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今、関西がアツイ?関西初のブランドを紹介してみた【talking about the abstraction/トーキングアバウトジアブストラクション】

 

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最近、関西がアツイ。

 

大阪駅直結の総合施設「ルクアイーレ」のリニューアルOPENや、各カテゴリーの一番人気ショップ、ブランドを集結させた超高感度ショッピングビル「京都BAL」などの開業により関西地区が商圏として注目を浴びています。

さらには11月には三井不動産が手がけるショッピングモール「ららぽーと」を核としたテナントで構成する「エキスポシティ」が万博記念公園に開業予定。国内最大規模となる「ポロラルフローレン」や「ロンハーマン」などを高感度ショップをはじめお馴染み「ビームス」「アローズ」「アーバンリサーチ」など国内を代表するセレクトショップを出店予定。年間売り上げ総額は400億円規模となる見込みです。

東西の違いを象徴するディズニーとUSJも関西は好調。ディズニーランドの売上不調が噂される中、USJは「ハリーポッター」の影響もあり3月度の決算では過去最高益を記録。昨今、関西地区の商圏がにわかに存在感を滲み出しているのです。

 

 

そこで今回は「関西初・関西を拠点に活動するブランド」に焦点を当ててみました。ブランドは東京拠点が多いイメージがありますが、意外と関西地区に本社を置くブランドなども多数存在するもの。今回は関西らしい”やや癖のある”ブランドを中心に紹介しましょう。

 

talking about the abstraction/トーキングアバウトジアブストラクション

 

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Photo by http://image.rakuten.co.jp/trefac/cabinet/ftp104/201404191851264.jpg

 

転写プリントで一世を風靡したブランド「talking about the abstraction/トーキングアバウトジアブストラクション」。昔はこの長い名前を律儀に書いてた媒体が多かったですが、最近はブランド側のプレスリリースでも「tata」と略していることが多い様に思います。

 

「転写プリントって何?」と思う方も多いでしょうが、上記の画像は実はデニムじゃありません。ジャージ素材のようなパンツにデニムの写真を「プリント」したもの。これが「転写プリント」です。

 

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Photo by http://img.rbbtoday.com/imgs/zoom/286865.jpg

 

遠目に見ればデニムとしか思わせません。クラッシュデニムの雰囲気やシワの入り方など実にリアルです。

 

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Photo by http://pds.exblog.jp/pds/1/200902/10/81/b0139281_12383645.jpg

 

無論「プリント」なので近づいてみれば平面的なことがわかります。触ってもジャージのようなツヤッとした質感なのでデニムでないことが伝わります。(高密度の素材でなければ上手く転写が表現できないのでこういったツヤっとした素材になっているのです)

 

フランスでは「トロンプルイユ(だまし絵)」と呼ばれる技法。海外のトップデザイナーズブランド「マルタンマルジェラ」が発祥だと思われている方が多い様ですが、実はマルジェラの師匠であるジャンポールゴルチエがいち早くファッションの技法として取り入れ市場に広めたものです。

 

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Photo by http://ic3-a.dena.ne.jp/mi/gr/114/image.rakuten.co.jp/jimu/cabinet/q10/028014-1.jpg

 

アーガイル柄のニットを転写したZIPジャージなど。10年ほど前には「トロンプルイユ」をテーマにしたコレクションなども存在したほど。

 

トーキングアバウトジアブストラクションの転写デニムはリリース以来強烈に支持され、何年も同じ様に展開されています。

 

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Photo by http://www.apalog.com/daisen/img/510/kZ2TY4N1g42DTwP7.JPG

 

バリエーションも増えていき、レザーやパーカーやGジャンを同じくジャージ調の素材にプリントしたトップスなども生まれました。

 

しかし世間の評価はやはり初期からリリースされているデニムの転写プリントに集中。元来凹凸が出来やすくシルエットが綺麗にみえにくいデニムを、落ち感のあるジャージ素材に転写することで、「シルエットがすとんと落ちる綺麗なデニムパンツ」を表現できたことが功績だった様に思います。

 

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Photo by http://cdn.thumb.shop-list.com/res/up/shoplist/shp/__basethum900__/luxstyle/crooz/pm-2196_1.jpg

 

本来デニムは生地が硬く、また重量があるため、ゴツゴツとしたシワや凹凸が生まれます。

 

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Photo by http://www.at-scelta.com/img/item/0250052025/0250052025_vari_1_ll.jpg

 

一方でスラックスはサラリとした素材感でシワや凹凸ができにくい。(これを「落ち感がある」といった風に表現するのですが)

 

スーツはシワ感がなく艶が強調されたものが重宝されることから分かる通り、シワ感はなるべくないほうが大人っぽいドレスな印象を与えます。逆にデニムやチノパンなどの凹凸やシワ感のある表情はラフで粗野、カジュアルな印象を与えるものです。

 

メンズファッションにおいておしゃれを実現する大原則はこの「ドレスとカジュアルのバランス」なのですが、ここに関して未読の方は是非一度下記記事を読んでみてください。

「センス」などと感覚的に語られがちなファッションの世界ですが、ファッションは「センス」などと雲をつかむようなものでつくられるものではなく、数学のように論理的に構築的に作られるものです。「方程式」「大原則」を知ればおしゃれが分かります。

是非読んでみてください。

 

※参考記事
【初めてこのサイトに来た人へ】最も早くオシャレになる方法とは?メンズファッションで気を配るべき一つの答えとは?

 

 

で、そんなカジュアルなシワ感を排除した艶のあるストンと「落ち感」のあるデニムが「トーキングアバウトジアブストラクション」の転写デニム。この綺麗なシルエットは発売当初癖になる人が続出したものです。(私は取扱店舗に一時期籍をおいていたことがあります)

 

 

この「転写プリント」という発想がどこか関西らしいというか。東京には実に様々な人が生きているので一概に語るのもおかしいのですが・・・「東京人はコンサバティブ」「関西人は遊びがある」そんなイメージありませんか?「面白そうやん!」「ええなー!」な遊び感があるというか・・・いやあくまでイメージですよ、関西の方々申し訳ありません・・・。

 

国内ではだまし絵調のデザインといえば東京を代表するデザイナー「ミハラヤスヒロ」も得意としていますが、トーキングアバウトジアブストラクションの方が「遊びがあるデザイン」なのです。関西らしい普通のブランドにはない遊びココロが見ていて楽しいブランドです。

 

 

RYU/リュウ

 

ブランド設立から10年以上が経過している国内老舗ブランド。国内では「芸能人着用!」「雑誌掲載!」などあまり大きく取り上げられることは少ないので名前もそこまで有名ではないかもしれませんが、実は海外で毎期展示会を開催し支持されていたり、デザイナー自身もロシアのデザインコンテストでの受賞経験があったりと海外評価も高く、グローバルな展開を行っているブランドです。

 

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Photo by http://u.jimdo.com/www56/o/s2c5f20b449ad2d65/img/ic7095db2ac327dfc/1423468437/std/image.jpg

 

メンズレディースどちらも展開しています。RYUの服は「古着」のような褪せた朽ちたような風合いのものが多いのですが、ステンカラーやシャツなどのドレスライクなシンプルデザインが多く、「ミックス感」のある独特の雰囲気を感じさせます。

 

詳しくは毎週配信のメルマガなどでも何度か触れているので購読頂きたいですが・・・特徴的で着まわしにくい・・・関西的な「癖のある」洋服もあるものの、中には「え!?これこの値段でいいの!?」と思えるくらい着まわしも、形も、質も良いアイテムも。毎シーズン展示会が楽しみなブランドです。(あとアシスタントの女性がカワイイ)

 

海外展開をしていたり、大手セレクトショップで扱われたり、10年続くのが難しいと言われる国内ブランドで長い年月活動できていたりと、大阪を代表するメンズブランドと言えるでしょう。にもかかわらず拠点を都内に移さずに、展示会も都内と大阪二箇所で行う、都内はデザイナーさん拠点を構えるわけでもなく泊り込みで来るというあたり「地元愛」を感じます。

 

大阪には「cobachi/コバチ」というセレクトショップを構え直営店舗として活動されており、地元密着な温かい雰囲気が伝わるブランドです。

 

 

N4/エヌフォー

 

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Photo by http://u.jimdo.com/www56/o/s2c5f20b449ad2d65/img/ic7095db2ac327dfc/1423468437/std/image.jpg

 

最後に京都発のブランドもご紹介。「N4」。京都で老舗セレクトショップを運営する会社が立ち上げたブランド「N4」。日本産、とりわけ京都発の織りや染めの技法を多く採り入れ「地元ならでは」の技術力で他にない洋服を作り出すブランドです。

 

こう書くと洋服なのに「和」を感じさせる突飛なデザインのブランドなのかな?とも思うかもしれませんが、非常に知見の広い初代デザイナーさんの打ち立てたブランドコンセプトが秀逸だったのか・・・和の技法を駆使しながらも、ヨーロッパのデザイン、トレンドを強く意識した洗練されたデザインを作ります。

 

10代20代の男性よりも、30代・・・40代50代などの顧客も多いブランド。渋い印象で大人が着るカジュアルブランドです。こちらもメルマガ内にてオススメアイテムは何度か語ったことがあります。気になる方は是非。

 

 

いかがでしたでしょうか。他にも「地方発」のブランドは近年、昔よりも増えている感があります。とりわけ「洋服の生産」は都内ではなく東北地方などで行っていることも多く、そういった工場がデザイナーを招いてブランドを立ち上げるなんて例も多く見られます。私の生まれ育った地元新潟でもニット工業がさかんなのですが・・・とある会社から新宿伊勢丹などで取り扱われるようなデザイナーズブランドが出てきた例もありました。

 

地元愛で洋服を選ぶのが良いか悪いかはとして、身近でブランドが拠点を置いているというのは親近感を覚えますね。関西地区の方は上記3ブランド、試しに見に行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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こちらは2015年8月16日配信号の写真。着用しているシャツなどはファストファッションブランドのものです。手頃な価格の洋服でもオシャレは十分可能なのです。

 

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