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服を着るならこんな風に最新話が更新されました。
今回は作中でてくる商品のリンクもつけて補足解説を進めていきます。
ハイエンドもローエンドも一気に学べる銀座!!
今回は環と祐介に加えて奈那も同行、3人で銀座に向かいます。
銀座は面白い土地になりました。フェンディディオールサンローランと名だたる世界のハイブランドが入るGINZASIXの目の前にユニクロ&GUがあるのだから、HIGH&LOWが一気に楽しめます。少しマニアックなブランドを見たければちょっと歩くと有楽町には阪急MENSもある。GINZASIX以前は私は新宿率高めでしたが、最近は銀座率が高くなりました。ファストファッションもデザイナーズブランドもハイブランドも一気に見れる銀ブラがお気に入りです。
3人はGINZASIXにて様々なアイテムを見て回ります。ハイブランドはマルジェラ、クラシカルな老舗はバブアー、現代的なデザイナーズはソフ以上の3店舗からピックさせていただきました。服着るは一貫して昔からそうですが全て実在するアイテムです。(というか細かく環や祐介が着用しているのも全て実際にある服をコーディネートして組んでいます)
ネタのようなマルジェラのツートーントレンチも実在します。
私はこんな風に着用していますが・・・もちろん「これを買わなきゃおしゃれになれない」みたいなモノではないのでご心配なく。
ここで紹介したものはどれも値が張るものばかりですが、後述しますが私は「高級品を買わなければおしゃれになれない」とは微塵も思っておりません。ユニクロでもGUでもおしゃれになることは十二分に可能です。それも街ですれ違った人が「あの人おしゃれだね」と噂するくらいのおしゃれでもファストファッションで可能です。
・・・ただ同時に「高級品は完全に無視すべき」とも思っていません。
何も知らない幼稚な味覚では「うに」を美味しいとは思えません。「なんじゃこのぐにょぐにょした気持ち悪い物体は・・・」と思うだけでしょう。ところがある程度食事を重ねて甘い・しょっぱいなどの単純な言葉では説明できない「甘いようなしょっぱいような辛いような・・・」味の複雑性を理解した上で「うに」を食べれば「なんだこれ!!美味しい!!」と思えるものです。(もちろん好き嫌いはありますけどね笑)
味覚と同じで何のリテラシーもないままユニクロに行っても「良し悪し」を知ることはできません。また「トレンド」に合致したものを探すこともできないし、「美しいシルエット」にするためのサイズ選びも不可能です。私はそのためにブランドを見る必要があるとは思っています。
デザイナーが心血注いで学び努力し知見を得て一枚の洋服に集約した「ブランド品」。安いもので十分だと言うのは簡単ですが、ファッションとは文化です。文化は間口は広くても奥は深いものです。お絵かきは誰でも出来ますが、その実とてもとても奥が深く追求すべき価値のあるものです。
安いものでもおしゃれはできます、しかしそれは知見やリテラシーがあるからこそです。高級品は買わなくても良いです、ただ見ることだけは半年に一度でも良いからしてみてください。ウインドーショッピングでも構いません。そこで触れた素材、着用感、デザイン性、シルエット、そうした微細な気づきがあなたの審美眼を養ってくれます。ユニクロの中であなたが選ぶべきデザインを、選ぶべきサイズを、選ぶべき色を、選ぶべき組み合わせを教えてくれます。なぜならブランド品は知見の集合体だから。GINZASIXで高級品を見て学び、ユニクロで服を買う。それでも良いので是非たまに良いものを見て目を養ってみてください。
接客が心配でしょうが、高級品の接客は三流店と違います。「押し売り」なんてしてきませんし、「客の差別」もしません。むしろ安心して試着してみてください。
GINZASIXを見てから他のお店に行くとやたらと値段が安く感じる不思議。
3人はそのまま向かいのユニクロGUへと向かいます。
ユニクロGU今年のおすすめ
というわけで3人はユニクロGUを見て回ります。
このニット、マジでおすすめ。私はこちら全色買っちゃいました。
これ1990円の風合いじゃないですよ・・・最近寒くなってから毎日着用しています。「手洗いのみ」って書いてあるけど洗濯機で洗っても全く問題ないタフさも魅力。本当に助かります。インスタでも話題の品、女子が好んで買ってる様です。
ざっくり系のローゲージニットは値段が張るものが多く困りもの。ところが安物だとアクリルの風合いが強過ぎて安っぽい「テカり」が目立ちます。このGUのニットは1990円でウールブレンド、アクリルは入っているものの安っぽい風合いがなくウール100の高級品と比べても見劣りしません。このへんの「ウールの風合い」も高級品を見ていれば理解できるようになります。「GUなのにこの風合いはすごい!!」とすぐに気がつくことができる。高級品を買う必要はないけれど、定期的に見て審美眼を養っておくリテラシーは欲しいところですね。
こちらのフェイクレザーローファーはもう2年前からおすすめし続けています。スエード調のフェイクレザーでかなり風合いがリアル。本革のシューズは魅力はあるもののどうしても値段が高いのがネック。これを買って我慢してお金を貯めて来年は本革を買う、なんてのも良い選択でしょう。フォルムも綺麗でデザインもシンプル、私もよく使っています。
量販店のレザーシューズはどうしてもあーだこーだとデザインを入れ過ぎてしまうもの。変なベルトがついてたり、変なスタッズが入ってたり、変な加工がされていたり。GUのものは極めてシンプルにスタンダードに作っています。それだけに長く使えるでしょう。もちろん本革に比べるとはき心地も耐久性も劣りますが値段を考えればこれで十分。
「本革っぽい」ってのも素材の審美眼がないと気が付けないことですね。高級品を見ているから「これでいいじゃん」と思えるわけで。
これ今年のユニクロ、一番の名作かもしれません。見た目はウールライクなんだけど化学繊維なのでイージーケア。シワにもなりにくいしウールのようにテカりもでない。よく製品開発したなあと思います。シルエットも日本人のずん胴体型に合わせた形。ウエスト周りは少しゆったり、裾はキュッと細いテーパード型(裾に向かって徐々に細くなる形のこと)。はき心地は楽チンなのに見た目はすっきり細身に見えます。視線が集まりやすい裾部分だけ細くしている絶妙な形がなせるワザです。
これも「ウールライクな風合い」って高級ウールを見ているからこそわかるワケですね。
そして例のごとく上で紹介したアイテムは全てメルマガなどでも着こなし提案をしています。興味ある方は是非メルマガもチェックしてみてください。
「ブランド品はぼったくり」なのか?
最後はちょっと高級品に対する知見を語ります。
祐介が語っている通りですが、服を「布と糸だけなのに高い」とするのは、気持ちは理解できるのですがあまりにもデザイナーがかわいそうです。海外のハイエンドなデザイナーたちは過去の系譜や自身の知見だけでなく、建築学や社会学などあらゆる知識を総動員させて服を作ります。そうした工夫や苦労の中でできるクリエイティブの塊が「ブランド品」となるのです。
それを「布と糸」という原価だけで考えてしまうのは文化への冒涜ではないかと私は思います。(でも気持ちは理解できるんです。。。!!)本を「インクと紙だけなのに1500円なんてぼったくりだ!」とは誰も言いません。ひとえにこれは「教育の問題」かなと思います。
日本ではまだまだ洋服に対する文化が浅い。それだけにこうしたデザイナーの努力や工夫が肌に感じられないことがあると思います。しかし学べば学ぶほどデザイナー達は血のにじむ努力をして洋服を作り出しています。もちろんファストファッションはまた別軸で努力の結晶だとも思いますが、トレンドを作っている価値観を作り出しているトップランナー達の努力も少し意識してほしい。私はメルマガやそれに付随する活動の中でこうした文化の啓蒙が出来ればと思っております。
そして奈那の「正解はない」というコマで次回へ続く・・・。
次回お楽しみに。
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試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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