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何故おしゃれの評価は変化するのか
オシャレとは絶対的なものではありません。
法則や定理となる「幹」の部分はもちろん変わりませんが、細かい「枝」の部分は往々にして変化します。
「幹」の部分だけ理解すれば「最低限どの時代も周りと比べて普通以上にはオシャレになれる」というベーシックな服装を永続的に実践することは可能です。しかし「あの人おしゃれだね」「格好良いね」と言われるような際立ったオシャレを実践するには「トレンド」という「枝」を認識しなければなりません。
つまり5年前は「おしゃれだね」と褒められていた服装が、今は「普通」となることもあるのです。こうした「トレンド」がオシャレには存在します。
何故オシャレは常に変化を続けるのか。評価基準が一定ではないのか。
それは「差別化」が根底にあるからです。
以前も解説した通り、「周りと違うから」オシャレだと認められるわけです。と言ってもでたらめに差別化すれば良いというわけでもありません。周りとの違いだけを求めてでたらめなコーディネートをしても「おしゃれだ」と評価はされないでしょう。
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どんなものでも「差別化」とはルールに基づくものです。
例えば仕事もそうですね。他人よりも営業成績を出したいとする人は当然「周りと違う行動」を求めるでしょう。結果と行動は一つながりとなっています。差別化の行動ができているから差別化された結果が生まれます。しかしだからといって「でたらめな営業」をしても結果は生まれないでしょう?営業相手のウケがよくなるように、反応率が上がる様に一定の法則や定理のもと差別化された行動を起こすからこそ結果が生まれるのです。
ファッションも同じです。「ファッションは自由」ではありません、客観的な見た目におけるファッションにおいてはルールがあり定理があるもの。「不自由」なものの中でこそ生きています。人が見た目で判断するものですから法則があってしかるべき。その法則の中で差別化することが求められるからこそ、工夫の仕様があり面白いのです。「自由」というさも綺麗であるかの様な言葉こそが実はファッション文化を後退させているものなのです。
さてそうした差別化は波となり、トレンドとして形成されます。
例えば「首元をクルーネックにする」という差別化がトレンドとなると、そのトレンドは徐々にマス層に向けて拡散します。オシャレな人がまずクルーネックを着る。それを見てフォロワーが真似をする。そうして時間をかけて徐々に広まっていき、いずれはマックハウスやしまむらなどの量販店でも見られる様になっていきます。こうなると先端にいるファッション感度の高い人は次のトレンド、「次の差別化」へと移行します。例えば「次はVネックかな」と。
この様に「差別化」が前提にある以上、おしゃれの評価基準は一定ではありません。
もちろんルールや定理といった「大原則」となる部分は不変ですが、それに追随する「枝」の部分は変わって行くのです。上の例えで言えば「クルーネック」と「Vネック」ですね。
2017年以降おしゃれの評価基準は変わって行く
さて2017年度になり長らく続いた「ノームコア」は終わりを迎えつつあります。
※参考記事
「ノームコア」とは?一体どこから来たのか?デニムを穿けばいいの?着こなしは?2015年春夏メンズファッショントレンドを徹底解説!!
こうした白Tシャツに黒スキニーなどのシンプルスタンダードな服装は不変的な定理法則に基づくものでありおよそ10年廃れることのないスタイルでしょう。
しかしこれが「際立ったオシャレとなるか」と言われるとそれは怪しいもの。スタンダードは平均点ちょい上くらいには成り得るでしょうが、そこから先に進むこと・・・
例えば「職場で一番」「学校の中で一番」などのオシャレを目指すのであれば・・・2017年以降は難しくなるでしょう。
私が毎週配信しているメルマガでは実はここ半年から数ヶ月かけて「脱ノームコア」を裏テーマとして掲げていました。
ここ数ヶ月のメルマガの最頻出単語は「脱地味」だったはずです。
賢明な読者さんはお気づきかもしれません。
色や柄やシルエットやアクセサリー使いなどで「いかにしてスタンダードを脱するか」を刷り込む様にメルマガを書いてきました。冬から春にかけての衣替えシーズンを狙って。それは何故か。2017年度以降トレンドは「脱ノームコア」が強まっていくため、今ここで意識を変えておかないと読者さんが「際立ったオシャレ」とならないからです。
考えてみれば「脱ノームコア」の流れは今のあらゆるトレンドに形として現れています。
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柄や色を好む「タッキートレンド」は装飾性の最たるものです。
画像でもボーダーとストライプを組み合わせたり、派手な柄使いをしています。
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シンプルではなくインパクトを好む「ビッグシルエットトレンド」も脱ノームコアの急先鋒でしょう。
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「ズラして着る」「中途半端にタックインする」などの「ギークトレンド」もまた同じです。
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今年のトレンドカラーはメンズは「ピンク」。無地やモノトーンが好まれてきたノームコアのアンチテーゼとも言えます。
大きな流れとしての「脱ノームコア」があり、それが「ギーク」「タッキー」「ビッグサイズ」など形を変えて表に現れているわけですね。
2017年以降はズバリこうした「装飾性」を意識しなければいけません。際立ったオシャレを作ろうと思うのなら、「すごいオシャレだね」「格好良いね」と褒められたいと思うのならば、スタンダードだけでは不満足となるでしょう。
3月5日のメールマガジンではこの2017年以降のオシャレについて解説します。
いかにして装飾性を獲得すべきか。いかにしてスタンダードを脱すべきか。
ここ2,3年通用してきたノームコアからトレンドは転換してきています。文脈が変わり、転換を求められています。おしゃれを志す人は是非お見逃しなく。
と言っても決して難しいことではありません。理解さえすれば誰でもができること。それもユニクロなどを活用し低価格で実現可能ですから。お金もセンスも必要ありません。
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