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無地じゃないのに子供っぽくならないアイテム?
「なんか気が付いたらタンスの中が無地だらけだな・・・」
そんな人は大変多いと思います。「大人っぽさ」「使いやすさ」などを求めて洋服を買い集めていくと、どうしたって無地ばかりになってしまいます。もちろん無地が悪いこともないのですが・・・「おしゃれ」な印象よりも「地味」「無難」が先行してしまってはせっかくのコーディネートも台無しです。
日本人は胴長短足で顔が大きい幼稚体型、加えて顔つきも若く見られる童顔と「幼い印象」を生まれ持っています。雑誌でよく見かけるファッション広告は欧米人を使っていることがほとんど、今はユニクロですら欧米人モデルを多用しています。スラリと脚長で顔が小さく彫りの深い顔つきの欧米人・・・真似して同じ服装で整えてもそもそも持ってるものが違うのだから格好良くなるはずもありません。雑誌や商品写真は参考にならないものばかりです。
我々は未熟体型の日本人だからこそブランドが打ち出すものを「ローカライズ」する必要があります。それこそが「大人っぽさ」ですね。未熟な体型を、童顔を補うため「大人っぽさ」が日本人には必要です。
・・・しかしだからといって「無地」にばかりこだわりすぎると今度は「地味」という評価が待っている。このどうしようもないジレンマを解消する方法を「ああでもないこーでもない」と模索するのが「ファッションコーディネート」の真髄です。
そして「無地じゃないのに子供っぽくならないアイテム」は実はちゃんといくつか用意されています。
・・・そこで私は今年特におすすめしたいのが「チルデンニット」でございます。
今やフォーマルに片足突っ込んでいる「チルデンニット」
photo by http://blog.suit-select.jp/data/original/0/23/e51a2d58b77720ec62eac694d5d8852b11cdc316.jpg?1425620155
元々「チルデンニット」の由来はテニスプレーヤーのウィリアム=チルデンから。
写真の通りのデザインがチルデンニットの原型です。印象的なのは首元。シンプルな無地のVネックニットなのですが、首元にラインデザインが施されてあるのが特徴です。
photo by https://scdn.line-apps.com/stf/linenews-issue-1228/item-1160021/2d5a859dc32dc2a5cf20480eeaf5bd4956d80236.jpeg
ネット上の情報では「チルデンニットはスーツではNG」なんて記載もあったりしますが、実際はシンプルなものならスーツの中に着用されている方も多く決して違和感のある着こなしではありません。
もちろん本来のスーツスタイルとしては「無地ニット」の方が正統ですが、昨今の「ONカジュアル」の流れなども鑑みれば「チルデンニットをビジネススタイルで使ってもアリ」と言って良いでしょう。
実はそもそも歴史を振り返ればフォーマルの形は不変ではありません。実は元々現在のスーツは「カジュアル」に属するものでした。当時のフォーマルは「タキシード」が原型です。それが英国でタバコ文化が広まり座ってタバコを吸う際に「裾が長いタキシードでは邪魔だろう」と着丈を短めに直したのが今のスーツジャケットの始まりです。(いわゆる「スモーキングジャケット」です)だから本来「スーツ」は「簡略着」であり、正統なフォーマルでは無く当時としてはラフなカジュアル服だったのです。
時代が流れて徐々に価値観は変化していきます。それを現代では「トレンド」と表現するわけですが、フォーマルの世界も単一のものではありません。もちろんフォーマルは1年2年で変化するものではなく10年20年とかけてゆっくりと概念が変わっていくものです。だとすると昨今のクールビズの流れの中、「チルデンニットは絶対スーツで着ちゃいけない」なんて百科事典のような説明の仕方をすることが正しいとは私は思いません。ファッションはトレンドがある分、定義付けが困難であり、だからこそそうした書籍や資料などが皆無ですが(上記の様なトレンドを無視した杓子定規な百科事典ならあります)・・・このサイトでは少しでも現代の価値観に沿うリアルな情報を届けようと考えています。
大人っぽいけど装飾感がある
さて上記記事でも説明している通りメンズファッションで最も重要な原則は「ドレスとカジュアルのバランス」です。冒頭の通りですが、「大人っぽいドレス」を求めるとどうしても無地で地味になってしまう。スーツはご存知の通りモノトーン・シンプル・無地といった「地味」要素満載です。だからこそ大人っぽさがあるわけですが。
一方で「地味」から脱出しようと「カジュアル」に振ると今度は子供っぽさがついてくる。デニムにパーカーにTシャツに柄や色を駆使したカジュアルアイテムは確かに装飾性がありますが、どうしたってガキんちょ感が・・・。
このシーソーのようなトレードオフの関係を「崩してくれる」アイテムがたまーにあります。
例えばその一つが「チルデンニット」というわけです。
首元に装飾のあるチルデンニットならシンプルな着こなしでも地味な印象がありません。
「そんな首元だけで印象なんて変わるかよ」と思うかもしれませんが、実は首元は印象の要です。
この記事にも書いてありますが、首元はコーディネートの中で「最も」と言って良いくらい目立つ場所です。我々は立体的な世界に生きているため視線は均一に届きません。平面とは違い必ず「目立つ部分」と「目立たない部分」があります。コーディネートにおいてはそれを意識すると例えば「目立つ部分だけ高級品を使い、目立たない部分はテキトーにGUで」なんて選択もできるわけですが。
説明がくどくなるので省きますが(上記記事をご参考に)、顔に近い首回りはどうしても視線が届く場所です。みなさん人と話す時は顔周りをよく見ますよね?だからこそ「チルデンニット」なのですよ。
無地でも目立つ部分だけに装飾があるチルデンニット。でも全面的に柄がついているわけでもないし、素材はスーツでも活用されるニット。然して「大人っぽいけど装飾感がある」となるわけですね。
トレンド的にも「チルデンニット」がおすすめ
今年はシンプルすぎる服よりも「ほんの少しだけ装飾がある」スタイルの方が好まれます。
ユニクロ始めファストファッションがシンプルで格好良い洋服を大量に販売しているため、市場は飽和状態になっているのですね。「おしゃれ」とは皆と全く同じ服装をしていたのでは褒められないものです。皆と全く同じだとそもそも区別すらされないでしょ?「おしゃれだね」と言われるということは「その他大勢とどこかが違う」ということですから、差別化を考えなければいけません。
といってもデタラメに差別化して、色や柄などを多用しては上記の通り「子供っぽさ」がついてきてしまう。そこで「大人っぽいけど装飾がある」チルデンニットをおすすめしているわけ。トレンド的にも今年から「チルデンニット」を一枚持っておくのがオススメなのです。
photo by http://zozo.jp/shop/apartbylowrys/goods-sale/33183478/
女子でもチルデンニットは今年多め。
ZOZOなどをさがせば高いものから安いものまで山ほど出てくるでしょう。
今年無地ニットを一枚買い足すくらいなら、是非チルデンニットを手にしてみてください。
コートのインナーにいれても首元にデザインがあるので隠れずにしっかりと装飾を主張してくれます。
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私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
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