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「めっちゃ惜しいよ!なんだよ!このパーツ!!」
「なんでこんな柄にするんだよ!無地作ってよ!!」
などなど。今日は「ユニクロさんお願いだから改良してください」企画。ユニクロで今期ラインナップしている物の中で「もう少しこうしたら最高なのに!」というアイテムをPICK UPしてみました。企画の方が見ていらっしゃったら是非ご対応頂きたいです。笑
カジュアルに寄せすぎ?ユニクロが作るMA-1
ウルトラライトダウンリブブルゾン(カモフラ)7,990円
なんだかんだで一昨年くらいから「トレンドになる」と言われ続けて早3年目。なかなか市場に浸透しきってない感のあるMA-1ですが、今年こそはと各ブランド「勝負MA-1」を並べてきており、いよいよ2015年秋冬こそは市場に浸透しそうな勢いを感じます。
MA-1がここまで市場に浸透しないのは理由があります。
http://carat-theater.com/wp-content/uploads/2013/10/tumblr_mts6zyNFEF1r5jwlho1_500.jpg
1つはチェスターコートが市場を席巻し過ぎたということ。3年くらい前からトレンドアウターとして注目されはじめたチェスターコート。(もちろんそのずっと前からアイテムとしては存在していましたが)
去年も「去年チェスターコートが散々売れたのだから、今年はいよいよミリタリー!MA-1が来るだろう!」とどのお店のバイヤーも思っていたでしょうが、蓋を開けてみればチェスターコートばかりが売れる売れる。一昨年で生産背景を整えたブランドも多く、去年は格安良品のチェスターコートなども出回りそれらが市場のトレンドに拍車をかけました。
チェスターコートがここまで流行った理由の一つに「簡単にサマに見える」というものがあると考えています。
「ロングコートは難しい」と考えている人も多いですが、実は着こなしも大して難しくなく、体型を見事に隠してくれるアイテム。何より私たち日本人にとって気になる箇所は「胴長短足」の体型。ロングコートは腰やお尻まですっぽりと隠してしまえるものです。足がどこから始まっているかがわかりにくく、脚の長さを誤魔化すことができるのです。
一方でMA-1などのショート丈アウターは腰の位置をくっきりと出してしまいます。脚の長さが丸わかりになってしまい胴長短足の体型を一切誤魔化せません。なおかつパンツがほとんどの割合で露出してしまうため、ウエスト周りやモモのシルエットなどまでが目についてしまい、「コーディネートに気が抜けない」というデメリットがあるのです。ここにもMA-1が市場に浸透しない理由があります。MA-1は丈が短く、野暮ったく見えるため試着してなかなか「コレ良い!」とならないのです。
チェスターコートなどのロング丈アウターは腰の位置も隠してくれて、かつパンツもウエストからモモあたりまではすっぽりと見えなくなります。その仕様も後押しして、「腰回りは楽チンだけど、裾周りはスキニー同様キレイ」なテーパードパンツも爆発的なヒットとなりました。(順序はどちらが先か曖昧ですが、相関関係があるのは事実でしょう)
ちなみに「去年ロングコート買ったけどなんかパッとしなかった」という人は
インナーの着丈に気をつけてみてください。
http://shopping.c.yimg.jp/lib/spu/spu12802_model03.jpg
「ロングコートが腰やお尻を隠し、体型をごまかしてくれる」と言っても、実はインナーに着丈の短いものを選んでしまうと、前から見た時だけは「腰の位置を逆に強調する」結果になることが多いです。
この写真のスタイルも腰のベルト近くまでしかインナーの丈が来ておらず、ロング丈のアウターと対比効果も生まれて余計に「インナーが寸足らず」に見えます。腰の位置もくっきりとわかってしまい、全く足の長さが誤魔化せていません。
もちろんこういった着こなしでも横や後ろ姿ならば問題はありません。インナーが見える前だけが問題です。同じような服装をして鏡で見て試してみてください。横を向いた時はかっこよく見えますが、
前から見ると「なんかパッとしない」
「店員さんと何かが違う」という印象になるはずです。
http://fashioncity.jp/pict/0000/0120/120400.pict
答えとしては簡単です。わずかで良いので着丈の長いインナーを選んでください。この写真はやや長すぎかもしれませんが、腰位置がすっぽり、お尻の大半が隠れるくらいだと理想的です。便利なのは「ラウンドカット」のニットやカットソーなどです。
http://image.rakuten.co.jp/vector-tedukayama/cabinet/07720150323/077-201503230704_1.jpg
前と後ろだけ丈が長い曲線を描いた形の「ラウンドカット」。今年はこの形がとても多く、選ぶには困らないでしょう。去年アウターの着こなしに失敗した方は是非ご参考に。
http://www.united-arrows.co.jp/outlet/blog/photo/121219osd2.jpg
それかインナーを見せないようにストールやマフラーを使うのも手ですね。
話を戻しましょう。ユニクロのMA-1です。このキルティングのMA−1、決して形は悪くありません。ややシャープな袖周りで不格好に見えがちなMA-1をキレイに仕上げています。
MA−1は元来ミリタリーのアウターです。元々の原型であるMA-1はオーバーコートとして羽織っているアウターの更に上から着用することも想定されているため、腕周りは太くシルエットは大きく作られています。それらを意識してややゆるめのシルエットで作るブランドも多く、ロングコートと違い試着して「あ!これ良い!」と単純に思えないようなものが目立ちます。また「ミリタリー」ということでワッペンやポケットディティールなどを必要以上に野暮ったく見せてしまう仕様のものもあり、
それらが「着にくさ」を際立たせてしまっています。
ところがこのユニクロのMA-1はシルエットはややシャープでキレイ。デザインもシンプルで悪くありません。
しかし残念なのが2点。なぜキルティングなのか。ダウンジャケットを彷彿とさせるキルティングのせいでカジュアルなデザインであるMA-1が更にカジュアルなイメージに拍車をかけています。メンズファッションは「ドレスとカジュアルのバランス」が重要です。未読の方はまず下記記事に目を通してから読み進めることを推奨します。メンズファッションの大原則が書いてあります。
※参考記事
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?
キルティングなどの仕様、カモフラなどの柄使いはカジュアルに属するものです。ドレスは礼服を考えればわかるとおり、シンプル、ツヤがある素材、シャープな形、モノトーンの配色などが要素です。その逆はカジュアルとなります。
MA-1はそもそもカジュアルなアウターなのだから、無地黒で良いんです。キルティングやカモ柄を加えなければ良いのです。カジュアルに舵取りしすぎて一気に安っぽいイメージになってしまっています。
またもう一点は「中綿が少なく薄っぺらい」印象が強いです。M−-1は上述のとおり元々ボリュームアウターですから、ここまでボリュームが少ないと他のMA-1を見ている人からは「なんかペラペラで安っぽいなあ」と思えてしまいます。インナーとして使うのなら良いのですが、アウターとしてはちょっと頼りなさすぎる印象です。
ボリュームをつけて無地黒にしてくれれば名作になりそうな予感。惜しいです。
オジサン臭が抜けきれない?ジャケット
ウールブレンドコンフォートジャケット(ツイード) 9,990円
これ着用すると分かりますが
ビックリするくらい形がキレイです。
ユニクロのジャケットって「ゆったり・もっさい・おじさんくさい」のがイメージですが、この肉厚ウールを使ったコンフォートジャケットは、ウールの肉厚感が功を奏してかかなり細身でスッキリと作られています。
だいたいユニクロの着用写真って・・・
「こんな風にならないよ!」
「どの日本人が着るとこんなにカッコよくなるんだよ!」
と突っ込みたくなるほど完成度の高いモデルばかりで、参考になりにくいのですが、これは写真通り非常にキレイなシルエットで着用できます。
ただ問題は色。どうしてこんなにオジサンくさい色を選んでしまうのか。なぜかこのウールブレンドコンフォートジャケットシリーズには「真っ黒」が存在しません。素材違いのジャケットならば展開があるのですが、そちらはややおじさんくさいシルエットになってしまいます。この素材が肉厚な分、細く見えるシリーズはなぜか黒が無い。ジャケットで一番使えるのは黒なんじゃないのか?謎です。
それでも若い方なら、インナーやボトムの色で洗練された印象に整えることも可能でしょうが、30代40代の我々中年男性が着用するとどうしても、この色と素材感というだけでイメージが「おじさん」に固定されてしまいがち。なかなかそのイメージを払拭はしにくいものです。
是非今からでも遅くありません。黒を作ってください。ユニクロさん。
失敗?成功?質を求めすぎたスニーカー
スリッポンスニーカー 2,990円
「ユニクロがまたシューズ市場に挑戦!」とこの春夏、ニュースとして多く取り上げられたユニクロスニーカー。物珍しさからもかなりの量が売れたとの噂ですが・・・その実内容はかなりガッカリでした。
確かにさすが「made by ユニクロ」。
品質の高さは到底2990円とは思えません。
1万円とっても良いくらいのこだわり様でした。コンバースのオールスターよろしくキャンバススニーカーは2シーズンも履きこめば簡単にソールとアッパーの継ぎ目が裂けてきます。オールスターを愛用した経験のある方の大半は身に覚えがあるでしょう。履いていたら、左右のソールの付け根がペラっと剥離したあの現象です。
http://im3-a.mbokimg.dena.ne.jp/0/7/880/378542880.4.jpg
これですね。ユニクロのスニーカーはガッチリと太いステッチをソールに施しており耐久性が驚くほど高い。これなら何年履いてもちょっとやそっとじゃソールが剥がれたりはしないでしょう。
また歩き心地も配慮して、1万円以上の高級スニーカーなどに見かける仕様「着脱式のウレタンインソール」を採用。クッション性が非常に高く、スポーツスニーカーさながらの着用感を実現しています。長時間の歩行でも疲れにくい仕様です。
その他、脱ぎ履きしやすいように間口を大きく広げたり、足の大きな人でも着用できるようにトゥ(つま先)が大きく楽な形になっていたり。とにかく細かい部分まで大変に作り込まれておりユニクロの本気を感じさせるのです。
しかしそれが仇となっており、形が非常にイマイチ。耐久性を意識するあまりソールはボテッと厚くなり、上述のとおりトゥは大きくワークブーツのようなボリューム感に。
足元や袖先などの「先端部分」は視線を集中させるポイントであるがために、全体の印象を左右する重要箇所となりえます。スニーカーや革靴など「合わせやすい」「サマに見えやすい」ものは基本的にソールが薄く、トゥが細く、シャープな形のものです。それは主張がないから。主張を無くし無駄にシューズが目立たないようにすることが肝要です。なぜならシューズに視線を必要以上に集めてしまえばシューズとパンツの境目がありありと目立ってしまいます。すると足の長さもありありと分かってしまうのです。
どこからがパンツで、どこからがシューズ。それをなるべく意識させないようにすることが体型隠しのポイントです。パンツとシューズの境界線を意識させにくい「シャープで薄いソールのシューズ」は自然と脚長に見せる視覚効果を発揮してくれるのです。
品質を重視するあまり、見た目のシャープさ使いやすさを失ってしまったユニクロスニーカー。果たしてこの秋冬のシューズ展開はあるのか・・・?今後に期待しましょう。
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