アイテムの基礎知識

ファッション初心者がまず揃えるべきモノは?流行に左右されないアイテムは何か?

 

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先日のポスト「「流行に応じて服は買い替えなくちゃいけないの?」トレンドとどう付き合っていくべきか、教えます。」でも解説しましたが、「流行に左右されないスタンダードアイテム」は存在します。

 

トレンドがあり毎年毎年新しい服が出るファッション業界。そんな中で「1枚あれば延々とトレンドが変わっても使える」なんて便利な普遍アイテムは意外とあるものです。ファッション初心者は「何から揃えて良いかわからない」とよく口にしますが、こういったベーシックアイテムからまず揃えていくのが賢いでしょう。ベーシックアイテムを幾つか揃えて、あとは着こなしでトレンドらしい雰囲気にしたり、買い足しでバリエーションを増やしたり。

 

てなわけで今回は

そんな5年10年使えるであろう

ベーシックアイテムを紹介します。

 

 

これがないと始まらない!!白シャツはどこのが良いの?

 

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Photo by http://beststyle.me/blog/wp-content/uploads/2014/10/white-shirt5.jpg

 

まずは白シャツ。メンズファッション必携・マストバイアイテムでしょう。
これがないと着こなしの幅に困るくらいです。

 

「スーツの下着」として使用される白シャツはドレスアイテムの代表格。日本はアメリカンカジュアルの影響でデニムやチノパンツやTシャツやスニーカーやパーカーなど、とにかくカジュアルアイテムばかりが市場を席巻しています。街を歩いてもカジュアルな服装の方ばかりです。そんな中オシャレをするにはどうするか。ややドレスよりにスタイルをまとめるのが有効です。オシャレとは「差別化の論理」です。皆と同じではオシャレになりえません。「他人と違う」からこそ目立ち「あの人はオシャレだ」と評価されるわけです。

この辺りに関しては下記記事を一読ください。
メンズファッションにおいて最も重要な内容が書いてあります。

※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は下記記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?

 

さてそんなカジュアルづくめの市場の中にある貴重なドレスアイテムが「白シャツ」です。インディゴデニムにスニーカーにスウェット・・・なんてコンビニに行くようなカジュアルスタイルの方も、トップスをハリのあるドレスライクな白シャツに変更するだけで随分と「オシャレ」な印象になります。

 

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Photo by http://www.eyescream.jp/wp-main/wp-content/uploads/2010/07/012.jpg

 

また白シャツは「一枚着」としてだけではなく、「インナー」としても使いまわしやすいものです。
ぴょこんと立ち上がった「襟」と、通常のカットソーやニットと異なり曲線を描いて長く設定された「裾」がポイント。シャツはインナーに入れた時に首元と裾に白布がハミでる構造になっているのです。

 

これがニットのインナーなどに入れた時に効果を発揮します。春夏秋冬問わずですがメンズのニットスタイルはダークトーンが多いもの。またボトムスも暗めの色を活用する方が多いです。そうすると上下で合わせた時に上下ともダークトーンでのっぺりとした地味な印象になってしまいがち。

上下暗い色で合わせるスタイルが「NGだ」とはもちろん思いませんが、やや印象が薄く地味になりがちなのも事実です。そこでインナーに白シャツを入れるのが効果的。

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Photo by http://content.mery.jp/1100×2000/images/818651/5c66c41dc1067fe97d81f8135505294d.jpg/original

 

このように上述のシャツの特徴である「襟」「裾」がハミでるように見えて、上下ダークトーンの中に白色がアクセントとして機能します。明度で言えば黒は一番暗い色、白は一番明るい色です。「黒の中の白色」は思いの外目立つもの。上下ともダークトーンで構成した中にわずかに白を見せるだけでも地味なスタイルは一変「オシャレ」に見えやすいのです。

「スーツスタイル」とはよくできているもので、スーツも同じ構造になっていますね。上下黒でインナーのシャツ部分だけが白。地味なスタイルの中で真逆の明度を持つ色を配置することできちんとアクセントが機能し、「まとまった」印象を与えるわけです。

 

オシャレの構築は上述の「ドレスとカジュアルのバランス」を意識するだけでも随分変わります。それだけで同じ会社、同じクラス、友人同士などの自分のコミュニティ内で認められる程度ならオシャレは作れます。しかし更にオシャレに、と思うならこういった「印象が過度に薄くなるような配色・組み合わせ」を意識的に避けるようにすると良いでしょう。そのためにとても簡単なのが「白シャツ」というわけです。

 

このように「貴重なドレスアイテム」というだけでなく一枚着としてもインナーとしても機能する白シャツ。5年前も10年前もメンズファッションにおいて重要な位置を占める間違うことないベーシックアイテムです。

「まず買っておく」リストに挙げておいて損はありません。

 

もちろん「白シャツ」といっても千差万別、トレンドや年代に応じて襟の形や着丈などが微妙に変わることがあります。そのトレンドに応じて白シャツを手にいれるのがもちろん理想ではありますが、そんなにコロコロ洋服を買い換えることが経済的にも合理的であるとは思えません。そこで「どの年代でも着まわし次第でいかようにも対応できる」最大公約数的なデザイン・形の白シャツを手に入れるのが最も賢いでしょう。

 

そういった普遍的でベーシックな白シャツは意外にも無印良品などで手に入れることができます。

 

 

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オーガニックコットン洗いざらしブロードシャツ 2,980円

 

本サイトでも以前解説した通りですが無印良品のブロードシャツはアパレル関係者も愛用するくらい、形・素材ともに非常にバランスがとれている名品です。シャツの形で最も注意してほしいのが「着丈」「袖の形」です。洋服の印象は先端で決まります。トップスならば首元・袖・裾(着丈)ですね。例えばいかにキュッと細い形のシャツなどであっても着丈が長いと「ルーズ」な印象になるものです。また袖も同じです。いくら身幅が細く着丈がジャストでも、袖が長く太ければ「ルーズで子供っぽい」印象になります。

 

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Photo by http://white.ap.teacup.com/iria/timg/middle_1260525649.jpg

 

オバQのハカセを思い出してください。この絵はよく見ると「袖が長い」ということが「ダボダボの服を着ている」という印象の要になっていることが分かります。袖はなるべく細く袖丈は長すぎないように、また着丈も長すぎず短すぎずを保つことそれが「良い形のシャツ」を選ぶポイントです。そして誰が着てもベストバランスになりやすいのがこの無印のシャツです。
某超有名デザイナーが制作に携わった過去もある無印の紳士服シャツシリーズ。何年も前から「無印のシャツは名作」と言われ続けています。白シャツ、手頃で良品を手に入れたいなら一度は試着して確認することをオススメします。

 

もちろんこれ以上のデザイン性を持った白シャツも存在しますし、これ以上のコスパ良い白シャツもあります。そういったより発展的な内容は毎週末のメルマガで語っていますので興味あればご登録してください。ただもちろんこの無印のシャツでも満足に足るアイテムのはずです。一度試してみて損なしです。

 

 

基本中の基本、スタイルUPにも最適なスキニー

 

このサイトで何度か語っていますが「黒スキニーデニム」これもまたメンズファッションにおいて10年以上愛されているベーシックアイテムです。

 

スラックスの様な細いシルエットや、シックな真っ黒の色を持つスキニーデニム。
本来カジュアルアイテムであるはずのデニムを、「シルエット」「カラー」の2側面をドレスに寄せている・・・ドレスとカジュアルの「ハイブリッドアイテム」がスキニーデニムです。それだけにカジュアルアイテムともドレスアイテムとも柔軟にバランスを取ってくれるのです。「何に合わせてもサマになる」の典型アイテムです。

 

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Photo by http://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2015/08/7062cc798625f5e5ee265c2e3dc839fe.jpg

カジュアルなTシャツなどと合わせればドレスライクな印象を支える役目として機能します。

 

他方ドレスライクなシャツなどと合わせればカジュアルライクなデニムとして少し崩した印象を与える役目を果たします。

 

何を合わせても「カジュアルすぎ」になりにくく、また何を合わせても「キメすぎ」になりにくい。
そんな万能アイテムがスキニーデニムです。

 

時代と共にディティールは少し変遷しており、

 

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Photo by http://www.rakuten.ne.jp/gold/blueaddict/denim/jbrand_910pure.jpg

例えば昔はギャランドゥが見えるくらいの思い切り浅い「ローライズ」などが流行ったり、

 

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Photo by http://shelter-tokyo.com/wp3/wp-content/uploads/2015/01/img60924833.jpg

そうかと思えばまた上が思い切り深い「サルエルスキニー」が流行ったりもしました。
時代の変遷によって様々ではありますが、何年も使うことを考えるなら、ハイでもローでもない「ミドルライズ」程度のスキニーデニムがオススメです。そしてそれは特別高みを望まなければユニクロで手に入れることができます。

 

 

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スキニーフィットテーパードジーンズ 3,990円

もちろんこれ以上に良い形のスキニーは山ほどありますが、アンダー1万円で手に入るものなら最強です。目立って悪い点もなく文句ナシに使えます。これを穿いてみて不満がもし出てきたら次のステップへと進めば良いと思いますが、これを使って「オシャレ」に見せることも簡単にできます。ので、まずはおさえておいて損ナシです。私ももちろん持っていますし、「オシャレ初心者」の方がまず何を買ったらいいか聞かれたら真っ先にコレをオススメします。

 

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なお現在も好評連載中、私が監修を務める漫画「服を着るならこんなふうに」でもオシャレに困った主人公祐介が一番始めに購入するのがこのアイテムです。この漫画ではまるでオシャレに興味のなかった(どころかコンプレックスを持っていた)主人公が、いかにして最短でオシャレに成長していくかを描いた物語です。本サイトの理論を漫画で読みやすく表現しています。

プチ情報ですが、実は作中に登場する洋服や小物など(メインキャラである妹・環が着ている服の細かい部分など)は全て実際のブランドやアイテムを参考にしたものです。「あれ?この服どこかで見たことある!」「このロゴどこだっけ?」「あ、ここあのお店だ!」なんて発見もあります。そんな楽しみ方もぜひ。

 

 

トレンドに左右されないアイテムは実は意外とある

 

今回は白シャツ、黒スキニーと定番どころを語りましたが、他にもトレンドに左右されにくいアイテムは山ほどあります。
例えばスニーカー。NIKEやadidasのスニーカーをチェックしている人はわかると思いますが、今発売している人気スニーカーの内、かなりの割合が80年代などにリリースされた名作の復刻品ばかりです。

 

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Photo by http://content.nike.com/content/dam/one-nike/en_us/season-2015-fl/Shop/Launch/7-25/Nike-Air-Max-95-OG-Medial.jpg.transform/default/image.jpg

例えばNIKEの「AIRMAXシリーズ」などは発売から10年以上経過していますが未だに大人気です。90年代のスニーカーブーム時に買ってしまっておいたものを引っ張り出して履いている人なども少なくないでしょう。

 

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Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/14830/adidasSuperstar80s_02.jpg

adidasのスーパースター・・・

 

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Photo by http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/hi-fine/cabinet/itempicture/converse/all-star_lea_hi_w_b.jpg

CONVERESEのオールスターなども廃れることなく、トレンドに左右されず、
いつまでもファッションの最前線で愛用できるものばかりです。

 

 

ミリタリーもそうですね。モッズコートやフランス軍のジャケットなどが「廃れたシーズン」なんて聞いたことがないくらいです。いつの時代でもどこかのブランドが必ず出しているくらい、永遠の定番と呼んでいいものばかりです。

 

そういった「普遍の定番アイテム」などを毎週末のメルマガでは「ファッション基礎講座」などの形をとり解説を進めています。興味ある方はぜひご登録ください。お金をかけてトレンドライクなものばかりを追いかけるだけがファッションではありません。ベーシックなアイテムを着まわしでそれっぽく見せることだって可能です。

 

 

 

 

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