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ワークマンの秋冬品がスゴい！！

 

 

というわけでワークマンプラスに行ってきました。
品揃えが豊富なららぽーと立川立飛のワークマンプラスにお邪魔して冬物の商品を物色していましたが・・・これが何気に良いもの揃い。夏物は「安かろう悪かろう」のアイテムも少なくなかったので純粋に驚きました。ワークマン進化している・・・。

 

バレンシアガじゃん！！！！！！！

 

NES101 ネオイズムソックスシューズ サノシュー
1,500円

 

 

特にびっくりしたのがニットスニーカー。
某バレンシアガのスピードトレーナーそっくりで言い逃れのできないレベル笑。

 

Photo by https://img.ssensemedia.com/images/b_white/c_scale,h_820/f_auto,dpr_2.0/192342F127011_1/balenciaga—–.jpg

 

ご丁寧にロゴプリント位置までトレースしており「やりすぎ感」も若干ありますが・・・
ただ「似せてるだけ」でなくフォルムや素材感はかなり洗練させています。こちらアッパーの素材は伸縮性の高いニットを使っているのですが1500円とは思えないほど上質な風合い。安っぽさは微塵もありません。本家バレンシアガの素材と比較して勿論勝ることはありませんが・・・十分我慢できるレベルです。

 

実はGUも「バレンシアガもどき」を展開していますが、残念ながらこちらはレディースだけの展開。メンズで欲しい方は今すぐワークマンにGOです。

バレンシアガに似ている似てないはさておき、ニット素材のこの手の「ソックスニーカー」の利点はフォルムにあります。従来のスニーカーと伸縮性が全く異なるニット素材、限界までシルエットを細くできるのが大きな特徴。スニーカーというと大概はボテッと丸みのあるボリューム感あるデザインを想像されると思いますが、この手のニットスニーカーはフォルムが極めて細くまるでドレスブーツのようなスタイリッシュな印象になります。そのためスニーカーでも大人な印象があり、カジュアルな印象がない。スラックスなどに合わせると驚くほど美しい足回りを作ることができます。

 

はき心地は伸縮性ある素材のおかげでストレスレス。しかも通気性の高いニット素材なので夏でも蒸れることがない。ただしその分真冬は寒くて耐えられないでしょう。風がスースー入ってきます。

裏側は防滑性の高いソールを使っており水に濡れた路面を歩いても滑ることがほとんどありません。ワークマンの靴は妊婦さんに支持されているらしいですが・・・それは作業用として「絶対に滑らない」用に作られているから。作業中鉄骨の上で滑ったりしたらい大変ですからね・・・。その機能性を認めて妊婦さんに支持されているそうですよ。

 

私も雪と雨がガンガン降る新潟に育ってますから防滑性はちょっと気になる。新潟は本当にロンドンの如く雨が降りまくるのでソールの形状大事なのですよね。

 

シルエットも美しく、素材感も高級感あり、機能性も問題ないこの靴が1500円。ワークマンの底力に驚かされるばかりです。ただし洋服を知ってる人から「それってバレンシアガでしょ？」と突っ込まれて「あ…うん」と答えるのか「いや実は…」と正体を明かすのか、その選択を迫られることだけが難点やもしれません笑。

 

NIKEじゃん！！！！！！！

 

MOVE ACTIVE(ムーブアクティブ)3D(スリーディー)ニットフーディ　
2,900円

 

もう一つ強くお勧めしたいのがこちらのニット素材のパーカー。こちらもニット素材ですね。おそらくNIKEあたりのニットパーカーを参考に作っているのだと思いますが、デザインもシルエットももはやこれブランドモノレベルです。どんなに洋服にうるさい人でも2900円という値段を当てることは不可能でしょう。これは是非「ファッション初心者」でなく「ファッション上級者」にみていただきたい。これ2900円で作れる企業があることに脅威を感じるはずです。すごいっすよ・・・。

 

パーカーは基本的にはカジュアルなアイテムです。フードがありラフなパーカーのデザインはどうしてもやんちゃな印象が残るし、コンビニ着のイメージから免れにくい。ところがこちらのアイテムは素材をツヤ感あるニットにすることで従来のパーカーイメージにはない「大人っぽさ」を獲得しています。

こうしたハイゲージの「ニット素材」はスーツのインナーなどでも使うドレス用の素材です。カジュアルの代表格であるスウェxット素材から、ドレスなハイゲージニットの素材にしてパーカーを作ることでグッと大人な印象を作れているワケ。また風合い黒糸と白糸を程よく織り交ぜてムラ感を作り、天然繊維らしい高級感も出しています。

また風合いだけでなくシルエットやデザインも秀逸。肩幅が思い切り広いビッグシルエットなのですが、身幅と袖はやや細めになっておりダボダボとした印象がありません。肩幅が広い分今風に見えるけど、大人が抵抗を持つほどのサイズ感にはなっていない。

旬のビッグシルエットを30代以上の大人が着るならこんなアイテムがおすすめ。「大きく見えるけどダボダボには感じさせない」そのサイズバランスやデザイン思考はもはやブランドモノ並み。
到底作業着メーカーの仕事とは思えません。

 

ワークウェアとしての前提が必要なワークマン

 

話題のワークマンプラス！！おしゃれの専門家が徹底レビュー！！

 

まあしかし褒めてばかりではありません。実はワークマン良品もあるけれど相変わらず変なアイテムも多かったです。上記でも書いたので参考頂きたいですが・・・ワークマンにある服はどこかデザインがズレているものもあるんです。

というのも確かにワークマンはユニクロの店舗数とほぼ同格全国800店舗ありモノ作りがしやすい条件は整ってます。洋服は生産数が増えれば増えるほど単価は下がります。だからこそ大規模展開しているブランドほど良品低価格のモノ作りがしやすいわけ。ユニクロ並みの店舗数があるということはユニクロ並みのモノ作りが出来る土壌がある、ということになりますから。その意味でワークマンはユニクロの牙城を崩す唯一のブランドと言えるかもしれません(しまむらは1000店舗以上ありますが、店舗ごとのアイテム展開が雑多なため店舗数の割に1型あたりの生産数が大きくないのです)。

しかしながら、ワークマンが持つ800店舗のほとんどが「作業着用途」のものなわけです。いくら数が作れるといっても「作業着として売れるもの」でないと成立しないのがワークマン唯一の足枷。ユニクロは純粋におしゃれ着として数を作れるのに対して、ワークマンは「作業着としてちゃんと使える」という前提をクリアしたものではないと800店舗で展開する巨大ロットを裁けないわけです。

 

その足かせが強く効いているのが実はパンツ類です。
ワークマンのパンツ類はとにかくイマイチ。作業用のため仕方ないのでしょうがとにかくごちゃごちゃとポケット類が多くついていて中学生の頃に買ったジーンズメイトの中二病ズボンを思い出します。(ZIPとかヒモとかがごちゃごちゃついた中二病みたいなパンツ誰でも買ったことあるでしょ？？)

また作業履を合わせるためでしょう、裾幅はやや広めになっていて流行りのテーパードシルエットはほとんど見かけることがありませんでした。このへんからちょっとパンツ類はトレンドを外しておりユニクロに大敗しているイメージです。

 

上述の通りアタリ品は強烈なコスパを誇っており驚くばかりですが・・・そうじゃないハズレ品が多すぎるのが難点。ある程度ちゃんと審美眼を持っていないと「ワークマンでおしゃれ」は結構難しいかなあと思います。

 

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もっともそんな「ハズレの中からアタリを見つけて着こなし指南する」のが私MBの仕事ですから、今月のメルマガではワークマン情報をお届けしようと思います。ダウンベストや秋色のMA-1などかなり面白いアイテムの、トレンドライクな着こなしを提案しますのでお楽しみに。

 

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