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MBが最近買ったもの
もーーいい加減冬物飽きた!!
と言う人は多いでしょう。
もちろん今からアウターを買うのは抵抗があるでしょうし・・・
既存のアウターの雰囲気を変えようと「ストール」を買うにしても今お店で並んでいるのは「ウール素材」などばかり。春先まで使えるものを探すのは少し骨が折れます。
ではせめてインナーを・・・と思うもののこちらもウール素材のものが多く春先まで使えるか心配。かといってコットン素材では防寒性がもっと心配。
さてでは今の時期に買うのは何が良いのか。
一つに「ワッフル素材」がオススメです。
私はこの時期よくありがちなのですが、「ワッフル素材」のカットソーに手を出すことが多いです。
「ワッフル素材」とは表面に「お菓子のワッフル」の様にボコボコと表情のついた素材のこと。ミリタリーウェアなどでもよく使われる「機能素材」です。
「機能素材」とは通常の素材よりも高機能で「防寒性」「着用快適性」などに富んでいるもののことを指しますが、ワッフル素材に関しては「高い防寒性」と「蒸れ防止」の2軸が挙げられます。
天然の機能素材である「ワッフル」
Photo by https://www.gore-tex.jp/assets/img/goretex-hang-tag.jpg
「防寒性」と「蒸れ防止」を両立したアイテムとしてはアウトドア製品などに多い「GORE-TEX」などが代表格。風や水の侵入を防いでくれて、かつ内部にたまる水蒸気などの蒸れは排出してくれる・・・現代テクノロジーで開発された機能素材です。今でこそ当たり前に使われるGORE-TEXですが開発される前はそれはもう大変だったそうです。
登山などのシーンにおいて雨や風を防ぐため「ゴム製品」などの合羽を着用するものの、どうしてもゴム製品など防水を高めてしまえば蒸れが発生します。蒸れが発生すると湿気が体温を奪っていきます、これが日常的なシーンなら「体温が下がり風邪をひく」程度で済むかもしれませんが山深いアウトドアシーンでは深刻な状況に陥ることも珍しくなかったそうです。
Photo by http://shop.vic2.jp/site_data/cabinet/023-92880-i01.jpg
「合羽」「雨合羽」と聞くと上の様なデザインを想像されるかと思います。裾に向けてふわりと広がるマント状のデザインが一般的ですね。このデザインにはきちんと理由があって、裾に向けて広げることで蒸れを解消するねらいがあるのです。ゴム製品の持つ最大のデメリットである「蒸れ」を少しでも解消するために大きく広がった裾で通気性を確保し、少しでも水分を外に逃がそうとする工夫の現れがこのデザインです。
今ではGORE-TEXがあるので問題ないですが、過去の歴史にはこういった大変な工夫があった様です。オイルを塗り込んで撥水性を良くしたりね・・・。
ただもちろん「GORE-TEX」も万能ではありません。デメリットがきちんとあります、それは「価格」です。高機能素材である代名詞「GORE-TEX」は値段がやはり高いもの。プロスペックのアウトドア品なら10万円以上することもあるのです。しかしその分着用感は最高。寒さをしのいでくれる上、電車ばバスの中でも汗をかきにくい。暖かい日差しが出るようになってくる春先でも問題なく使えるのがGORE-TEX品。一度買うとついついハマってしまうものです。最近では靴製品にGORE-TEXを使うことも多く見られる様になってきました。
話が少し逸れましたが「GORE-TEX」が科学の昨日素材なら、
「ワッフル製品」は天然の機能素材です。
肉感のある風合いは確かな防寒性を確保します。素材次第ではありますが薄手のウールニットならば厚手のコットンワッフル素材の方が暖かいことの方が多いくらい。ガッチリと肉感の強いワッフルは冬でも問題なくインナーに使えるものです。
またGORE-TEXの様に「蒸れ防止」も機能させます。生地表面の凹凸は肌に直接触れる面積を抑える効果があります。また肌と生地の間に空間を作ることで蒸れを素早く乾かせる機能があるもの。GORE-TEXの様な高い機能性は期待できなくとも日常でのシーンにおいてはこれでも十分すぎる機能性があります。またコットンによる天然繊維で特殊な作りでもないため価格も手頃。機能面も価格面も伴っていて嬉しい限りです。
Photo by http://www.rusk-store.com/photo/Charpentier1IMG_0950.JPG
またウール素材と違って「毛羽立ち感」がないため冬仕様という印象もありません。そのため春先の一枚着としても使えるもの。今から買ってもニットの様に「冬限定」ということもなく長期間着用できるので無駄がありません。
安価でかつ機能性を確保できるためミリタリーのアンダーウェアとしても活用されるのが「ワッフル素材」。この時期に手をだすならワッフル素材が一押しです。
またこうした「ファッションの答え」はミリタリーにあることが多いもの。
「ワッフル素材」などの機能的な意味でもそうですが、「デザイン」という意味でもミリタリーは有用。多くのブランドがミリタリー品から着想されてデザインを起こしています。それは世界的なブランドにおいてもそうでマルタンマルジェラやディオールなどでもミリタリーから着想されたものは大変多いもの。オシャレを志すにあたって「ミリタリー」は決して無視できない重要なカテゴリなのです。
そんなわけで来月2月のメルマガでは「ミリタリー品のオススメ特集」なども予定しています。ご期待ください。
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