ユニクロでオシャレをする!

【全身ユニクロでオシャレは出来るのか?前編】インナーダウン・テーパードパンツ・スヌードの着こなし&流行の秘密

 

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本日は【特別企画】。
その名も…

「全身ユニクロでどこまでオシャレになれるか?」

試してみました。
今回はいつものKnowerMagとは少々違うノリでお届けいたします。

 

ユニクロで全身オシャレをしてみる

 

「MBさん!お金が無いのでユニクロ特集をお願いします!」
「全身ユニクロでもオシャレは出来るんでしょうか?」
「ユニクロのコーディネートは全部モデルを使っているから参考になりません!」

 

などなど。
KnowerMag始まって以来「ユニクロ特集をしてくれ」等のお問い合わせは沢山頂きました。
今回はそれらに応える形。
・・・その前にユニクロについて少し語りましょう。

 


UNIQLO Ximen, Taipei by ceciliohsieh

 

日本が誇るコストパフォーマンス最強ファストファッションブランド「ユニクロ」。
海外のH&MやZARAやFOREVER21などと比べ、ジャパンブランドらしく圧倒的な品質の良さを誇ります。
海外ファストファッションに比べるといささか「トレンド感」は劣るものの、
その分スタンダードで長く使いやすいものに特化してリリースを続けています。

 
 

国内市場はアメリカンカジュアルで席巻されている

 

KnowerMagでも何度か書いていますが、日本国内のメンズファッション市場は良くも悪くもアメリカの影響を大きく受けています。
デニム、チノパン、チェックシャツ、ワークブーツ、スニーカー…。
日本国内市場は「アメリカンカジュアル」を意識した着やすい物が多く、
ヨーロッパライクなドレスライクなアイテムはあまりありません。

 

何度も書いていますが、メンズファッションで最も重要なことは「ドレスとカジュアルのバランス」。
テーラードジャケット・ドレスシャツ・スラックス・レザーシューズは「ドレス」です。
スウェットパーカー・色落ちデニム・スニーカーは「カジュアル」です。

 

「ドレス」で固めたものはパーティースタイルやビジネススタイルにしか見えません。
キマッているかもしれませんが、それは「街着」としてのオシャレではありません。
「カジュアル」で固めたものはリラックスウェア、スポーツウェアなどにしか見えません。
楽かもしれませんが、誰もそれをオシャレとして認識しないでしょう。「普通」か「ルーズ」です。

 

その2軸、「ドレス」と「カジュアル」のバランスをとる事がオシャレの肝です。

緊張の中に弛緩を、ドレスの中にカジュアルを。上手く織り交ぜたものが「街着」の完成系です。

 

例えば先述のスタイルで言えば…
テーラードジャケット・ドレスシャツ・スラックス・レザーシューズの「ドレス」を
テーラードジャケット。Tシャツ・スラックス・スニーカーと「カジュアル」を織り交ぜる事で、
緊張感の中に余裕を与え「ドレス」でも「カジュアル」でもない、
街着としての「オシャレ」が完成します。

 

スウェットパーカー・色落ちデニム・スニーカーの「カジュアル」を
テーラードジャケット・スウェットパーカー・細身デニム・スニーカーと「ドレス」を織り交ぜる事で、
緊張感を織り交ぜる事が出来「ドレス」でも「カジュアル」でもない、
街着としての「オシャレ」が完成します。。

 
 

「オシャレ」とは上記の様なセオリーが長いファッションの歴史の中で構築されており、
それをただ実践するだけで、誰しもが「オシャレ」になれるものです。

外に出かける前に鏡の前に立って、「ドレスとカジュアルのバランス」を意識してみてください。
それだけであなたのスタイルは少し変わります。
それだけであなたの見た目の印象は変わります。

 
 

※未読の方は下記をご参照ください。
最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?

 
 

さて、少し話が逸れました。
前述の通り、日本がアメリカの影響を強く受けているせいか、国内市場は「アメリカンカジュアル」ほぼ一辺倒です。
男性のほとんどがデニムとスニーカーを愛用しています。
街着でスラックスを選ぶ人はほとんどいません。
(このあたりが日本人のオシャレを阻害しています。)

 

ユニクロもそんな日本市場を意識してか、ヨーロッパライクなものはあまり無く、
基本的にアメリカンカジュアルがベースとなっています。
デニムやスウェットなど着心地が良く、「誰もが着てそう」な普通のアイテムばかりです。

 

しかし近年は「スキニーデニムブーム」などを受けて、ヨーロッパライクな細身スタイルも打ち出す様になりました。
グッと細身のデニムはもちろん、綺麗な細身のドレスシャツや、艶のあるニットウェアなど。
万人には受けないのかそういったアイテムは「店舗限定商品」となっているものが多いですが、
ユニクロで使えるアイテムは徐々に増えてきた印象です。

 

しかしながら、いかに良質なオシャレアイテムが増えてきた、とは言え。
やはり万人向けにモノを作っているユニクロだけに、何も考えずに選べば、
「ただの普通の人」となってしまいます。オシャレには成り得ません。

 

そこで今回はユニクロの「正解」を教えるべく。
私と私のアシスタントの1名を引き連れてユニクロで全身コーディネートを実践してみた。
という訳です。

 

 

ユニクロでオシャレは出来るのか?

 

今回の条件はこちら。

1.トップス/ボトムスを使った全身コーディネートである
2.小物はユニクロ以外もOK
3.いかにオシャレか、を追求すること

 

 

「ユニクロでオシャレになれるか?」というお題ですが、
何も小物まで全てユニクロで固めないといけない!という訳ではありません(笑)
逆にそこまで縛り付ける必要もありませんから、小物はOKとしましょう。
特に靴に関してユニクロはほとんど生産していませんから、
「小物まで全て」というのはそもそも無理なのです。

 

なので上記条件でトップスボトムスを使った全身コーディネート、というところ。
ここからユニクロ内での私とアシスタントの会話です。

 

「インナーダウン」が流行した理由

 

アシ「あ…ウルトラライトダウン。この前MBさんメルマガに書いてましたよね。」

MB「うん。KnowerMagでも書いたよ。しかも随分前に。”インナーに入れると良い”って。」

アシ「ああ、そうだったかもしれませんね。読んでおきます。」

 

全くの余談ですが、この「ウルトラライトダウン」非常に良いです。
今年のメンズファッションのトレンドの一つに「インナーダウン」というものがあります。
インナーダウンとはその名の通り「中に着るダウン」のこと。

 

アウターの中に入れることで、アウターの防寒性を増す効果があるものです。
昨年2013年のメンズファッションのトレンドアウターは「チェスターコート」。
ダウンジャケットなどの防寒性重視のアウターではなく、ドレスライクな「チェスターコート」が流行しました。
どこのブランドも大量にリリースし(確かユニクロも出してました)、
多くの男性が購入したと思いますが…難点が一つ。「寒い」ということ。

 

特にダウンジャケットなどを着ていた人には防寒性の差は我慢しがたいものだったかもしれません。
物によりけりなのですが、ブランドによっては防寒性の高くない素材だったり、
裏地がついておらず冬使えないものだったり、というケースも。
生地密度の高い化学繊維などと比べて、天然素材であるウールはどうしても通気性があるもの。
(もちろん物によりますが)

 

今迄ダウンを愛用して着ていた人などは特に
「コートってこんなに寒いのかー!」と驚いたかもしれません。
東北など寒冷地にお住まいの方は尚更でしょう。

 

そこで今年は市場の不満に応えるべく、満を持してインナーダウンの登場です。
チェスターコートの中に入れれば防寒性は抜群に向上します。

「インナーダウン」というアイテム自体は何も今年から作られた訳ではなく、
昔からアウトドアウェアとして存在していました。
【mont-bel/モンベル】や【colombia/コロンビア】などのアウトドアメーカーでは継続リリースされており、
登山家などリアルに防寒性が必要な方にとっては必需品として認識されているでしょう。

 

基本的に薄手に作られておりアウターのシルエットを崩さない様に工夫されています。
その分通常のダウンジャケットよりは防寒性が落ちる場合も多いですが、

アウター+インナーダウン > ダウンジャケット単体

という図式が多いでしょうから、結果的には防寒性は抜群な訳です。

 

この「インナーダウン」。
防寒性以外のメリットが2つあります。

 

1.春や秋のアウターで越冬できる

「気に入って購入したけど…冬はさすがに無理だよな〜」
ていう秋アウターってありますよね?
インナーダウンがあればこういった「惜しい」防寒アウターでも冬を越すことができます。

 

結果的に冬スタイルの幅が大きく広がり、
「コート一着しか持ってないから冬はオシャレがつまらない…」
「コート何着も買うお金が無い…」

なんて悩みも解消される訳です。

 

私もウールの保温性の高いテーラードジャケットを持っているのですが、
やはり「ジャケット」ですから防寒性はたかが知れています。冬は無理です。
でも今年はインナーダウンを入れて冬用アウターとして活用しています。

 

2.カジュアルライクなインナーを作れる

チェスターとインナーダウンの相性が良いのは、防寒性の面だけでなく、これも理由の一つです。
「インナーダウン」は基本的に「カジュアル」な印象です。
防寒性を重視したモコモコとした風合いと、ナイロンの艶感。
「スポーティー」「アウトドアライク」な見た目になるので、
「ドレス」ではなく「カジュアル」なアイテムです。

 

チェスターコートのような「ドレス」アイテムのインナーとしては非常に適している訳です。
ロングコートの「ドレス感」をインナーダウンの「カジュアル感」で中和し、

前述の「ドレスとカジュアルのバランス」をとることが出来る訳です。

 

この様に毎年のトレンドアイテムにはしっかりと「意味」があり、
着こなしの正解は確かに存在するのです。
そういった意味でインナーダウンは非常にオススメ。

 

話を戻しますが、このユニクロのウルトラライトダウンは見た目もシンプルでユニクロ然としておらず、機能性も抜群。
また今年はシャツやタートルネックなどをレイヤード出来る「ノーカラー(襟無し)」タイプが発売されています。
非常にオシャレな見た目にもなりますので、チェスターコートなどを持っている人は是非、
ユニクロで試着してみてください。

 

 

…話が逸れまくりました。

 

「テーパードパンツ」は日本人のマストアイテム

 

 

MB「うーん・・・」

アシ「MBさん、こちらレディースですが…使えるんですか?」

MB「多分ね・・・。私、ちょっと試着してきます。」

 

 

ー試着後ー

 

アシ「え!?バッチリじゃないですか?凄い綺麗なテーパードシルエットですね!」

MB「基本的にレディースとメンズは身体のシルエットが違うからオススメできないんだけど。これは良いね。
これ”ルームウェア”だからウエストがゆったり出来ているんだよ。でも足首はレディースだから細い。
そうするとメンズが穿くと綺麗なテーパードシルエットになる訳です。」

アシ「なるほど…。」

 

またまた余談ですが。
「テーパードシルエット」はすっかりメンズの定番アイテムとなりました。
トレンドアイテムとして多く流通されはじめたのが一昨年から去年くらい。

 

一過性のものかと思いきや、来年度も各ブランド春夏でテーパードパンツを多くリリースしていました。

 

何より素晴らしいのは着心地の良さとシルエットの美しさ。
テーパードシルエットの多くは・・・

・股上が深い(ウエスト周りがゆったりしている)
・裾幅が細い(足元がスッキリしている)

というのが特徴。

 

スキニーパンツは股上が浅く、裾幅も細いシルエット。
全身をキュッと細く見せるスタイルな訳ですが、それだと着心地は失われてしまいます。

 

もちろんその分スキニーのシルエットは大変に美しいのですが、
テーパードパンツはスキニーのデメリットである着心地を解消してくれます。
ウエスト周りがゆったりしているため着心地は上々。
しかしながら、裾幅が細いためスキニー同様のスッキリとしたシルエットに見せてくれる訳です。

 

また股上が深くゆるいため、腰の位置がさとられにくいのもポイント。
普通に穿いていても
「腰穿きしているのかな?」
と思わせるようなシルエットに見えるため、必要以上に足が長く見えるのです。
(正確には長く見えるというか、長さが分かりにくいという感じ)

 

私に代表されるように胴長短足体型の日本人にはうってつけのパンツです。
ここまで市場で受け入れられるのには理由が有る訳ですね。
体型にマッチしているのです。

 

もちろんスキニーほど細く綺麗なスタイルとはなりませんが、
スキニーに少しルーズな印象を加えたようなテーパードパンツも素敵です。
万能すぎてスキニー一辺倒になりがちな方は、少し印象を買えるためにも
「テーパードパンツ」を自分のワードローブに組み込んでみてはどうでしょうか。

 

 

またまた話が逸れました…。

 

アイドルの写真から学ぶ「スヌード」のメリット

 

 

MB「おっ・・・」

アシ「MBさん、これもレディースですが・・・。」

MB「これは良いね。あなたも買いなさい。」

アシ「え?この前 僕ストール買ったばかりですよ?」

MB「でもほら安いから。使えるよ。買っておきなさいって。」

 

またまたまた余談ですが、「スヌード」。こちらも随分メンズ市場に定着しました。
元々海外などではあまり見られないアイテム「スヌード」。
日本市場独自の大きなトレンドの様です。

 

スヌードが市場に大変多く流通したのは去年くらいから。
(もちろんその前からありましたけどね)
これはチェスターコートのトレンドに合わせてリリースされています。

 

KnowerMagで以前に語ったこともありますが、
チェスターコートの難点は首元が寂しいというところ。

 

視覚効果の回を読んでいない方はまずこちらからどうぞ。
印象が激変する大判スヌードの着こなし方法!

 

「首や顔の近くに何かあると、小顔効果となり、全身のバランスが綺麗に見える」というもの。
これはアイドルの写真などに顕著です。
「AKB48」と画像検索して頂ければ分かりますが、
アイドルの写真などは決まって顔の近くでピースしたりしています。

 

これは「顔の近くに手があると視覚効果で小顔に見える」ということが分かっているor染み付いているからです。
女子高生に写真を求めても同じ様なポーズをしますね。
これは携帯電話の「写メ」が普及して、「自分を綺麗に見せる方法」が昔より発達したからかと思います。
彼女達は理屈は知らずとも、自分を良く見せる方法を理解できているのです。

 

ということは、逆も然りです。
「首回り顔周りに何も無いと、誤摩化しがきかない」という訳です。

 

洋服も襟や巻物があれば、視覚効果で全身のバランスを良く見せることができますが、
何も無いチェスターコートなどの場合は非常に寂しく、バランスが悪く見えてしまいます。

 

 

このように「スヌード」を巻くだけでそれらは改善されます。
視覚効果でバランスが綺麗に見え、いかにも「それっぽく」見せる事が出来る訳です。
(ちなみにこのスヌードは先程のユニクロのものです)

 

もちろん「ストール」や「マフラー」でも良いのですが、
それらは「巻き方」が存在します。
手軽に簡単に実践できる「スヌード」は重宝されるアイテムな訳です。

 
 

後半へ続く!

 

アシ「で、アイテムは決まりました?」

MB「そうだね。3アイテムくらいかな。OKです。」

 

という訳で随分長くなりましたので、今回はこれで終了。
後半へ続きます!

 

 

なお次回メールマガジンの内容は・・・

「10万円、5万円、3万円の価格帯別トータルコーディネート。なんと3万円で靴からアウターまで揃えます!」

をお届けします。
また、

「初心者大歓迎!ロングコートの歴史、着こなし方、着こなし難易度、オススメアイテムまで完全紹介!」

も同時にお届け。
次回メルマガは過去最大の文字数になる予定です。是非お楽しみに。

 

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