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あなたは「Tシャツであれば何でも同じ」「ニットであれば何でも同じ」と思っていないだろうか?今日は簡単に「おしゃれっぽく」見せることができるアイテムの選び方を一つだけお教えします。
「とろみ」のある服はドレスライク
レディースでは「とろみがある」という表現をよく耳にする。これはいわゆる「ドレープが出やすい」ことを指します。「ドレープ」とは洋服に出来る”ひだ”のこと。
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画像の様に光沢のあるぬめりのある表情のことです。これを「とろみがある」などと表現します。要するに「シワ」のことではあるのですが、同じシワでもデニムやチノパンツなどのシワとは比較すればまるで別種であることが分かります。
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グシャグシャと野暮ったいシワ感は「ドレープ」や「とろみ」とは言いません。デニムなどのシワは艶がなく乾いた風合いで土臭さを感じさせるカジュアルなものです。
この艶感のある「とろみがある」風合いの生地と、普通の乾いたようなドライな生地では同じ形、同じデザインであっても印象が驚く程異なります。
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文章や画像ではなかなか説明しにくい部分ではあるのですが、似たようなデザイン、似たような色でも「とろみ」があるかないかで印象は随分変わります。どちらが良く見えるでしょうか?どちらかというと「とろみ」がある方が大人っぽく洗練された風に感じるはずです。
これはスーツに端を発します。スーツに詳しい人ならば理解できますが、一般的にスーツは艶があるほど良いものとして重宝されます。高級スーツはわざわざ素材名を記す箇所に繊維の細さを表記したりします。これは繊維が細ければ細いほど、細い糸で光沢が生まれることを表しています。細い糸で作られたスーツは艶とぬめりがあり、高級スーツ特有の洗練された風合いを生み出します。
余談ですが繊維が細いほど当然耐久性は低くなります。つまりスーツは高級になればなるほど脆くなりやすいのが普通です。きちんとケアして使わなければすぐに生地がへたってしまいます。「高級スーツ」だけに金銭的にもあらゆる意味で「着こなせなければ」いけないのです。
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礼服などはとりわけ極端に艶のあるものを選びます。タキシードなどはシルクを混紡した特に艶のあるものを仕立てることが多いですね。「艶があるほどドレスライク」に見えるわけです。本KnowerMagでは「ドレスとカジュアルのバランス」というメンズファッションの原則を紹介しています。こちら未読の方はまずお読みください。本記事もこちらの理解を前提としています。
※「ドレスとカジュアルのバランス」について未読の方はこちらをお読みください
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
「ニットにデニム」と一口に言っても色々ある
全く同じ色、同じデザインのものであっても艶が入るだけで「ドレスライク」な印象になります。先ほどの例で挙げたTシャツもそうですね。ガサガサとしたドライな素材のコットンTシャツよりも、とろみのあるレーヨンなどを使ったTシャツの方が随分と大人っぽく見えたはずです。
ニットなども顕著です。細い糸で作られたハイゲージのニットは艶感たっぷりですが、太い糸で作られたローゲージのニットは艶感が少なくカジュアルな印象になりがちです。
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こちらがハイゲージニット。
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こちらがローゲージニット。見た目の印象は随分違うはずです。
1.デザイン
2.シルエット
3.カラー、素材
この3要素がドレスかカジュアルかを決定します。ファッションは難しいもので、例えばショップスタッフさんが「ニットにデニムでサラッと合わせて・・・」と口で説明しても「ニット」も「デニム」も非常に抽象化された言葉なワケです。艶のあるニットもあれば艶のないニットも存在します。
「言われた通りにやっているけど、どうもおしゃれになれない」
「雑誌に書いてある通りに実践したけど、イマイチパッとしない」
こんな悩みを抱える人は多いと思いますが、それは抽象化された言葉だけで理解し、具体的な段階まで理解を落とし込めていないから。もしくはショップスタッフが抽象度の高い言葉で説明し過ぎなためです。
写真だけで説明するのが難しい細いことなのですが・・・
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例えばこんな感じにデニムとニットを合わせたスタイル。ハイゲージの艶のある「ドレスライク」なニットだからこそ、デニムやスニーカーと合わせた時に「ドレスとカジュアルのバランス」が取れておしゃれに見えるわけです。
キメすぎでもなく、カジュアルすぎもしない。洗練されているけれど、適度に気が抜けた大人っぽいおしゃれが出来るわけです。
Photo by http://daigaku-fashion.com/wp-content/uploads/2014/04/サマーニット×デニム.jpg
しかし同じニットでもこんな風に粗い編み地の艶のないドライな表情のニットに、デニムも容赦なく色落ちしたカジュアルなものであれば・・・モデルさんならそれなりに見えますが、そうでない人が着ればなかなかサマには見えません。
一口に「ニットにデニムを合わせるのが良い」と言われてもそのバリエーションは多岐に渡ります。大きくは上述の3要素からドレスかカジュアルかが決定されます。「バランス」を意識しながら見極めてアイテムを使い分ける必要があるのです。
始めは艶のあるものを意識的に選ぼう
「そんなややこしいこと言われても分からないよ」
と思う人もいるでしょうが、一つアドバイスです。
一枚で着るもの、Tシャツやニットに関してはなるべく艶のあるものを選ぶと良いでしょう。するといつも穿いているデニムで合わせてもそれなりにサマに見えるものです。「ドレスとカジュアルのバランス」から考えればデニムはカジュアルアイテムですから、トップスはドレスに調節する必要があります。そこをドライなカジュアルな風合いのTシャツやニットではなかなかサマになりません。
多くの方はデニムやチノなどカジュアルなボトムスを選びがちですから、そこを利用したコツ、「一枚で着るトップスは艶のあるものを選ぶ」そう覚えておくと失敗が少なくなるでしょう。
例えばユニクロでニットを選ぶにしても・・・
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艶のないコットン素材のニットよりも・・・
Photo by http://im.uniqlo.com/images/jp/pc/goods/149116/item/08_149116.jpg
ウール素材の艶感のあるものを選ぶ方が良いでしょう。
もちろんだからといってラメが入った様な一昔の「ギャル男」さんの様な服を選んではいけません。過度な装飾ではなく、あくまで街で着て浮かない自然なものを選びましょう。
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