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今回は・・・
初心者が簡単にオシャレになる「方程式」
をお教えします。
今回の記事内容は2015年2月22日に配信したメルマガの一部を抜粋したものです。
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「ドレスとカジュアルのバランス」は分かったけど・・・
本サイトKnowerMag初期の頃から、
「自分の持っているこのアイテムは”ドレス”なのでしょうか?”カジュアル”なのでしょうか?」
「ドレスとカジュアルのバランスをとっているはずですが何かしっくりきません…何が悪いのでしょうか?」
などの質問は割とありました。
「ドレスとカジュアルのバランスをとる」という理論に関しては皆さん一定の理解をしておられるものの、いざ実践となると困ってしまう・・・という方は多い様です。
そもそも「ドレスとカジュアルのバランス」とは
テーラードジャケットやスラックスやレザーシューズなどの「ドレス」スタイルとスウェットパーカーやインディゴデニムやスニーカーなどの「カジュアル」スタイルをバランスよく織り交ぜることがメンズファッションにおいては最も重要である、という話です。
この理論に関してまだ未読の方は是非一度下記記事を読んでみてください。
※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は下記記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
この「ドレスとカジュアルのバランス」について読むと、
「そうか。じゃあテーラードジャケットにデニムを合わせればバランスは取れるんだ!」
と思ってしまいがちですが、実はそこまで単純ではありません。
様々な要素が複合的に絡み合い「ドレス」か「カジュアル」かを決定付けているからです。
「世の中にあるすべてのテーラードジャケットがドレスアイテムだ」ということはありません。ドレスなテーラードジャケットはもちろんありますが、一方でカジュアル寄りのテーラードジャケットもあります。ここが一つ難しいところです。
例えば
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こんなドレスライクなテーラードジャケットと・・・
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こんなカジュアルライクなテーラードジャケットと・・・
両方を同じ「ドレスアイテム」として括るのは無理があります。またそのような考え方ではなかなか上手くオシャレを作れないでしょう。
では、「ドレスかカジュアルかを決定づける要素」とは何があるのか?
どのように考えてコーディネートを作れば良いのか?
単純にすぐ実践できる方法はあるのか?
今回はそのあたりを解説します。誰もが理解しやすい様にまとめました。非常に重要な内容ですので、じっくり読んでみてください。
ドレスとカジュアルを決定づける要素1.「デザイン」
まずスタイルやアイテムを「ドレスかカジュアルか」決定づける要素の1つとして「デザイン」があります。
例えば
「テーラードジャケット」や「スラックス」はドレスアイテム、
「パーカー」や「インディゴデニム」はカジュアルアイテム、
といったアイテムのデザインで判断するものです。
何が「ドレスアイテム」なのか分からない、という時はスーツスタイルを思い出してみてください。
スーツスタイルは「テーラードジャケット」「シャツ」「革靴」「ネクタイ」などがあります。
冬場は「ハイゲージニット」を中に入れたりもしますね。
パーティーシーンでは「ベスト」「ジレ」を中に入れたりもしますね。
小物は「レザーバッグ」「レザーベルトの時計」「貴金属」「ウールハット」などを使ったりしますね。
スーツで使うアイテムを思い出してもらえればOK。それらは概ね「ドレス」に該当します。
逆に日常着るもの。リラックススタイルが「カジュアル」です。
日本はアメリカンカジュアルの影響を強く受けているため、市場にはカジュアルアイテムで溢れかえっています。
市場にあふれるもの、例えば「マックハウス」や「ジーンズメイト」など量販アメカジショップに置いてあるアイテムを想像すればそれは概ね「カジュアル」に該当します。
トップスは「スウェットパーカー」「ワークブルゾン」「MA-1」「スタジャン」「プリントTシャツ」など着ますね。ボトムスは「インディゴデニム」「スウェットパンツ」「カーゴパンツ」「チノパンツ」などを穿きますね。小物は「スニーカー」「ワークブーツ」「リュック」「ショルダーバッグ」「キャップ」などを使いますね。
上記の様にデザインで単純に判断すれば良いので、ここまではそう難しくはないでしょう。
「スーツスタイル」で使うアイテムがドレス。
「リラックススタイル」で使うアイテムがカジュアル。
まずは「デザイン」で判断するのが一要素です。
ドレスとカジュアルを決定づける要素2.「シルエット」
スタイルやアイテムを「ドレスかカジュアルか」決定づける要素の2つ目として「シルエット」があります。
シルエットとは「細い」か「太い」かの形のことです。
基本的には、
「細い」ものがドレス、
「太い」ものがカジュアルです。
これも上述の「デザイン」と同じです。「スーツスタイル」を思い出してみてください。
スーツはシュッと細長い印象がありますよね。ビジネスシーンだろうがパーティーシーンだろうが、スーツは基本的に細くシュッとしたものが一般的です。「ドレス」とは「スーツスタイル」のことですから、困ったら「スーツスタイル」を思い出せば、ドレスかカジュアルかを判断できます。
またカジュアルは基本的に太い、ゆるい印象がありますね。
ダボっとしたデニムや、ゆったりと着れるパーカーなど。「カジュアル」とはそもそも「リラックスウェア」ですから、リラックスしている以上、形は締め付けの無い太くゆるめのものになる訳です。
なので例えば「スラックス」は、
上述の「要素1.デザイン」で考えればドレスになる訳ですが、そのスラックスがドカンと太いシルエットだったならば、「要素2.シルエット」ではカジュアルに分類されます。
下記で見え方の違いを確認してみてください。
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こちら細身のスラックス・・・
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こちら太めのスラックス・・・
また例えばKnowerMagでオススメしている「スキニーデニム」は上述の「要素1.デザイン」で考えれば「デニム」ですからカジュアルになる訳ですが、キュッと細いシルエットなので、「要素2.シルエット」ではドレスに分類されます。
こちらも下記で見え方の違いを確認してみてください。
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細身のスキニーデニムと・・・
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太めのルーズデニム・・・
この様にアイテムやスタイルは、実はデザインだけで単純に「ドレスとカジュアル」が決定される訳ではなく、
複合的な要素によって成り立っているものなのです。
▼ドレスとカジュアルを決定づける要素3.「カラー」
要素の最後は「カラー」、色です。
こちらも上述と同じ、「スーツスタイル」を想像してみてください。スーツとは基本的に白か黒か、もしくはグレー。この3色で構成されているモノトーンスタイルです。白・黒・グレーのモノトーンは「ドレス」に分類されます。
逆にカジュアルを思い出してみてください。アメカジショップなどに足を運ぶと、実にカラフルな色合いが目につきます。グリーンのTシャツ、赤いニット、ブルーのインディゴデニム、カラフルなスニーカー・・・色味を使うものはカジュアルスタイルです。
また色彩が強ければ強いほど「カジュアル」に分類されます。
例えば「ベージュ」より「イエロー」。「水色」より「ブルー」。
色彩が強ければ強いほど、ハッキリとした色味ほど、カジュアルに分類されます。
例えば「テーラードジャケット」は
上述の「要素1.」で考えればドレスに分類されますが、もしブルーのテーラードジャケットであれば、「要素3.」ではカジュアルに分類されます。
下記で見え方の違いを確認してみてください。
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ブラックのテーラードジャケットと・・・
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鮮やかなブルーのテーラードジャケット・・・
また「カラー」の補足的な要素として「素材」もあります。
例えば、同じテーラードジャケットでも、スーツで使うウール素材ならドレスに、カジュアルなシワシワのコットン素材ならカジュアルに、ということもあります。
こちらも「カラー」と併せて判断すると良いでしょう。
3要素を複合的に考える必要がある
「ドレスとカジュアルのバランスを理解した!!目から鱗だ!!」と思って
タンスの中にあるテーラードジャケットとデニムをおもむろに組み合わせたとしても・・・
例えばテーラードジャケットのシルエットがゆったりしたものだったり・・・
例えばテーラードジャケットの色がカーキだったり・・・
「デザイン」以外の要素でバランスを失う可能性もあります。
例えば・・・
このスタイルも表面的にはバランスが取れていると言えなくもない訳です。
「テーラードジャケット」「シャツ」といったドレスアイテムに「インディゴデニム」というカジュアルアイテムを合わせているのですから。
しかし、
テーラードジャケットはベージュ色のコットン素材、シルエットもややゆったりめ。シャツはカーキ色、なおかつ素材もシワシワです。これではドレス感は全く出ません。むしろカジュアルなアイテムになってしまいます。
そこにインディゴデニムを合わせているのだからなおさらです。
「デザイン」「シルエット」「カラー」
この3要素を複合的に考えて、バランスをとらなくてはいけません。
しかし慣れていない人がそれを聞くと、
「デザインとシルエットと色合わせ・・・3つも一気に考えなくちゃいけないの!?」
と思って抵抗を感じてしまうかもしれません。やはりファッションは難しいものじゃないか・・・と諦めてしまうかもしれません。
しかしそこはご安心を。
ちゃんと「オシャレの方程式」が存在します。
3要素の内、2つをロックしてしまう。「レベルアップ型コーディネート法」
3要素を複合的に考える・・・なんてこと言われても、初心者にとってはなかなか出来ないことと思います。
そこでKnowerMagが提唱する方法が「レベルアップ型コーディネート法」。
このコーディネート法は
3要素の内の2要素を
ロックしてしまうという考え方です。
要素2.シルエットは極力細身に。
要素3.カラーは極力モノトーンに。
以上の2要素を考えなくても良い様にルール化してしまうのです。
上述の通りですが、
日本はアメリカンカジュアルの影響を受けておりカジュアルアイテムが大量に流通しています。街に歩いているのはカジュアルウェア、リラックスウェアの人達ばかり。差をつけたオシャレになるためには「ドレス」を意識する必要があります。
また、日本人は欧米人と比べて胴長短足、加えて童顔です。ドレスとカジュアルのバランスを綺麗にとったとしても、やや子供っぽくややカジュアルライクに見えてしまうものです。
なので我々日本人は、少々ドレス寄りにコーディネートをまとめるのが成功へのカギです。
なので、
要素2.シルエットをドレス寄りである「細身」に。
要素3.カラーをドレス寄りである「モノトーン」にします。
とにかくコーディネートを組むときに、
トップスもボトムスもなるべく「細身」に。
色選びをするときになるべく「モノトーン」に。
慣れない内はそれを徹底してみてください。
そうすると後は考えるのは要素1.デザインだけです。
テーラードジャケットにはデニム、シャツにはスウェットパンツ、などなど。
非常に単純な発想でコーディネートが成立しやすくなります。
そうして要素1.の組み合わせになれてきたら、レベルアップして、要素2.を解放してあげます。
今度は太めのアイテムを使って、コーディネートの印象を変えてみます。
この様に慣れてきて、レベルアップしてきたら、少しずつ要素のロックを外して、色々な組み合わせに挑戦してみるのが、「レベルアップ型コーディネート法」です。
私も購入したアイテムで合わせに困ったら、一度要素をロックして、「細身」「モノトーン」で合わせてみたりします。すると意外とすんなりコーディネートが組めて、スッキリ綺麗なスタイルが出来上がります。
シルエットのインパクトに惹かれて、ついついワイドスラックスなどに手をつけてしまいがちですが、慣れない内は要素2つをロックするのが吉です。慣れてきたらロックを外して少しずつ新しい組み合わせを試してみると良いでしょう。
この「レベルアップ型コーディネート法」はコーディネートの方程式とも呼べる非常に有用なものです。
特に自分のコーディネートに自信がない、まだ感覚がよくつかめない、という方は是非試してみてください。
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タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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