スポンサーリンク
今回は超基本的な話。
ぜひ読んでみてください。
男性の多くは「カジュアルなトップス」を集めすぎている
胸に手を当ててみると理解できると思います。私たちは服を買う時トップスばかり集めてしまいがち。
半年間で10枚ほど服を買うとすれば、男性は概ねトップス7,8枚:ボトムス2,3枚くらいのバランスで購入しているはずです。
なんとなく顔に近く目につきやすいトップス、ついつい我々は印象の変化を求めてトップスばかりを買い集めてしまいます。タンスの中を覗くとトップスだらけ、ボトムスは2,3本しか持ってないなんて人も多いのではないでしょうか。
また日本のファッション市場はアメリカンカジュアルの影響を色濃く受けており、カジュアルな服ばかりが売られています。街を歩けば道ゆく人はデニムパンツにチノパンにパーカーにTシャツにスニーカーなど、くだけたカジュアル服ばかり。大柄な体格と掘りの深い顔を備えたアメリカ人が着ればサマになるでしょうが、胴長短足顔デカ童顔の幼い印象の日本人が着るとどうにも子供っぽくおしゃれな印象には繋がりにくいものです。
・我々は上半身に着る「トップス」ばかり集めてしまう
・我々はくだけた印象の「カジュアル服」ばかり集めてしまう
まず大前提としてこの2つが日本人男性の大半で見られます。
おしゃれとは「ドレスとカジュアルのバランス」である
そもそも「おしゃれ」とはどんな状態か?
それは「ドレスとカジュアルのバランス」が取れた状態のことを指します。
上で「カジュアル服」なんてキーワードが出てきましたが、世界中にある洋服は全て「ドレス」か「カジュアル」かで大別できます。スーツで使うものフォーマルで使うものを「ドレス」、そうではない日常着やスポーツなどの目的着として使うものを「カジュアル」として分類するのが一般的。
例えばスーツで使う「ドレスアイテム」とは、シャツやネクタイやジャケットやスラックスや革靴などなど。
例えば日常着で使う「カジュアルアイテム」とは、デニムやチノパンやスニーカーやブルゾンやパーカーなどなど。
ドレスはカッチリとした大人っぽい印象になります。スーツで使うアイテムですからね。スーツは歴史的に見ても階級や社会的地位を表す象徴的な洋服であり、それは「正しい大人」の現れでもありました。
対局に位置するカジュアルは子供っぽくやんちゃなイメージ。パーカーやデニムやスニーカーなど砕けたスタイルはラフでリラックスした印象を表します。
そして街着での「おしゃれ」とはこの2つの調和が取れた状態のことを指します。
もちろんスーツスタイルの男性は素敵で格好良いでしょう、しかしジャケットにネクタイを閉めた完全スーツスタイルでデートに行けば「仕事帰りだったの?」と言われるはず。いくらカッコよくてもそれは「街着」の文脈からは外れており、違和感を与えてしまいます。街着でのおしゃれとは言い難いですね。
他方カジュアルに思い切り振った服装は楽チンでリラックスできます。しかしながらこれでデートに来たら「もうちょっとおしゃれしてきてほしい・・・」と彼女が悲しむでしょう。口が裂けてもおしゃれとは言えないですね。
この様にカッチリと大人っぽい「ドレス」に偏ればTPOから外れてしまい、
ラフでリラックスした「カジュアル」に偏れば部屋着の様になってしまう。
街着でのおしゃれとはこの「キメすぎず、くずしすぎない」状態・・・つまり「ドレスとカジュアルのバランス」が取れた状態を目指すのがセオリーなのです。
例えばこの様にジャケットにスラックス(ドレス)なんだけど、Tシャツにスニーカー(カジュアル)などで合わせているなど。
考えてみると「おしゃれ」と評されているコーディネートの大半がこの「ドレスとカジュアルのバランス」で解説ができるのです。(もちろん元から格好良い人は何を着ても格好良いですがね…世の中不公平です)
黒スキニーがあれば「今持ってるトップス」がすべて輝く!
さて上記で
・日本人男性の多くは「カジュアルなトップス」を集めすぎている
・おしゃれとは「ドレスとカジュアルのバランス」である
が理解できたはずです。
ではこの前提を踏まえた上で我々日本人男性がおしゃれを目指すにあたりまず何を取り入れるべきなのか・・・。
それは1点で解決できます。
「黒の細身のパンツ(スキニーデニム)」が正解です。
何故黒スキニーを選ぶべきなのか。その理由は簡単明快かつ論理的です。
我々は「カジュアルなトップス」を集めがちなのですよね?タンスを見ればパーカーにチェックシャツにTシャツなど、およそ「ドレス」とは言い難い、スーツで使うとは言えない「カジュアルアイテム」ばかりがわんさか入ってるはずです。
そしてそれらを捨てることなく活かすなら、「上半身がカジュアルな分、下半身をドレスにしなければならない」はずです。だからこそ「黒の細身のパンツ」なわけですね。
カジュアルなミリタリーブルゾンや、パーカーなどとバランスを取るために「下半身をドレスにしなければいけない」わけです。だから黒スキニーパンツなわけですね。実に簡単です。
「これとこれとこれとこれを買えばおしゃれになれるよ」
とスタイリストにお願いすればそれは簡単瞬時にかなえられます。しかしどうせなら今持ってる洋服を活かしたいですよね?それにスタイリストにコーディネートを決めてもらうだけでは「その1コーデ」はおしゃれになれるけど、他はダサいままのはずです。永遠におしゃれになるためには、おしゃれでい続けるためには、「おしゃれとは何か?」というロジックや方程式を学ぶ必要があるのです。
そこで私はこうしたロジックを教え、さらにタンスの中にある洋服を捨てることなく活かすために「黒スキニー」をおすすめしています。黒の細身のパンツを選べば、今持ってるカジュアルトップスのほとんどが輝くはず。
持ってるものを活かしておしゃれになりましょう。
もちろん「黒スキニーがどうしても嫌い、苦手!」という人もいるでしょう。好みもあるし、体型により着れない人もいるはずです。そうした人はもちろん黒スキニーを選ばなくても大丈夫。「黒スキニーが初心者にはおすすめ」というだけであり「黒スキニーを穿かなければおしゃれになれない」なんてことはありません。(実際私は黒スキニーをあまり穿いていません)
じゃあ黒スキニーじゃないおしゃれはどうすればいいのか?というのは、また別で私のメルマガなどでも解説していますのでもし興味があれば登録してみてください。初月無料ですので読んで気に入らなければ解除すればタダです。
何故「黒のスキニーデニム」なのか?
しかし、「下半身をドレスにする」のに何故「黒スキニーデニム」なのでしょうか?
ドレスにするというのなら「黒スラックス」で良いはず。何故わざわざスキニーデニムなのでしょうか。
その理由は大したことではありません。
おしゃれに慣れていない人はスラックスに抵抗感がある様だからです。
これまで数多くの人にファッション指南をしてきましたが、スラックスをおすすめすると皆必ずと言って良いほど「スラックスって仕事で使うものでしょう?」「なんだか仕事帰りみたいで嫌だ」と抵抗感を示します。「スラックス=仕事用のパンツ」というイメージがあるのでスキニーをおすすめしている、ただそれだけの話です。
またスラックスはクリーニングなどのケアをしないとシワが出やすいし、またテカリも出やすいです。
学生服なども高学年の生徒は皆お尻のあたりがテカテカしてたでしょ??あんな感じでケアをこまめにしないとスラックスはすぐに毛が寝てしまいテカリが出てしまうんです。
しかしながらデニムはとにかく長持ちします。もともとが作業着ですから多少のことにはビクともしないし、それにデニムはシワがあっても汚れがあってもそこまで神経質に感じません。もともと汚れや色落ちが文化として「アジがある」と言われますから、さして気にならないのですね。もちろん家庭用洗濯機で洗うことができ、スラックスにないイージーケア性もおすすめする理由です。
抵抗感がない
長持ちする
イージーケア
以上の3点からスキニーデニムにしているだけです。
「黒の細身パンツ」ですから、デニムとはいえ黒スラックスと似たような見た目で印象は「ドレスライク」です。なので上半身とバランスをとるならこれで十分。最初の一本としては使いやすく機能性もあり着まわしやすい。これ以上ないほどおすすめです。
体型難を抱える日本人男性をスタイリッシュに見せてくれる黒スキニー
さらに黒スキニーをおすすめする理由は上だけにとどまりません。
体型を綺麗に見せてくれるのも黒スキニーの良いところです。
実は人間の体を綺麗に見せてくれるシルエットは「IAY」の3種類とされています。
これは私が2015年に出した書籍「最速でおしゃれに見せる方法」において広く知られるようになりました。それまでは一部のスタイリストのみが使っている言葉でしたが、ここをきっかけに多くの人が知ることとなったと自負しています(エヘン。
「IAY」とは簡単です。
アルファベットの形の通りに上半身と下半身のシルエットを整えれば良いのです。
Iは上半身が細く下半身も細い
Aは上半身が細く下半身が太い
Yは上半身が太い下半身が細い
この3種類のいずれかの様にメリハリをつけてあげれば体型は驚くほど綺麗に見えます。
また何故綺麗に見えるのか?という理屈については上の動画をご参考に。錯視による視覚効果で体型は綺麗に整って見えるのです。
さてここで肝心なことに気がつきます。
下半身が細ければ、上半身は太くても細くてもシルエットが整う
のですね。下半身が細ければIかYになりますから、極端なことを言えば上半身は「何を着てもサマになる」わけです。厳密にいえばもちろん正しくはないのですが(そこまでおしゃれは簡単ではない)、しかし少なくとも細身の下半身を選べば「大失敗」は絶対に防げます。
だから「黒スキニー」がおすすめなワケですね。
「ドレスとカジュアルのバランス」も解決できる。
そして「シルエットも簡単に整う」。
上半身にどんなトップスを持ってきても大失敗を防げるのが黒スキニー。ショップスタッフなら誰でも知ってます「黒パンを穿かせれば誰でもそれなりに見える」と。ただそれを論理的に解説すると上の様になるわけです。
ちなみに何故「黒」スキニーなのか、という理由についてはこれも簡単。
色には膨れて見える「膨張色」と、細く見える「収縮色」があるのです。明るい色は一般的に「膨張色」にあたり、暗い色は「収縮色」mにあたります。この世で一番暗い「黒」を選ぶことで、スキニーを実際の採寸以上に細く見せてくれるわけです。下半身をメリハリよく綺麗に細く見せるために「黒」スキニーなわけですね。
ユニクロのスキニーで十分
UNIQLO
ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズ 3,990円
そして最初に選ぶスキニーはユニクロで構いません。
素材感もシルエットも値段以上の価値があるこちら。おそらく日本のブランドでこれ以上コスパの良い黒スキニーは存在しないでしょう。ユニクロ嫌いなら別にユニクロじゃなくてもいいですが、もし迷うことがあればこれを選んでみてください。大満足じゃなくても大失敗は防げるはずですから。
おしゃれの世界をもっと知ってほしい
以上、「初心者が黒スキニーを選ぶべき理由」を述べました。
何度も繰り返しますが、「黒スキニーを選ばないとおしゃれになれない」わけではありません。洋服選びには個性があってしかるべきですから、別にここにこだわりすぎる必要はないのです。ただし何も知らない人にいきなり「個性」と言われても、右も左もわからず混乱するだけです。
ギターを弾いたことのない人は必ず「初心者はどんなギターを買えばいいですか?」と質問します。
しかし何故か多くの人はそれに対して「自分の感性や好みによるものだ」と回答してしまい、初心者はさらに混乱を深めます。
多少の誤解があったとしても、100点満点の満足度を保証するものでないにしても、「まずはこれで頑張ろうね」と最初の一歩を踏み出す勇気を与えてあげるのが先人の優しさではないでしょうか。ファッションは特にこの「優しさ」に欠けた業界でした。だからこそ私は一番最初は個性を気にせず「まずはここから始めてください」と黒スキニーを推すことにしているのです。
だからこそ別に黒スキニーにこだわりすぎることもありません。ただ上記を読んで少しでもおしゃれの楽しさや、深さを知ってもられば幸いです。おしゃれは論理的で理知的でとても面白い世界です。決して「センスのある人」だけの特権的な趣味ではありません。全てを論理的に解説できるアカデミックな理解が出来るものなのです。
興味があればぜひ今後もこのブログ、YouTubeチャンネル・・・そしてさらに深く面白い解説を毎週5万文字で配信しているメルマガを購読ください。6年間配信しておりホリエモンさんと購読者数で並ぶ日本1,2位規模の有料メルマガです。興味のある方はぜひどうぞ。
教科書の様に読んで「おしゃれ」をマスターする唯一無二のメルマガ
毎週日曜日配信のメールマガジン「現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断」では、具体的なアイテムや着こなしまで指南した内容を毎週なんと5万文字程度のボリュームで配信しています。
月540円で、雑誌などよりも遥かに具体的なファッション指示書が送られてきます。
想像してみてください。
周りの友人から「最近なんでそんなおしゃれになったの?」と言われているあなたを。洋服屋さんに入ってショップスタッフに話しかけられてもビクビク臆せず対応できるあなたを。普段なら気負う様な高級レストランでも彼女を堂々とエスコートできるあなたを。
それらが実現できるようにフルサポートするのがこのメルマガです。
ユニクロなどのファストファッションでおしゃれをする内容はもちろん、今のトレンドやファッション情報を網羅したもの。中にはQ&Aやコーディネート診断など個別の悩みにも答えるコンテンツも用意しています。
試し読みをして気に入らなければ初月解約で全く構いません。
タダで読んで辞めたければ当月で辞めてください。全く構いません。
私はこれで日本のメンズファッションを変えるつもりです。
10年以上かけて構築した論理であり絶対の自信があります。
騙されたと思って読んでください。
おかげさまで日本最大のメルマガ配信スタンド、
「まぐまぐ」様のメルマガランキングでは人気第2位となりました。(日本のメルマガの金字塔である堀江貴文さんが第3位)
登録は上部メニュー「メールマガジンはこちら」から、もしくは下記リンクよりどうぞ。
※携帯キャリア決済を希望される方はこちら(note)から登録ください。(内容はまぐまぐメルマガとほぼ同様です)
スポンサーリンク