ニット編

メリノウールとラムウールの違いとは?ハイゲージとローゲージの差は?【ニットの基礎知識】

 

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一口にニットと言ってもたくさんの種類があってどれを買えばいいのか迷ってしまいませんか
エクストラファインメリノやカシミヤ、ラムウールの他にも、ローゲージやハイゲージなど・・・どれにどんな効果があって自分にはどれが合っているのかを見極めるのはなかなか難しいもの。
 

そこで今回はユニクロのニットを例にして、どのニットがどういう特性を持っているのか説明していきます。
 

最も高級感がある?!メリノウールの特徴とは?

 

まずユニクロのニットには大きく分けて3種類あります。
 

・エクストラファインメリノウール
・ラムウール
・カシミヤウール
 

この3つが定番であり何年も展開され続けていますが、ひとつずつ特徴とメリット・デメリットをご紹介しましょう。
 


<メリノウール>


 

まずメリノウールから。
メリノウールの特徴は、今回紹介する3つの中で一番ツヤが強いということ。
素材の良し悪しが分からないという方もいると思いますが、ものすごく簡単なので一つだけ覚えてみてください。
 

・ツヤがあるものが大人っぽくドレスライク
・シワがあるものがラフでカジュアル
 

素材にはこうした対立構造があります。
例えばドレスライクなスーツで使うアイテムはツヤを意識します。
スーツはわざわざ脆い素材を使ってまでツヤ感を出す。ネクタイはツヤのあるシルク素材を使う。シャツもツヤが一番強いブロード素材を使う。シューズは革靴を使い、すり減るくらいに磨いてツヤを出す。
このようにスーツで使うアイテムはすべてツヤが必ずセットになっているんです。
 

逆に普段着で使うカジュアルアイテムではシワをヨシとする傾向がある
デニムはツルッとしたものより、シワがついているものや色落ちしているものを「ヒゲ」や「アタリ」と呼んで珍重しますよね。
チノパンも同じくクシャクシャとしたシワ感がある。
あとは普段着で使うオックスフォードシャツは、シワがつきやすくアイロンをかけたりもしない。洗いざらしで少しシワが残っているくらいで着用するのが一般的です。
 

でもスーツのシャツは必ずアイロンをかけますよね。
このようにフォーマルというのは基本的にシワを嫌う傾向にあります。
 

素材については糸や加工など何もわからず良し悪しを見極められないという方も多いと思いますが「ツヤがあるものが大人っぽく高級感がある」「シワのあるものがカジュアルでラフな印象」この2つだけ覚えてみてください。
 


 

そしてこのエクストラファインメリノウールはユニクロのニットの中でも一番ツヤが強い。
つまり一番フォーマルで大人っぽく高級感があるのがメリノウールだと覚えればOKです。
 

「2,000~3,000円くらいでそんなに高そうに見えるならメリノウールを選べばいいじゃん」と思うかもしれませんが、メリノウールには同時にデメリットもあります。
どんな洋服にもメリットとデメリットが存在するのは当然のこと。
メリノウールのメリットは綺麗なツヤと高級感のある表情。
反面デメリットは薄いことです。
 

ツヤの出し方というのは、表面を加工したり細い糸を使ったりなど様々あります。
メリノウールの場合は後者で糸の細いを使っているため、素材自体が華奢でどうしても薄手になってしまうんですね。
なので真冬にこれ1枚でトップスとして使っているとちょっと肌寒く感じると思います。
メリノウールを真冬に着るなら、例えば中にヒートテックやシャツを入れて重ね着をしないと寒々しく見えるし実際寒い。
このようにメリノウールには保温性や防寒性という点にデメリットがあります
 

ただ保温性に関しては今言った通り重ね着でカバーできるし、むしろ私は当てはまるのですがあまりに厚手のニットだと室内に入ったときに汗だくになってしまう。
なので個人的には薄手のメリノウールがちょうど良く一番好み。
 

ただ人によって好みや防寒性の有無などがもちろんあるはず。
寒がりな方が高級感がほしいと思ってメリノウールを選ぶと「なんか薄手で寒いから冬に使えないな」という結果になるかもしれません。
この辺は本当に人それぞれなので、条件に合わせて選んでみてください。
 

寒い冬の強い味方!ラムウールの特性とは?

 


<ラムウール>


 

そして続いてはラムウール。
ラムウールの特徴については比較で話すとすごく簡単。
メリノウールのメリットはツヤがあること、デメリットは防寒性に乏しいことだと伝えました。
ラムウールの特性はその真逆。
メリットはとにかく生地に膨らみがあって暖かいこと
防寒性が高いので真冬に着ても全く問題ありません。寒がりの人もこれならOK。
 


 

ただしラムウールはその反面、太めの糸を使っていて生地に起毛感がありツヤに欠けるため、カジュアルな印象が強くなります
起毛感がありフワフワしているからすごく暖かいけれど、その分毛羽立ちがちょっと気になるというか、カジュアルでラフに感じてしまう。
なので高級感のある印象にしたいときはもちろんメリノウールが良いけれど、寒い日はラムウールを着るなど与えたい印象や特性に基づいて選ぶとうまく着こなせます。
 

一概にどちらが良い・悪いということはありませんが、見た目の印象として高級感があるのは間違いなくメリノウール。
ただ防寒性が高いのは間違いなくラムウールです。
 

このようにそれぞれに特性があるため、どちらをどんなときに使うのか、自分の着こなしにはどれが合っているのかを考えながら使ってみてください。
例えばスラックスやロングコートに合わせる場合は、それ以上大人っぽい印象にする必要がないからラムウールで暖かくする。
デニムやブルゾンを着るときはカジュアルでラフになりすぎるから、インナーはメリノウールでドレスライクにする。
防寒性と高級感、もしくはドレスライクとカジュアルライクを天秤にかけてどちらに比重をおくべきなのかを考えながら、適した方を選ぶと良いと思います。
 

良いとこ取り?!カシミヤの特性とは?

 


<カシミヤ>


 

そして3つ目の最後がカシミヤ。
カシミヤは極端に言うと、メリノウールとラムウールの良いとこ取りをしているニット
メリノウールほどではないけれどラムウールよりぐっとツヤ感がある。
けれどラムウールのような膨らみがあり防寒性が高いというのがカシミアの大きな特徴です。
 

「メリノウールは高級感があるけれど寒い。ラムウールは防寒性が高いけれどカジュアル。ならどっちも両立してるカシミヤを買えばいいじゃん」
と思うのは確かにその通りなのですが、もちろんここにもデメリットがあります。
カシミヤのデメリットは値段が高いこと
 

カシミヤはあのユニクロが頑張っても9,000円するんです。
カシミヤ100%のニットで9,000円という価格は、じつはかなりの価格破壊なのですが・・・そうは言っても9,000円以上下げられないのが現実。
なので他のブランドの多くはカシミヤブレンドのニットに力を入れています。
カシミヤを5%入るだけでもタッチが変わり風合いも綺麗になるんですね。
そんな中ユニクロは果敢にもカシミヤ100%で攻めていますが、それでも9,000円値段で落ち着いています。メリノウールとラムウール、どちらの良いところも取っているけれどその分値段が犠牲になっているわけですね。
 


 

というわけでメリノウール、ラムウール、カシミヤという3つの素材の特性を説明しました。
大人っぽく見せたいときはメリノウール。寒いときはラムウール。洋服にお金をかける余裕があればカシミヤ。そのように考えてOKです。
 

もちろんメリノウールにしか出せない風合いやラムにしか出せない色合いなどもあるので、防寒性を優先したいからラムウールを選べば良いという場面ばかりではないでしょう。
糸によって色の出方や風合いが全然違うので、メリノウールの風合いがどうしても好きとか、同じブルーでもカシミヤニットのブルーが良いという場合ももちろんあります。
 

ただ最もわかりやすいのは防寒性と大人っぽさ。この2つに尽きるので是非参考にしてみてください。
 

ニットで使われる「ゲージ」ってどういう意味?

 

続いてニットの種類について。ニットの種類にも大きく分けて
 

・ローゲージ
・ミドルゲージ
・ハイゲージ
 

の3つがあるのでそれぞれ説明していきます。
 

ニットは糸の太さや編み目の密度によって3種類に分類できます。
この3種はとても簡単に言うと「ざっくり度合い」の違い。
ニットに「ざっくり」という言葉はぴったりすぎるくらいマッチしていますが・・・一体誰が発明した言葉なんでしょうね。
 


<ハイゲージニット>

まずハイゲージとは糸が細くこまかな編み目でツルッとした風合いのもの
ニットというのはもちろん糸でできているわけですが、糸の一本一本がほぼ見えないくらい細かなものがハイゲージです。
 


<ローゲージニット>


 

そしてローゲージはパッと見で糸がわかるくらい大きくざっくりと編まれています
イメージとしては手編みで作ったマフラーやニットみたいな感じ。太めの毛糸で一本一本を編み込みますよね。


<ミドルゲージニット>


 

ミドルゲージはハイゲージとローゲージのちょうど中間くらいのものを指します。粗くもなく細くもないのがミドルゲージの特徴です。
 

それぞれの特性はとても簡単に説明できます。
粗編みであればあるほど、ローゲージに近くなればなるほどカジュアルになる
例えばアメカジでよく使われるカウチンセーターやフィッシャーマンズニットはすごく粗編みのローゲージですがかなりカジュアルな印象になります。
 

反対にスーツで使うニットは圧倒的にハイゲージが多い。ツヤ感が出て綺麗な印象になるんですね。
この辺りは先程説明したウール素材の違いと似ているのですが、ツヤがありツルッとしていて大人っぽくかっこいいけれど防寒性がちょっと足りない。
フィッシャーマンズセーターやカウチンセーターは本当に防寒性を意識したものなので分厚く暖かいけれど、その分カジュアルになる。
そしてこの中間を取っているのがミドルゲージです。
 

こうした知識を頭に入れておくと、例えば通販サイトでニットを探していて「ハイゲージ」「ミドルゲージ」「ローゲージ」という表記があったときに選択のポイントになります。
実際お店に行ってニットを見ると、知識がないままだとしても「これは大人っぽい印象だな」「これはカジュアルだな」と何となくわかる。
しかし何も知らないまま通販でニットを見ると、どこも写真に力を入れて綺麗に撮っているから、どれがどういう風合いなのかが画像だけではイマイチわからないことも多いんですね。
 

特にZOZOTOWNで販売しているブランドなどは、写真にものすごくこだわって加工もバリバリしてあるので実物の風合いがわかりづらい。
そんなときに知識がなく写真だけで選んだ結果、失敗することも割とあると思いますが・・・素材の名前と特性を覚えておくと審美眼が高まるので非常に便利です。
 

ただしもちろん一口にラムウールと言っても、ラムウール100%もあればラムブレンドもあるため、名前と特性が必ずしも一致するわけではありませんが・・・大まかに理解するとこういう特性があると覚えておいてもらい、買い物のときに参考にしてもらえればと思います。
 

今回はユニクロを例に挙げてご紹介したので、ユニクロでニットを買うときに今回紹介した知識があれば「こういうものを買いたい」と思っているときに失敗せず選べると思います。
是非参考にしてみてください。
 

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