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グローバルワークが「Salon de GW(サロン・ド・グローバルワーク)」というスーツラインを始めたのをご存知ですか?
このスーツライン実はデザイン、パターン、監修があの「RING JACKET(リングジャケット)」なんです・・・!
今回はそんなサロン・ド・GWのスーツラインをご紹介します。
リングヂャケットが監修するスーツの出来はいかに・・・?
Salon de GW
モーションテックジャケット 10,890円
モーションテックパンツ 6,490円
グローバルワークがこの春から新たに展開した「サロン・ド・GW」というスーツライン。
このコロナ禍でなぜスーツラインを始めたのか個人的には疑問に思うところですが・・・ただ冒頭で話した通り監修は国内の老舗スーツブランドであるリングヂャケット。
しかもパターンをイチから引き直しているものすごく気合の入ったスーツを展開しています。
正直なところ「このコロナ禍でよくスーツラインやるなあ、どんな出来なんだろう」と半信半疑でしたが・・・
実際袖を通してみたら本当にびっくりしました。
このスーツ今後日常着として使う予定です。
仕事柄ハイブランドからユニクロまであらゆる洋服を毎月買うことになりますが、そうなるとどうしてもヘビーユースするアイテムは限られてくる。
ユニクロももちろん着るけれど、せっかくなら高いお金を出して買ったジルサンダーを着たいと思ってしまうんですね。
だからこのグローバルワークのスーツもレビューのために買ってからしばらくは実際に着用して吟味するけれど、普段はもう少し良い物を着ようと思っていました。
スーツなんて特にそう。
会食やデートなどきちんとした場面で着るものだからより気合いの入ったアイテムを着たくなるでしょう。
でもこのアイテムは本当にプライベートで着ようと思うくらいのクオリティ。
本当にすごいと思う、既製服ではないような着心地でさすがはリングヂャケット監修だなと思える一着です。
まるでオーダーのような既製スーツが楽しめる!
リングヂャケットとは国内屈指のスーツブランド。
このブランドがすごいのは「まるでオーダーのような着心地のスーツ」を展開しているところです。
オーダーとは自分の体に合わせて仕立てる服。
対してS,M,Lなど規定のサイズで作られハンガーで吊るした状態で販売されるのが既製服。
当然スーツというのはオーダーして自分の体に合わせて作ってもらう方が完成度は高くなります。
多少サイズ感が違っていても着こなし次第で何とでもなるデニムやTシャツとは異なり、スーツはサイズが合わないことで生み出される「シワ」を極端に嫌うアイテム。
既製服というのは当然ですが自分の体型にぴったり合わせて作られたものではありません。
私は175cm68kgで既製服だとLサイズを選ぶことが多いけれど、どのブランドのLサイズも私の胸筋やお尻の張り具合、肩幅にぴったり合わせて作っているわけでは当然ないですよね。
自分の体型を無理やりS,M,Lの3サイズに当てはめて選ぶのが既製服。
だから厳密に言うとLサイズが私に合っているわけではないんです。
全日本人男性を3サイズで分類することは不可能でしょう。
肩幅や胸筋のつき方は皆ミリ単位で違う。
でも既製服を選ぶときは自分の体型をS,M,Lのどれかに無理やり合わせて購入するわけです。
だから自分の体型にぴったり合うものが欲しいなら当然オーダーするのが一番。
デニムやTシャツなどはシワがついても味になるけれど、スーツはシワがない状態で生まれる立体感とツヤ感を重んじるもの。
たるみやシワのあるサイズが全く合っていないスーツは高級素材でも安っぽく見えてしまう。
反対に例え素材が安くても体型に合っていてシワがなければ高級感は出るのです。
だからスーツではオーダーが推奨されているし、街のあらゆるところに必ずオーダースーツ屋さんがありますよね。
スーツというのはオーダーして自分の体型に合わせた方が綺麗に見えるという文化の元成り立っています。
ただ・・・当然オーダースーツはお金も手間もかかる。
だから既製のスーツを買うことになるわけですが、既製服ではサイジングにどうしても限界があります。
コム・デ・ギャルソンの元パタンナーで現在「OVERCOAT(オーバーコート)」のデザイナーである大丸隆平さんは
「既製服パタンナーの腕の見せ所は既製服に見せないようにすること」
と以前お会いしたときに話されていました。
既製服だとどうしてもサイズがぴったり合うことはない。
では合わない布をどこで逃がすかを考えたときに、肩で逃がすことを重視する
と、大丸さんはおっしゃっていたんですね。
このように洋服ではパターンがものすごく重要になってくるわけですが、既製服でオーダーのように見せるのはすごく難しい。
そんな中既製服なのにオーダーのように見せているのがリングヂャケットのスーツなのですが・・・当然のことながらクオリティに比例して値段が高い。
で、なるべくリングヂャケットらしいパターンを活かしたまま手の届きやすい価格を実現したのがこのサロン・ド・GWのスーツなんです。
もちろん価格が全く違うのでリングヂャケット本家と比べると完成度という意味では劣ります。
しかし確かにリングジャケットらしさ、既製服だけれどオーダーのよう見えるパターンを感じさせる作りになっているのです。
既にスーツ好きがかなり反応しており品薄状態ですが、騙されたと思って1度ジャケットに袖を通してみてください・・・本当にびっくりします。
グローバルワーク×リングジャケット!本当にスゴイのは〇〇〇!
このスーツの何がすごいのかを簡単に説明しましょう。
まずリングヂャケットの特徴と言えるのは前肩であること。
東洋人は特に猫背で前肩気味だと言われていますが、その体型に基づいて袖を前身頃に寄せてつけられており、サロン・ド・GWのジャケットもきっちり前肩な作りになっています。
そしてすごいのがラペル。
正確に言うとこのサロン・ド・GWのスーツはフォーマルスーツではありません。
肩パッドも入っていないし素材は化学繊維でウールは使われていない。
普段着としてもビジネスでも使える範疇の素材が使われたイージージャケットの範疇で、ユニクロで言う感動ジャケットのようなもの。
今回私が購入したタイプは「モーションテック」というスウェットライクなオリジナルの化学繊維が使われています。
そうしたイージースーツはやはり見た目もイージーになる。
スウェットっぽい化学繊維感が出てどうしても安っぽい印象が出てしまう。
特に安っぽさが強く出るのはラペル。
イージージャケットのラペルはカットソー素材に近いのでペタっと平面的なシルエットになりとても安っぽく見える。
対してしっかりとしたフォーマルスーツは厚手の芯材を使い生地も分厚いためラペルが浮いて影ができ立体的に見える。
胸元に陰影が出て立体感が出ることで、胸板が厚く見えてスタイルが綺麗に見えるわけです。
それがこのモーションテックという化学繊維で再現できているのは本当にすごいこと。
イージースーツはどれも基本的にラペル幅が細いけれど、このアイテムは化学繊維なのに生地に厚みがあるためラペル幅が分厚くしっかりと陰影が出て立体的に見える。
まるで高級スーツの分厚い芯材と厚みのある生地を使ったラペルのような立体感が再現されています。
もちろんリングヂャケットと比べれば品質が劣るのは間違いがないことなので、スーツマニアの方からすると「わかってないな・・・」と思われるかもしれない。
ただ「値段の高いガチのスーツでなくていいけれど、他のイージースーツよりも少しだけ良いスーツを着たい」という方にはかなりの高スペックです。
元々リングヂャケットが好きな方でもギリギリ許せるレベルに仕上がっていると思います。
これ本当にすごいことだと思う。しかも10,890円と信じられない値段です。
実際に着用してみるとシルエットの美しさに驚きます。
ウエストは絞りすぎず、胸ポケットは真っ直ぐではなく斜めにデザインされた胸周りがシャープに見えるスラント型でシルエットがとことん美しく見えるよう細部まで作りこまれています。
それでも肩パットは入っていないので普段着用のラフなスーツとしても使える。
あとは高級スーツによくあるハンドステッチがラペルに入っておりとてもじゃないけれどイージースーツに見えない完成度です。
正直購入時はあまり期待しておらず、1番打ち出しているであろうモーションテックモデルのみ購入しましたが・・・他のモデルも全部買えばよかったと後悔しています。
リネンモデルも買おうと思ったときには既にサイズ欠けが発生していました。
完売がかなり早いのですが、最近また予約販売が始まったので気になる方は早いうちに購入しておくことをおすすめします。
あとジャケットだけでなくスラックスも非常に良い形です。
ただスラックスに関してはセンタープレスがありません。
だからガチのフォーマルスーツではなくあくまでイージースーツの範疇にはなりますが、シルエットはかなり綺麗なのでビジネス着として問題なく使えます。
太ももやウエスト周りはほんの少しゆるいぐらいで裾に向かって綺麗にテーパードしている本当にベタで細身のスラックスなので誰でも使いやすいアイテム。
これが洗濯機で洗えるのもすごいですね。
シャツのおすすめはコレ!
【Salon de GW】GLOBAL WORK×RING JACKET
ニットシャツ 5,390円
あとシャツは襟がロングポイントで立体的に膨らみのある形なのが特徴。
この膨らみが本当に良くて細身のネクタイを締めても立体的に襟が膨らむため顔周りが華やかになります。
ラペルと同様シャツも襟が平面的でペタンと寝てしまうと安っぽく見える。
しかし膨らみがあると立体的に見えて高級感が出る。
シャツにとって襟の陰影というのはものすごく大切な要素です。
スーツというのはシンプルなアイテムだからこそ、こうした細かいこだわりで印象が大きく変わってくるんですね。
特にボタンダウンタイプは陰影が強く出るので高級感があって非常におすすめ。
ただ・・・1点だけデメリットがあるとすればもう少しイージーケアだとありがたかった。
このシャツ1度着用するとしっかりシワがついてしまいます。
昨今ドレスシャツでシワがつくアイテムは割と敬遠されがち。
ノンアイロンシャツが一般化してしまったこともあり、若干ケアに対するわずらわしさを感じてしまいます。
ただシャツの素材感とイージーケア性はトレードオフの関係でもある。
イージーケアのためにコーティングを掛けると風合いが落ちてしまうけれど、良質な素材感を表現するためにはどうしてもイージーケアが犠牲になる。
何万円もするブランド物のシャツならば素材感と引き換えにシワがつきやすいのは仕方のないことだと思いますが・・・グローバルワークで数千円で買えるシャツを探す層に届けるなら、シワがつかないノンアイロンの方が良いのかなと個人的には思いました。
でもそれ以外は本当に完璧。
サイズは私が175cm68kgくらいでスーツ、シャツ共にLサイズを選びました。
ネクタイもサロン・ド・GWのニットタイでカジュアルめにキメてユニクロのメガネをかけています。
サックスブルーのシャツを合わせたときはネクタイを外してカジュアルに見せても良いですね。
今回サロン・ド・GWで展開されているスーツはものすごくおすすめです。
このクオリティをこの値段で出せるのは本当にすごいので是非一度試してみてください。
そしてもしこのアイテムで興味を持ったらぜひリングヂャケットの本家も試してみてほしい。
こうして興味の範囲が広がっていくことで文化は回るものなのでぜひ本家リングヂャケットのアイテムに袖を通してそのすごさを実感してみてください。
ということで今回はグローバルワークとリングジャケットのコラボスーツをご紹介しました。
このジャケットのすごさは私のコーディネートの写真や動画だけでは絶対に伝わらないと思います。
1度試着するだけで服のことがわからない方でも「あ、なんかこのジャケット何か違うな」とわかるくらい説得力のあるアイテムなので是非1度試してみてください。
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タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
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