アクセサリー編

【2017年メンズ流行のロングベルト】大人が選ぶべきはWEGOのガチャベルトではない。小物は「満足度の日割り計算」を意識しよう。

 

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巷では「ロングベルト」がトレンドとなっています。

 

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90年代ストリートファッショントレンドの中で注目されたロングベルト。
腰回りにだらりとルーズにベルトを垂らすスタイルです。

 

「ロングベルト??中学生が使うようなガチャガチャベルトでしょ??
大人はちょっとなあ・・・」

と思う人も少なくないでしょう。

 

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このベルトですね。ミリタリーなどで使われるガチャガチャと音がなるベルトのこと・
確かに中学生高校生御用達です。

 

ただこの春夏トレンドとなっている「ロングベルト」は決して日本発祥、中高生の若者トレンドなどではなく・・・海外コレクションなどでも支持されている「文脈のある流行」です。

 

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Photo by https://www.fashion-press.net/img/news/27831/lanvin_2017ss_007.jpg

 

今年ロングベルトで最も印象的だったのがLANVIN/ランバンのコレクション。
ほとんどのルックにおいて腰回りにロングベルトやアクセサリーが見られます。

 

昨今「シンプルisベスト」を信条としたトレンド「ノームコア」がそろそろ陰りを見せており、

ファッショントレンドはやや装飾性を好む方向へとシフトしています。

 

最近流行っているものを思い返して見てましょう。

ワイドパンツ
ベロア素材
サーモンピンク
ビッグシルエット

 

どれもこれも全て「ノームコア」である「シンプル」「普通の着こなし」などとは相反する刺激的なものばかりです。ロングベルトトレンドも「シンプルな着こなしに少し印象を与える刺激物」として評価されています。

 

 

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「トレンド」については過去に何度か語っていますが要するに「差別化の波」こそがトレンドです。周りの人と違う状態であるからこそ「あの人はオシャレだ」と区別されるわけですね。周りとまるで同じでは評価されるわけがありません。オシャレとは「差別化の賜物」です。

 

しかし当然ですが全く異なる明後日の方向に向けたファッションでは「理解不能」となります。おしゃれとは「大多数の人と異なる差別化」ではありますが、評価するのは「差別化されていない大多数の人間」なのです。ここにとても難しいポイントがあります。

 

要するに「周りの人が理解できる範囲で差別化しなくてはいけない」のがおしゃれに求められる命題です。

まったくの理解不能なスタイルを求めると原宿の竹下通りにいるようなカラフルで奇抜な服装になってしまいます。あれはあれで一つの文化だと思いますが、「周りから褒められるオシャレ」という意味では難しいでしょう。

 

この様な構造になっている故に差別化は「波の様な揺らぎ」で表出します。これがトレンドです。

 

上の図の通りですが、マス層において「クルーネック」が普及したら、おしゃれ層はわずかな差別化を求めて胸の詰まった「クルーネック」から徐々に胸の開いた「Vネック」などを求め始めます。理解できる範疇の中で他の人がしていないおしゃれを求めるのです。(もちろんそこには定理や法則が生きています。それは毎度このKnowerMagやメルマガで語っている通りです。)

 

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それがいわゆる「トレンド(流行)」となります。上級おしゃれな人の着こなしを見た中級おしゃれの人が「Vネック」を真似しはじめていずれマス層まで落ちます。すると「トレンド」は「当たり前」となるため、次のトレンドがまた生まれ始める・・・というスパイラルです。
アーリーアダプター・レイトマジョリティーの構造です。イノベーター理論で言うところの「普及曲線」です。

 

ちなみに「トレンド」として認識されているものは「普及していない状態」です。

多くの人がなんとなく誤解していることですが「トレンド」「流行」は「まだ普及していない」から取り上げられているわけです。ファッショントレンドはまさにそうです。「ワイドパンツが流行っている」と昨今よく言いますが渋谷を歩いて見てワイドパンツを履いている男性はほとんど見かけません。だからこそ「トレンド」なのです。トレンドとは差別化の最先鋒であり「取り入れれば他と異なりオシャレに成り得る一つの要素」として考えられるものです。マス層まで落ちてしまえばそれは「トレンド」ではなく「定着」です。

 

「流行り物を追いかけるのって皆と同じみたいで格好悪い」と考えるのは大きな勘違いなのです。

「皆と違う」のが「流行」なのです。言葉の意味としては矛盾していますが、トレンドの実情は多くがそうです。

 

 

「ガチャベルト」のトレンドではない!!

 

さてロングベルトですが、シンプルなスタイルに刺激を与えるという意味において大変効果的です。春夏はとかくワンツーコーデ(トップス1枚・ボトムス1枚の最小単位コーディネートのこと)になりがち。小物があることで「脱ノームコア」が図れます。

 

ですので私の様な三十路中盤を超えた大人なども是非取り入れてほしいのですが・・・

 

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どうも市場では「ガチャベルトのトレンド」であると勘違いされています。

確かに海外コレクションを見てもロングベルトはトレンドですが、何も「ガチャベルトがおすすめ」と言っているわけではありません。

 

ガチャベルトは昔からあるものでコストも安いもの。100円程度から作れてしまうので超手頃な商品が多いです。そのため多くの人が「これなら買ってもいいか」とガチャベルトに手を出して、日本では「ロングベルトトレンド」ではなく「ガチャベルトトレンド」となっています。WEGOあたりが仕掛けてますね。

 

ただ大人だと中学生が使うようなガチャベルトには少し抵抗もあるでしょう。
そこであまり注目されていませんが「大人が使えるロングベルト」を私はおすすめしています。

 

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Photo by http://fsimg.birdseye.ne.jp/fs2cabinet/101/1012628/1012628-m-01-dl.jpg

 

例えば同じロングベルトでも海外ブランドのごとく「レザー」をチョイスしてみましょう。
ガチャベルトばかりが目につきますがちゃんと探せば「レザーロングベルト」はちゃんと市場にあります。

 

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Photo by http://fsimg.birdseye.ne.jp/fs2cabinet/101/1012628/1012628-s-01-dl.jpg

 

ほら。これなら大人でもイケそうでしょ?

 

それと画像のベルト部分を指で隠して印象の変化を確かめてみてください。

 

・・・ね?ベルトがないと「おしゃれだけど地味」な印象となるでしょう。

シンプル全盛でノームコアはすっかり「マス」まで落ちてしまいました。
だからこそ今は「オシャレなバランス、着こなし」に加えて「脱地味、脱ノームコア」を意識しなければならないのです。そうしないと「差別化」が進まないのです。このあたりはメルマガで毎週語っている通りですね。

オシャレの法則・定理を意識した着こなしに加えて「脱地味」を意識しなければ2017年のトレンドの中で「おしゃれ」だとはなかなか認識されにくいのです。

 

その最も簡単で手頃なものがロングベルトです。
「レザーだと高いんじゃない?」と思うかもしれませんが、大丈夫。たかがベルトですから値段なんて知れてます。しかもすぐにダメになるものじゃありませんから、5年・・・下手すりゃ10年使えます。壊れやすい1000円のガチャベルトを1年で捨てるよりも、大人っぽい1万円くらいのレザーベルトを10年使った方が「満足度の日割り計算」では有益でしょ?

 

私はアパレルはユニクロでも十分にオシャレができると思っていますが・・・メンズ小物はどうせ長く使う物が多いのだからお金を少しだけかけるべきと前から主張しています。「満足度の日割り計算」を意識すると小物はちょっぴりお金をかけた方が賢いですよ。

 

 

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Photo by http://kikunobu.jp/wp/wp-content/uploads/P1390003-1.jpg

 

レザーじゃなくてナイロンなどでも良品はあります。
メルマガではブランドやアイテム名など毎週いくつも紹介していますが、たまにはこのKnowerMagでもブランド名出しましょうか。私が愛用しているこちらは「NL/ニール」というブランドのナイロンベルトです。

 

レザーとナイロンのコンビですがイタリアンレザー・イタリアンナイロンの素材を使っており、「ガチャベルト」みたいな安っぽさはありません。

 

「ナイロン」という言葉を聞いて条件反射的に「安物」と思う人も多いでしょうが
実は「ナイロン」という素材は一種類ではなく千差万別様々なものがあるのです。

 

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Photo by http://blog.glober.jp/wordpress/wp-content/uploads/limonta.jpg

 

PRADAが使うナイロンとして知られる「リモンタ社」のナイロンはまるでレザーのような深いツヤ感があります。ビジネスマンなら「フェリージ」などのブリーフケースが人気。カバン屋さんには結構な割合で取り扱いがあるので是非見てください。ナイロンでも「レザー並みに高級感ある風合い」もあるのです。

 

ニールのナイロンも同じように艶のある高級感ある素材。
「ロングベルト?ガチャベルトでいいや!安いし!!」
と思うのも結構なのですが、ニールのベルトでも6000-7000円程度のものです。
ちょっとお金を出すだけで耐久性も違うし、満足度も全く違います。

 

ロングベルトトレンド、若者だけに与えておくのは勿体無い。
でも大人は「ちょっと素材に凝った安っぽく見えないもの」を取り入れてみましょう。

 

それだけでいつもの「黒パン・白シャツ」のベーシックスタイルが一気に生まれ変わるものですよ。

 

 

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