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肌寒くなってきたこの時期。
そろそろ「ニット」が欲しくなる時期ですね。
※今回の記事内容は2014年9月28日に配信したメルマガの一部を抜粋したものです。
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そもそも「ニット」とは?
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「ニット」と一口に言いますがそもそも「ニット」とは何でしょうか?実は「ニット」って大変に曖昧な表現なのです。そもそも「ニット」とは編み物のことを指します。それ以上に言葉の意味はありません。
よく言われるのが「カットソーとニットの違い」。
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カットソーは「カット(裁断)」と「ソー(縫製)」、生地をカットして縫い合わせたものが「カットソー」である、と。
一方ニットは「ニット(編み物)」、一本の糸で編み上げたものが「ニット」である、と。
このシンプルな説明で片付けば良いのですが、ニットであっても縫い合わせが存在するものもあります。
身頃から袖まで全て編み上げたものなら良いですが(昔のアニメとかでおばあちゃんが編んでるイメージ、あれを機械でやってる感じです)・・・。身頃と袖を別で編まれていて、袖部分で縫い合わせている(or接着してる)ものなども存在します。
「じゃあ、”ウール素材のトップス”がニットでしょ?」
と思うかもしれませんが、ウール素材のカットソーも存在しますし、コットン素材のニットも存在します。・・・そうなんです、「ニット」とは完璧な定義がしにくい曖昧なものなのです。言葉が曖昧である以上、私たちも曖昧にしか認識できません。なんとも説明が難しいものなのです。
しかしながら、ニットは部分的であるにせよ編まれた物を指すのは間違いありません。
一本の糸を編み込んで作るので大変な手間がかかります。昔のアニメでおばあちゃんが棒でニットを編んでる姿を想像してください。あれです。あれを機械でやっているイメージです。
カットソーは生地を切って縫製するものです。生地そのものも一本の糸ではなく複数の糸で構成されており「編まれている」訳ではありません。「切って縫う」というだけですので比較的簡単に製作できます。手間はかかりません。
素材を作る上の「手間」の問題もありニットはカットソーに比べてやや高価です。その分、高級感があり、カットソーに比べて密度が低い分伸縮性があります。
・・・曖昧な表現だけに説明が大変に難しいところですが、なんとなく「ニット」について理解できたでしょうか?ファッション用語は定義が曖昧なものが多いんですね。
ちなみに「コットン素材のニットもある」というくだりがありましたが、
冬用のウール(毛)のニット、
オールシーズン用のコットン(綿)のニット、
夏用のリネン(麻)のニット
などなど色々あります。素材だけでも一概に判断はできないのです。
「ニット」の種類
「ニット」と一口に表現しても色々な種類があります。とりわけ表現されるのが「ローゲージ」や「ハイゲージ」といった言葉。通販サイトなどを見て回っても
「クルーネックローゲージニット」
「Vネックハイゲージニット」
などなど。
「○○ゲージ」といった商品名がついているものが目立つと思います。「ゲージ」とはニットの編み目の密度を示すものです・・・と言っても分かりにくいですね。
誤解を恐れず超簡単に表現するならば、ローゲージは太い糸、ハイゲージは細い糸で編まれたもののことです。「ざっくりニット」という表現をよく耳にすると思いますが、これはローゲージニットのことです。カウチンニットなど、ざっくりとした編み目の粗いニットのことをローゲージと呼びます。
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こんな感じのイメージです。
「ハイゲージ」はその逆です。ローゲージが粗いニットであれば、ハイゲージは密度の高いニット。
Photo by http://shaker.nousaku.net/img/uploads/c23a7f81104c74108ffa16199f4aa503-580×385.jpg
こんな感じのイメージです。
「ハイゲージ」は「ファインゲージ」などとも表現します。また、ハイゲージとローゲージの中間は「ミドルゲージ」と表現します。
「ニット」はカジュアルアイテムなの?ドレスアイテムなの?
KnowerMagで語っている「ドレスとカジュアルのバランス」。メンズファッションの肝と言える考え方です。
「ニットはドレスアイテム?カジュアルアイテム?」
これは読者様は皆 疑問に思う事でしょう。問い合わせも同様の内容をよく見かけます。
※「ドレスとカジュアル」についてはこちらの記事をご参考ください。
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
先述の通りですが、「ニット」と一口に言っても様々です。ハイゲージもあればローゲージもあります。またデザインも様々なものがあります。一概に「ニットはドレスアイテムです」とはなかなか言いにくい、また「カットソーはカジュアルアイテムです」とも言いにくい。
Photo by http://blog.suit-select.jp/data/shinjuku/files/2011/10/2011-10-16211522.jpg
ただし、一般的にはシンプルなハイゲージのニットは「ドレス」アイテムに属しています。サラリーマンがシャツの上に防寒で着るようなイメージもありますよね?艶があって綺麗なニット、ドレスライクな印象です。ハイゲージのニットは基本「ドレス」と思って良いでしょう。(もちろんデザインやシルエットにも左右されますが、まずはそのような認識でOKです。)
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逆にローゲージのニットは基本的には「カジュアル」アイテムに属しています。こちらももちろんデザインやシルエットに左右されますが、一般的にローゲージニットと言うとアメカジライクなものが多く、カジュアルなアイテムが多いです。元々ドレス用としての素材でもありませんし、カジュアルアイテムとして認識して良いでしょう。
9月〜10月の着こなしポイント
この時期、多くの人が薄手のニット…つまりハイゲージのニットを欲しがります。ユニクロなどでもこのくらいの時期から本格的な展開が始まりますね。
着こなしのポイントとしては…8月までカットソー1枚で着てたスタイルを、ニットに切り替えるだけでももちろん良いです。とりわけ日本人はドレスライクに調整しなければなりませんから、シンプルなハイゲージニットを選ぶのが良いでしょう。カットソーよりもドレス感が高まります。
例えばスキニーデニムを合わせるとか。スラックスを合わせるならくるぶし丈のスラックスなどでソックスを見せるとか素足を見せるとか。スラックスと合わせてもオーバーサイズのニットでシルエットで「カジュアル要素」を入れるとか。そんな工夫をすると比較的簡単に「ドレスとカジュアルのバランス」が取れるでしょう。
要は「バランス」なのです。
「ハイゲージのニットがドレスアイテムだ」と分かってしまえば、あとはどこかでカジュアル化する要素を入れれば良いだけです。ちなみに私はハイゲージのニットにアンクル丈のスラックスを合わせるのが好みです。ご参考に。
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