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世の中には「使いやすいアイテム」と「使いにくいアイテム」があります。
何を合わせてもしっくりキマる「使いやすい」モノもあれば、
趣向を凝らして色々工夫しないとサマにみえない「使いにくい」モノもあります。
この差は一体どこにあるのでしょうか?
ドレスとカジュアルの要素を併せ持つアイテム
まず世の中にある服は大きく分けて「ドレスライクなもの」「カジュアルライクなもの」と二別できます。例えばラフなスウェットパーカーなどはカジュアルに。スーツなどで使うものはドレスに。ここに関しては下記記事を是非参考ください。オシャレの基本的な考えた方が5分で理解できるはずです。
※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は下記記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
で。
「使いやすいアイテム」とはこのドレスとカジュアル、両方の性質を併せ持ったものである場合が多いです。上記記事を読めば分かる通り「オシャレ」と評価を受けるためにはキメすぎでも崩しすぎでもいけません。ドレスにもカジュアルにもよりすぎることなくバランスを保つことが重要です。
例えば全身カジュアルな・・・スウェットパンツとスウェットパーカーとスニーカーではどうしても「コンビニに行く人」に見られてしまい、多くの人がオシャレとは感じないでしょう。また逆にスラックスにテーラードジャケットに革靴を合わせてしまえば「仕事帰り」に見られてしまい、こちらもオシャレという認識は生まれないでしょう。
例えばジャケットと革靴にスラックスではなくデニムだったり、全体の中にどこか逆方向のアイテムがないとうまくバランスとれないものなのです。ドレスだけでなくカジュアルを、カジュアルだけでなくドレスを。一方向に偏ることなく入れ込むことが重要です。
そう考えると「使いやすいアイテム」の定義は決まってきます。「ドレスとカジュアルの要素を併せ持つアイテム」こそが使いやすいアイテムとなるのです。
Photo by http://image.rakuten.co.jp/minsobi/cabinet/a/bottoms_2/bot-6620_09.jpg
例えばこのサイトでも何度か登場している「黒スキニーデニム」などはその典型です。「デニム」というカジュアルな素材ながら、細身シルエットで真っ黒というスラックスのようなシルエットと色になっています。ドレスライクなスラックスと、カジュアルライクなデニム、その両方の要素を併せ持ったアイテムなのです。
ドレスとカジュアルを決定する要素は3つ。
デザイン
シルエット
カラー(素材)
以上です。
Photo by http://www.nestclothingstore.com/wordpress/wp-content/uploads/2011/07/boncoura_66_indigo_6months_012-480×609.jpg
例えばインディゴデニム。「デザイン」と「カラー」がカジュアルだったとしても、「シルエット」がスーツのようにキュッと細身であればグッと使いやすいアイテムになります。
Photo by http://img5.zozo.jp/goodsimages/722/4289722/4289722_165_D_500.jpg
こういった3要素すべてがカジュアルに向いたルーズなインディゴデニムよりも・・・
Photo by http://image.rakuten.co.jp/levisstore/cabinet/product/product31/lv-08513-0639.jpg
3要素のうち「シルエット」は「ドレス」に寄ったインディゴデニムの方が使いやすい。
画像で見れば直感的にも理解できるでしょう。上と下でどちらか使いやすいか、明白です。
使いやすいアイテムの具体例
この「使いやすいアイテム」の定義が理解できると、アイテム選びが捗ります。
Photo by http://ks.c.yimg.jp/res/chie-que-1354/1/354/641/603/i320
例えばスニーカー。使いやすいスニーカーを選ぼうと考えたらボテッとした形・派手なカラーリングのこんなアイテムではなく・・・
Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/16848/whitess_01.jpg
シャープな形にしたり、使っている色数が少なくまた黒や白などのモノトーンを基調としたものを選ぶと使い勝手が良いです。(「ドレス」は礼服からも分かる通り黒と白が基本です)
Photo by http://daikore.com/wp-content/uploads/2014/04/ストレートチップ%E3%80%80革靴.jpg
また「ドレスアイテム」にも同じことが言えます。
スーツで使用するようなストレートチップのシャープな革靴。これをカジュアルにデニムなどに合わせるとなるとなかなか難しい。
Photo by http://item.shopping.c.yimg.jp/i/l/styleblockmen_sb-glbt-014_4
しかし「デザイン」を簡素化したスリッポンタイプの革靴であれば、カジュアルなデニムにもドレスなスラックスにも合わせやすくなります。
初心者のうちは特に、「何にでも合う万能なアイテムが欲しい」と思うものですが
定義がハッキリしていないものだからショップスタッフに”丸め込まれてしまう”ことも少なくありません。
「コレ使いやすいですよ!」
「コレ着まわしやすいですよ!」
なんてセールストークにまんまとやられてしまうことも。
定義がハッキリとしているとモノ選びの基準が生まれ、こういったセールストークも交わすことができるようになるはずです。
「使いやすいアイテム」が必ずしも良い訳でもない
ただしもちろんそういった「使いやすいアイテムが至高の存在だ」と言っているわけでもありません。
Photo by https://d1xt3jet61y36q.cloudfrontex.net/package/file/parts/3519/26d45d91087a8621db4b5294f891bf96
コーディネートは「全体の組み合わせ」で決まるものですから、単体が使いにくいものでも全体で「ドレスとカジュアルのバランス」を帳尻合わせてしまえばオシャレに見せることができるわけです。
オシャレは「差別化の論理」です。他人と違うからオシャレと評価されるわけです。
皆基本的には「使いやすいもの」「着まわしやすいもの」に頼りがちなわけですから、「ドがつくほどカジュアルなアイテム」などをうまく活用するとそれが「差別化」につながります。際立ったオシャレを挑戦したい人はあえて「使いにくいアイテム」同士を工夫して合わせてみたりしても良いでしょう。
Photo by http://woman-lifeinfo.com/wp-content/uploads/2014/10/a257072cbf427861e77f9b271532915d.jpg
実際海外のファッションスナップなどはそういった大胆な組み合わせが多く、日本では見かけないような際立ったオシャレさんが確認できます。
ドレスライクなロングコートに、カジュアルライクなカラフルなスニーカーなど。真逆のテイストのものを上手に組み合わせることで差別化したオシャレを作ることができるわけです。
決まりきった着こなしに飽きた人はこういった差別化を意識しても良いでしょう。
ともあれ。
初心者のうちは「使いやすいアイテム」を幾つか揃えておくと良いでしょう。
黒スキニーや、シンプルな革靴、デザインの少ないスニーカーなどでしょうか。オックスフォードのシャツなども良いですね。これから春、新生活に向けて新しく服を揃えるという方も少なくないでしょう。そういった「どちらの要素も兼ね備えたアイテム」を意識的に選ぶとコーディネートがグッと楽になりますよ。是非ご参考に。
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