーツを買うよりも4,5万のスーツの方がそういった意味ではコスパに優れた「良い品」かもしれません。
またそもそも製造原価とは生産数や生産背景に応じて容易に上下するものであり、「値段」が良品かどうかの絶対的基準にはなりえません。希少素材の「スーピマカットソー」も100枚生産するなら1万円にもなるでしょうが、100万枚生産するなら1000円にもなるでしょう。
「パリジャンはゴミを上手に着る」
なんて表現されることがあります。
洋服の本場に生きる彼らは古着など決して上質ではない洋服を品良く着こなししまう達人です。
伝統と格式を重んじるイタリア人と異なり、新しい物を好み自由な発想の着こなしでオシャレを実現してしまいます。
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パリジャンが好む「バスクシャツ」なんてのは典型で。
肉感のあるガッシリとした作業着のような服です。どちらかというとカジュアルなアイテムであり、色気の欠片もありません。
Photo by http://kurumani.com/wp-content/uploads/2014/04/011.jpg
それを彼らは上手にオシャレに着こなしてしまいます。
ドレスライクなシャツを中に入れたり、スラックスを合わせたり、モノトーンで組み合わせたり。
着こなしで綺麗にオシャレに見せてしまうんです。
80年代日本人も今の爆買い中国人も、ブランド物をこぞって買い漁ります。
パリジャンのような「着こなし」ではなく、「ブランドタグがついていれば良いものだ」と固定観念でオシャレを作ろうとしています。日本人は、今はもうパンツのポケットにこれ見よがしにLVマークの財布をプラプラさせている人は見かけなくなりましたが・・・それでもまだ「高い物が良いもので、安いものは粗悪品だ」という観念は生きている様に思えます。
私はこのKnowerMagやメルマガで述べている通り
「靴は良いものを買いましょう」など必要に応じて良いものをススめています。
メルマガも読めばわかる通り必ずしも安いもの、必ずしも高いものだけを絶賛してはいません。
理由や目的に応じて選ぶべきものがあり、その中で「最も賢い買い方をしましょう」というのです。
「高いから良いものだ」
「安いから悪いものだ」
「ブランドものだからすぐれている」
「量販店だから悪い」
それらは全て視点や目的によって変わるのです。より合理的に賢い買い物がしたいのであれば、自分の目的を明確にしてフラットな物の見方をしなければいけません。そしておそらくパリジャンはそれが備わっているのです。
「自分はMが適合サイズだから、いつもMを着ている」
というサイズですら、固定観念にしばられることはないと思っています。
例えばシルエットを「Yライン」にしたいから、トップスは大きく来た方が良いと思うなら私はためらいなくXLサイズを選びますし。逆に「Yライン」においてボトムスをなるべく細くタイトに見せたいと思うのなら普段より頑張ってSサイズを選ぶこともあります。
必要に応じて、目的に応じて考えればあらゆる着こなしが出来、自由な物の選び方が可能になります。
「自分にはこれしか似合わない、サイズはM、色は派手なものは無理、細すぎるものはダメ、安物は買わない」・・・など固定観念に縛られていくと幅が狭くなり、どんどんオシャレから遠ざかっていきます。
そういった自由な考え方、固定観念を外せるように、
毎週のメルマガでは「考え方の基礎」と「ケーススタディ」を常に配信しています。
こんなサイズの選び方があるんだ
こんな着こなしでオシャレになれるんだ
安物でも十分なんだ
そういった新鮮な驚きがあるかと思います。
パリジャンの様な思考にあなたを導きます。
話が随分それましたが、「固定観念」は私たちをいつも邪魔します。
必要に応じて論理的に、モノを選ぶようになりたいものですね。
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