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「クルーネックとかVネックとか・・・一体どれがどれなんだ??」
「その”ネック”とやらは何を基準に選べばいいんだ??」
これからTシャツやカットソー1枚で過ごす季節が到来します。
そこで今回はネックの種類と選び方について指南しましょう。
まず、「ネック」についての基本を2つほど。
「ネック」の基本1.たかが首元と侮るなかれ
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「いや、たかが首のちょこっとした形の違いじゃん。馬鹿馬鹿しい。」
と思うかもしれませんがちょっと考えてみてください。
例えば身幅や裾の形状の名前ってどれだけ種類がありますか?
実はネック・・・首元の名称って挙げればキリがないほどあるんですよ。
「クルーネック」「Vネック」「Uネック」「タートルネック」「ハイネック」「ボートネック」「ヘンリーネック」「スクエアネック」・・・まだまだあります。たかが首元のわずかな仕様の差なのにこれだけ名称があるんです。
言語や単語は必要に応じて生まれるものです。
マズい料理(失礼)しかないと揶揄されがちなイギリスですが英語は「味や食感」を表す単語が70種類ほどしかありません。
他方、複雑かつ繊細な料理が多い和食の文化である日本語では400種類以上あると言われています。
言語はその言葉を扱う人の文化や習慣を端的に表す指標です。
「ネックの名称の種類が多い」ということはそれだけ
「首元の印象で別物の様な印象を与える重要度の高い箇所」
と考えることができます。
事実首元は顔に近く、最も視線を集めやすいポイントの一つ。ここを変えるだけでも随分と全体の印象が変化するものです。まずは「ネックなんて・・・」と思わずに注意して選ぶことが肝要です。
「ネック」の基本2.ネックはトレンドを端的に反映する
Photo by http://1.bp.blogspot.com/-nUx7LqFsQx0/UP-e9wToX7I/AAAAAAAAIrs/fXuCYKc2_rM/s1600/lanvin_13aw_02.jpg
もう一つ基本ですがネックは流行の影響を強く受けます。
流行とは波の様に移り変わるものです。例えばクルーネックが市場で溢れるように増えたとします。そうするとファッション感度の高い人。。。例えばスタイリストやデザイナーやモデルなどがまずクルーネックをやめようと考えます。彼らは「その他大勢」と同じ服装をすることを嫌がるので。
んで、徐々に一部のおしゃれさんが「Vネック」などに傾倒しはじめたとします。そうするとそれを見て他の人たちも「Vネックかっこいいなあ」と真似しはじめます。ブランドもVネックを多く作り始めます。
こうして流行は波のように形成されて揺れ動いていくのです。
メンズファッションは保守的でそこまでトレンドはありません。レディースよりもずっと定番モノが多く、どちらかというと「モノ」で差別化するより「着こなし」で差別化する文化があります。(というか市場規模がさほど大きくなく選択肢が多くないので着こなしで差別化する他無いんですね)。ではなぜそんなメンズファッション市場において「ネック」だけは流行に流されやすいか?それは上述の通り「目立つから」です。
実際ここ数年でネックのトレンドは綺麗さっぱり切り替わりました。10年ほど前からファッションを注意深く見ている人なら気づいていることでしょうが、10年前は・・・
Photo by http://image.rakuten.co.jp/chao-r/cabinet/xrk15.jpg
こんな感じでばっくり胸が開いたVネックやUネックが主流でした。胸元を見せて男性的な艶っぽいスタイルがトレンドでしたが・・・
Photo by http://www.llbean.co.jp/img/goods/8/290054_0_8.JPG
最近ではこんな感じで首元がキュッと詰まるくらいのクルーネックがトレンドです。「ノームコア」というトレンドがありまして、「普通っぽい服をおしゃれ着として楽しむ」というもの。この肩肘はらない自然体を好むトレンドの影響も強く、クルーネックは現代の主流となっています。
ただし近年このクルーネックのトレンドが浸透しすぎて、徐々にVネックに方向転換がみられます。メンズよりレディースの方がトレンドの動きは半歩早いのですが、レディースではこの春Vネックが大量発生しており移り変わりを強く感じ取ることができます。
・・・と書くと「流行気にしながらいちいち買い換えなきゃいけないの??」と思うかもですが・・・
そこまで構えることもありません。だいたいネックの流行なんて「開くか」「閉じるか」しかないんです。クルーネックやタートルで詰まって閉じるか、VネックやUネックで開くかの2パターンです。春夏はカットソー、秋冬はニットでそれぞれ開く閉じるの2パターンをゆっくり1枚ずつでも買い揃えれば概ね流行に合わせることも、自分の気分で着替えたりも出来ます。
それにこのKnowerMagでは何度も書いていますし、毎週末配信のメールマガジンでは何度もそれを着こなしなどで証明していますが・・・ユニクロなどの手頃な服でも十分流行に則したオシャレはつくれます。
上述の通りですが、メンズは「着こなし」で差別化することの傾向の方が強いです。お店へ行くとどこも無地でシンプルなものばかり。装飾やデザインフルなものが多いレディースと異なり、メンズファッションは極めて保守的です。なので「モノ」だけ買ってもオシャレになれないのです。よく揶揄されるでしょ?「10万円もかけてるのにこんなにダサい」みたいな例。
メンズって「モノ」で差別化するより「着こなし」で差別化する方が多いんです。
なのでユニクロで安くネック別に揃えたっていいんです。実際私はそうしています。
クルーネックとVネックのカットソー、夏はそれぞれ買ったってユニクロなら1枚900円とかでしょ。2枚買っても2000円ですよ。肝心なのは着こなしです。
「カットソーで着こなしって・・・工夫のしようなくない??」
と思うかもしれませんが、とんでもない!
カットソーって着こなしで全く違う印象に出来るのですよ。毎週末のメールマガジンではそのあたり論理的に根拠まで提示した上で、着まわし例を紹介しています。ユニクロでおしゃれって実は出来るんですよ。
・・・さて長くなりましたので今回はこれで終わり。
次回は「ネックの種類」について少し深掘りしていきましょう。ネックで迷う初心者さん必見です。
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