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今回はいつもと異なり、ユニクロでなかなかおしゃれに着こなすのが難しいワーストアイテムを3点ご紹介します。
毎回ユニクロの素晴らしいアイテムをしていますが・・・天下のユニクロであっても、当然ですが全商品が100%良いものであるわけがないんです。
どんな優れたブランドも、グッチやフェンディやルイヴィトンでも、良いものがあれば失敗作もある。
そんなわけでファッション初心者さんにはちょっとハードルの高い避けるべきユニクロの商品を紹介していきます。
 

悪くはないけれど・・・〇〇の方が上？！

 

 

UNIQLO
オーバーサイズワークシャツ　2,990円
 

 

ひとつめはオーバーサイズワークシャツ。こちら全然悪くはないんです、悪くはないけれど何が言いたいかというと・・・ジーユーのミリタリーシャツの方が上なんです。
やはりユニクロと同じグループブランドで同じような商品だとどうしても比べてしまうんですよね・・・。
 

 

GU
ミリタリーシャツ(長袖)　2,490円
 

 

こちらのジーユーのミリタリーシャツと比べると、ユニクロのものは素材がペラッとしています。
リップストップというミリタリー由来の良い素材を使ってはいるけれど、ジーユーの方が少し厚手でしっかり作られている。
なのにユニクロの方はなぜちょっと安っぽく見えるのかなと疑問に思うのですが・・・。
 

実はユニクロのワークシャツ、アウター風に作られてるけれどシャツ素材でできている。これが残念なところで、アウター風な作りを演出するため胸元にダブルポケットがつけられています。
ドレスシャツというものは本来、ポケットがついていないもの。ジャケットの中に着るものなのでポケットは必要ないんですね。たまにアメリカンなシャツだとポケットが付いているものもありますが、基本的にポケットはついていません。
 

 

対してアウターは物を収納する必要性があるため、画像のようにポケットに蓋のようなものが付いていて、中に物を入れてもボタンを留めて落ちないようにする仕組みなどが備わっています。
 

そしてユニクロのワークシャツは、胸にフラップ付きのダブルポケットをつけていてデザインはアウター風に見せているけれど、生地があまりにも薄い。そうなると結果としてペラペラした安っぽいアウターのように見えてしまうんです。
 

ジーユーのミリタリーシャツはきちんとアウターライクな素材を使っているため、アウターとして耐久性も高くて高級感があるように見えますが、ユニクロのワークシャツはちょっと頼りなく見えてしまいます。シャツとして使うと安っぽいアウターを着ているような印象になるので、しっかり考えないとおしゃれに着こなすのが難しいアイテムです。
 

中途半端なシルエットがアダに・・・。

 

 

UNIQLO
EZYワイドフィットパラシュートジョガーパンツ　2,990円
 

 

こちらもある程度おしゃれがわかっていて着こなしに自信がある人ならイタリア人のようにかっこよく着こなせると思うんですが・・・ファッション初心者でとりあえず何か買っておきたいという人が買うと大失敗するアイテムかなと思います。
 

軍モノのようなパラシュートパンツです。裾がきゅっと絞られていてゴムが入っていますね。
ポケットもフラップ付きで軍モノパンツのような印象ではありますが・・・シルエットがちょっと中途半端な印象。どかっと太いか、きゅっと細いかの方がやはり着こなしは簡単です。
 

メンズのシルエットは基本的にA、Y、Iラインの3つで、どれも上下のメリハリが大切。
下半身がゆったりなら上半身を細くする、上半身がゆったりならパンツは細くする、それかどちらも細くするというのがシルエット作る上で一番簡単なセオリーです。
もちろんA、Y、Iライン以外のシルエットでバランスを取ることもできますが、難易度が高くなってしまうので最初はおすすめしません。
 

このパンツの場合、細いようで太いというすごく中途半端なサイズ感なんです。ワイドフィットと書いてる割にはそれほど太くないし、細身とはとても言えない。この中途半端なサイズ感がA、Y、Iラインのシルエットを作りづらくしており、着こなしを極端に難しくしています。
そしてこの商品、ミリタリー由来のパラシュートパンツなのですが、素材にちょっと化学繊維感があってどこか頼りない印象。スポーツジャージのようにも見えるかと思えば、シルエットの微妙な太さと裾のゴムに生地の安っぽさでモンペのようにも見えかねない。
 

本当に上手に着こなしできる人なら、タイトな白シャツと革靴を合わせてイタリア人のように着られると思いますが、ファッション初心者が手を出すと火傷するアイテムなので注意してみてください。
 

春アウターなのに冬っぽい…？

 

 

UNIQLO
ライトパデットパーカ　3,990円
 

 

最後はライトパデットパーカー。こちらはユニクロの春物の中でも比較的早い段階で発売された商品です。正直中綿が入っている春用アウターという時点で難しそうかなという印象。というのも表地と裏地の間に綿を入れて防寒性を高めているのが中綿ブルゾンなのですが、どうしても冬っぽく見えてしまいます。
 

日本は残念ながら春が短く、冬の寒さが終わったと思ったらすぐ暖かくなって急に夏が来るような気温の変化なので、春用のアウターというのは割と贅沢品なんです。
例えば東京で言うと、3月中旬あたりから春用アウターが着れるようになりますが、5月に入ってすぐのゴールデンウィーク辺りにはかなり暖かくなってきます。
となると春用アウターの寿命は実質1ヶ月と少しくらいしかないわけです。
なので秋冬にも使えるようにとか冬の早い段階で使い始められるよう、中のライナーを取り外して防寒性を調整できるようにしたりと色々工夫して販売されるわけですね。
 

このパデットパーカーは中綿が入っているためにモコっとした印象になってしまい、どうしても冬っぽく見えてしまいます。これを3月、4月に着ていると「まだ冬物来てるのかな」と思われてしまう可能性も。春っぽい季節感を出しにくく、着られる期間が短すぎるのでおすすめしにくいアイテムです。確認してみると早い段階で値下げされているので、おそらくそれほど人気がないんじゃないかなと思います。
 

デザイン自体は悪いことはないんです。首元が高いため顔が小さく見えますし、バランスも綺麗。シンプルなデザインでどんなアイテムにも合わせやすくしてるのはよくわかるんですが・・・いかんせん中綿の春用アウターは着る期間が短いから使いづらい。
 

あとシワが強調されやすい素材でもあります。袖や裾の部分に結構シワがつきやすく、シンプルなデザインゆえに素材のペラペラ感や薄さが強調されてしまい、ちょっと安っぽく見えてしまうのもマイナスポイント。
デザイン自体は悪くないので、もう少し張りのある素材を使い、中綿の分量を減らしてマウンテンパーカーのようにすればいいアイテムなのかなと思いますが・・・着る期間も短くあまり活躍させられないアイテムです。
 

というわけで今回はユニクロで初心者におすすめしないアイテム3つをご紹介しました。
決して買ってはいけないということではなく、着こなし次第でどんな洋服もおしゃれにはできます。あくまで初心者の方がユニクロで買うものに迷ったらこの3アイテムは手を出さないでおこう、という感じでぜひ商品を選ぶときの参考にしてみてください。

 

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