スポンサーリンク
「今まで買った服をなんとか上手に着まわしたい・・・」
気持ちはめっっっちゃくちゃよく分かるんですけど、
コレ意識しすぎるのも困りモノですよ。
今日は断捨離的な内容です。
サンクコストとは?
Photo by http://serendipity-japan.com/wp-content/uploads/2014/05/sunkcost.jpg
「サンクコスト」という言葉を知っていますか?投資用語ですが、日本語に訳すと「埋没費用」です。
すでに支出されどのような意思決定をしても回収できない費用のことを「埋没費用」「サンクコスト」と呼びます。
ギャンブルなどではこの「サンクコスト」を意識して大失敗する方が多いでしょうね。
例えば競馬をして負けがかさんでいた時などは
「ここまでやったんだから勝つまでやめられない!!」なんて考えるでしょう。
これは典型的な「サンクコスト効果」と言われるものです。
冷静に考えてみれば「今まで使ったお金がいくらだろうが関係無い」わけですよね。
次のレースで勝つか負けるかは「あなたが今まで使ったお金の額とは何ら関係無い」と言えるわけです。
であるならば、「次やるかやらないか」「続けるか続けないか」はサンクコストを意識すべきではありません。
「負け続けているから引き下がれない」
という考え方は非合理的な判断です。
パソコンの修理などもそうですよね。
HDDが壊れた〜ファンが壊れた〜などパソコンは何かと金食い虫ですが・・・。
修理代を見てみると「あれ?これ買ったほうが早いじゃん」と思うことも多いわけです。
それなのに「サンクコスト」に引っ張られて「でもこのパソコンまだ買って1年しか経ってないんだから・・・今買い換えるのはもったいないし。修理して使ってみるか。」なんて思ったら非合理的です。
「サンクコスト」の例は日常生活で山ほどあります。
「つまらない映画を2時間見続けるか」などもそうですね。
「せっかく1800円払ったのだから・・・」とつまらない映画を我慢して最後まで観た経験はありませんか?経済合理的に考えたら「つまらない、もうダメだ」と思ったら席を立つのが正しいわけです。
何故ならば1800円はもう帰ってこないのだから。だったらつまらない映画に残り1時間費やすよりも、他のことをしたほうが合理的です。むしろ「他の面白いことで1時間満足できたかもしれない」という機会損失を生んでいるわけです。「つまらないと思ったら埋没費用を意識せずすぐやめる」、これは映画だけでなくあらゆるところでも使える真理です。
投資ではこのサンクコストによる心理的なハードルがかかり、冷静な判断を失い失敗する人が後を絶ちませんが・・・。投資の世界のみならず日常生活にもあらゆるところで同様の問題が隠れていることが、上の例からも理解頂けるかと思います。
そして「洋服」もそうです。
あなたはいつまで10年前に買った洋服の着こなし法を考えているのですか?
それは「サンクコスト」じゃありませんか??
サンクコストのせいでオシャレができない?
Photo by http://img.muji.net/img/item/4934761179797_19_400.jpg
もう説明せずとも上の問いかけだけで「ハッ!」とした人は多いでしょう。
「10万円も出した服だから、なんとか着まわしたい・・・」
「もうトレンドじゃないしオシャレに着るのは難しいってわかるけど、高かったものだから・・・」
「なんか全然似合わないけど、先月買ったばかりのものだから・・・」
なんて思うもの・・・皆さん誰もが一品くらいは持っているんじゃないですか?
もちろんそういった「難しいアイテムを試行錯誤する楽しさ」もあります。
「人が選ばないアイテムを上手に着た時の高揚感」も理解できます。
・・・しかしどうやっても上手くいかないのであれば、
さっさと他のアイテムに切り替えるのも時に大事ですよ。
10万円かかったものだろうが、
300円かかったものだろうが、
先月買ったばかりのものだろうが、
「今あなたがオシャレかどうか」には何ら影響を及ぼさないんです。
それらはすでに埋没費用、サンクコストですから。
10万円払った300円払った、そのお金はどうやっても返ってきません。
今あなたが判断すべきはそういった「過去取引の詳細を鑑みること」ではなく、
「今ある選択肢の中で最大限オシャレになる方法を採ること」なのです。
昔買った10万円の服が「どう着てもオシャレになれない」のならさっさと売ればいいんです。
んで自分が望む服をその金で買えばいいんです。
「もったいない」と思うかもしれませんが、そもそも払ったお金はもう戻ってこないのですから。
「もったいない」と思ってその服に縛られていること自体が「機会損失」なのですよ。
合理的な判断をするのならば、
買った時期、払ったお金に関係なく「使わない服は売る」方が良いのです。
大体心理的なものと異なり、服は「物」ですから。
物はあるだけでコストがかかります。
だって服を置いてある保管してあるその場所にも家賃の一部がかかっているわけでしょう。
「うちは実家だから」と言うかもしれませんが、
「機会損失」という意味でコストがかかっているわけです。
またそれ以外にも、
「使わないけど持ってるカーゴパンツ」がある状態だと
心理的に「新しいカーゴパンツを買えなくなる」ものです。
お店で良いカーゴパンツを見つけても
「そういえば家に着ていないカーゴがあるし・・・
あれなんとか活かせないかもうちょっと考えてみるか。」
なんて思って新しい服に手を出せなくなる心理的な障害が生まれます。
これも「使わない服を持っておくことによる機会損失」と言えるわけです。
極論ですが、オシャレじゃない人はこうして「オシャレになる選択肢」を
知らず知らずのうちに潰しているとも考えられるかもしれません。
「連続して2シーズン着なかった服は売る」
せめてそのくらいのルールは自分の中で作っておいた方が良いでしょう。
サンクコストにとらわれない合理的な選択を。
投資も日常生活も洋服も、意識してみましょう。
7000人以上が購読している日本最大の「おしゃれ」をマスターするメルマガ
毎週日曜日配信のメールマガジン「現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断」では、具体的なアイテムや着こなしまで指南した内容を毎週5万文字程度のボリュームで配信しています。
月540円で、雑誌などよりも遥かに具体的なファッション指示書が送られてきます。
想像してみてください。
周りの友人から「最近なんでそんなおしゃれになったの?」と言われているあなたを。洋服屋さんに入ってショップスタッフに話しかけられてもビクビク臆せず対応できるあなたを。普段なら気負う様な高級レストランでも彼女を堂々とエスコートできるあなたを。
それらが実現できるようにフルサポートするのがこのメルマガです。
ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
「まぐまぐ」様のメルマガランキングでは人気第3位となりました。(堀江貴文さんが第2位)
2014年、2015年部門別「まぐまぐ大賞」も受賞。なんと7000人以上の読者を抱えています。多くの方に支持され絶賛配信中です。
登録は上部メニュー「メールマガジンはこちら」から、もしくは下記リンクよりどうぞ。
「現役メンズバイヤーが教える洋服の着こなし&コーディネート診断」
スポンサーリンク